フジヤマコットントン

劇場公開日:

  • 予告編を見る
フジヤマコットントン

解説

富士山が見守る甲府盆地の中心部にある障害福祉サービス事業所「みらいファーム」で働く人々の姿を見つめたドキュメンタリー。

山梨県中巨摩郡の「みらいファーム」では、温かい雰囲気の中で、さまざまな障害を持つ人たちが思い思いの時間を過ごしている。彼らの日常に目を凝らし、仕事に取り組む姿を見つめていると、花の世話をしたり、絵を描いたり、布を織ったりする手つきに“その人らしさ”が見えてくる。友情、恋心、喪失とそこからの回復など、他者との関わりの中で醸成されていく感情と言葉を丁寧に記録し、時に人生に思い悩みながら生きる彼らの等身大の姿を魅力的に映し出す。

監督はコロナ禍に手がけたドキュメンタリー「東京自転車節」が話題となった青柳拓。みらいファームが青柳監督の母親の職場だったことから、青柳監督も幼い頃から同施設に親しんでいた。

2023年製作/95分/日本
配給:ノンデライコ
劇場公開日:2024年2月10日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
構成
大澤一生
プロデューサー
大澤一生
撮影
青柳拓
山野目光政
野村真衣菜
整音
渡辺丈彦
編集
辻井潔
音楽
みどり
全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3
  • 画像4
  • 画像5
  • 画像6
  • 画像7
  • 画像8
  • 画像9
  • 画像10
  • 画像11
  • 画像12
  • 画像13
  • 画像14
  • 画像15
  • 画像16

(C)nondelaico/mizuguchiya film

映画レビュー

まずは、ここから

2024年9月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 何と言ってもこのタイトルが素晴らしい。

 富士山を仰ぐ山梨の地の障害者福祉施設で一人一人に合った作業に勤しむ人々を記録したドキュメンタリーです。施設の説明などは殆どないままに、種まきから収穫までの綿づくり、それを紡いで織り上げ、また花づくりに打ち込み、或いはひたすら絵を描き続けるなど様々な過ごし方がただただ記録され続けます。カメラが一人一人の直近にまで自然に寄って行く事から、入所者の方々との間に確かな信頼関係が築かれている事が窺えます。

 この様に、一人一人の日々をただ記録し続けるだけで、力こぶを作って何かを訴える訳では全くありません。でも、それだからこそ強く、しかし優しい力で何かを観る者に訴えて来るのです。

 「現実は、そんなに甘くは・・」なんていう言葉も聞こえて来そうですが、そんなの知った事じゃありません。まずは、ここからです。

 めぐさんとゆかさんの穏やかながら軽妙な遣り取りと精緻な手作業が素敵だね。おおもりくんの一人ぼっちの姿が心に染みるね。

 まずは、ここからなのです。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
La Strada

3.0障害者の仕事

2024年5月2日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

富士山の見える山梨県甲府盆地の中心部にある障害福祉サービス事業所「みらいファーム」で障害を持つ人たちが仕事に取り組む様子を撮ったドキュメンタリー。

花の世話、綿花の栽培、絵を描く、布を織る、などの仕事をしている様子を観て、仕事を楽しまれているようで良いな、って思った。
ただし、単調で眠かった。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
りあの

5.0甲府盆地にある、障害福祉サービス事業所。そこに集う人々の日常のお話...

2024年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

甲府盆地にある、障害福祉サービス事業所。そこに集う人々の日常のお話。

それぞれの個性に応じて、
機織りに励む人、
絵を描く人、
植物に丹精込める人、
など、穏やかな日々を過ごす様子。

すぐ隣に寄り添ったような、どこまでも普段通りで自然体な、ほっとする映像でした。

密着ドキュメンタリーでは、中の人とどう近づくか、違和感なく接するかが、いつも関心事になりがちですが
青柳監督が舞台挨拶でおっしゃるには、母の勤務先がそこで、子供のころから出入りしていたと。
どうりで、違和感のない、じかに隣に居るような目線で、映像が撮れたわけです。
頭が下がります。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
woodstock

5.0仕事ってなんなの?

2024年4月24日
iPhoneアプリから投稿

幸せ

言葉少ないながら利用者の人たちの葛藤に触れて良かった。職員の利用者の方への寄り添い方は仕事仕事に追われている作業所の多い中見習うところです。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
hide shiba