ゴジラ-1.0/Cのレビュー・感想・評価
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黒が深く恐ろしい、白は目が潰れるように眩しい
海とゴジラの黒は希望絶望を塗り潰すほど濃い
酷評されもした登場人物の感情もより際立った
民間から起ち上がった火を使えない軍隊、命を重んじた特攻という設定で国家主義者をかわしている
こちらも
アリ!
子どもの頃観てたのが、白黒ゴジラ世代にはこちらが馴染むかなぁ。
特に物語が戦後の昭和設定なので、こちらの方が雰囲気ある。
ただカラーにはカラーの、白黒には白黒の良さアリ!
要はどちらもアリ!
甲乙つけ難い!
カラー版が娯楽映画とするならモノクロ版は戦後ドキュメンタリーのようだ
カラー版を観賞して良かったのですがモノクロで上映すると聞き興味津々。
カラー版でもメッセージ性やゴジラの恐怖、登場人物のストーリーとどれも良かったこの作品がモノクロになってどのように感じるか想像もつかなかったが、すべての面でモノクロ版は最高だった。
何が良かったかというとサントラを含めた効果音がモノクロ映像と相まってカラー版よりもゴジラの存在感、恐怖感が際立つように感じる。また俳優人達の表情がしっかり見えカラー版だと背景に目がいくが表情に集中して見れる。
決して背景がボヤケたとかでなく、破壊された街や船、屍がリアルに感じるのです。
カラー版を観た人もまだ観てない人も是非このモノクロ版を観て頂きたいですね。邦画史上に残る傑作と呼ばれるに違いないです。
今回気付いたのが戦闘機のシーン、映画「永遠の0」、わだつみ作戦の決起の際には映画「アルマゲドン」のサントラをイメージしました。オマージュなんでしょうか。
何度観ても整備員立花が敷島に「生きろ」と言うシーンからの特攻でなくちゃんと脱出して胸を撫で下ろすシーンは泣けました。
モノクロ版、ゴジラの良さ、恐怖感が引き立っていてお薦めです。
モノクロ画面になって一皮剥けた
ゴジラ-1.0がモノクロに再編集されたというので、遅ればせながら観に行った。
映画としては、マイナスワンより遥かに面白い。ゴジラの不気味さが強調されているし、登場人物の大げさな台詞に違和感がない。伊福部メロディが鳴り響いた時は、「よっ千両役者!」と声を掛けたくなる。
マイナスワンを観た方は、是非もう一度観るべし。必ず新たな発見がある筈。
そうそう。
入場者特典のアートボードを椅子に置き忘れちゃったんだ。馬鹿だねえ。
真っ暗な環境で観るモノクロ作品への「没入感」が新鮮な驚き
凄い映画が出現したというのが率直な感想。色というある意味「ノイズ」が除去されたことで、作品を構成するストーリーや画像輪郭、セリフやサウンドがぐっと浮き出てきて、作品本来の「圧」が格段に強化されたこと。終戦前後という時代背景にマッチしたモノクロ映像が却って物語のリアルさを増したこと。そして何よりも、真っ暗な映画館で観る美しいモノクロ作品に対する「没入感」そのものが新鮮な体験だったこと。などがその理由です。
カラー版との比較を楽しむというのもアリですが、どちらかを選ぶとしたら断然モノクロ版を推します。
白黒版が完成品です
カラー版を見て当時に近い年齢としてはアラが目立ってがっかりでした。
しかし白黒版はそのアラの多くが上手く隠れていました。
敢えて言えば白組が出過ぎている。これは白組のせいではない。白組をスパイスとして使うなら良いけどあまり使い過ぎるとかえって怖さが半減する。
とりあえずは見て良かったと思う。
カラー版を観てなくて、これから観ようって方はカラー版をお薦めします...
カラー版を観てなくて、これから観ようって方はカラー版をお薦めします。
モノクロ版はノスタルジーはあるけれど、どうしても情報量が落ちます。
監督からのメッセージは、貪欲にむさぼってほしい。
2回目以降の人は、色が変わることで、観る側の気持ちがどう変わるのか検証しながら観るのもいいと思います。
何度見ても、進んで「貧乏くじ」を引きに行く男たちはかっこいい。
全力で、目的を遂行しようとする姿はかっこいい。
モノクロだろうが、かっこいい。
でも、ブルーレイを購入するなら、カラー版を選びます。
本家アカデミー賞の作品賞でもノミネート願う!!
