劇場公開日 2024年1月26日

コット、はじまりの夏のレビュー・感想・評価

全138件中、21~40件目を表示

4.5The Quiet Girl - 新生キャサリン・クリンチによる静謐ながらも繊細な心の機微を描いた感動作!

2024年3月22日
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鑑賞方法:映画館

コット9歳が預けられる親戚夫婦の家。
コットの父親は典型的なクズ男、母親も出産を間近に控えているためコットの世話まで手が回らない。
で、親戚夫婦に預ける・・・と。

コットを預かる夫婦の奥様アイリンの無償の愛がグッときます。
また旦那のショーンの父親ともいえる愛情の注ぎ方に、心を鷲掴みにされました。

コットのセリフは少ないのですが、
話すと実に賢いと言いますか、知性が滲み出るんですよね。
それがユニークでもわり、ニヤっとしてしまうシーンも多々ありました。
一方で、ショーン・アイリン夫妻の細やかな気遣いが本当に心に沁みるんですよ。
そっとコットの目の前にお菓子を置いて去るショーン、
コットが傷つかぬようにと、新学期のCMをしているラジオを切るアイリン。
もういちいち感動しちゃうんですね。

ラストでコットが走るシーンも、劇中で何回も走るシーンとオーバーラップして
実に効いているなぁと思いました。

最後のセリフ「dad」は、ショーンに向けられているものと私は理解しました。
そう思うと、もうここで号泣です。
涙腺崩壊しました。

アイルランドの美しい景色、美しい画面の色味、自然音、
コットの色の白さも際立ちます。

いや〜猛烈に感動しました。
今年No.1かもしれないフェイバリット作品です。

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ひでちゃぴん

4.0The quiet boy

2024年3月21日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

寝られる

肥溜めに落ちたことあります。
あんたがぼやぼやしてるから落とされるンだよ。臭い。臭いよまったく。
Be quiet ❗

相当大きくなってからオネショも何度かしました。
親戚中に言い触らされました。マットレスのシミを見るたびに死にたくなりました。
Shut up ❗

子供は親を選べません。
コット、幸せになってね。

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カールⅢ世

5.0幸せを願ってやまない

2024年3月19日
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鑑賞方法:映画館

あぁ、手を差し伸べられない辛さよ!

もう、近所に住むおじさん目線です。
不憫なことを知ってるけど何もできずに
ただ祈ることしかできない。
そんな気分で最初から最後までコットを
見守ってました。

愛情は子供にとっては「光」
育み、人生を照らすものになるのでしょう。
大人(親も含め)次第で子供は変わる。

牧歌的な風景とゆったりとした時間の流れの
中でともにゆったりとコットと親戚夫婦に
もたらされる変化が愛おしくてたまりません。
そして次第に見えてくる背景あっての今を
知るとさらに倍!です。

決してベタベタの話にするわけでもなく
1人の少女の夏休みの経験を淡々と描き
その中で変化する人々の気持ちや少女の成長を
丁寧にかつ見事に描き、そこから滲み出てくる
「愛」に震える我が心は、ラストシーンに
ただただ、コットの幸せ願うのです。

見事なラストシーンでした。
余韻半端ないです。

現時点でのベスト級の一本です。

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バリカタ

3.0親戚の家に預けられた少女のひと夏のお話

2024年3月18日
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鑑賞方法:映画館

タイトル通りの映画で、ほとんどのシーンが田舎の普通の生活。
しかし、よーく見ると親が子供にほとんど関心がなかったり、学校で嫌がらせをされていたり、主人公のコットは不幸な人生を送っている。

地味な不幸さなのであまり感情が動かされなかったが、考えてみるとこの不幸は本人では変えられない事であり、好転する希望も見えない。
そのためにコットは無気力で無感情な子供になっていたように見える。

親戚の家で普通の生活をして、本来あるべき愛情に触れたコットは別れの際に走り出して、自分の気持ちで行動する。
ラストは観客の想像に任せる形で終わってしまったが、私個人としてはコットは自分の気持ちを伝えて、親戚の家に引き取られるのだと思う。
実の父親は厄介払いができてむしろ好都合だと考えそうだし、親戚の叔父さんも状況をよく理解していると思うから。

