青春18×2 君へと続く道のレビュー・感想・評価
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たまたま見つけて、観てみて良かったです
楽しみました。序盤は少しだけ違和感があったけど、観て本当に良かったと思える映画でした。台南の風景はどこか懐かしく、物語は余韻がありました。事前の情報を一切入れず、予告編も見ずに行くのが一番楽しめると思います。自分も情報ゼロで観たおかげでとても楽しめました。
タイトルは本文に。
【キスもない淡くピュアな恋を雪に閉じ込めランタンで昇華させる映画】
清原さんの透明感が好きで、何となく観てみたいと思い鑑賞しましたが、以前、聴力を失っていく役をドラマで演じられていたときと比べてかなり痩せていて、どうしたんだろうと思いました。
しかし作品が進むにつれて、これは役作りなのかもしれないと感じ始めました。
何か深く傷ついて、何かを隠して耐えているから。
病名がハッキリ分かりませんでしたが、心臓の疾患であることはわかりました。治らない病の自分を隠して、残された僅かな時間を精一杯生きていたんですね、アミは。
もうこの展開自体は“よくあるラブストーリーの古典”ではありますが、カラオケ屋さんの仲間の人柄の良さ、劇中の悪者が壁に落書きする酔っ払い程度である平和な構成など、余計な混ざりものがなくて良かったこと、台湾と日本、18年前と現在をクロスさせる構成、LOVE LETTERを絡めてくるところ、旅で出会う豪華なちょい役などがバランス良く、素晴らしかったです。
泣き声もあちこちから聞こえてきていましたし、私もいくつかのシーンで気づけば泣いていました。
心が清らかになる気がする、そんな作品です。
ジミー役の俳優さんが好演
ジミー役の俳優さん、年齢を調べたら33歳でびっくりするくらい、見ててくすぐったくなるような初恋を好演。目的地の雪国に辿り着いた辺りから、アミはきっともういないんだろうとうっすら分かるけど、行った先でその事実を知る流れじゃなくてよかった。そうだったら辛すぎたと思う。ちゃんと知った経緯も描いてくれていたことで、見る側も受け止められた感じがする。ハッピーエンドではないけど、彼はきっと乗り越えてまた新しい夢を叶えるだろう、と思える。
清原果耶さんももちろん良かったし、ちょい役なのが勿体ない役者さんも多くて、観てよかったなと思う作品。
予告動画が全て
これほど予告動画を見て後悔した映画はありません。
予告動画で結末が分かってしまい、それを超える感動はありませんでした。
ジミーがアミにそこまで惚れるような魅力もわかりにくかったし、アミ自体ジミーのことをどう想ってたのか伝わってこず、、
交わせる言葉が少ないからこそ2人の触れ合いはもっと描くべきだと思います。
清原果耶からお姉さん感を感じれなかった。
有村架純だったら少し違ったのかなと思いました。
日本での旅の途中で出会う人達との交流は必要だったのかな。
いつものやつね!(※毒舌注意)
日台合作の雰囲気の良さへの期待感と、評点の高さを参考に急きょ?鑑賞。うーん、皆様には申し訳ないのですが、私には合わなかったようです。
ダメな話という訳ではなくて、いい映画と思うのですが、反面、、何でしょう? 終始つきまとう既視感。。序盤のうちにラストも読めて→そのまま終了といった感覚でした。
*** (以下否定的な感想です)
「ニッポンの泣ける恋愛エモ映画」にいくつか鉄則があるとすれば、その筆頭になるであろう『恋人の死』。今までこの脚本はごまんと描かれてきたわけだが、今作もそこにスポッとおさまったように思える。
恋愛にまつわる喜怒哀楽は様々あり、人を愛する気持ちが「死別」により、より強く自己認識できるということは事実あるでしょう。
でも日本の映画ではそれを使い回しすぎて、もはや映画題材としてはもう、古風というか。タレントや俳優さんを変えただけと言うか…( ; ; )セカチューももう20年も前ですね。
特に今回は主人公が何の病気かも分からずだし、そもそも恋愛だったのかも分からないほどの、子どもの淡い思い出のように感じたし。
ジミーの旅ももはや恋心を感じない年月の経過を、表してましたね。創業した会社追い出された若手経営者の傷心旅行のようで^^;
鎌倉=スラダンの聖地って事で折角だから行ったのかな/松本=えーと、、純粋に行きたかったのかな?/長岡=えーとえーと、、なんでやねん。松本からなら東京経由して福島向かうだろ(^^;; ということでアミさんの故郷はクライマックスだが旅の「一部」と化してましたね。真っ先に行くわけでも無いわけだからさぁ、ジミーさんそういう事でしょ?今さらだから新幹線で急いで向かう必要もないもんね!
