A.I.のレビュー・感想・評価
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親になって良さが分かる映画
何故か見る機会を逃していた映画、今となってはA.Iなんて言葉は毎日のように耳にしますが公開当時はまた耳慣れないもので、近未来のイメージがとても強かったです。
結論から言うと、私の場合は、親になって初めて深みが分かる内容でした。若い頃に見ていたらきっとダメだった。ホラーとしか思えなかったと思います。
何故デイビッドにリセットボタンを付けてやらなかったのか。たったそれだけでロボットが救われると思い知りました。リアルを追求しすぎても、ロボットは永遠に子供、愛する母はいつか老い衰える。リセットボタンを付けない設定がとても不自然ですが、物語の内容的に仕方なかったのでしょうね。
ロボットの愛は一途過ぎて、たとえリアルを追求しても人のそれとは明らかに違います。まるでストーカーのような怖さがあります。どこまでもどこまでも追い求められるような。一方で、それが純粋な子供の愛だから、自分の子供と重ねてしまって、その一途な愛に涙が止まりませんでした。
せっかくキャストも題材もいいのに・・・
以下長文です・・・(ーー;)
完全ネタバレです。
よかった点
・主役のハーレイの見事な演技
当時子役のハーレイ・ジョエル・オスメントは確か13歳くらいですが、彼が演じる人工知能ロボットがスゴイです!!見ればわかりますが、しっかりロボットの動きになっていて圧巻です(>_<)すげー子役だったな!!
この映画の感動は、ほとんどこの主役の表現力がもたらしてるものだといっても過言ではないでしょう。(自分は泣かなかったけど・・・感動はしたかな)
・近未来のロボット社会を見事に表現。
上映当時は2001年6月というと、まだスマホも普及してない時代ですね。いま2018年、人工知能にますます関心が高まる世の中になってるので、さすがスピルバーグの先見の明。
人工知能のロボットが共存する社会の恩恵と弊害を、見事なまでに映像化しています。
Dr.knowのシステムなんて斬新だけど、あれもやっぱり機械ってことですね笑
ロボットをどこまで人間として扱うのか、モノとして扱うのか、そこに感情が生まれたら??っていうのは昔からのテーマです。
そんな社会にこれからなっていくんだねー(>_<)
ジュードロウ演じるセックスロボットなんて、絶対需要あるでしょうね♪それこそ倫理観ぶっ壊れますけどね。
悪かった点
・テーマぶれすぎ(スピルバーグたまにやるやつ)
前半はよかった!!死んだ息子にそっくりなロボットを家族として受け入れるか、欲との葛藤、現実との乖離、そこで生まれる家族愛とか複雑な心境から、トラブルやドラマが展開されている。
愛とは?家族とは?
可哀想なロボットに感情移入していくでしょう〜
そしてハーレイ演じるデイビットが捨てられるところから少しテーマ変わります。。
捨てられたロボット達が他にも登場し、感情を持ったロボット達が偏見と差別によって迫害を受けているシーン。。ここは奥が深いですねー(>_<)
感情持っちゃったらただのモノではないもんね。。
ジュードロウのセックスロボットが騙されるシーンなんか、絶対現実として起こりえるから、ロボット社会も一筋縄ではいかないですね。
そうして外の世界を何も知らないデイビットの、ママを探す冒険がここから始まるのだー!!
ふむふむ。。
まぁここまではいいでしょう!むしろ意外な展開で面白そうだ!!
さて、ママが昔話してくれたおとぎ話「ピノキオ」で、ブルーフェアリーがピノキオ人間にしたように、デイビットは、自分も人間になればママは愛してくれるだろうと信じ、ブルーフェアリーを探すことに。。
このブルーフェアリーがマズかったんじゃないかなー(>_<)存在しないものを探し続けた挙句•••ん??
ブルーフェアリーの存在を祈り続けて何千年の時が過ぎ••••あれ??
人類は絶滅して、未知の生命体登場!!宇宙人??
そして宇宙人の力によって、1日だけママを復活してやることができ、ようやくママと一緒に永遠の眠りについたのでしたー(ToT)
恐らく、スピルバーグさんは宇宙の理論や未知の生命体の存在と人類についてなにか表現したかったのでしょう。
いろいろ好奇心と発想力旺盛なスピルバーグ監督なので、あれやこれやと手が出てしまったに違いない!!笑
2011年の「スーパーエイト」も同じ匂いがした映画でしたー。以上。
案外面白かった
近未来SFで、1900年代のハイテクのイメージで作られているが、案外クオリティが高く、極端にSFSFしてて良かった。主人公の純粋な気持ちと、絶対に思い通りに進まないストーリー、そして決してハッピーエンドではないハッピーエンド。近未来SFだが、主人公の素直な感情に本当にグッと来る作品なので、是非見てほしい
tedがいた(°0°)!!
