劇場公開日 2024年5月3日

無名のレビュー・感想・評価

全88件中、1~20件目を表示

4.0トニー・レオンの“色気”に酔いしれるスパイ・ノワール

2024年5月7日
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鑑賞方法:試写会

興奮

幸せ

萌える

 アジアを中心に世界の名匠たちの傑作で映画史に残る名演を残してきたトニー・レオンの“色気”に久々に酔いしれることができる作品です。ウォン・カーウァイ監督「花様年華」、アン・リー監督「ラスト、コーション」などの作品でみせた、ビシッと決まったヘアスタイルとスーツ姿にタバコ。完璧な身なりと巧みな言葉使い、醸し出される大人の余裕とどこか自己陶酔しているようなダンディな男を演じさせたらアジアで彼の右に出る者はいないのではないでしょうか。

 禁断の愛を描いたラブサスペンス「ラスト、コーション」も舞台が1942年の日本軍占領下の上海で、タン・ウェイが演じる抗日運動の女性スパイに命を狙われる日本軍傀儡政府の顔役をレオンがエロチックでニヒルに演じていました。

 「花様年華」の舞台は1962年の香港で、それぞれ家庭を持つ男女の不倫の愛を描いた大人の“純愛”ドラマです。マギー・チャンが演じた商社の秘書と交わす“視線の愛”。レオンが演じる新聞編集者の男がつのらせていく思いをくゆらせるタバコの煙や背中などで表現。両作品でも当時のファッション(スーツ)を難なく着こなし、タバコを吸う所作ひとつで色気たっぷりに見るものを魅了しました。

 また、警察とマフィアにそれぞれ潜入した2人の男の生き様を描いた香港ノワールの傑作「インファナル・アフェア」でみせていた潜入捜査官を彷彿とさせるスパイのギリギリの心情を、「無名」でも抑制のきいた佇まいで演じ、昨年60歳を迎えたレオンが、スタントなしのアクションで迫力の対決シーンを演じているのも見どころのひとつとなっています。

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和田隆

3.0世界観がすべて

2024年5月22日
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鑑賞方法:映画館

難しい

トニー・レオン主演ということで観に行きました。

しかし全く分かりませんでした。歴史が苦手なので、時代背景やどういった組織がスパイしているのか分からない。日本人は一人いるけどあとは中国人ばかりだし。話が進んでくれば多少は理解できるかなと思ったけど、分かりませんでした。

ワン・イーボはカッコよかったし、ダンサー役のチャン・ジンイーも美しかった。世界観は良かった。しかし、日本人は日本語で中国人は中国語で会話して、二人の会話で成立するのならどちらかに統一しろよと思う。その日本人もかなり多くの場面で出演しているのに扱いヒドい。パンフレットのCAST紹介はたったの2行。

スパイ映画なのでもっとアクションシーンがあると思ったけど、すごく少なかった。ノワール映画だから、ある程度でもアクションを期待するのは間違いだった。だから今回は上映後のメイキング動画付き上映だったけど大したことなかった。

ストーリーだけなら全く理解できていないので低評価。しかし、世界観と俳優陣のカッコ良さ、美しさ、そして今後理解出来る事に期待して評価します。

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imaxmax

5.0リピートしてます!!

2024年5月22日
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初見は時系列をバラバラに散りばめた展開に翻弄されつつ前半は必死に食らいつく感じで、後半はワン・イーボーとトニー・レオンの死闘ぶりが圧巻で見入っている間に終盤そうゆうことだったのかあ!!という気持ちの良い衝撃を受けて放心でした…
間を空けずに2回目、それぞれの心情が初見時と色々違って見える面白さ。さらに鑑賞後のレビューを読んでいると自分のまったく気づいていないポイントがたくさんあって、そこを確認したくなりもう一度観る→また知らないポイントを知ってしまう→さらにまた観るを繰り返しています。
個人的にワン・イーボーさんの表情とかとても刺さる、イエ氏はこの人のためにある役なんだなってとても思います。

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たま

3.5時系列が複雑だけど

2024年5月20日
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鑑賞方法:映画館

単純

単純な話のため、わざと時系列を複雑にして、お話に重厚感をだそうとしている感じがした。本編上映の冒頭に、沢山の機関や会社名がでてくるが、中国共産党らしいものもあった。プロパガンダ映画としてみれば、結末はおのずと見えてくるものである。豪華な中国人俳優の実力は確かだし、顔もいい。奥様方がよろこぶのもうなずける。しかも、画期的なのは、日本人は日本語を、中国人は中国語を互いに話し、通訳なしで会話を成り立たせるという力業には驚いた。こんな方法もあったか。スマホの通訳機能がますます進歩すれは、これが普通のことになるということ。語学学習すら必要のない近未来映画として見てもおもしろいのでは?

