青春18×2 君へと続く道のレビュー・感想・評価
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アミが着ているTシャツの『3本のバラ』は、愛の告白を象徴してる?
ジミーは18歳の夏、バイト先のカラオケ店でアミに一目惚れする。
2人はお互いに夢が叶ったら、再会する約束をする。
ジミーはアミに想いを伝えられないまま、アミは突然帰国する。
ジミーは、片思いで告白できずに後悔していた初恋の思い出が、18年経って"再会"してラブレターを受け取り両思いだったと気づく。
2人が観た映画『Love Letter』と同様、死別してから相手の想いがわかる展開になっている。
ジミーもアミもお互い、好きとは相手に言いません。
ただ、随所に「好き」だという想いを、仕草であったり別の言い方で伝えあってるのがこの映画の見所です。
アミの好きバレしてるセリフが特に良いですね。
「ジミーの好きな場所に連れてって!」
「台湾映画っぽい!」
「彼女いるの?」
「ジミーの夢、見つかったら教えてね!」
「かっこいいって、なんて言うの?」
「デートじゃん!」
「ジミー、褒めて!」
「ねぇジミー、約束しよう。二人が夢を叶えたらまた会おう。それまではどんなに辛くても、頑張って、頑張って、頑張りまくるって。」
あと、好きなタイプを言い合うシーンで、アミ(22歳)は「アクティブ、4歳年上」、ジミー(18歳)は「髪短い、年下」と言って、自分の好きなタイプを言わずに、お互い相手に言って欲しい好きなタイプになってるのが最高!
吉田瑠美さん
劇中画を担当された吉田瑠美さん、藤井監督の実の姉なんですね。
藤井監督の作品って、情景が綺麗でまるで絵画の様なシーンも有りますよね。
藤井監督、絵心の有る血筋なのかもしれません。
そしてこの映画、映像だけでなく登場人物の心も綺麗なんですよね。
この映画をひと言で表現するなら、綺麗な映画だと思います。
もう1回、行きます
初日に映画館へ行きました。
先ず最初に主人公のシューさんの顔を観るなり「台南出身の顔じゃない気がする」と引っ掛かり、次に主人公お二人の会話に台湾のバンドの五月天が出てくると、「私も好きだったな~帰ったら五月天聴こう」となり、岩井俊二さんの「ラブレター」の話が出てきた後からは、「台湾や韓国では「ラブレター」を好きな人が多いからな~」「あの時のカッシー (柏原崇)好きだったな~」「コレって「ラブレター」のオマージュ?」などと、そっちに想いの半分が持っていかれた状態になってしまって自分でもビックリ。
だけど、普段は人が亡くなる作品は避ける私が、最後まで温かく前向きな気持ちで観終える事が出来たのは藤井監督の画像の力でしょうか。
足を運んだ日から10日ほど経って、シューさんが台南出身の方ではないと確認し、「五月天」のアルバムを引っ張り出して聴きまくり、「ラブレター」の内容を懐かしく思い出し自分の中に落し込んで落ち着いたので、もう1回観に行って、あらためてこの作品の世界に没頭してみたいなと、皆さんのレビューを拝見しながら思っています (映画の感想とは程遠くてゴメンナサイ)。
ミスチルの記憶の旅人を聴くたびに涙する。
ひとえに清原果耶ちゃんの圧倒的透明感にやられてしまった。儚いはかなすぎる。
台湾の二人の俳優もええ。
18才の時はハツラツで元気で純粋だ。
36才になると色々な経験をして、大人の色気があり魅力的。
映像がどえらい素晴らしい。
列車の旅でトンネルを抜けると雪国だった。
になるわけだが、トンネルを抜けた瞬間無音になり雪景色がストーンと降ってくる。
これ以上ない無音の使い方である。
この後も雪の場面になると少し無音を入れてくる。無音から生まれた映像美でえらく、引き込まれてしまった。天才か!
