ディア・ファミリー

劇場公開日:

解説・あらすじ

世界で17万人の命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルの誕生にまつわる実話を映画化したヒューマンドラマ。

1970年代。小さな町工場を経営する坪井宣政と妻・陽子の娘である佳美は生まれつき心臓疾患を抱えており、幼い頃に余命10年を宣告されてしまう。どこの医療機関でも治すことができないという厳しい現実を突きつけられた宣政は、娘のために自ら人工心臓を作ることを決意。知識も経験もない状態からの医療器具開発は限りなく不可能に近かったが、宣政と陽子は娘を救いたい一心で勉強に励み、有識者に頭を下げ、資金繰りをして何年も開発に奔走する。しかし佳美の命のリミットは刻一刻と近づいていた。

大泉洋が主人公・宣政を熱演するほか、妻・陽子役を菅野美穂、娘・佳美役を福本莉子が務めた。主人公のモデルとなった筒井宣政氏と20年以上にわたり親交のあるノンフィクション作家・清武英利による膨大な取材ソースを基に「糸」の林民夫が脚本を手がけ、「君の膵臓をたべたい」の月川翔が監督を務めた。

2024年製作/116分/G/日本
配給:東宝
劇場公開日:2024年6月14日

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受賞歴

第48回 日本アカデミー賞(2025年)

ノミネート

主題歌賞
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(C)2024「ディア・ファミリー」製作委員会

映画レビュー

5.0実話か、すごいなあ

2025年5月11日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

泣ける

興奮

どこまで泣かすねんていうくらい泣かされる映画。一番最初のレポーターまで最後の最後に伏線回収しにくる。
そのシーンが一番泣いてしまった。
素晴らしい家族、工場の従業員の皆さん、医療研究者たち、みんな泣かしにくる。
絶望的な状況の度に自分もつらいのに気丈にそれで、「次はどうするの?」と励ます妻。
妹の前ではいつも明るく振る舞ってるのに陰で泣いてる長女。
なによりも「私の命は大丈夫だから、その知識を他の人のために使って欲しい」と言った佳美。など書いてたら切りが無い。

医大教授の冷たさには憤りを覚え医療従事者たちの頑張りを余計に光らせてくれる。
最後に、教授が仕方なしに謝るシーンは「あほ!ボケ!」と心の中で叫んでた。

医学に貢献するのは何も医者だけじゃないというのが理解できたし
MRIやCTなど医療機器は色んな業種の人たちによって開発されている。
この映画を見るまではIABPバルーンカテーテルの存在は知らなかったけれどお医者さんにはぜひ見て欲しい映画やなあ。

最後まで笑いを取りに行かなかった大泉洋さん、「次はどうするの?」

見終わったら自分も何か諦めない物を見つけたいなあと思った。
それに向かっていったら自分の人生も少し輝いて見えるかも知れない。かな?

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♪エルトン シン

4.0未来へ繋げる

2025年5月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

泣ける

幸せ

今作と「20歳のソウル」で、ここ数年の泣けた映画2トップだな
偶然だけど、どちらも実話ベースで福本莉子さんが出演
ただの難病物と侮るなかれ 奇跡が起きるわけでもないが、ただただ悲しい訳でもない。なんか清々しさがあるんだよね

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シン

4.5思った以上に感動的。「あきらめの悪さ」の素晴らしさ

2025年5月5日
PCから投稿
鑑賞方法:その他

国際線の映像サービスで鑑賞。
人工心臓なんて無謀な挑戦なのは明らかで、うまく行かない話なんて面白くないだろうと思って観ていませんでした。でも、主人公のセリフにもあった「あきらめの悪さ」が、この映画の大きなテーマで、泣かされました。
そのあきらめの悪さの元は、娘の健気な性格があり、説得力があります。特に彼女の日記が感動的です。

後半の人工心臓から方向転換するところも物語のポイントで、説得力があります。一言では説明できない事情があり、方向転換の決断に共感しました。

映画冒頭のインタビュアーが、実は・・・というのは、ちょっとやりすぎと感じました。この場面のセリフや演出も現実にはあり得なさそうで、不自然さを感じたので、少しだけ減点しました。

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p.f.naga

3.5美談ではあるが

2025年4月26日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

幸せ

美談✕プロジェクトX。しかし、これだけお金を掛けることができたのは特殊なケース。実際には会社で利益を上げながら開発投資ができたのだろうから、人工心臓とバルーンカテーテルに全力投球してたわけではないと思う。

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共感した! 2件)
あらP★

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