「観たいものを全部観せてくれた」映画 からかい上手の高木さん Scottさんの映画レビュー(感想・評価)
観たいものを全部観せてくれた
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序盤は永野芽郁の『かわいいでしょ、私!』っていう演技がくるんだよね。《俺物語!!》以来。
ストーリー追おうと思って観てるんだけど、永野芽郁が出てくると「永野芽郁はかわいい」以外の感想がなくなっちゃうの。
そこから話を進めて中学生の恋愛を描くね。恋愛に関しては中学生の方が上手という設定で、生徒が先生の恋愛を見守る感がすごい。
そして斎藤潤だね。《カラオケ行こ!》《瞼の転校生》と観てきてたから「またしても斎藤潤」という感じ。うまい。それで観てるときは「斎藤潤かな?」と思うけど分かんないんだよね。成長期で見た目が少し変わってくからもあるんだけど、役に成り切るのがうまい。
「いやあ、いいクッション入った」というところで、本題の高木さんと西片の恋に。ブーケを拾いにプールに飛び込むところはなんか感動する。なんでだろ。今泉力哉監督うまいな。
今泉監督は「『好き』ってなんだろ」という話ばっかりやってる気がするんだけど、その研究成果を出してきたね。それを永野芽郁と高橋文哉の二人芝居で延々やるという。ここは好みが分かれそうだったけど、僕は「なるほど」と思いながら観ちゃったな。
この頃の「好き」の定義は「あなたと一緒にいるときの私が好き」があるのかな。《三日月とネコ》でも言ってたし。
ラストどうするかは難しかったろうね。もう一回すれ違わせて続編ぶくみでもいけたと思うし。「からかうのは好きよりもっと好き」でまとめたね。
原作が面白く、それを今泉力哉監督が永野芽郁を主演に迎えて映画化するということで、期待も高かったし、その期待したものは全部観せてもらったよ。
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