劇場公開日 2024年1月12日

「カラーが自分には合っていた」ゴジラ-1.0/C 花鳥風月さんの映画レビュー(感想・評価)

4.5カラーが自分には合っていた

2024年1月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

マイナスカラーよりもやはりカラーの方が自分には合っていたと思います。
ゴジラの熱戦放射時の背中の棘が綺麗に青く光る色はモノクロでは白になりましたね
あそこだけ青の色をのせるとかできたらいいなぁと思いました。
モノクロの映画をカラーに直すみたいなカラーリマスター的な演出があると
面白いのに。

ただ、キャストの表情については細かい感情まで鑑賞できました。
特に震電を操縦した時の神木隆之介さんの表情がインパクトがありました。
一瞬ですが離陸直後 コックピットを見渡して満足そうに微笑んでいたような。

カラーの時は、窓の外の景色とゴジラがどこにいるんだって操縦者目線になっていました。
が、マイナスカラーは、
橘の言っていた「(零戦)不具合品」から極地戦闘機の震電に乗り換えたときの
パイロットとしての驚きと喜び(それが命かけであっても)
「これならいける」と敷島が思ったんじゃないかっていう心の動きが
マイナスカラーでは見えた気がします。

マイナスカラーはキャラクター心情・時間経過による変化がはっきりとわかる気がします。
安藤さくらさん・青木 崇高さんなど
あとは、明るい太陽光なのか暗い焼け跡なのか…
ただ、機雷掃海船が木造船なのかどんだけボロボロなのかの素材感みたいなものは
残念な感じです。
それがはっきりわからないと敷島の「えっ」っていう笑える
リアクションはわからないよなぁ~と思いました。

ゴジラはマイナスカラーにすると確かに、怖いです。カラーだとイケメン
ですものね。どなたかが言っていたかわいい感じ…形状はものすごく好きなんですけど。

カラー版が自分的にはあっていたかな~と思います。
カラーをもう一度IMAXで観れたら最高なんだけど。無理だろうな~

花鳥風月