この映画に完全にやられてしまった吾輩は、
ミスチルの記憶の旅人をエンドレスリピートでSpotifyで聴いているよ。
聴くたびに映画の映像がフラッシュバックしてくる。
後日他の映画を観る予定で、フォーラム福島にいったが、もう一度観たくてたまらなくなり、青春18×2を観ました。
こんな素晴らしい映画に出会う事が出来て
感謝シェイシェイです。
ありがとう。
見る人によっては感動しますよ👍
面白かったけど少し先読みできてしまった😢とあまり感情移入できなかったからかな💧、自分のせいはせいなんだけど(笑)。
ハードル上げすぎたな💧もっと観入っていれば大丈夫だったのかな。
過去の回想(❓)はとてもよくジミーは純粋で良い子やな〜☺️、アミにも事情はあったにしろ気持ちにちゃんと気づいてたんだよね😢そこは感動でしたし良かったかな。
ランタンを上げるシーンは綺麗でほっこりして良かった〜☺️
「世界の中心で愛をさけぶ」にも全体の流れがなんか似てるような気がしなくもないが(私的ですのであしからず🙇♂️)。
より長い旅のために
タイトルに惹かれずスルーしていましたが、高評価に釣られて。
よくある話で新鮮味こそありませんが、全体的にクオリティが高く貶すところのない秀作でした。
まず、主演のシューさんが非常によかった。
青臭くちょっとダサい18歳と、深い哀しみを抱えた36歳を見事に演じ分けられています。
清原果耶も、魅力的な“年上のお姉さん”を好演しており、イタズラっぽい笑顔が素敵。
悪友やボス、父親、日本で出会う面々なども、出過ぎない範囲でいいキャラをしていた。
このへんの抜き差しのバランスは本当に絶妙。
台湾と日本でリンクさせた場面繋ぎは、定番ではあるけど上手かった。
景色の切り取り方も本当に綺麗で、日台のランタンが交互に映るシーンは印象的。
正直、ジミーが罷免された理由などはボカしたままで十分だったし、やや語りすぎな印象もある。
湘南や新潟は分かるが、松本に寄った意味だけ分からず。
ジミーは「旅を続けたい」というアミの夢に“叶う”という終わりがないことに気付け。
あとエンディングのミスチルは、嫌いじゃないが歌詞の内容も含めて狙いすぎでちょっとうるさかったかな。
何より、やはりタイトルは変えた方がいい。笑
とはいえ、単なるラブストーリーに留めず、人生という旅について描いていた点はよかった。
より長い旅のために、一休みするのもいいし、別の旅のをしてみるのもよいのかもしれません。
変な事書いてますスミマセンm(__)m
藤井道人×今村圭佑ならば間違いないだろう♡
よ〜やっと観れました。
本作は、血生臭くない方の藤井作品。
私は出不精で、旅行もあまり好きではない。もちろん一人旅なんてした事もない。
もうおばちゃんだし自分探しは興味がないし、何なら猫にシュートされて無くなっているピアスの片方を探したい。
だけど、本作、高評価なのもわかりましたよ。
私もとても良い作品だったと思います。
台湾に、東京、鎌倉、長野、新潟、福島。
どのシーンも素晴らしく美しい景色、最高のロケーションで楽しませてもらいました。
でね、あのテッパンのバイク二人乗りのシーンでね。
持病の発作が出てしまいまして。。
ああああああーーーー !!!
o(≧▽≦)o となってました。
高校生の時、大好きで大好き過ぎた人がいましてね。
でも彼には彼女がいましてね。
ずっと待っていたのに別れる気配がないのです。
だからね、アタオカな私は彼に言いました。
「2番目でいいから付き合ってくれ!」
幸い(?!)彼女の家は遠く、私と彼の家は徒歩10分!
「ヒマな時にちょっと会ってくれるだけでいい!頼む!!!」
勿論答えは「NO」だったが(°▽°)
何度か夜2人だけで会えて、彼のベスパで2ケツして(時効だから許して)近所の高台で夜景を見たな〜〜って、思い出しちゃって心が震えたw
彼もよく黄色のTシャツ着てたし、白いヘルメットだった!ハキュン!
(結局5年間で10回は告白して振られ続けたが、最終的には付き合えた!
