事実無根

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事実無根

解説・あらすじ

京都に実在するカフェを舞台に、「人生のやり直し」を温かいまなざしでつづった群像劇。「家族の問題」と「事実無根の罪」に翻弄される父娘の姿を、京都の下町情緒あふれる風景のなかに映しだす。

子どもたちや常連客で賑わう京都・下京区の喫茶店「そのうちcafe」で、大林沙耶と名乗る若い女性が働きはじめる。不器用ながらも懸命に働く沙耶は、店主の星孝史や常連客の間で注目の的となるが、そんな彼女の姿を遠くから盗み見る男がいた。星が問いただすと男は沙耶の元義理の父で、セクハラの冤罪により大学教授の職を追われホームレスになったという。自身も元妻から一方的にDVを証言され娘と生き別れた過去を持つ星は、沙耶と元義理の父との再会の場を設けようとする。しかし星にとって思いがけない事実が明らかになり、彼らはそれぞれの過去や事実と再び向きあうことになる。

近藤芳正が店主・星役で主演を務め、沙耶の元義理の父を村田雄浩、沙耶を東茉凜が演じた。京都を拠点に活動する柳裕章監督がメガホンをとり、世界各地の映画祭で数々の賞を受賞した。

2023年製作/99分/G/日本
劇場公開日:2025年5月10日

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(C)一粒万倍プロダクション

映画レビュー

5.0京都から全国へ!届け!広がれ!ゆっくりと静かに何かを動かす力のある映画です。

2025年3月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

京都駅タワー側、東本願寺を左に見ながら北東へ10分ほど歩くと、公園に隣接したアットホームな雰囲気のカフェがあります。映画の舞台となったその名も「そのうちcafe」。私がこの映画に出会ったのも、散歩中にたまたまそのカフェを見つけマスターから映画の話を聞いたからです。

京都シネマでの公開を楽しみに、1日映画の日に勇んで足を運んでみたらまさかの満席…😭関係者らしき人たちがどっと押し寄せていたようでした。幸い2週間限定上映が4週間となり本日鑑賞することができました😊

観終わった率直な感想は、
控えめにいってとてもよい映画でした。笑いあり涙あり。近藤さんと村田さんのテンポよく飛び交う関西弁のツッコミと西園寺さんの話す優しい京都弁がこの映画の雰囲気を作っています。地元を離れ京都に暮らして数十年。間違っても自分が京都人だとは思っていませんが、この街には並ならぬ愛着があります。昨今世間では、「京都人=いけず」みたいなイメージがひとり歩きしている気がしますが、この映画では下町情緒あふれるアットホームで温かい京都の日常風景が描かれています。はじめは冤罪の話かと思っていましたが、そうではありませんでした。どこにでもある家族の話。大切なのはいつ何時も「事実そのもの」ではありません。
それを観届けにぜひ映画館へ足を運んでみて下さい。老若男女どなたにもおすすめの良作映画です♪

なお評価は、独断と偏見と京都愛と応援の気持ちを込めて星プラス1となっています🙄

京都発の自主制作映画。
本作が京都からまず東京へ、そして全国配給となり、もう一度京都の映画館で鑑賞できる日がくることを心よりお待ちしております!!

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ななやお

3.5京都の実在のカフェを舞台にしたヒューマンエンタメドラマ

2025年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

単純

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nad

4.5これぞ「泣き笑い」。上質な芝居に引き込まれます。

2023年12月9日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

一見、なんてことないヒューマンドラマに見えて、実は名優たちのハイレベルな芝居の掛け合いと、監督をはじめとするスタッフたちのこだわりが詰まった入魂の映画だと思いました。表情と目の動きだけで感情の動きを伝えられる役者陣の芝居はシビレます。また、センシティブなシーンや泣きどころにさえ笑いが散りばめられていて、それを物語の邪魔をせずに演じ切る役者の力には脱帽です。

その役者たちが口々に「大変だった」とこぼしていた監督こだわりの「長回し」によって、観ている方もどんどん物語に引き込まれていきます。上演後の舞台挨拶で登場した撮影担当の方の話では、照明機材の代わりに火を使ったライティングで心の揺らぎなどを表現したとのこと。こうした隅々に目を向けると、きっとさらに味わい深くなる作品なのでしょう。

次いつ観られるかがまだ決まっていないというのが残念です。ぜひまた大きなスクリーンで観られる日を心待ちにしています!

なお、この先行上映の反響や意見を生かして完成度をさらに高めていくようなので、その完成版の方を満点評価とするべく、今回は「4.5評価」にしておきました。

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さくパパ7