劇場公開日 2024年1月26日

コット、はじまりの夏のレビュー・感想・評価

全139件中、101~120件目を表示

3.0透明感のあるとても美しい映像でした💛

2024年2月1日
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鑑賞方法:映画館

アイルランド映画って初めてかも。主人公の内気な少女コットが、初めて家族の愛に包まれ、殻を破って成長する姿が、とても美しく描かれてて、じ〜んときちゃいました😃

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タモン

4.0ある無口な少女コット

2024年2月1日
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両親からネグレクトされた物静かな9歳の少女が、夏休みの間子供のいない親戚宅に預けられ、自分の居場所を見つける単なるビルドゥングス・ロマンとして見たら、この映画面白くも何ともないのです。高々数週間を一緒に過ごしたくらいで、血も繋がっていない叔父さんのことを「パパ」と呼んですがりつく少女の姿にまったく共感できなかったのですが、映画をご覧になったみなさんもきっと「ベルリンでグランプリを受賞するほどの作品か?」という感想をもたれたはず。

80年代アイルランドの田舎が舞台になったこの映画、なぜかイングランド人映画評論家がのきなみ星5つをつけているほどの高い評価を受けているのです。技術的にも未熟な若手無名監督が撮った映画にも関わらず、です。妹に冷たい姉3人、ギャンブル好きで粗暴な父親、いつも不機嫌な妊娠中の母さんに囲まれ、四女のコットは学校にもそして実家にも自分の居場所がありません。精神的に不安定なコットは、そのせいかおねしょ癖がなかなか治りません。そしてある日、母親の従姉にあたるアイリーンとその夫ショーンが営む牧場に預けられることになるですが....

しかし、子煩悩のアイリーンはともかく、夫のショーンの方ががなかなかコットに心を開いてくれません。そんなある日、ショーンがコットに向かってこんなことを言うのです。“Many’s the person missed the opportunity to say nothing.” と。口は災いの元だから何も言わないことはけっして悪いことじゃない、とコットに諭すのです。これってもしかしたら、ことあるごとにアイルランド国内でテロ騒動を起こすシン・フェイン党ならびにIRAに対する皮肉なのでは、とふと思ったのです。

いわゆるアイルランド内戦は、おおまかにいうとカトリック(アイルランド独立派)vsプロテスタント(イングランド帰属派)の紛争であることがよく知られていますが、劇中、それを臭わせる怪しい表現が多々見受けられるのです。食の細いコットが座っているテーブルにクッキーを置く(聖体拝領)ショーン、知人の葬儀では酒(キリストの血)を未成年のコットに飲ませ、極めつけは聖なる人工池に落ちて全身ずぶ濡れ(バブテスト派の洗礼)になるコット。

実はこの映画見かけとは違って、貧乏なカトリック(独立派)の家に生まれ邪魔者にされた少女が脱走し、最終的に裕福なプロテスタント(帰属派)に改宗、新しい神=父親=ショーンを「パパ」と(強引に)呼ばせる、なんともプロパガンダ臭の強いメタファーがしれっとしこまれていたのです。イングランド人の評論家がこぞって本作にをおす理由もご納得いただけると思います。単純に『ハイジ』をパクった映画ではなかったのです。

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かなり悪いオヤジ

3.0キャサリン クリンチさん

2024年2月1日
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鑑賞方法:映画館

素晴らしい新星ですね!

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完

3.0心が穏やかになる作品でした

2024年2月1日
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鑑賞方法:映画館

とても穏やかな作品で派手な見せ場はなかったですが、心が洗われる良心的な気持ちになりました。
寡黙で大人しい少女コットは夏休みを親戚夫婦キンセラ家の農場で過ごすことになります。
キンセラ家のショーンとアイリンの夫婦の愛情に接し徐々に心を開いていく少女の心を繊細に描いています。
ラストも心地よい雰囲気で終わりおすすめ度は普通のやや上です。
幼少期に田舎に預けられた経験がある自分には懐かしさを感じる作品でした。

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Yoji

4.5伝わってくる

2024年2月1日
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鑑賞方法:映画館

親がいるにはいるが、愛を知らずに育った無口な少女が、預けられた先で確かな愛に包まれて、感情を育んでいく姿を描いたこちら。
とにかく少女は何にも、不器用なおじさんも説明的かつ優しい事を喋らない。
でも伝わってくる。
主演のキャサリン・クリンチが、素晴らしい。
また、農場の家や牛小屋に差し込む光、鮮やかな緑ある風景の切り取り具合が綺麗で、スタンダードの狭い画角が、少女の見ていた世界のようで美しかった。
ラストシーンでは、ちょっと涙が滲みました。