けど、
1年位で振られたΣ('◉⌓◉’)
そんな思い出が蘇ってきてハキュン。
って、関係のない己の黒歴史を無駄に告白し、皆様の感動を台無しにしてすみません。
(今は更生して仏の様な主人に守られて幸せです)
はぁ〜ハキュン。。
ちゃんと本作について書きますYO
まず、18年前の台湾台南市と、現在の日本を舞台にし、ジミー目線とアミ目線で描く、練りにねられた丁寧な脚本がお見事!
そしてジミーのこれからの人生を歩む為の覚悟の様な意思を感じたロードムービーとして進む後半。
アミが亡くなっているとわかった上での旅だったのだと明かされた時には、改めてこれまでの旅路でのジミーの表情を思い出して、ぐぅぅ〜となりました。
結末は読めますし、王道のストーリー、加えてミスチルですから、ある程度は察せますが、それでも心にくるものがありました。
人生って、人と出会って(別れて)関わっての繰り返しですねぇ。
こちらの心持ちで関わりを避けたり、バリアを張って遠ざけてしまう事もありますが、そんな中にも大切な出会いになり得る人だっていたかもしれません。
いい年していつまでそんな事言ってんだ!と、自分でも思いますが、私は人見知りな方なので、自ら出会いの幅を狭めているのかもしれません。
(居酒屋マスターや道枝君とも、たぶんあそこまで関わらないと思う(°▽°)
人生はよく「旅」に例えられますが、生きて旅し続けるうちは、人との出会い、関わりを喜び、大切にしたいなと思いました。
ジミーを演じたシュー・グァンハンさん。
存じ上げませんでしたが、とても魅力的な俳優さんでした。
18才と36才の演じ分けが違和感なく素晴らしかったです。
日本語も聞き取りやすく上手でした!
(果耶ちゃんの中国語ももっと聞きたかった)
果耶ちゃんも、明るさを持ち合わせながら儚げでアミのキャラクターと合っていました。
ナイスキャスティングだと思いました。
華ちゃん!こんな役も出来るのか!
いや、華ちゃんなら出来るか!!
アミの代わりにジミーとランタン飛ばしてくれてありがとう。
台湾ではジミーとアミが、日本ではジミーと華ちゃん(役名忘れた!)が、ランタンを飛ばすシーンが重なる所、好きでした。
あとぉ〜どーしても、思う事。
恋人(本作はそこまでの仲じゃないけど)との死別の結末がありきたり過ぎて少しイヤなんです。
もっと違う着地にはならないもんでしょうかね?
すすり泣きも聞こえましたが、ホントはやっぱり全然泣いていない私です。
皆さんの様に汚れのない気持ちで本作に臨んだつもりでしたが、自らの黒歴史が蘇り、違う意味で心が揺さぶられてしまいました。
変な事ばっかり書いてすみませんでした
( ̄∇ ̄)
ジミー再生の旅へ
*18年後アミのふるさとに行く決心をしたジミーは列車の旅に出た。今まで行きたかった町を巡り、素晴らしい景色、ローカル線の空撮がとても美しく、ご当地で出会う人たちの優しさや暖かさににふれ『心』が解放されていったのかも知れない。そしてとうとうアミの故郷へ。
そこはどうしても行きたかった場所。
行かなければならなかった場所。
*そしてジミーにとってアミとの『想い出』は彼の生きる『糧』となった・・
*アミの透明感とものうげな姿が美しく、台南の暖かさとレトロなところが郷愁を誘う。
*ジミーの18才の初々しさからの歳を重ねるごとのメガネの変化と横顔が美しい
*『ラブ・レター』へのオマージュのような優しさ。ミスチルのエンディングが優しい。さすが藤井監督、とっても沁みる作品でした。
心にしみた
心に染みる良い映画でした。
ジミーが彼女がすでにいないことを知っていながら「会いに来た」のが分かって、涙腺壊れました。
