劇場公開日 2024年1月26日

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コット、はじまりの夏のレビュー・感想・評価

全148件中、21~40件目を表示

3.0キャサリンクリンチ

2024年5月4日
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アイリッシュの娘は本当に日本人好みの顔で宜しい。ただこんな可愛い子どもを邪魔扱いする理由が曖昧で深みが出なかった気がします

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michi

5.0居場所

2024年5月3日
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鑑賞方法:映画館

パンフレットにあったコルム・バレード監督のインタビューに、「ミツバチのささやき」(73)に触れている部分があって、さもありなんという気がしました。直接影響を受けたり、意識していたということではないそうですが、映像の質感や叙情的な雰囲気、そして大人になる前の少女の視点で描かれているところなどに相通ずるものが感じられました。「ミツバチのささやき」や「エル・スール」(82)のように、どのシーンも絵的に美しく、説明は最小限に留め、余白を想像にゆだねるカット割りがとても印象的でした。キャスティングもよかったですね。とりわけコット役のキャサリン・クリンチは、本作が映画デビューという等身大の初々しさが唯一無二の作品を生んだように思えました。似たような物語はたくさん観たことがあると思いますが、この絶妙なバランス感覚の心地よさは、なかなか出会えない貴重なものだと思います。オープニングの「え、何なの、この話は?」と引き込まれる感じから、エンディングの胸の奥に落ちてくる深い感動まで、本当に幸せな映画時間でした。ちなみに、パンフレットの仕上がりもとてもいいもので、作品をより深く知ることができました。

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赤ヒゲ

5.0オフビートな一期一会。

2024年4月30日
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マサシ

3.5正直眠かった...

2024年4月28日
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セリフが少なく、日々が流れていくように静かに穏やかに進んでいく...そして誘われる眠気...
櫛で丁寧に髪をとかしてもらうシーン、シェーンとの実の親子のような関わり、最後の走り出すシーンと抱擁、うるっと来るシーンはあった。
大人たちの、ありのままの姿が生々しくそのまま映っていて、それは子どもの視点からみるので少ししんどい所もあった。
全然内容を見ずに映画館にみにいって、「はじまりの夏」で季節的にもちょうどいいかななんて思っていたけど、スッキリ爽やかな感じの映画ではなかったかな〜

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とも

3.0たった、数ヶ月

2024年4月28日
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その数ヶ月に、夫婦は亡き人を思い出し、
コットは優しさを知る。

あの夫婦が絶妙で、
過剰に優しいわけでもなければ、
変にコットにしつけをするわけでもない。

ただ、それぞれがそれぞれのやり方で、
その人物と接したり、過ごしたりする。
その中で、互いの暗い部分が見えたりし、
暮らしの中で静かにそれを見つめ合う。

クッキーを思い出すだけでほかほかしてくるし、
ラストシーンはずるいずるいと思いつつも、
泣いてしまった。

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JYARI

4.0疾走シーンに魅せられる

2024年4月25日
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鑑賞方法:映画館

ギャンブルにうつつを抜かし、コットに辛くあたる父親。それを見て見ぬ振りの姉たち。学校でも先生から見放され友達もいない様子。一種の諦観を感じさせるコットの暗い目。映画は序盤から彼女の孤独と、なぜ寡黙にならざるを得なかったのか、その背景を丁寧に描き出す。それが親戚夫妻に預けられ境遇が一変するわけだが、必要以上の説明はしない。髪を梳き、熱い風呂に入れ、着替えを出してあげる。そうしたちょっとした行為からコットに注ぐ愛情の深さが感じられる。
最初戸惑っていたコットのその後の行動も然り。アイリンと共に井戸へ水を汲みに行く。その途中の青々とした草原。水面に映し出される二人の姿。ヴェンダースの「PERFECT DAYS」を彷彿させる美しい木漏れ日。これらの瑞々しい自然描写が、言葉以上に彼女の心の平穏を伝えてゆく。
一方、夫のショーン。最初無愛想だった彼が、さり気なくテーブルに置いたお菓子(食事のシーンが多いが、食卓のカットやこうした小道具の使い方は小津的)をきっかけに心を通わせ始める。二人して黙々と牛小屋を掃除したり、郵便箱までダッシュさせてタイムを計ったりする様は、実の親子のようで微笑ましい。特に「何も言わなくていい。沈黙は悪くない」という言葉は印象的。この言葉によってコットは人格を肯定され、初めて自分自身の“声”が持てたのだろう。だからこそ、ラストのあのひと言が強く観客の心に突き刺さるのである。
しかしながら、その後どうなるのかは我々の想像に委ねられる。余韻あるエンディングだ。また、コットを演じたキャサリン・クリンチが良い。透明感溢れる演技で、少女の覚醒と成長を表現していた。シンプルだが静謐な感動をもたらす作品だった。