ゴジラマイナスワン 3度目の鑑賞は、モノクロ版
白黒って事で、鮮明な部分がボヤけて恐怖感が増し増しになり面白さも倍増して、確実に日本特撮映画ナンバーワンになってた‼️
行くべし観るべしです🎬
一つ気なったのは、カラー版ではそこまで気にならなかった蔵之介さんのテンション浮いてたけど・・・
明子ちゃんの演技には、毎回涙なので、プラマイゼロ!
白黒の方がいい
モノクロになることによっていい感じに情報量が減ってカラー版よりも楽しめました。
カラー版だと気になっていた深海魚のチープさもやある場面の波の消え際やビルが崩れる場面の瓦礫のジャギー感もモノクロだと気になりません
まあ、相変わらず主人公2人やゴジラの優しい犬顔、長目の腕のデザインや表皮の動きは気に入りませんけどねw
それを踏まえても面白いんです。
最初からこれもありか
2024年劇場鑑賞10本目。
カラー版はscreenxで観たのでマイナスカラー版は4DXかIMAXで観たかったのですが、4DXは震災でまだ対応している映画館が閉館していて、IMAXはカラー版しかやっていなかったので普通の映画館で観ました。
内容は元が満点なので、後はモノクロにした効果ですが、モノクロはモノクロでやはりなんとも言えない味わいが出ます。もちろんカラーの方が派手なので、最初は自分はそちらから観ますが、人によってはモノクロ版からでもいいのではないかと思います。ただ、できればシンドラーのリストの少女の赤い靴のようにワンポイントだけカラーという演出を見たかったです。
昔の日本映画を参考に丁寧に作り上げられた作品
予告編で銀座の街にゴジラが現れているのを見たので、これは銀座で観よう!と銀座の東宝系の映画館を捜して、「TOHOシネマズ日比谷」でモノクロ版の当作品を観てきました。
カラーの方はまだ観ていないので、これが初見になりますが、本当に終戦直後から1950年代にかけて製作された、当時の日本映画を観ているよう感じがしました。
敗戦して焼野原になった日本。変わり果てた街には夢も希望もなくて、それでも生きていく人々。戦場で死に損ねた特攻隊員や復員兵、戦災孤児が肩を寄せ合い、生きていく。そんな混とんとした時代に突如現れて全てを破壊していくゴジラ。お国のために戦った日本の元軍人たちがゴジラ退治に向けて結束していくという流れがとても自然で、当時の日本の様子も丁寧に再現されていて、さらにゴジラのVFX(というのでしょうか)がとても素晴らしい。ハリウッド映画に並ぶ完成度で、「すごい!すごい!すごい!」と感動しました。
モノクロ版を先に観たのは正解だったと思います。
有楽町や数寄屋橋のあたりの街の風景は、戦前の映画の実写を元に再構築したのでしょうか?
山崎貴監督は日本で最もVFXを得意とする監督だと聞いていましたが、その技術も、終戦後の日本人の描き方も秀逸で、すばらしかったです。
日本映画復活!!
最高の気分で帰宅しました。
モノクロ世界感いいですね
カラー版を先に観ており、展開も結末も知ってはいるものの、モノクロの世界は、とても新鮮に感じました。同じゴジラでも、違うイメージで、怖さが増していました。カラー版からの置き換えではなくて、最初から、モノクロを意識して、工夫した色調や、ライティングで作るのもアリだと思います。
カラーより先にモノクロを見たかった!
