Somebody Comes into the Light
解説
2023年・第36回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門上映作品(「アンゼルム」および「ミュージック」と併映)。
2023年製作/9分/日本
原題または英題:Somebody Comes into the Light
2023年・第36回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門上映作品(「アンゼルム」および「ミュージック」と併映)。
2023年製作/9分/日本
原題または英題:Somebody Comes into the Light
ダンサー・田中泯さんの独演。
奔放な踊りを、木漏れ日が投影するさま、
BGMのジャズと絡んで、
まるで即興を生で見ているようでした。
ヴィム・ヴェンダース監督の "Perfect Days" は、近いうち観るのですが
同じ監督の "ベルリン・天使の詩" でも羽が生えていましたね。
PERFECT DAYSでは田中さんは木の精のようだったけど
こちらは木漏れ日そのものだった。
舞台挨拶付きで田中泯さんと音楽の三宅純さんのお話が聞けて興味深かった。
田中さん曰く
ダンスはナマモノ、その場で表現したものをその場で直で受け取ることが全て
録画したものを再生しても、そこには形だけで中身がないというようなお話をされていて、これはとても納得できた。
ダンスはもちろん音楽ライブもそうだと思う。
なので素材としてヴェンダースさんに好きなように切り刻んで編集してもらっていい、そのまま流すことはしないでほしいと伝えたそう。
編集後に見たらヴェンダースさんのダンスになっていた。と仰っていたのでワクワクしながら鑑賞した。
風で揺らぐ木々が大地に映し出す、木漏れ日のダンスだった。
繊細なのに力強く生を感じさせる心地よいものだった。
PERFECT DAYSと併映したらいいのになと思った。
三宅さんの音楽もとてもとても良かった。
TIFF musicと併映