ベタな展開で、序盤からすでに結末の想像はつくんだけどそこに行き着く過程が心に沁みる。
年上の可愛い女性に惹かれてドギマギしながら頑張るジミーは擦れてない18歳男子あるあるでいい感じ、アミも距離を取りながらも(そうせざるを得ない)彼への好意を滲ませて甘酸っぱい青春描写がとても心地良く、カラオケ店の人々も良い人ばかりで見ていて幸せな気持ちになる。バイクの二人乗りは鉄板ですね。
台南の風景、鈍行列車でめぐる日本の各所の風景、特に雪景色が、叙情的で心地よく、ジミーの旅の途中で出会う人達もさり気なく温かい。台湾と日本の、ランタン祭りの光景、特にランタンが夜空に舞い上がっていくさまを下から追った映像には、なぜか泣けてしまった。
シュー・グァンハンも清原果耶も、役柄にも映画の雰囲気にもぴったりで完璧と思いました。
清原果耶はどこか儚げで、ああやっぱりと思うし、18歳と36歳のジミーを演じ分けたシュー・グァンハンが素晴らしい。なんとなく控えめで尖ってない普通の男子なのが良いんですよね。
いい映画を観ました
エッセイ映画
こういう映画、嫌いじゃない。原作がエッセイらしいので、リアリティのある部分も多く、共感できる部分や、ラストの語り等は結構きた。
けど、長いわりに無駄も多く。カットを引っ張り過ぎてたり、正直、ダルく思える部分が多かった。
60分から90分に纏まった映画なら、もっと良かったかなと思う。
ジミーが残したもの
ジミーにとって、生まれてからの18年と、そこから現在に至る18年は全然違うようでも、それぞれの青春があったと思う。
旅人に出会った人は、その人に何かを残していく。それを実感できる日本の旅だった。ロードムービーとしても最高な映画だった。
ジミーはアミに何かを残せたのか気にかけていたが、その問いが映画の終盤で明らかになる。
ジミーのおかげでアミは生きたいと思うようになったのではないか。その、生きたいと思う原動力が、『誰かに会いたい』だなんて、なんて素敵なラブストーリーだろうか。ジミーはアミにとってかけがえのないものをのこした。だからこそ、アミが亡くなっていたのは切ない。
また、亡くなっていることを知りつつ、アミにサヨナラを言うために、会いに来たという真実は、映画の終盤で、その切なさを増長させる。
結果だけ見たら、すごく悲しいのだけれども、観終わった後は全く嫌な気持ちにはならず、心地よい余韻が広がる。それは、18年の歳月を経て、ジミーがアミとの約束を果たしたからだと思う。彼は、過去に出会った人の思いを胸にしまい、新しい青春を始めようとしていると感じた。
映画館で観れて良かったと思う理由の1つがミスチルのエンディング。あの曲だけで、涙が込み上げてくる。
もう一度観たい
アミはなんとなく、そういうことなのかな…と思いながら観ていて、終盤やっぱりそうか…となったけれども、まさかジミーが全てを知っていて、自らの青春を終わらせるために旅に出ていたとは驚きでした。
ジミーが全てを知っていたことを分かったうえで、もう一度観たい!!!
青春18×2 君へと続く道
彼と彼女の一人旅で物語は進んで行く。
この映画を観る時もやっぱり一人がおすすめだ。
きっと誰もが一度は似たような経験したであろう切ない想い。
あらためて、今この瞬間を生きる、悔いが残らないよう勇気を持ってやりきる、ということの大切さを思い知る。
優しさってなんだろう?
って考えた。
ジミーへの優しさからの嘘、アミ自身がそう長くはないとわかっているゆえに、のめり込んでつらくなりたくないと自分のためについた嘘…
もしすべて本当のことを伝えて、限られた命を精一杯、愛に生きることができたなら…
俺はそっちの方が断然いい。
だって、どうせいつか別れ(死別も含めて)は来るんでしょ?