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ジュンヤ

4.5ラスト3分号泣 今年暫定1位

2024年3月16日
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トニー

5.0🍪

2024年3月16日
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泣ける

全てが上手。

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やきたまご

夏は親戚ん家で。名作。観賞後に予告編を見ただけで感動がよみがえる。日本語タイトルが気に入っている。つけた人の感動と想いが伝わってくる気がする。【追記、再鑑賞した】

2024年3月11日
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マサヒロ

3.5キャサリン・クリンチさんの素晴らしい演技

2024年3月9日
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泣ける

父親がろくでなしのせいで貧しくギスギスした家庭の物静かな娘。学校に親しい友達もなく、家にも居場所がない。そんな娘が知らない親戚のうちに預けられる心細さ、親戚夫婦に大切にされるうちに段々と生きる喜びを実感していくさま、そんな心のうちがありありと伝わってくる素晴らしい演技でした。

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wcitbn?

3.0琴線に触れる描写だったが

2024年3月9日
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難しい

幸せ

孤独な少女が生まれて初めて経験する温かい家庭の穏やかな人間関係の中で、徐々に自らの人生に前向きになっていく姿は琴線に触れる描写だった。
ただ、観る者の判断に任せようとするラストシーンは私の趣味には合わなかった。

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SHOT

3.5牛を賭けずに道をかけろ。牛を賭けずに道をかけろ!

2024年3月6日
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悲しい

幸せ

寝られる

やや育ちの悪い少女が親戚の家に預けられる話。
少女や周りにおける優しさや悲しさ、弱さを感じられる作品。

良い点
・マカロン
・人が粉ミルクを飲めばよい
・走り
・日本語版タイトル

悪い点
・普通に受動喫煙
・回想の使いまわし感が否めない
・良くも悪くも区切りで終わる

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猪古都

4.5王道なのだがいいなぁ

2024年3月3日
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北枕寝二

4.5アイルランド版トットちゃん

2024年3月3日
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泣ける

幸せ

書かなきゃ書かなきゃと思い、ずるずると今日になってしまった本作_。

こんなに思いが込み上げてきた作品は今年初かもしれない。

チグハグな会話。苦手な音読。
コットが「はぐれ者である」という象徴で出てくるミルク。
アルコールを飲んでから少しだけ大人になるコット。
彼女にとってキンセラ家で過ごした夏は間違いなく「はじまり」だった。

トットちゃんと同様で、「彼女たちの個性を受け入れ愛情込めて向き合ってくれる」そんな大人の重要性を気付かせてくれた作品でした。多くの人にぜひ見てほしい。(YouTubeで詳しく話してます...そちらもぜひ☺︎)

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MarieFilm

4.0【大家族、学校でも居場所の無い口数の少ない少女が一夏を、親戚夫妻と過ごすことで、自分の心を解放していく様を静的トーンで描き出した作品。ラスト、少女が農場を去る親戚夫婦を追い掛けるシーンは沁みます。】

2024年3月2日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

3.5マイペースの静かな少女が、自分の意志で歩き、やがて走り出すようになるまでの一夏の体験のお話。観ている内この少女を応援したくなく気持ちが心の中に芽生えてくる、そんな作品です。

2024年2月29日
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もりのいぶき

5.0雑多な世に居場所を求める魂が震える名作

2024年2月29日
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泣ける

知的

幸せ

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ガジュマル

4.5この家には秘密は無いの

2024年2月29日
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泣ける

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Mr.C.B.2

4.5光が3つに

2024年2月28日
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泣ける

幸せ

粗暴な父と何となく陰気な母と暮らす9歳のコットが、母の妊娠を機に預けられた親戚宅で過ごす一夏の物語。

物静かであまり幸せそうに見えないコット。優しく出迎えてくれるアイリンに対し、どこか冷めた様子のショーン。秘密は無い、と語るこの家には実はある出来事があり…。

あまり言葉数の多くない作品ですが、穏やかな木漏れ日と美しい景観が語りかけてくるような雰囲気。コットの髪を縫いながら数える優しい空気は、胸にスッとそよ風が吹く感じですね。

一緒に時を過ごす中で、不器用ながらもコットと近づくショーンの姿は素敵だし、本当の家族になっていくようですね。

コットはコットで、事がわかってからは子どもながらに夫婦を気遣っている感じ。自分自身もそうですが、やはり夫婦仲が良いことって子供にとって大切ですね。フラッシュバックでも特に印象的だった。