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コージィ日本犬

4.0子供は環境次第

2024年2月1日
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幸せ

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アリシア

4.5綺麗な作品

2024年1月31日
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映像もストーリーの進み方も終わり方も綺麗。

血のつながりだけが全てではない

一緒に過ごして、少しずつ関係が変化して
お互いの心持ちも変化して

心地よい距離感で、心地よく過ごせる人というのは
なかなか出会えない。

そういう部分を、少ない会話と美しい映像で表現していて
とても良かった。

終わり方も全てを語らない感じが良かった。

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nana

3.5邦題に込められた、”はじまりの夏”

2024年1月31日
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2024年劇場鑑賞5本目 秀作 67点

繊細で丁寧で、印象的で観客に委ねる様なタッチに、最後の駆けての包容には涙が止まりませんでした

彼女にとって、今後の人生を歩む上でなくてはならないひと時で、この時にこの人達に出会い愛されて良かった、人格形成が好転し自信と個性を備え自分自身で居場所を開拓するきっかけになったと思う

色々な人のレビューや動画で気づかなかった演出に驚愕している箇所が沢山あるので、配信されたら必ず見返したい。静かで集中してないと見過ごしてしまう演出が多く、当方としてはそういったのに気付くのが楽しくて好きなのに、悔しい限りです

ストーリーとしてはベタなのにすごく感動した、これはベタだからなんだかんだ感動したのでなく、どこか新しさを感じたのがその細かな演出や主演の女の子の眼差しというか、目の奥が暗く陰な雰囲気から、彩っていく流れ。周りの人の関わり方も鑑賞しすぎない感じとか、寛容で繊細な親しみ方がわかりやすく愛が伝わるのが素敵でした

是非

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サスペンス西島

4.5オジサンの表情が柔和になってる

2024年1月31日
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泣ける

幸せ

ひと夏を過ぎて、心身共に成長したのはコットだけでなく、オジサン(ショーン)も然り。
日々コットと接することによって、口数の少なかったオジサンの表情が柔和になっていった。
派手なストーリーではないけれど、それぞれ立場になって「心の動き」に注目しながら観ると、いろいろな解釈ができると思う。

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ちゃ坊主

3.5邦題がダサい。 タイトルのせいで見逃すところだった。

2024年1月31日
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三月☆うさぎ

4.5寡黙でも不器用でもいい、そこがあなたの居場所です。

2024年1月31日
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泣ける

幸せ

萌える

 主人公のコットを演じたのは、本作で映画デビューを果たしたキャサリン・クリンチちゃん。貧しい大家族で育ち、不遇な境遇のうちに心を閉ざしがちな寡黙な少女を透明感あふれる演技で好演!史上最年少の12歳でIFTA賞(アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞)主演女優賞を獲得したというのだから素晴らしいですね。
 コットは、ひと夏預けられた親戚の家で戸惑いながらも少しずつ心をひらいていきます。叔父叔母の不器用ながらも真実の愛に触れ、生きる喜びや自分の居場所を知っていきます。ラストシーンで待っている感動のその先は、私たちの余韻に委ねられます。
 特別なサプライズや仕掛けがあるわけでもないのですが、なぜだか心揺さぶられ優しい涙が溢れ出すこと必死な良作です。お気に入りのシーンは、叔母さんがコットちゃんの髪の毛をとかすシーンと叔父さんとコットちゃんが郵便ポスト前でかけっこするシーン。
親子で、お友達と、もちろんおひとりで静かに…
ご鑑賞いただけるオススメの映画です♪

もし今作品を日本でリメイクするとするならば、叔父役は在りし日の高倉健さん、叔母役は倍賞美津子さんがよかったな…なんてついつい妄想してしまう…。年齢バレてます?!

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ななやお

3.5映画の後はどうなる?

2024年1月31日
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だいず

5.0家にも学校にも居場所のなかった少女のひと夏。まるごと受け止め優しく...

2024年1月31日
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家にも学校にも居場所のなかった少女のひと夏。まるごと受け止め優しく包み込んでくれた親戚夫婦との時間が彼女の心を解放し乏しかった表情を豊かにしていく。子どもにとっていたわり大切にされる経験がいかに大切か。煌めき始めた彼女の姿が愛おしく涙が止まらない。傑作。

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キリンさん

4.0ナメててすいませんでした!