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ぺがもん

4.5どこか懐かしい記憶を呼び覚ます、愛おしい作品

2024年4月22日
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hum

4.0優しさ溢れる作品

2024年4月14日
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少女の夏休みに訪れた特別な夏休みを描いたヒューマンドラマ。木漏れ日のような美しい映像と少女を包み込むような優しさ溢れる親戚一家の空間に自然と引き込まれた。
そして注目はこの作品が初演技となる新星キャサリン・クリンチ。デビュー作とは思えない圧倒的な存在感と透明感で衝撃デビューを果たしている。

2024-62

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隣組

3.580年代はじめのアイルランドの田舎町。 子だくさんの夫婦に、またひ...

2024年4月5日
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りゃんひさ

3.0救いがない

2024年4月4日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

ほぼ注目していなかったが、隙間時間にぴったり入ったので観賞。

ヨーロッパ映画祭系は苦手なのでかなり不安だったが、まあまあだった。
ラストシーンでは涙も出た・・・・が、背筋を冷たいモノも走った。
あの追いかけてくる姿はターミネーターよりよほど戦慄させられる。
あのラストでは本当に救いがない。
心地よい疼痛が残るのは好きだが、これは胸が張り裂けんばかりだ。
こういうのがゲージツなのかな。
映画を観に行ってこういう気分になるのは私は御免被りたい。

ベースは嫌いじゃない。
ちょっとだけ西の魔女が死んだを想起させられた。
だが、バックグラウンドが深く掘り下げられず、もやもやした感が残った。
また、全体的に陰鬱な上に生理的に受け付けないやつも散見され、
エンターテイメントとは言えないと感じ私にはちょっと厳しかった。

こういう映画の割に(だから?)平日にもかからず観賞者多数。
最初から最後まで物音はほぼなく、
当然エンドロール終了まで席を立つ方はいなかった。
久しぶりに静謐で映画館にいること自体を楽しめた。

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みみず

4.5終わり方が凄い。

2024年3月28日
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鑑賞方法:映画館

妻に「これたぶん好きなやつ」と勧められてみた。
さすがの眼力。

少々荒れた家の自閉症ぎみ四女が、5人目が生まれるから夏休み中親戚の家に行かされ、、、あらたな家族を見つける話。エンディングもなかなか気持ち良い「振り逃げ」だった。
あの時のDadyはどっちの意味だったんだろう?そんなことを映画館の帰り道に考えて楽しかった、、たぶん監督の思う壺だ。少ないコミュニケーションでお互いに求めあい、補完し合う関係がミニマルで美しい。
まあ血が繋がってるだけで家族とはいへ別人、別人生だから。自分の足を引っ張る様になれば切り捨ててよしと私は思うのであります。

こんなシンプルな話を最高に美しいアイルランドの映像と景色、そして初めて聞くゲール語の会話でぜひ。

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masayasama

4.5美しい風景

2024年3月27日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

幸せ

田舎が表現されていて
田舎の人間関係も良く出ていた
最後が物足りないでも、別な創造性を産む。

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こえん

4.5The Quiet Girl - 新生キャサリン・クリンチによる静謐ながらも繊細な心の機微を描いた感動作!