・・・というストーリーに、私のようなオッサンが感情移入しろというほうが無理があり、どうも場違いな客になってしまったようであった。
それから私は、そもそも(泣きたいための映画)っていうスタンスに疑問を持っていて、何でみんなそんなに泣きたいのか理解ができないクチだ。全米が泣こうが日本中が涙であふれようが構わないが、さあ泣けと言われると、人間 泣けますかね。。
たぶんココロが曲がっているんです。、
これを読んで気分を害する方もいるでしょう。
すみません。、
シューさん、清原さん 両名ともかわいらしい。
ソレ及び
日台の文化交流、架け橋としての価値に★3
人生は長いとは限らない、だからその一瞬を懸命に生きる
タイトルに書かせていただいたことが
私がこの映画から得られた示唆です。
映画のSTORYは台湾と日本を行き来しますが、
基本的に後半に至るまでは、シュー・グァンハン演じるジミー視点で描かれます。
ジミーの大学受験を控えた高校時代からジミーの人物像を、
そして清原果耶演じるアミとの出会いから同じ時間を過ごして
ジミーの気持ちの変遷を丁寧に描いていきます。
丁寧であるがゆえ、少しまどろっこしいかなという感覚もありますが、
この丁寧さが後半、実によく効いてくるんですね。
時間軸としても、現在の日本を旅してアミに会いに行こうとしているジミーと
18年前のアミとの一緒の時間を過ごしてきたジミーをそれぞれ描きつつ
アミの人物像もすこしずつ解像度を上げて描いていっていました。
アミのキャラクターがすごくいいんですね。愛されキャラといいますか
実に明るく生き生きとしているんですね。
そこにジミーは惹かれていくわけですが、
アミには実は秘密があって、その生き生きとしているアミの違和感が
描かれてからは、アミが観客にとってミステリアスな存在になっていきます。
そして怒涛の後半に入ると、
アミが亡くなっていて(しかも随分前に)、亡くなっていることを知りつつ
ジミーはアミに会いにきていることがわかったと同時に、はい、涙腺が大崩壊しまして
号泣😭しました。もうハンカチなしではいられないほど号泣しましたね。
こんなに切ない話だったとは想像しておらず、
ただ、劇中で映画『Love Letter』を映画館でジミーとアミが一緒に観るシーンで
『Love Letter』的話であることを悟った方もいらっしゃるようですね。
私は『Love』 Letter』を観ていないので、当然ながらピンときていないわけですが、
それはそれで衝撃的だったので、むしろ本作を堪能できてよかったと思っています。
後半はジミー目線だった展開をアミ目線で観るのですが、それが本当に切ない。
もうずっと泣きっぱなしでした。
前半でジミーが「人生は長いのでゆっくり考えようと思う」的なセリフを言ったときに、
アミが「そうとは限らないよ」的な返しをするのですが、この意味がわかると
この映画が伝えたかったメッセージはこれなんだなと思いました。
映像へのこだわりも感じました。
”今“を描くときはジミーの心持ちが暗いときは画面も暗く、それが徐々に明るくなっていくところや
夜景・ランタンの見せ方等、すごく美しかったです。
藤井道人監督にはあらためて感服いたしました。
すごく良い作品でした。
今を嘆いても、胸を痛めても、ほんの旅の途中
自身で立ち上げたゲーム制作会社を
社内の政変で乗っ取られた『ジミー(シュー・グァンハン)』が、
十八年前、十八歳の時にほんの束の間ふれ合った女性を思い出し、
彼女に会うために日本を訪れる。
その女性が『アミ(清原果耶)』。
バックパッカーとして台湾に来たものの、
財布を無くしてしまい、
たまたま日本の地名を冠したカラオケ店を見つけて働き出す。
そこでアルバイトをしていた『ジミー』は
年上の女性に淡い恋心を抱く。
しかし、店を繁盛に導いた彼女は
突然帰国してしまい・・・・、との過去。
二つの旅が交錯する{ロードムービー}。
『アミ』の日本から台湾へ、
『ジミー』の台湾から日本への。
十八年前の楽しい、しかしもやもやとした感情が渦巻く台湾での日々と、
十八年後の今、彼女の元へ向かうために訪れた日本での旅の様子が
交互に描かれる。