長いか短いかの違いなだけ。
一瞬が永遠になるときだってある。
同じ思い出に浸るなら、過去に伝えきれなかった、あるいは確かめられなかった後悔に生きるよりも、やり切った思い出を大切にして人生(たび)を続けたい。
彼女は、自分の死後も長い人生を続けていく彼のその先を思い計って嘘をついたんだろう。
でも、俺なら本当のことが知りたい。
もしも相思相愛だとしたら、ほんの一瞬であろうとも、最高に満たされた、思い出すだけでニヤけてしまうような記憶とともに生きていける。
おかえりアミのついた悲しくて優しい嘘
「デイアンドナイト」
「宇宙でいちばんあかるい屋根」
に次いで
藤井道人&清原果耶の3作目を鑑賞しました。
台湾の小説家の原作があります。
台南の郊外にある一軒のKARAOKE店。
そこでアルバイトしている日本のゲームやアニメ好きで、日本語が少し話せ、台北の大学進学を控えた18歳の男子、ジミー。
そこへ若い日本人女性バックパッカーのアミが訪れる。
彼女は財布の盗難にあい、旅を続けるための旅費を稼ぐために住み込みのアルバイトを探していた。店主は元々日本の関西人で、アミを即採用。
ジミーはアミに一目惚れ。
そりゃ、そーだ。
絵をかくことが大好きなアミ。
ふたりはデートをかさねるが一線は超えない。
二人が映画館で観た映画は日本の岩井監督の
「Love Letter」
いつかお互いの夢が実現したら再会することを誓いあう。
しかし、なぜか、何年後のいついつにどこでといった約束はしない。
アミには周りに隠していたことがあった。
肥大性心筋症の持病を押して、薬を持参しての旅だった。
母親との電話を日本にいる彼氏と思いこむジミー。
体調の悪化を母親に電話で相談していて、揉めていたのだった。
突然日本に帰ると決断したアミ。
ジミーたちはそのことを知らない。
アミの帰国後、冬休みに日本に行きたいとアミに電話をかけたジミー。
病院のベットの上で、絵を描いているアミはジミーに嘘をつく。
悲しい嘘。
大学に行ったジミーは在学中にゲーム会社を起業。大成功したジミーだったが、CEOの座を追われる(M&Aで実は大儲け?)ことになってしまったようだ。アミに会ってから18年の歳月がながれていた。もはやジミーにその義務はないのだが、日本出張の同行を承諾する。
鎌倉、松本、長岡とめぐり、アミの故郷の只見をローカル線経由で目指す。青春18きっぷは各駅停車の自由席しか使えないのよ。その途中で出会う18歳のバックパッカーの日本人青年やネカフェのアルバイト女性。
(岩井俊二監督のリップヴァンウィンクルの花嫁の黒木華ちゃんが、もう34歳なのにとてもフレッシュだった。巧い❗そういや、余命10年にも姉役で出てた。「日日是好日」でも長〜い期間のヒロインを演じた。清原果耶もきっとそれができる。)
アミと過ごした台南での夏の思い出のシーンが繰り返される。バイクの二人乗りは必須アイテムだ。
岩井俊二作品に寄せたゆったりとしたシーンが続く。ちょっと眠い。
想像だが、台湾の原作者は日本のアニメや岩井俊二のファンで、日本に来て、青春18きっぷを買って旅をする中ですてきな人に出会ったのかもしれない。
台湾でよかった❗
「一秒先の彼女」のリメイクの「一秒先の彼」(宮藤官九郎脚本)での 清原果耶が本当の台湾を旅する本作。とても感慨深い。
ジミーもスカした韓流俳優じゃなくてよかったよ~
台湾の屋台のハシゴしたい。
藤田道人監督の「余命10年」の小松菜奈はなんだか死にそうな雰囲気がまるでなかったから、まわりの松重豊らがぎゃんぎゃん泣いていたけど、清原果耶はなんだかスーッと死んじゃうようなはかなげな雰囲気があるんだよね〜
そういや、余命10年はすぐに地上波放映されて、ズルっとズッコケた。
藤井道人監督作品は個人的に好き嫌いがはっきり分かれる。最近は嫌いなのが4本続いた🙏
しかし、清原果耶出演作品とは相性がいいみたいだ。
青春18きっぷ。
x4の70歳過ぎのケチな父親がよく買ってあちこち出かけていた。
加齢臭の染み込んだ青春18切符。
なんでしたっけ、果耶ちゃんの絵に忍ばせていた香水の名前。
あ~思い出せない。モヤモヤ!