平成生まれでVSシリーズ好きな私からしたら、カラーもおもしろかったが物足りなさも感じていました。
怪獣同士のバトルが見たいなと
でもモノクロ版は、ゴジラVS人だからこそいいと感じました。
ゴジラにほんまに恐怖し絶望することができました。
ゴジラのテーマ曲もモノクロにここまで一致するもんなんですね。
できることならカラーの記憶を消して先入観なしで味わいたかった…
白黒にしただけなのに。
◇カラー版は高評価で何度か見た。何度も見たと言っても、ゴジラが暴れるところを見に行っただけだ。特に熱線吐く前のところがお気に入り。
だけどゴジラ暴れる部分がもっと見たかったから、ショボいドラマ部分(すまん監督)減らしてゴジラの部分増やせば良かったのにと思った。役者の演技は皆うまいなと思った。
◇白黒版にはゴジラの怖さをより感じたし、ドラマ部分も引き込まれたのでゴジラが暴れる部分もこれだけで満足した。白黒版はカラー版より満足度が高い。白黒にしただけで、これ程印象が変わるとは思わなかった。イヤ驚いた。
ただ単に白黒にしただけでなく、コントラストや、明るさ暗さも場面によって調整したのかもしれない。
でも監督、脚本はヤッパシ今度から他の人に頼みたまえ。
□◼️白黒になって感じたこと□◼️
① カラーの時よりゴジラを怖く感じた。何か分からない、黒くておぞましくい不気味な何かがうごめいている感じが強まったからだと思う。
② 背景から受ける印象がより強調されて感じられた。
戦後、つぶされた家屋の残骸がまだそのままなのが、白黒になっただけなのに本当の戦後っぽく見えた。白黒になって部屋の中が暗くて見ずらくなったが、そのことで淋しさや悲しみをより強く感じた。
③ 顔の表情が強調され、セリフも重く感じられた。
・カラーではショボいと思ってたドラマ部分(すまん監督)さえ良く思えた。神木、浜辺、山田、青木、吉岡、安藤、佐々木のセリフや表情が、カラーの時より心に響いた。
・佐々木蔵之介さんの少し陽気すぎると思えた大声も、少しおとなしめに感じて自然に感じて良かった。
・神木さんの苦悩する表情のアップが、カラーの時より重く苦しく感じられ、セリフもより心に染みた。
・浜辺さんの「わたし、奥さんなんかじゃありません」なんていう後ろ姿のセリフにさえ、カラーの時以上の寂しさ悲しさを感じた。
・山田さんが、 「 (手を骨折してて) 足手まといになるから作戦には参加するな」と言われた時の、「また自分は戦いに加われないのか、置いてきぼりなのか」という戸惑いと悲しみの表情もカラーの時より心に響いた。
④ 原爆実験のときと、ゴジラの熱線による爆発のときのキノコ雲が、カラーの時より恐ろしく感じた。銀座の黒い雨も白黒のほうが怖かった。そのあとの神木の叫びに込められた恐怖感と絶望感も強く感じた。
▽▲これから作られるゴジラ映画は、白黒を標準、基本にしたほうが良いのではと思った。
正規版はマイナスカラーとしても良い
マイナスワンは、2023.11.3の公開初日にエキスポシティ109シネマズの超巨大IMAXで鑑賞しました。
ものすごいVFXの迫力と、エモい劇伴が非常に気に入ったので、マイナスカラーも鑑賞する事にしました。
大阪では小規模スクリーンの上映ばかりでしたが、梅田TOHOシネマズだけは、700席のプレミアムスクリーンでの上映で、相変わらずの大迫力でした。
カラーに比べて圧倒的に情報量が減った事により、そこに映っているのが何なのか(例えば大戸島のシーンで、ゴジラ来襲後の橘の作業服のシミが、油汚れなのか血糊なのか等。)の判別が付きづらくなるので、それに伴う不安感や不気味さが倍増した様に思います。
人間というのは、正体不明な物に遭遇した際、それが何なのかが判れば安心して怖さが軽減されますが、何なのか判らないままだと、モヤモヤした不安感に苛まれる生き物だと思います。
その意味では、大戸島の呉爾羅や、東京大空襲の焼野原、ゴジラ来襲後の銀座の瓦礫等、情報量減少に伴う不気味さが漂っていました。
いまだに第一作の評価が高いゴジラシリーズなので、時代設定しかり、モノクロにした事は、原点回帰に一歩近付いた気がしました。
カラーである事によって認識出来ていたVFXのアラ的な部分も上手くカモフラージュ出来ていて、本当の戦時中の映像であるかの如く錯覚して、ドキュメンタリー的なリアル感も倍増した印象でした。
また、典子の首の字が高コントラストで鮮明に見えましたし、放射熱線を吐く前に大きく吸い込んでいる空気の流れや、脱出装置で敷島が飛び出す瞬間も、今回初めてハッキリと目視出来ました。
本作に限っては、マイナスカラーを正規版として、それを天然色加工したのが、バージョン違いのマイナスワンだという位置付にしても良い位の完成度の高さだったと感じました。
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