劇場公開日 2024年1月12日

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ビヨンド・ユートピア 脱北のレビュー・感想・評価

全61件中、41~60件目を表示

4.0《 人は生まれる時代と場所は選べない 》

2024年1月19日
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鑑賞方法:映画館

多くの方が鑑賞しながら「自分はこの国で現代に生まれて良かった」と思ったかも知れない。

「息子が死んで火葬の時に妻と誓った」
10年間で1000人
「息子が半分になってしまった」
「脱北したかった訳じゃない、死にたくなかったから越境した」

このドキュメンタリーを観て「監督は安全圏から指示出しとインタビューをして、集めた映像を編集しただけ」と思う人が少なからずいるかも知れない。それはプロデューサー達も同じかも知れない。だが元CIA分析官、元戦略国際問題研究所 (CSIS) の韓国上級研究員のプロデューサーやコロンビア大学芸術学部の映画学校で教鞭をとり、映画芸術科学アカデミーの会員でもあるマドレーヌ・ギャヴィン監督達のタッグが無くては出来なかったドキュメンタリーで映画館で見て欲しい緊張感高い作品。
コロナ禍直前の時代がドキュメンタリーの本筋たが、2024年の1月19日のニュースでは
・脱北者が去年、一昨年の3倍(約60人から196人)と韓国が報道
・コロナ禍だった中国からの移動の厳しさが緩和して脱北者数が増えた
・北朝鮮のエリート層(20才〜30才)の脱北者は2017年から最多を記録
との事。
劇中のアニメーションに日本人の岩﨑宏俊が参加。

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ナイン・わんわん

4.5地獄の沙汰も金次第

2024年1月19日
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鑑賞方法:映画館

この時代、スマートフォンというものの汎用性に改めて驚きました。

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キムチ

4.0すごい観応え、良ドキュメンタリー

2024年1月19日
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鑑賞方法:映画館

北朝鮮から脱出する家族と脱出を支援する活動家を中心に撮られたドキュメンタリー。

北朝鮮の事は、けっこう知ってたけど、補足を入れてもらいながら、より詳しく教えてもらえた気分。

脱北の事だけじゃなく、北朝鮮の成り立ちまで触れられてます。

すごい観応えで、微塵も眠くならなかった(笑)

命懸けで脱北者の支援をする方々には頭が下がります。

再現VTRは一切なし!

観るべし!

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RAIN DOG

4.5タイトルなし

2024年1月17日
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鑑賞方法:映画館

危険を冒してまで北を脱する意義。外部からの情報が遮断された北朝鮮という名の牢獄での在り方よ。クロスする2件の事案と様々な証言が、問題を色濃くさせる。凄まじい。

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こち

5.0壮絶な国

2024年1月17日
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鑑賞方法:映画館

北朝鮮のドキュメント映画。あまり知ることのなかった脱北者の実情。こんなに酷い国があるのか、今の時代こんな貧しい生活を虐げられてるとは。
自由な隣国に渡るのに命懸けの遠回り。運が良ければ辿り着ける。
平気で人を公開処刑する惨忍な国のトップ。この映画を見るだろうか。製作者達、登場した神父は消されたりしないだろうか心配。
しかし、この映画も上映館少ない!遠出してやっと見れた。

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Olivia

2.0解ける洗脳は悲しい

2024年1月17日
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鑑賞方法:映画館

萌える

私にとって興味深かったのはリアルタイムで北朝鮮人が今経験しているのは約80年前の天皇制ファシズム下にいた日本国民の姿がデジャヴしたこと。極度に情報が統制された環境下で行われる住民同士の相互監視体制の姿と自身の洗脳を疑う姿を同時に見れて味わい深かった。
21世紀も四半世紀を過ぎようとしている時分に日米韓は悪魔という 1940年代の思考の枠組みで生きざるを得ない人々。亡命した家族は損切りできていたが全ての人々が彼らのように新しい環境に適応できるわけではないだろう。適応できずに過激派になる人を見てきた我々現代人には洗脳状態が良いのか否か判断しかねるのが悲しい。

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ジャパニーズ先住民

4.5おつかれさま、 いつまでもお幸せに

2024年1月17日
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おつかれさま、

いつまでもお幸せに

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jung

4.5名前と顔出して大丈夫なの?

