ARGYLLE アーガイルのレビュー・感想・評価
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DANCE with SMOKE , SKATE on the OIL
正直拾いきれてない要素も多いとは思う。
しかし、ライトに観ても抜群に楽しいエンタメ性は、非常に痛快なものでした。
冒頭の、劇中劇とハッキリ分かるぶっ飛んだ描写で掴みはオーケィ。
その後の執筆構想の表現も面白く、導入からまったく退屈させない演出は見事。
列車内の乱闘シーンだけはサスガに冗長だったかも。
最初はワケも分からず振り回されるエリーが、やがてエイデンと侃侃諤諤のやり取りをしながら真実に迫る。
予言かと思いきや実は自伝だったり、敵味方の正体が次々に明かされて目まぐるしい。
それでも分かりづらさはなく、台詞と視覚情報のバランス、伏線を張ってから明かすまでの間も丁度いい。
終盤の煙の中でのアクションは、振り切ったバカバカしさが楽しい。
無駄な動き満載な上にラブラブアピールまで。笑
続くスケートは、伏線が効きつつカッコよさと下らなさが臨界点を超え、この一連の流れは爆笑しながら観てた。
演技は文句のつけようもないが、オルゴール前後の主人公の目の切り替えは神業。
エンディングはもっとゴキゲンな曲がいいなぁ、と思ってたら2曲目で応えてくれた。
両親のフリしてたならもっと上手いやり方あるだろ、とか、計画が迂遠すぎる、とかは野暮か。
洗脳や隙間回廊のリアリティもツッコむのはよそう。
最後のオチは良くわからなかったが、キングスマンに繋がるフリなのかな。
続編決定らしいが、キングスマン観てないので単体でキッチリ締めてほしかった…
虚々実々の物語を虚々実々の映像で描く
小説と現実、敵と味方、虚構と真実が激しく入り乱れて展開していきますが
実は映像も実写ではなくCGが多用されており実際にはグリーンバックで
演技されているものが多数存在しているようなので
メイキング映像の方が別の意味で面白いかもしれません
例えば序盤でワインディングを疾走するバイクのシーンがありますが
サーキットでモンスターマシンを見慣れているので
絶対にありえない速度が出ているのが分かります
あと背後の風景もCGが多くまさに虚々実々が入り混じっています
そのあたりも結構気が付くようにわざと作られているのも見どころでしょう
序盤に出てきた美女と同じ服装とメイクで多少みっともない体形の
主人公が大暴れするのもシャレが利いていて面白いですね
次回作も予定しているようですが「キングスマン」同様
楽しみなシリーズになりそうですね
ヴォーン監督のお茶目なスパイ映画健在!
予告編を初めて観たときから、「楽しそう」を期待させてくれた。監督が、大好きなキングスマンシリーズのマシュー・ヴォーン監督と知ってますます楽しみにしていた。
【物語】
エリー・コンウェイ(ブライス・ダラス・ハワード)は人気女流作家。すご腕エージェントのアーガイル(ヘンリー・カヴィル)が活躍するスパイ小説が大ヒットし、既に4作が刊行されている。
5作目も既に完成が近づいていたが、初稿を遠方の母親に送ると「面白いが、重大なことを先送りにする結末が拙い。1章追加して完結させるべき」と言われる。「こうご期待よ」と返答したものの、まだ次の展開を考えられていないエリーは気になりアイデアのヒントをもらうことを兼ねて実家に帰省することにする。
愛猫のアルフィーを連れて実家に向かう列車の中で、前の席に座ったエイダンと名乗る男(サム・ロックウェル)に声を掛けられる。彼女の小説を手にしたエイダンは彼女に気付きファンだと言う。さらには仕事はスパイだと言い出すが、信じないエリーに突如見知らぬ男たちが次々と襲いかかる。エイダンが信じられない身のこなしでエリーを守り、ついには走る列車から2人は脱出する。
エイダンによればエリーの書いた小説が本物のスパイ組織が関わる出来事と一致していることから、予言者としてスパイ組織に狙われているのだという。エイダンを頼るしかないエリーは彼と行動を共にするが、予期せぬことが次々と起こる。
【感想】
テイストは“キングスマン”シリーズそのまま。 実に楽しい!