2024年3月22日
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コット9歳が預けられる親戚夫婦の家。
コットの父親は典型的なクズ男、母親も出産を間近に控えているためコットの世話まで手が回らない。
で、親戚夫婦に預ける・・・と。

コットを預かる夫婦の奥様アイリンの無償の愛がグッときます。
また旦那のショーンの父親ともいえる愛情の注ぎ方に、心を鷲掴みにされました。

コットのセリフは少ないのですが、
話すと実に賢いと言いますか、知性が滲み出るんですよね。
それがユニークでもわり、ニヤっとしてしまうシーンも多々ありました。
一方で、ショーン・アイリン夫妻の細やかな気遣いが本当に心に沁みるんですよ。
そっとコットの目の前にお菓子を置いて去るショーン、
コットが傷つかぬようにと、新学期のCMをしているラジオを切るアイリン。
もういちいち感動しちゃうんですね。

ラストでコットが走るシーンも、劇中で何回も走るシーンとオーバーラップして
実に効いているなぁと思いました。

最後のセリフ「dad」は、ショーンに向けられているものと私は理解しました。
そう思うと、もうここで号泣です。
涙腺崩壊しました。

アイルランドの美しい景色、美しい画面の色味、自然音、
コットの色の白さも際立ちます。

いや〜猛烈に感動しました。
今年No.1かもしれないフェイバリット作品です。

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ひでちゃぴん

4.0The quiet boy

2024年3月21日
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泣ける

悲しい

寝られる

肥溜めに落ちたことあります。
あんたがぼやぼやしてるから落とされるンだよ。臭い。臭いよまったく。
Be quiet ❗

相当大きくなってからオネショも何度かしました。
親戚中に言い触らされました。マットレスのシミを見るたびに死にたくなりました。
Shut up ❗

子供は親を選べません。
コット、幸せになってね。

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カールⅢ世

5.0幸せを願ってやまない

2024年3月19日
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あぁ、手を差し伸べられない辛さよ!

もう、近所に住むおじさん目線です。
不憫なことを知ってるけど何もできずに
ただ祈ることしかできない。
そんな気分で最初から最後までコットを
見守ってました。

愛情は子供にとっては「光」
育み、人生を照らすものになるのでしょう。
大人(親も含め)次第で子供は変わる。

牧歌的な風景とゆったりとした時間の流れの
中でともにゆったりとコットと親戚夫婦に
もたらされる変化が愛おしくてたまりません。
そして次第に見えてくる背景あっての今を
知るとさらに倍!です。

決してベタベタの話にするわけでもなく
1人の少女の夏休みの経験を淡々と描き
その中で変化する人々の気持ちや少女の成長を
丁寧にかつ見事に描き、そこから滲み出てくる
「愛」に震える我が心は、ラストシーンに
ただただ、コットの幸せ願うのです。

見事なラストシーンでした。
余韻半端ないです。

現時点でのベスト級の一本です。

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バリカタ

3.0親戚の家に預けられた少女のひと夏のお話

2024年3月18日
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タイトル通りの映画で、ほとんどのシーンが田舎の普通の生活。
しかし、よーく見ると親が子供にほとんど関心がなかったり、学校で嫌がらせをされていたり、主人公のコットは不幸な人生を送っている。

地味な不幸さなのであまり感情が動かされなかったが、考えてみるとこの不幸は本人では変えられない事であり、好転する希望も見えない。
そのためにコットは無気力で無感情な子供になっていたように見える。

親戚の家で普通の生活をして、本来あるべき愛情に触れたコットは別れの際に走り出して、自分の気持ちで行動する。
ラストは観客の想像に任せる形で終わってしまったが、私個人としてはコットは自分の気持ちを伝えて、親戚の家に引き取られるのだと思う。
実の父親は厄介払いができてむしろ好都合だと考えそうだし、親戚の叔父さんも状況をよく理解していると思うから。

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ジュンヤ

4.5ラスト3分号泣 今年暫定1位

2024年3月16日
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トニー

5.0🍪

2024年3月16日
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泣ける

全てが上手。

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やきたまご

夏は親戚ん家で。名作。観賞後に予告編を見ただけで感動がよみがえる。日本語タイトルが気に入っている。つけた人の感動と想いが伝わってくる気がする。【追記、再鑑賞した】

2024年3月11日
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マサヒロ

3.5キャサリン・クリンチさんの素晴らしい演技

2024年3月9日
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泣ける

父親がろくでなしのせいで貧しくギスギスした家庭の物静かな娘。学校に親しい友達もなく、家にも居場所がない。そんな娘が知らない親戚のうちに預けられる心細さ、親戚夫婦に大切にされるうちに段々と生きる喜びを実感していくさま、そんな心のうちがありありと伝わってくる素晴らしい演技でした。

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wcitbn?