「人工知能に愛は理解出来るのか?」A.I. だいすけさんの映画レビュー(感想・評価)
人工知能に愛は理解出来るのか?
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地球温暖化の影響で、ほとんどの大都市が海に沈み、人類の数
も激減した未来の世界。
ロボットが人間の生活を支え、子供を作るのにも許可が必要と
いう、徹底的に管理された社会。
世界で唯一「愛すること」をインプットされたロボットの少年
「デイビッド」は、人間になる事を夢みて、そして、母親に
愛される事を夢みて、スーパートイの「テディ」、
「ジゴロ・ジョー」とともに時間と場所を越えた旅に出ます。
亡くなったスタンリー・キューブリック監督が温めていた企画
だけあって、映画の特に前半部分は、キューブリック的な
未来世界で話が展開していきます。
後半になるに従って、スピルバーグ監督らしい映像や展開が
増えてきます。
恐らく、ストーリー後半の展開が、賛否両論分かれるところ
だと思うんですが、僕は、あれはあれでスピルバーグ監督
らしくていいんじゃないかな?と思いました。
確かに最後は少し冗長になりすぎかな?とも思いましたど・・・。
この映画は、多分一般的には「SF物」の映画と見られてると思いますけど、僕は全てを見終わって、これは「現代版ピノキオ」
だと思いました。
「SF」ではなくて、「おとぎ話」だと思って観れば、なかなか
よく出来ていると思います。
主演のハーレイ少年の演技には感心しました。
最初は感情を持たなかったのが、次第に本物の人間に近づいて
いく。その過程を見事に演じきっているのは本当に凄いなと
思います。
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