そういや、オイラもx3過ぎたよ。
アミにはもうちょっとだけ長生きしてもらいたかった。
でもアミは覚悟していた。
潔い。清々しい。清原果耶。
小松菜奈みたいにまわりに当たり散らさない。
岡田惠和の脚本はとてもすきなんですけどね。
映画館のポスターの藍色大門って藍色夏恋の原題だったんですね。ミニシアターで2回観たのにもう忘れてる。
タイトルなし(ネタバレ)
本作の素晴らしい点は、「やらない後悔がなかったこと」であると感じた。
というのも、amiは”このまま何もせず死を待つ”のではなく旅に出たことは勿論
ジミーが”あの時気持ちを伝えていれば何か変わっていただろうか”と自問する場面があったが
(amiの帰国時)想いを伝えなかったことが、結果的に良かった(と私は思っている)というシチュエーションが、映像作品において非常に珍しく新鮮に感じた。
カット割りが異なるだけで、全く同じシーンを2回も観させられているのに
「それさっきもみたやつ~Ω\ζ°)」って思わせない主演ふたりの演技力は流石。
現実には「その話n回目です」って呆れるオヂサンのトークが何回もあるのに、、
旅をするのは『自分を確認する為』と言った彼女。彼もまた『自分を確認する為』の旅に出ます。これは時を越えて紡ぎ出される二人の青春ロードムービーです。
『青春18』と聞くと「青春18きっぷ」を連想します。
旅愁を感じさせるキーワードですよね。 ・_・ …と言いながら
実は利用したことがないなんて 話せません。 あぅ☆
その言葉をタイトルに含む作品って、一体どんなものなのか
確かめたくなって鑑賞しました。
さあ出発。
現在と18年前。日本と台湾。
時間と空間ともに離れた2つの舞台を結んで描かれるお話です。
18年前の旅人はアミ。
日本から台湾にやってきた女性。後で分かりますが、22才。
サイフを失くして困っていたところ、目の前に1軒のカラオケ。
店の名前に「神戸」の文字。
(…日本にゆかりがある店?)
店の敷地内でバスケの練習?をしていた若い男に声をかける。
18年後の旅人はジミー。
冒頭の場面。自分が創設した会社を奪われてしまう。 あらら。
日本での仕事までは同行する。その後はどうしようか…。
そうだ旅をしよう。宛ての無い旅。 …いやそうでは無い。
かつてカラオケ店でバイトをしていた時に声をかけられた
若い女性への想いを胸に、会いに行こうとしている。
◇
こうして始まるジミーの旅。
東京をスタート地点に、まず鎌倉。
鎌倉から長野、新潟。そして福島の奥地、只見へと続きます。
旅の途中で、色々な人と出会う。
18才と若く人懐っこい男。
台湾から日本に来てそのまま居ついた居酒屋の男。
自分の作ったゲームをしていたネットカフェ店員の女性。
色々な場所を回りながら、近づいていく。
アミが生まれ育った町へ。
” 雪が積もると、どこにも行けなくなる町なの ”
その町に行きたくて
なかなか行けなくて
日本に来てからも遠回りして
18年もの時間だけが流れて…
ようやく、来れた。
道を尋ねた人に車で送られて。
ようやく、辿り着いた。
出迎えたのは、アミの母。
” 待っていたのよ ”
” やっと来てくれた ”
18年の時をこえて、ようやく二人が再会する。
◇
日本と台湾をまたにかけて
18年越しに巡り逢うまでの二人を描いた
まさに青春ロードムービーでした。
最初から最後まで、とにかく映像が綺麗で、スクリーンに
映る景色を観ているだけでも、心が洗われる感じがしました。
主演二人の旅の行く末を見守った気分です。 ・-・ハイ
観て良かった。
満足です。
◇あれこれ
■夜空に舞うランタン
台湾のランタンと日本のランタン。
両方での場面が描かれますが、どちらも綺麗でした。
漆黒の夜空を昇っていく橙色の灯。 いいなぁ
とても幻想的です。実際に見てみたくなりました。 ・_・ハイ
日本ランタンの撮影地は新潟県津南町。…でいいのかな?