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うさぎさん

2.5残酷で間抜けな日本人。中国本土で大ヒットした映画

2024年5月19日
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shibadog

1.5プロパガンダ

2024年5月18日
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私はノンポリですが、残念な内容でした。中華人民共和国の映画ですね。トニーレオン?

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Ka19541103

4.0匂いは有れど視点はドライ

2024年5月18日
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鑑賞方法:映画館

今起こっている戦争を"他人事"にしない為にも観ておいた方が良い作品。但しかなり複雑なので、ある程度の予習は必須かもしれない。そんな最中に展開されるアジアンスパイノワール。そんな映画としての重厚なエンタメの側面も見事なので、肩ひじ張らずに観るのもまた良し。本土、というよりかは香港映画のニュアンスが強いので、そこまでプロパガンダフレーバーがくどくないのも好評価。お試しあれ。

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lynx09b

3.0てんこ盛り過ぎ

2024年5月17日
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鑑賞方法:映画館

単純

トニー・レオンはこういう大文字の歴史ではなく、ひっそりした静かでやさしい儚い、でも確かな、一人一人が愛しいお話の中でこそ生きる俳優だと思います。カンフーもスパイ映画も何でもできる役者さんだけれどそこは彼の居場所ではないと私は勝手に思っています。この映画で彼は色んな帽子を被っていたけれどあんまり似合ってなくてそれも残念でした。でもトニー・レオンの笑顔を見ると幸せになってしまう。

最初は理解しようとしたし時間軸グルグルも楽しんだけれど、途中でもう諦めて映像のみを楽しむことにした。それが最後はアクションになるし音楽が大袈裟でちょっとげんなりしてしまった。

ワン・イーボーのセリフ「あなたにはずっと日本軍の軍服を着ていてもらわなくては困る、見分けるために」は、タランティーノの「イングロリアス・バスターズ」でブラピが最後、クリストフ・ヴァルツに言ったことと基本同じだ。この映画の中の唯一のブラボー台詞でした。

とはいえ、この映画は中国映画。香港映画ではない。それが心から悲しい。広東語を浴びるほど聞きたかった。(普通話ともいう)標準北京語と広東語では響きもメロディーも語彙も違う。私は広東語できない!でも愛と気合いでわかる!

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talisman

4.0これは2回目の鑑賞必須!

2024年5月17日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

難しい

オッペンハイマーに遜色ないくらいの映像美と編集マジックに彩られたスタイリッシュな作品。
前半は完全に置いてきぼりだったけど、この人敵?味方?と監督の手のひらの上で転がされ、翻弄されながら、手に汗を握る。気がつくとどんどん構造がわかってきて…
これは2回目鑑賞の時はまた気づかなかったことに気づいて、全く違う鑑賞体験になるやつ。配信が待てない…のでまた劇場に行ってしまうかも(笑)
そしてさすが中華作品、場面場面で美味しそうなものがたくさん出てきて空腹で観に行った私はいろいろ食べたくなりました(笑)

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らべ

4.0わざわざ

2024年5月16日
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興奮

知的

無理に日本語の台詞にしなくても良かったんじゃないかな?
各キャストの視点での演出は良かったです

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nami

1.0背中に馬鹿でかい日の丸がついたシャツ

2024年5月16日
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紅城まこ蔵

1.5助演男優賞 ワンコ

2024年5月16日
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寝られる

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マタンゴ621

4.5中国人が日本兵を間抜けに

2024年5月15日
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悲しい

知的

難しい

時は太平洋戦争前の日中戦争の上海が舞台ですね。
内容を掴むのに苦労します。
後から内容を告白するタイプで最後には内容が解ります。
役者が良いので作りは良いですね。

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こえん

2.0無題

2024年5月15日
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スパイノワールという文言に惹かれて観に行きましたが、時代背景の複雑さや中国万歳のオーラについていけずで乗れなかったです。

作中で日本語と中国語のまま会話できているところに強烈な違和感を感じてしまい、そのままならともかく、普通にイーボーさんが日本語喋っていて、じゃあどうやって会話できてたんだ?と監督がそこをコントロールできてなかったなぁと思いました。