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

この作品、高い評価があるのにもかかわらず、観る前の私は少しナメていたかもしれません。相変わらず疲れが取れずに「眠くなったら」を心配していましたし、子供が題材だと「泣かせ」にかかるのではと構えていたところもありましたが、観終わって全くの杞憂に終わりました。よかった。素直に泣けます。
あらすじにしてしまえばベタに聞こえてしまう内容なのですが、作品の出来は在り来たりとは感じず、一瞬も目を離せない雰囲気があります。それは言わずもがな、コットを演じるキャサリン・クリンチのごく自然な演技で、子供に感じる「危なっかしさ」が絶妙で兎に角素晴らしい。それだけに何故、この作品そのものだと思える原題「An Cailín Ciúin/The Quiet Girl」を変えるのか、余計なことしてる感は否めません。
また脚本も「親には責任がある」という当たり前の正論は程よいバランスで抑え、むしろ「大人にも厄介な事情がある」という現実感があり、話がすんなりと入ってきます。そして、「選択肢のない子供」に対して「不憫だ」と憐れむような欺瞞なところがないのもよく、それはまさしく監督であるコルム・バレードの実績がものを言っているのだな、と。「丹念に、真摯に、」まさに子供に対するような丁寧な作品作りと感じられ、信頼感がありますし、創作物であっても「作り物」と感じさせないリアリティーがあります。
そして、終わり方もいいですね。理想と現実、まぁ、やはり現実なのでしょうが、、、この感じ、いい余韻です。大好き。間違いのない高評価ですね。ナメててすいませんでした!

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TWDera

5.0内気で寡黙な女子が、夏休みに親戚に預けられて過ごす様子。 それまで...

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

幸せ

内気で寡黙な女子が、夏休みに親戚に預けられて過ごす様子。
それまではなかなか周囲と打ち解けられず、親からも厄介者扱いされているように見え、うつむきがちだったのが
親戚宅で愛情をたっぷり受け、丁寧に過ごして、徐々に明るく快活になってゆく様子。
表情や目線の変化が、凄い見ごたえ。
叔父に言われて、全力で走ってみるあたりから、笑顔がみえるようになり。感動すら覚えました。
素敵な作品でした。

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woodstock

4.0すっごく良かった いろんな人がいたけど、 少なくとも3人には、 幸...

2024年1月30日
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すっごく良かった

いろんな人がいたけど、

少なくとも3人には、

幸せになって欲しい

ラストが勝負です

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jung

4.0寡黙な少女のラストのふたこと、お見事です

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

アイルランド語の原題名の英語直訳題であるThe quiet girl のとおり、主役の女の子はほとんどしゃべりません。それだけに演技だけ(目線、表情、仕種など)で見事に感情を表現していて素晴らしい。アイリッシュ映画&テレビアカデミー賞の主演女優賞を史上最年少の12歳で獲得というのも頷けます。良い女優さんに育ってほしい。

色々いいたいけど、ひとことでいうと、ラストに彼女が二度発するあるコトバにすべてを載せてきた脚本と監督の手腕、お見事です、感服しました。

蛇足だけど、この邦題名もう少しなんとかならんかったのかなあ。

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ばとー

4.0コットの体験は、「もしも自分が」の先を垣間見る、予知夢的な出来事だったのだろう

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

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Dr.Hawk

4.0ここ1年で最も良かった

2024年1月30日
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鑑賞方法:映画館

自信の持てない少女が、足が長いから走るのが得意なのでは、と走って、自信がつく様子がよかった。

脚本が良いというか、一つひとつのシーンが詰め込みすぎずどれもよかった。しっかり話が紡がれている感じがよい。

印象に残った箇所
・農場?でいなくなるシーン
・脚が速いんじゃないか?と、ポストまで走る
・ラストシーン

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ジョニー佐々木

5.0とても心に刺さりました

2024年1月29日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

幸せ

この作品、自分は大好きになりそうです。
ラストは心が震えました。

タイトルがなんとなく気に入り
観ただけでした。
まさか、こんな素敵な映画とは思いませんでした。

人生を幸せに生きるヒントになる台詞を感じました。
映像もとても綺麗でした。

劇場で観終わってから
帰宅して
改めて予告編を観て、また泣けてきます。

そうなんだよな
ってとても共感できる作品でした。

子育てを終えて今は少しのんびりされている方
お仕事も第一線から退いた方
そんな方にはぴったりな映画作品だと思います。
シニアさん向けだと思います。

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あすパパ