しかし、彼の日本での航跡はどうにも不可解。
一直線に彼女の元を目指せば良さそうも、
聖地巡礼をしてみたり、鉄路の大回りをしてみたりと、
ゴールに向かうことに逡巡をしているよう。
が、旅先で出会う何人かとの交わりの中で過去を思い出し、
背中を推され
彼女に会うための心のけじめを付けて行く。
とは言え、その迷いの理由は繰り返し暗喩されるので
物語りの当初から想定は付く。
十八年前の彼女の言葉。
二人で観に行った『岩井俊二』監督の〔Love Letter(1995年)〕の
ストーリーを思い起こせば。
ほんの短い間の触れ合いが、彼のその後の十八年を大きく動かした。
幼い約束を果たしてのち彼女に会うため、
必死に働いた末の悲しい結末の{ラブストーリー}でもある。
再会は青春時代の
遅すぎた終わりの始まりとなり、
『ジミー』は『アミ』により、二度目の生きる目標を見出す。
『清原果耶』が、ほぼ実年齢のヒロインを演じ、
等身大の人物になり切った時の彼女の強さをいかんなく発揮。
それを堪能するためだけでも、
観る価値は十分にあり。
思わずこぼれる涙。想いは永遠に続く
想像していた物とは全く違うストーリー展開でした。
それは美しくも悲しい、でも明日へ繋がる素敵な作品でした。
18年前のアミとジミーの出会いから始まる物語の映像は瑞々しさに溢れ、アミの透明感とジミーの純粋さが際立ちます。
病を隠してのアミの旅は苦しさの中にも光輝く毎日だった事でしょう。急な帰国は元気な姿でジミーと再会したいと願うアミの夢への覚悟だったのでしょうね。
映画館でのアミの涙は故郷を思い病と向き合うと言う覚悟の表れだったのでは。
ジミーも悲しい出来事に心を失ってしまう日々の中、現実に向き合おうと覚悟の旅です。
そして明日への道の背中を押したのはやはりアミでしたね。
清原果耶ちゃんさすがでした。
黒木薫さん、松重豊さん、黒木華さん、終盤は豪華キャストでした。
アミの台湾への旅もジミーの日本への旅も先々での出会いが少々都合良すぎではと言う事が多いかと思いますが、それは考えない事にします
ハッピーエンドではないですが、初恋の想い出から明日への希望に繋がる美しい作品でした。
いい映画を見ました
台湾と日本を結ぶブリッジムービー📽️
想いは…痛いほどつたわる
思い出探しの旅
あまりに職人技
あまりに職人技な映画だった。
とりあえず合作のダサい感じもなく、時代も国も離れ離れになる運命のふたりの出会いと別れとそれからを美しいメロドラマとして描き出している。とりわけ清原果耶の旅ゆく大和撫子のさわやかな笑顔はいい感じ。
冒頭のクレジットでエグゼクティブプロデューサーがチャンチェンとあって、まさか「クーリンチェ少年殺人事件」のチャン・チェンか!と興奮して見始める。
思えば、「藍色夏恋」的台湾青春映画の黄金アイテムである台湾の制服はなくとも、バイク、ランタン、夏景色を惜しみなく繰り出し、片や、日本ロマンとしてのまさに「Lovletter」な雪景色と「今はいないあの人」というすべてのいいとこ取りの掛け算を(しかも劇中に看板としてもでてくる)効率よくまとめあげているので、まさに美しさ2倍、みたいなところなのだけど、過去も藤井道人監督作品はどうと乗り切れないところがあって、本作もジミーとアミのドギマギの切り返しがそんなにハマってこない。単独の清原果耶はいいのだけどカットバックしていって良さが出てこないのは台本のせいなのか。台本といえば、途中で出てくる道枝、W黒木、松重、らの豪華脇役陣もとりわけ豪華なだけでまったく活きてはいないが、単にこれが80年代のアイドル映画のような装置として観ていれば、まあこんなものか、とも思ったりするが、そうするともっとしっかり役者陣は泣くべきである。アミもそんな病気を抱えての旅のようには見えなさ過ぎだし、生きることへの執着はもっと台湾の日常の中に出ていてよかったはずだし、ジミーの現在進行形は、お元気ですかと叫ぶことではない。それこそセカチューのように誰に向かってるのかわからない大泣きくらいすべきであったと思う。過剰なメロドラマを身体で表現するアイドル映画ならば。なのでなんかいっつもどっちつかずというか中途半端なしかしクレバーな流行監督のように見えてしまうんだよな、藤井道人監督。逆に、スクリーンで観る「Love Letter」に追いつけてるのかと言ったらやっぱり圧倒的に負けてる訳でオマージュを捧げてる場合ではない、と思う