アクションシーンはとても素晴らしく、狭い空間を活かしたものがあってそこはとても良かったです。
リアルな殴り合い、本気で殺そうとする目線だったりと豪華なものでした。

エンドロールの曲、字幕がついてるのかなと思ったら本国の歌詞のまんまというところでまたズッコケてしまいました。何も分からん…。

もっとこの時代について知っておけば…なんてところはあるんですが、流石にこの時代ピンポイントで中国の文化を知るってのは難しいなあとなって劇場を後にしました。

鑑賞日 5/13
鑑賞時間 17:20〜19:35
座席 F-6

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ブレミン

2.5加トちゃんペ

2024年5月15日
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娯楽映画としてはよくできているし、女優さんはきれいだし、チャン·ジンイー Jingyi Zhang なんかビビアン·スー Vivian Hsu 似でかわいいし、森博之って俳優(初見:無名?)が藤竜也や渡辺謙並にかっこいい。
面白かった。

だが、
加トちゃんペ
完全にナメられてる。
おちょくられてる。
原題は hidden blade.
青龍刀抜いてきたね。
全然隠してない。

トニー・レオンがガレッジセールのゴリさんを経て、最初から中川家兄に見えるのがちょっと淋しかったなぁ。
カンフーアクションは悪ノリ気味。
ワン・イーボーちょっと線が細いけど、色気あるね。
最近はすっかりぼっちキャンプ芸人のヒロシに似てなくもないけどね。

片足切断された可哀想な犬は汪兆銘の象徴として描かれていたんでしょうね。
大昔から一筋縄ではいかない中国大陸の二重、三重スパイアクションはフィクションなのかノンフィクションなのか謎めいていて面白かった。

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カールⅢ世

3.0ノーランフォロワーか?!

2024年5月14日
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トミー

3.5スパイノワールという名のヘンテコ映画(←褒めてる)

2024年5月14日
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スパイノワールと言いながらも誰が何のためにスパイしてるのか時間の魔術師ノーランさんの真似っこのよぉでアッチにコッチに時間を動かすから観てる側がついていけてるような置いてきぼりになってるよぉな……なんともヘンテコな映画。

でもそのヘンテコ部分をさて置いたとしても、詩的な言い回しだったり、絵画的な美しさだったり、ある種のホラーとも思えるようなキモやグロの連続で色んな種類のゾワゾワがずっと続いてた😂

とりあえず、ワン・イーボーは360度どこから見ても整ってた。だんだんターミネーターに見えてきた。
トニー・レオンは水道橋博士にしか見えなかった。
周迅💕如懿〜❤ ❤ ❤

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らまんば

3.5時代背景等が難解だけどストーリーが面白い

2024年5月14日
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映画中の音楽がとても素敵なのと、音響も良く映画館で観て正解な映画

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アンバー

4.0もう少し親切設計で…

2024年5月13日
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なんとなくで観てるとめちゃくちゃ面白そうなんだけど、国民党・共産党・日本軍それぞれにスパイがいて、それぞれに二重スパイだったり因縁があったりと、ちゃんと理解しようとすると複雑で分かりづらいのに説明が少ない…
更に時系列まで弄られるとさ、ホントに分かんなくなっちゃったよね。あれ、このシーンあれより後だったんだ…とかね、普通に思ったよね。沢山あったし…理解が難しい…何年のことです、ってのもたまにしかテロップ出ないしさ…
そういう意味で、もう少し親切設計でお願いしたい…
間違いなく面白いんだから、もう少し親切設計にして欲しかったな、ってのが正直な思いです…邦画みたいに説明し過ぎもつまらないけど。
役者さんたちの芝居はもう間違いないし、特にチャン・ジンイーさんの美しさは出色。「あなたがここにいてほしい」も良かったよね…

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ぱんちょ

3.5マダムの鑑賞率95% 満席でした

2024年5月13日
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悲しい

興奮

知的

トニー・レオンとワン・イーボーのファンだろうか
男は私以外2人くらいしかいなかった
スパイ物語にこんなに女性が集う理由は
主演の二人の魅力に尽きるのだろう
映画は純粋に面白かった
最初に細切れのようにシーンが展開していくが
後半にそのシーンで何が起きていたかを全部回収してくれるので
わかりにくいという事は無い
このシーンの切り取り方が、より物語を面白くしている

あと、女性ばっかりの空間に2時間以上浸りたい男性にも
おすすめする(冗談です)

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椿六十郎