新潟県中魚沼郡 …魚沼と言えばコシヒカリ☆
食べたこと無いのですが、美味しいのでしょうね。
台湾のランタンも調べたのですが、検索して最初に出てきた
のは十分(シーファン)のランタン祭り。
画像を見た感じではこの作品中の場面のまんまです。
ただ、十分は台南市では無さそうです…。うーん(土地勘無し
で、もう少し調べたら出てきました。
「2024台湾ランタンフェスティバル」というのが今年は台南市
で開催されるようです。 …って もう終わってました *-*;
■ノックの後は返事を待たなきゃ ね
” すぐにドアを明けたらノックの意味無いでしょ ”
アミに注意された(怒られた?)ジミー。
同じような次の場面、ノックしてすぐにドアを開けかけて…
慌ててすぐに閉じていました。 ∠☆
ギリセーフ。良く出来ました。 ・_・b
■4つ年上でアクティブな人 …って
カラオケ店員の間で ” 好きな人のタイプは? ” という
話題になった際に、アミはこう口にします。
これを聞いたジミー
” アミには日本に4つ上の彼がいる… ”
そう思い込んで落ち込んでしまいます…。(同情)
実際には、アミに4つ上の彼氏は居なかった訳で
何故、アミはこのように口にしたのか…
それが鑑賞中からずっと気になって、考えていました。・_・ハイ
そして思い至ったのはこのような事なのですが…。
・4つ上 ⇒ ジミーと自分の年齢差を意識していたのでは?
・アクティブ ⇒ 病気を治した自分と全国を旅する事のできる人
ジミー君へ。
アミはきっと貴方のことを意識していたと思いますよ。
◇最後に
映画のタイトル
観る前は 「青春18×2」でしたが
鑑賞後は 「青春18×3」になっていた気がします。
自分も二人と一緒に旅をしていたようです。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
構成上の弱点を抱えながら、美しい秀作の映画に
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
この映画『青春18×2 君へと続く道』は、同じ藤井道人監督の『余命10年』と比較すると、構成上の弱点を抱えながら、しかし美しい秀作の映画に仕上がっていると思われました。
その構成上の弱点とは、『余命10年』では、主人公にまつわる話が冒頭からネタバレされ、主人公と彼氏との2人の関係性が映画が進むにつれてどんどんと凝縮されて行くのに対して、この映画『青春18×2 君へと続く道』では、ヒロインのアミ(清原果耶さん)にまつわる話が最後まで明かされないまま進み、主人公・ジミー(シュー・グァンハンさん)とヒロイン・アミとの2人の関係性がそこまで凝縮しないまま映画の最終盤まで進んでしまう点にあると思われました。
つまり、この映画『青春18×2 君へと続く道』では、ヒロイン・アミの主人公・ジミーに対する態度が、ずっと違和感があるまま映画の最終盤まで進んでしまう構成になっているのです。
それが要因となり、主人公・ジミーとヒロイン・アミとの2人の関係性は、純化の観点ではそこまで凝縮性がなかったとは思われました。
それが(もっと深い感動があるはずの題材の映画で)そこまで全体を通して深く感動させる映画にならなかった要因だとは思われました。
もちろん映画の最後での大きな感銘はあったのですが‥
しかしそれを差し引いても、ヒロイン・アミを演じた清原果耶さんは相変わらず素晴らしい演技で、主人公・ジミーを演じたシュー・グァンハンさんも過去と現在で全く雰囲気が違う的確な演技をされていて、美しい台湾と日本の風景や美術など含めて、過去の台湾と現在の日本が美しく錯綜する、内容ある秀作の映画になっているとは僭越ながら思われました。
(脇を固める台湾・日本の俳優陣も素晴らしく、特に全く違うキャラクターを他の作品でも多数演じていながら今回も自然な安心感をもたらす黒木華さんにはやはり感嘆しかないなと一方で思われました。)
予告の時点で内容の想像がついてしまうけど、普通に泣ける作品
