サイレントナイト

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サイレントナイト

解説・あらすじ

「男たちの挽歌」「フェイス/オフ」などを手がけたアクション映画の名匠ジョン・ウーが、声を失った男の復讐劇を全編セリフなしで描いたリベンジアクション。

家族とともに幸せな日々を過ごしていた男は、クリスマスイブの日にギャング同士の銃撃戦に巻き込まれ、愛する息子の命を目の前で奪われてしまう。自らも重傷を負った彼は、どうにか一命を取り留めたものの声帯を損傷。絶望を叫ぶ声さえも失った男の悲しみは、いつしか激しい憎しみへと変わっていく。悪党たちへの復讐を決意した男は、次の12月24日をギャング壊滅の日に定め、過酷な戦いへと身を投じていく。

「スーサイド・スクワッド」シリーズのジョエル・キナマンが主演。「X エックス」などの作品で俳優としても俳優としても活躍するラッパーのスコット・メスカディ、「そして、ひと粒のひかり」のカタリーナ・サンディノ・モレノが共演した。

2022年製作/104分/R15+/アメリカ
原題または英題:Silent Night
配給:クロックワークス
劇場公開日:2025年4月11日

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映画レビュー

3.0新しい言語への挑戦

2025年2月16日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

単純

興奮

『ペイチェック 消された記憶』以来、ジョン・ウーの約20年ぶりとなるアメリカ資本作。殺された息子の敵討ちというストーリー自体は『フェイス/オフ』と同じだが、大きな特徴は復讐を誓う主人公が声を失ってしまったという点。それに伴い主要人物の大半がセリフを喋らない手法がとられている。
「戦いのシーンだけでなく、音やパンチの衝撃、さらにはカーチェイスまで、すべてを観客に情報を伝えるための新しい“言語”として使った」と述懐するウーの挑戦だが、ガンファイトにカーチェイス、キリスト教、ダンス、二丁拳銃といった彼のモチーフはちゃんと抑えている。展開がいささか荒唐無稽なのもウーらしさとポジティブに解釈。ただ、ウー作品に欠かせないものだった“白い鳩”だけは登場しない…と思いきや、実は違う形で登場させている。
にしても主人公を演じたジョエル・キナマンはリメイク版『ロボコップ』では全身が機械となり、『サイレント・アワー』では聴覚障碍になったりと、身体に難を抱える役どころが多いのは何故か。
本作も、『狼 男たちの挽歌最終章』をセルフリメイクした次作『ザ・キラー ジョン・ウー 暗殺者の挽歌』もアメリカでは不振だったようだが、気落ちすることなく今後もジョン・ウーにはアクション映画の新たな見せ方を模索してほしい。

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