ラストはシンプルと言えばそうですが、泣ける展開ですね。その言葉はどちらに向けられたものか…そんなことを考えながらの幕引きとなりました。ショーンとアイリンにとっても、何かが変わるきっかけになったように思います。

とても良い作品でしたが、強いて言えばうちの子と遊ばせておくと言って預けられたものの、家に着いて座る間もなくショーンが迎えに来たのにはちょっと笑いそうに…預ける必要ないじゃん(笑)

まぁ道中の会話シーンが重要なわけであって、そこはどうでも良いのですが。

特に大きな出来事が起こるわけではないし、先の展開も読める部分が多いけど、素直にとても素敵な作品だった。

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MAR

4.0丁寧に作られたよい映画

2024年2月28日
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泣ける

単純

幸せ

丁寧さを感じるよい映画だったと思う。
ひと夏の少女の心の微妙な成長。そこだけに集中して、音楽、ちょとしたしぐさや間合いの取り方に至るまで、繊細に配慮され全体のバランスもいいので、何も気にせず安心して没頭できる。内容は素朴だし、写実に集中するクセ?も少し感じるけれど、わたしには個性的でいいと思え、おいしいご馳走を味わうみたいに楽しんで鑑賞できた。

走るシーンは感動のラストシーンとつながる。まずはできそうなことをはじめてみる。その一歩を踏み出す。誰かがそれを見てくれている。自分に関心を持ってくれているということの大切さ。
夜の海岸に入っていくシーンもさりげないが、いい。暗い道と海の重い迫力。それは人生の重い側面…。そこでのおじさんの飾らない言葉。わざわざコットをそこに連れて行った。おじさんの思い。

すごくピンポイント的に、コットに夫婦の過去の出来事を無遠慮にベラベラしゃべったオバサンも、そのビミョー具合がなかなかよかった。

コット役はもちろんすばらしかった。
終わるとき彼女の映像とサヨナラするのが残念だった。

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あま・おと

5.0おねしょ

2024年2月25日
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こんなの、泣くに決まってるだろー(´;ω;`)ブワッ!!

今日の天気と一緒で、降水確率100%ですよ🌧️

設定が1981年の夏休みで、主人公が9歳、ほぼ自分と一緒 、「北の国から」放送開始時の純と蛍の世代ですよ〜⛄

自分が9歳の夏休みなんて、任天堂のゲームウォッチ片手に近所の公園で一日中友達と野球三昧ですよ⚾

帰宅してからも、巨人ファンの父親はビールを飲みTVでナイター観戦しながらの家族団欒、今考えると幸せな瞬間 アッノ!、コロハッ!ハッ!

それに引き換え、コットの家は…

そして、あのオシャベリ クソババアのシーンからもう涙腺崩壊(´;ω;`)

ラストに向かって劇場の観客の心は自分も含め1つの願いに🌠

もう、「北の国から」17話の蛍といしだあゆみのあの電車シーン級の号泣展開! カモーン❗デスヨ

ただ、この監督は終始抑えた演出なので、あざと過ぎないラストに劇場はすすり泣きの声が…キタ~😭

駅からの帰り道、余韻に浸りつつ歩きながらも、いつの間にか「明日の朝、何食べよ⁉」「自転車、玄関に入れなきゃ」と徐々に日常に戻っていき…、「オッサン、はじまらない冬 ’24」デシタ~ オワリ! ナンダソリャ( ゚д゚)

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うんこたれぞう

4.0コットの魅力にやられました。

2024年2月25日
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コットが魅力的なのね。
見守りたくなるのよ。
優しい気持ちになれるのよ。

派手さもなく淡々と進むし、
言葉も聞き取れなかったので、
勝手に北欧のお話かなと思って、
ひっそり心に残っている作品「わたしの叔父さん」を
思い出したりしていたら、舞台はアイルランドでした。

親戚の叔母さんが登場したとき、
大草原の小さな家のお母さんのような
全てを包みこむような深い愛を感じ、
素っ気ない態度の叔父さんからは、
赤毛のアンのマシューのような素朴な愛を感じ、
息子を失った悲しみを抱えつつも、
前に進むべく生きている2人がとても素敵で、
彼らの適度な距離を保ちつつ注ぐコットへの愛が優しくて…
それを受けて、成長していく彼女を見るのが嬉しくて…

自分の意思で駆け出したコットの未来が
温かい愛に包まれていくことを願うばかりです。

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hkr21