“キングスマン”シリーズを観ていない人のために、どんな作品か説明しよう(自分のレビューから引用)。
・“ミッション・インポッシブル”・“007”がスパイ映画の王道とするならば、相当脇道にそれてる(笑)
・意外性のある展開と思いっ切り“くだけた”面白さ
・アクションのど派手さ。 スタントが凄いとかいうことではなく見た目の派手さ!(笑)
・キーワードは、「ど派手」「ハチャメチャ」「痛快」
ほぼほぼそのまま本作にも当てはまる。
違いと言えば、キングスマンのアジトは表向き英国紳士服店ということもあり、コリンファースを代表とするとても“オシャレ”というもう1つのキーワードが有ったのだけど、ちょっとそれは薄れている。逆にACTIONについてはグレードアップ。 特に冒頭の女スパイのバイク爆走シーンはミッション・インポッシブル、007ばりの凄さでワクワクした。
もう1つ本作で優れているのは主人公エリーの設定というか全体構成のアイデア。
ネタバレになるので、具体的に書けないのだけど、「そういうことか!」となる秀逸さ。
序盤にあるエリーの会見シーンにもナイスな伏線があることが後で分かる。
ただ、ちょっと残念な部分も。
前半は上述誉め言葉全開で文句無しに面白く、後半に期待が高まったが、後半はやや失速気味。その大きな理由はエリーのキャスティング。ネタバレを気にするとこれも書けなくてもどかしいのだが、前半についてはブライス・ダラス・ハワードはこれ以上ないくらい、エリ―にハマっている。が、後半エリーの活躍の仕方に変化があるのだけど、これが全く持って無理があった。サッカーに例えれば、前半戦はセンターフォワードが獅子奮迅の活躍で2ゴール、サポーターも大興奮だったけど、作戦を変えた後半戦はセンターフォワードがチームの足を引っ張り、「早く替えろ」の大ブーイングを浴びるくらいの落差。
俺的には後半戦の作戦を考えたら、別のキャスティングにして欲しかった。
という減点要素もあるけど、全体としては十分楽しめる。
キングスマンとジェイソン・ボーンのあいの子
『アーガイル』がスクリーンを席巻!
マシュー・ボーン監督の手がけるアクションは、『キングスマン』シリーズのファンなら間違いなく期待大!
謎多きスパイ組織と、その中で輝く凄腕エージェント・アーガイル。主人公はアーガイルの小説の小説家という、ややこしいけど魅力的な現実と空想が混ざり合う世界で、予測不能な展開が目白押しでやばいよこれは
そして、『ジュラシック・ワールド』で強烈な印象を残したブライス・ダラス・ハワード。芸能一家の出身という彼女がいい感じ。
さらには、アカデミー賞をはじめ数々の賞を受賞したサム・ロックウェルが、この映画をさらに面白くする。
予測不可能な展開、裏の裏を行くストーリーで、観客を驚かせること請け合い。カラフルでダイナミックなアクションとダンスが、スクリーンを飾る。🎉 久しぶりに心躍るアクション
面白かったけど…
無限ドッキリを見ているようなどうでも良くなってしまいそうになりそうでした。
主人公のブライス・ダラス・ハワード対してどう見るかで評価が分かれそうです。私はタイタニックのケイト・ウィンスレットとダブってしまいました。CIAというよりブリジットジョーンズのレネー・ゼルウィガーにも見えたし。
そこが気になりました。
デビットフィンチャーのゲーム感もあったり、ボーンアイデンティティも思い出したし色んな要素が盛りだくさん過ぎた感も。
マシューボーンのスタイリッシュな殺しが好きな人は好きだろうし嫌いな人は嫌いだろうし。
ダンスの殺しのシーンは個人的は好きですけど。
取り留めのない感想です。
これ英語圏の人なら楽しめるのかな?