2024年1月17日
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鑑賞方法:映画館

2024年劇場鑑賞16本目。
脱北者がどうやって韓国に行くかを追ったドキュメンタリー。
逃がしている牧師さんが堂々と顔と名前出していますが北朝鮮の工作員に暗殺されないのかしら。
前半は北朝鮮の残虐非道ぶりを余すところなく伝え、中盤からいよいよ80歳のおばあさんと5,6歳の子供も含めた家族5人の脱出劇が始まります。
北朝鮮から韓国を目指すのですが、韓国への国境は地雷が敷き詰められていて突破は無理なので、中国へ抜けるのですが、中国と北朝鮮は仲がいいので中国で捕まると北朝鮮に送られて拷問されて殺されて終わり。中国を抜けてベトナムにいっても仲がいいので北朝鮮に戻されて拷問されて殺されて終わり。ベトナムからタイに行って初めて自由になれるということらしいです。知らなかった。もちろん全部徒歩ではないですが、山道を夜中じゅう歩くので、よくおばあさんや子供が耐えられたなぁ、と思いました。
ちょっとミスったらすぐ死ぬ道中な割に家族があんまり深刻そうじゃないのは、
北朝鮮で普通に暮らすだけで死が常に隣り合わせにあるからなんだろうなと思いました。

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ガゾーサ

5.0「井の中の蛙」どころか「監獄の中の蛙」

2024年1月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

怖い

徹底した洗脳と陰湿な恐怖によって人権侵害に慣れ切ってしまった国民の惨めな姿がスクリーンに写し出され、私たちの未来もこの様な有り様に陥るのではないかと暗澹たる思いにされてしまった。今の日本は大丈夫だと、本当に言い切れるだろうか?選挙に行かない有権者が50%、行っても自民、公明、維新に投票してしまう終わっているこの日本の状況を鑑みて、改めて未来が閉ざされた他人事では済まないこの状況に北朝鮮という国家が重なる。ジョージ・オーウェルの「1984」も日本の現実的な未来を描いているように思える。完璧に打ちのめされた気分で映画館を出た後、街の風景が余りにも夢の世界のように思えて、根拠のない占いに縋りたい不毛な感情で、明日なき世界を否定する努力をしてみる。冬の冷たい風に吹かれながら。

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shanti

5.0実写は凄い。

2024年1月16日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

興奮

知的

実写は凄い。知識としての北朝鮮は持ってましたが、あれほど悲惨なのに、国民が洗脳されて、自分の国が良いと思い込まされてるが衝撃でした。
マスゲ-ムの練習の裏にある陰惨さなども全く知りませでした。
5人家族のジャングル逃避行も迫力がありました。
コロナで中国からベトナム・ラオス・タイの道が閉ざされて、脱北者たちはどうしているのかと、凄く心配になりました。
是非、観ていただきたい映画でした。

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s-h

4.0命懸けの人生なんて…

2024年1月15日
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鑑賞方法:映画館

現実として考えることなんてほとんどない平和な日本。どこに生まれてくるなんて選べないわけだし、脱北者の今までは虫でした、なんて切実な答え。ソ連崩壊と共に更に悪化っていうのも厳しい現実。同じ半島でこんなに近い北、南、それなのに変わらない世の中…見るべきドキュメンタリー、だな。

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peanuts

3.0脱北は想像以上に過酷だった

2024年1月15日
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鑑賞方法:映画館

怖い

韓国映画を観ていると、南北問題、脱北(者)というキーワードは出てこない作品のほうが少ないかな。脱北については38度線を北から南に暗視の目をかいくぐって超えてくるか、単純に鴨緑江を渡河して中国側に抜けてきて終わりという安易なイメージだったが、現実はそんなもんじゃないということを認識させてくれたドキュメンタリー。

中国側は無事に抜けても発見されれば強制送還されて収容所送り。これを避けるには中国からさらにベトナム、ラオスを経由してタイに入国して(わざと逮捕されて)韓国大使館に送られてようやく亡命が成立する。途中はクルマ移動が多くセーフハウスも準備されているが、道なき山岳地帯を徒歩で踏破するようなシチュエーションもあり、肉亭的にも精神的にもストレスフルな日々が続く。
もちろん映画で紹介されたようなルート以外にも様々な脱北ルートが存在するのでしょうが、いずれも一筋縄ではないのでしょう。

下世話な話だが、脱北ルートのすべてを専門のブローカーにまかせることになり、おそらく脱北者は経済的にその費用を払うのは困難で、この映画の牧師が属するような脱北支援団体が負担しているのだろうけどそのへんのおカネの話も少し知りたかった(一箇所出てくるが全体のコストか、その限定的ルートの費用かはわからず)

無事脱北した家族の子供とばーちゃんが、北朝鮮について感想を聞かれ、金正恩マンセー
のコメントをするのが、まあ当然とはいえ怖いな。日本も政治の暴走を放置するとこうなるよね。自戒。