今や世間を席巻するA.I.。そのA.I.という言葉を知るきっかけとなった作品。
『未知との遭遇』でもピノキオの件があったから、ピノキオ好きのスピルバーグが未来版ピノキオを作ったのかと思ったら、キューブリックの原案をそのまま映画化したらしい…
キューブリックの原案の時からピノキオがあったのか…
ストーリーはとにかく悲しい。
そのデイヴィッドの悲しい物語を天才子役ハーレイ君が見事に演じている。
たまに見せる、ロボット的な無表情がお見事(^^)b
そして、スピルバーグが描く未来世界も見どころ。スピルバーグの描く未来は、やっぱり美しい。
ってゆーか、熊型ロボットのテディがtedっぽ過ぎる。もしかして『ted』って、この熊型ロボットにインスパイアされて作られたのかな?
当時夏休みの話題作だった(と思う)ので映画館まで観に行きました。 ...
当時夏休みの話題作だった(と思う)ので映画館まで観に行きました。
長くて観るのが辛かった思い出。おもしろくなかったな。
あらすじをネットで観たら、おもしろそうなのに。
何度観ても
決してラストは話さないでください、というはしりだったこの映画。
ロボットなど映画のなかだけ、スマホもまだなかった。最初に観たときは世にいずれ来るであろうコンピューター世界への危惧を問うものでしたが、心に響いたのは、ただただひたすらに愛を求めるデビットの姿だった。
何度もテレビで再放送されてきたが、携帯電話が普通になってきた頃には、当初最先端だったはずの世界がそうではなくなり、テレビでの再放送もなくなった。
今回久しぶりに深夜、かなりカットされての再放送があったので鑑賞。
何度も繰り返し観てきたけれど、ちゃんと楽しめるし、そのときならでは、今ならではの新しい問いかけも産み、年齢と経験を重ねたからこそ涙するラストの新しい10分だった。
こういう風に楽しめるから
映画っていいものだなあと思う。
A.I..、また観ると思う。そして我が身の
成長?経年?をはかるのだ。
可哀想
母親があまりにも身勝手すぎる〜! そこが人間らしくていいのかもしれないけど、、
最初は可愛がっていたロボットも、本物の子供が来たらそっちのけ。ならわかるんだけど、わりと一緒に食事の席に置いたりしてでも本を読むときはロボットなんだからと隣に置かない。とか、母親にイライラしてしまった。いい人ぶるなよ!
主人公が家族の絵を描いたら泣いちゃったりして。研究所に返すのがいいはずなのに自分に罪悪感わいちゃうからって適当に涙しながら捨てたりして。
これを観て親心とか言っちゃうの怖い!
ラストはひたすらに可哀想。泣かせよう泣かせようって感じすぎて白けてしまいました。
もう少し歳をとってから観たらまたなにか違ってくるのでしょうか☂️
ジュードロウのロボットっぷりに驚きました。
子供の演技は良かった!
注目されただけあってオスメント君の演技とスタートは良かったけど、CGを使い込みたかっただけの脚本?という感じで流れの脈絡も中盤からはなんじゃそら?的だった。薄っぺらいストーリーを本気で大人が取り組んじゃったの??レベル。
感動させるためだけの偽の親子愛をテーマに活用したつまらない1本だった。
One of my favorites.
小さい時に見たすごく印象に残る映画です。
小さいながらにすごく境遇が似てるからかな、余韻が消えなかったことを覚えてる。
今は逆にもう一回みるのが怖いなあって感じ。
His love is real but he is not.
地球規模でみたら、私達人間がリアルなのか。
それともAI達がリアルなのかな。
すごく考えさせられる。
2016。
人類はAI と今後どのように付き合っていくべきなのか。
人間が持つ感情という邪悪な賜物の拠り所としてAIを頼るのは善であるのか。
とりあえずたくさんの人にみて欲しいです。
スピルバーグの苦手面
人工知能を描いたSFと思って観たのだが…
映画の中でも何度も出てくるピノキオをSFモチーフで描いたといった方がよい作品。
自分のスピルバーグ監督の苦手な面、愛を乞う子供とおとぎ話寓話性が前面に出た(出すぎた)映画であった。
正直、長く感じた。出てくる人物が魅力的に見えないし、ラストもどうかと…
自分にはダメでした。
結局作品は自分自身なんです
感動するか、共感するかなど、その人の生きてきた人生経験によるところが大きいんだと思います。だからシザーハンズには感じるがこの作品には何も感じないという人もいるわけです。結局その人の人生経験の深さが感想に現れるわけですね。
夢
「ロボット」も「ピノキオ」も、大人にとっては都合の良いオモチャです。生き物として存在できないオモチャです。
大人に翻弄される「オモチャ」であった子供時代のトラウマを、今でも抱え続けているスピルバーグの心の叫びが「ディビッド」を通して聞こえてくるようでした。「ディビッド」は、スピルバーグなんですね。
それでも、夢を見続け愛し続けたことは、何億年経とうとも、叶うのです。ここに、スピルバーグが何故映画を撮り続けるのかというヒントが隠されている気がしました。
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