藤井監督作品ってこともありますが、この作品は予告が公開された時点で清原果耶さん演じるアミが何か病気にかかっているんだなということはすぐ察しました。勘が働くものですね。
キャラクター自身の展開が読めてしまうのは少し残念ですが、そこに救いがあるかないかまでは観終えないと分からないことなので、見て損はないと思います。
存じ上げない俳優さんだったんですが、シュー・グァンハンさんの過去と現在の演じ分けがとにかく素晴らしかったです。
清原果耶さんのお芝居は言わずもがな素晴らしいです。
普通に泣いたので個人的には良い作品だと思いました。
あとは昔から台湾の作品が好きです。良い作品が多いなと感じます。
この作品も描写が綺麗でしたし、特にアミの生まれ故郷である福島県の雪景色、本当に美しかったです。
ラブストーリーだが、人生にまで踏み込んでいる
本作は日台合作の青春ラブストーリー。流石に『余命10年』の藤井道人監督が脚本も手掛けた作品なので、全編、丁寧で緻密な美しいストーリー展開、意味深い台詞、日本と台湾の美景が見事に調和して人生という領域にまで踏み込んでいる。物語が進むにつれて切なくて涙が溢れてくる。
18年前の台湾で高校3年生のジミーは、バックパッカーの日本女性アミと出会い、一緒にアルバイトをしながら、明るく屈託はないが謎めいたアミに惹かれていく。アミも、一途で純粋なジミーに惹かれていく。ある日突然アミの帰国が決まりジミーは意気消沈するが、そんなジミーにアミはある約束をする。そして、18年後の現在、ジミーはアミとの約束を果たすため来日し、アミの故郷までの旅でアミとの記憶を辿っていく・・・。
前半は、ジミー目線の展開で伏線を張り、後半は、アミ目線の展開で前半の伏線を回収する感涙ストーリーは既視感ありだが、日本と台湾、過去と現在を往来しながら展開していくので新味がある。複雑で難解になりそうだが、往来のタイミングが絶妙であり混乱はしない。緻密な脚本が成せる業である。
シュー・グァンハンは体全体の演技で一途で純粋なジミーを好演している。清原果耶はふとした時の憂いの表情で謎めいたアミを巧演している。女優としての成長を感じる。
人生の指針になる意味深い台詞が多い。ジミーは日本で、鎌倉、松本、長岡、只見を列車で訪れる。様々な人達と出会う。出会う人達には黒木華など豪華俳優陣が扮するので、ジミーとの少ない台詞のやり取りでも心に響く演技力は流石である。
終盤、冒頭に伏線はあったがジミーの今が明かされる。彼はアミも仕事も失った。しかし、日本の旅で今後の人生の指針が見えた。列車内での青年との出会いである。人生において出会いは大切であり人生を変える。ジミーとアミの出会いのように。
本作は、素晴しいラブストーリーだが、更に踏み込んで人生は出会いの喜びと別れの辛さを繰り返しながら続く旅であることを示唆している。
18年の月日を埋めるジミー
アミはある秘密を抱えながら…
病気かな?何となく
いや、やっぱりそうか
台南のジミーの働くカラオケ店に、いきなりここで働かせてほしいと現れるアミ。財布をなくしたからと言うが、ほぼ日本語で違和感しかなかった。バックパッカーで台湾来るのに、そんな語力で来ちゃうのかとね。
たまたま日本語喋れる店主に、日本のアニメ好きで日本語を少し覚えたジミーが居たから何とかなったのかとかね。
いろんな違和感がジミーの回想録でだんだんと露になる。
そして、もどかしいと感じたふたりの恋の進展も、アミにとってはどんなに辛いことだったか。
残り少ない余命は世界を旅しようと決めたが、ジミーに出逢ったことで、もっと生きたいと思ったに違いない。
だし、他に治療法があって欲しかった。
でもジミーはアミとの約束を守るために、すごく頑張ったし、アミを失ってからのジミーは仕事に没頭するしかなかったが、ジミーのアミを思う気持ちが痛いほど伝わってきて、心が揺さぶられた。
ジミーがアミの実家を訪れて、アミの本当の想いを知ることとなったジミーの涙が切なすぎた。
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