1ページ1ページ綺麗な絵をめくるように観ちゃったな
逆なら感動したのかも‼️❓
良いストーリーだし、キャストも良くて、感動するはずなんだけど、モヤモヤする。
なんか彼が、読めないので、同化出来ない、寄り添えない。
逆に彼が日本に難病で来て、清原伽耶が好きになり、追うのなら、涙が枯れるほど泣いたかも。
でも難病で若くして死ぬ前に出逢えて良かった、キミスイの感動を思い出した。
日本の風景が綺麗です、北欧やアセアニアの人でも日本の風景の方が綺麗だとゆう、かもしれない。
黒木華と道枝くんが、ちょい役で可哀想です😢
でも、台湾はいい人が多いそうです、長男が卒業旅行で訪れて感動してました。
台湾がこれからも平和でいられますように。
清原伽耶を久しぶりに観ました、デコピン気にならないようですね、良い泣きでした。
最後、ミスチルでウルウルしました🥹是非。
涙腺崩壊 ネタバレ注意
めちゃくちゃ良かったですね。映画の長さは2時間なのですが、飽きがきませんでした。これは、過去の回想の入れ方や、会話と風景描写の配分などがちょうど良かったことによると思います。あと、脚本が胃もたれしなかったことも大きい。セリフを長々と入れて全てを説明しようとするのではなく、言葉と表情、カメラワークなどの映画の技法を多角的に使い、アミやジミーの思いを表現できていました。それに加えて、映画の全体の構成も良かったですね。現在のジミーが旅をしながら、アミとの日々を思い出す、現在と過去のクロスオーバーが効果的になされていたと思います。この構成によって、18歳のジミーには見えていなかったことが36歳のジミーには見えるという対比が顕著になっていました。特に、アミという人物の陽と陰がよく表れていたと思います。18歳のジミーから見て、アミは少し大人で明るく、美しいお姉さんでした。それが36歳のジミーの旅を通じて、影の部分が見えてくるのです。この対比が、アミという人物をより愛おしくさせるのだと思います。アミは、ジミーの前では、余裕がある大人でいようとしたわけですが、その裏で必死に自らの運命に抗おうとしていたのです。その様は、熟練した大人ではなく、まだまだ未熟な20歳の女の子に過ぎなませんでした。もっといいやり方があったはずなのにと、36歳のジミーを含めて我々は思うわけですが、これが青春というものなのでしょう。せつなすぎます。
さて、こうしたアミを演じる難しさは、演技未経験の我々にもひしひしと伝わるわけでありますが、さすがの清原果耶です。お見事でした。私は、あまり映画やドラマを見ないので、今まで彼女がどんな役を演じてきたのか、全てを知ってるわけはないですが、困難を抱えた人物を演じることが多いように思います。彼女の代表作「おかえりモネ」では、気仙沼出身の被災者を、「護られなかった者たちへ」では、仙台市の生活保護課の職員を演じていました。「透明なゆりかご」では、ADHDを持つ女の子、「ファイトソング」では聴覚障害になった女の子などなど、挙げればキリがないのですが、今回もまた、困難を抱えた女の子です。しかしながら、本人もインタビューで語っていましたが、今回演じたアミは、明るく、溌剌とした人物で、清原があまり演じたことがないタイプの人物です(ただし、陰の部分はあるのですが)。私が思うに、性格が明るい女の子を演じることができる俳優はたくさんいると思います。しかし、20代で陰翳をしっかりと付けられる俳優というのは、中々いないのではないでしょうか。今まで困難を抱えた人物の演技を経験したがゆえにしっかりと人物に影を付けられる、そんな清原にしかアミは演じられない。藤井監督はそう考え、オファーを出したのではないでしょうか。私が思うに、この期待に清原はしっかりと答えられていました。清原果耶という俳優に今後とも、注目していきたいと思います。
全385件中、281~300件目を表示
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