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ばとー

4.5とてもリアルでとても苦しい

2024年1月14日
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鑑賞方法:映画館

観たのはもう一月近く前なのに、なんと言っていいか整理が付かず感想を投稿できていなかった本作…
まずどんな映画かを書くと、北朝鮮から脱北しようとする二つの家族を追うドキュメンタリー。一つはなんとかなり、一つは失敗する。上手くいく方も行程としては、中国国境→青島→ベトナム→ラオス→タイでやっと脱北が成功する。北から南へゆくだけなのに、インドシナのジャングルを抜けなくてはならない。それを支援する韓国の牧師がいるのだけど、彼の息子は一連の脱北支援活動の中で亡くなり、牧師自身も過去の活動の結果タイには入国できない…
そして驚くべきことに映像は再現映像などなくすべてが事実。中国国境のブローカー (脱北者を金で中国政府か牧師かあるいはその他のいずれかに売るだけ) の携帯だったり途中から合流する家族が撮る映像だったり…
つまり、こうやって公開されているのが不思議なくらいに無理に無理を重ねた奇跡のようなドキュメンタリーなんです…しかもコロナ禍以降、同様の脱北はもう厳しいという…
そうやって真実をひとつひとつ伝えてくれるが、それはまた、彼らが脱北しても簡単には北の教育から自由にはなれないことをも教えてくれる。
とてもリアルでとても苦しい…そんな現実を見せてくれる映画…

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ぱんちょ

4.0情報統制

2024年1月14日
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鑑賞方法:映画館

コロナ以前の脱北のドキュメンタリー。
脱北中の方々にフォーカスを当てたため、まだ
情報統制下の家族に密着。そのため、北朝鮮しか知らずに盲目的に国家を信頼している様がとても印象的でした。
北朝鮮が世界のスタンダードであると教えられる教育システム。
一方、たとえ脱北しても祖国への愛は消えないこと。
脱北したとしても残される家族の気持ち。
考えさせられる一本でした。

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AKIRA

4.0ブローカーからブローカー渡りの超迂回道 💰はきっとぼったくりだろう...

2024年1月13日
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ブローカーからブローカー渡りの超迂回道
💰はきっとぼったくりだろうな、何処から捻出されてるんだろうと思った
国民洗脳もさながらやっぱりの非道い惨状 そのうち国民皆居なくなってしまうのではないかと 反政府運動とかゲリラとか普通は存在するのだけど、封じ込んでいるのも独特 あの人が映画を見て出演してる人達が命狙われたりしないかとても心配になった そもそも南北分断したのが不運の始まりだと思うけど、日本の歴史も然り、血や権力を繋いでいくのは大変なことなのである、いつまで続くだろうか

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ゆう

5.0何度も見たい映画に登録してまた泣いた

2024年1月13日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

人間の命とは?
自分が、今ある事への感謝とともに
涙が溢れる
とても考えさせられる内容で、
素晴らしい

是非1度は、みて欲しい映画でした。

私の場合
字幕が少し見ずらいのが、残念だった。

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オススメチェッカー

4.5自分にとっては今年一番の映画になるかもしれないと感じた。記録映像だ...

2024年1月13日
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鑑賞方法:映画館

自分にとっては今年一番の映画になるかもしれないと感じた。記録映像だけがもちうる圧倒的な説得力。5人家族(老婆と幼い姉妹)ジャングルやメコン川を闇に紛れてくぐり抜け、タイの領土についたときは不覚にも泣きそうになった。

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M.Ooi

5.0あそこまで密着しているとは…凄すぎ

2024年1月12日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

もはや北朝鮮ネタは日々のメディアで色んな事柄を見せつけられて、そこには懐疑的な情報などもあったりするし、とにかくもはや関わりたくないぐらいの感情になっているわけなんですが、そうも言っていられないのも現実で、少しでも把握しなければと思い、この作品を─
脱北という語りもあまたあるし、つらく厳しいものだと毎回思わされるし、今さら感もあったのですが、評価もされているようなので何となく鑑賞。
劇的かつ疑わしい映像も見受けられましたが、あそこまで密着した映像で丁寧に構成されると、さすがに、物凄い・・・という思い以外ございませんでした。内容は既に見知っている内容ながらも、正にこれがリアルな現実だというものを見せつけられた気がします。この現状、本当に何とかしなければとは思うのですが、正直どうすればいいのか全く想像すらつきません。

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SH

4.0仮想刑務所

2024年1月11日
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一家五人と脱北者の息子の対比で見せるドキュメント。
ほぼ衝動的に脱北したのに成功、計画を練って脱北したのに失敗。計画やお金より運だね。

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Oyster Boy

4.0観た内容を話すことすら怖くなる

2024年1月8日
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鑑賞方法:試写会

すごいもの観た。
さりとて本音で感想を述べるのも憚られるほどの恐怖を感じたので言葉にできない。
全てがまず疑ってかかれで誰も信じられなくなる。
教育は洗脳。
とにかく自分の眼で確かめて欲しい。
これが本当に現代の話なのか。

石丸元章の『平壌ハイ』を思い出したわ。
あの時もこれは映画の中の話かな、と思ったけど、今回もこれが嘘偽りないドキュメンタリーなのか!と衝撃を受けた。

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icco