頭の15分は最高にイカしてる。
007やM:Iと並ぶワクワク?と期待したなー。
ところが 様子が変わり アレレ? トリッキーな展開を字幕で追うこちらが理解しづらいかと思いきや そうでもない(笑)
「パリジャンは見栄っ張りじゃん」なんて字幕スーパーあたりから不安になり なんだか笑かそうとするポイントも幼稚だし どんどん先細りする展開と終盤の煙幕ダンスに悪い意味で降参です。
猫ちゃん🐱(2024年5作目)
ブライス・ダラス・ハワード、チャーミングで可愛い。好き。
もろキングスマン……って程でも無いけどまあまあキングスマンだった。けど、キングスマンには適わないかな。音楽に乗せて殺戮を行うのオサレでええよね笑
ちょっと想像してたのと違かったけど何も考えずに観られるスッキリするハリウッド映画って感じ?面白かった。
スケートのシーンが素敵。
スパイ物のエンタメ映画。 映像に見応えあり。特に芸術的な殺陣アクション
スパイ物のエンタメ映画。 映像に見応えあり。特に芸術的な殺陣アクション。
筋は記憶を失った女スパイが、悪と戦うシンプルなストーリー。
途中でアジトから脱出する時に、派手なカラーの煙幕を張りながら、
男女のクラシックバレーのアクションで敵を倒すシーンが、秀逸。
最近 歌舞伎の相変わらず古臭く地味な殺陣に辟易していたので、
特にそう感じた。 あのシーンだけで 観る価値がある。
エンドクレジットは最後まで観ましょう
戦闘シーン最高❗️
後半のカラフルな煙幕の中での銃撃シーンや重油?の上をアイススケートのように滑りながら闘うシーンが楽しかった😆
キングスマンやキックアス同様、やっぱりマシュー・ボーンの戦闘シーンは最高❗️
それにしても、主演のブライス・ダラス・ハワード、少しぽっちゃりなのにあの動き😁身体能力高い😆
「ぽちゃカワ猫好き独身赤毛熟女」という新属性
「メガネの英国紳士」とか「両脚義足のしなやかアスリート美女」とか「巨漢ヒゲ面ロシアの怪人物」とか、新しい取り合わせのアクションキャラクターを叩き出してきたキングスマンシリーズ。その監督さんが今度はもっと新しい属性のキャラクターで新作を披露してくれました!
主演のブライス・ダラス・ハワードさん(1981年生、公開時42歳)はおそらく今作のためにかなり脂肪を蓄えて役作りをしたのでしょう。おかげで今までに見たことないアクション映画を見ることができました!
要するにこれ、渡辺直美とか芋洗坂係長、もっと古くはジョン・ベルーシとかサモ・ハン・キンポーとかウガンダ・トラから続く「動けるデブ」の系譜ですよね。
『ピッチ・パーフェクト』のレベル・ウィルソンもそれっぽい属性でしたが、こうやって思い起こしてみると「動けるデブ」ってみんなお下劣要素を含んでる。
でも本作のブライス・ダラス・ハワードさんにはお下劣要素がありません(クビれもありません)。むしろアザトいくらいに清純派キャラで作品全体の高感度をグワっと底上げしてます。
これがイイ!
私は断然肯定派です。
ていうか、ヤバい何かに目覚めそう…。
今更『AVA エヴァ』(2020)の物足りなさの正体が判明しました。ジェシカ・チャステイン(1977年生、エヴァ公開時43歳)に足りなかったのは見た目のずっしり感と、相反する動きのキレと、ネコだったんですねぇ。
アーガイル、シリーズ化するのかな…。
ぜひ次の作品でも主人公の「ぽちゃカワ猫好き独身赤毛熟女」という属性をキープして下さい!
あ…全然話題は変わりますが、サム・ロックウェル(1968年生、公開時55歳)って昔から好きだったけど、何でもできる人だなぁ…。
あとチョイ役でアリアナ・デボーズさん(1991年生、本作公開時33歳)が出てますが、次回作では彼女をもっともっと活躍させて下さい!
それから次回作ではヘンリー・カヴィル(1983年生、本作公開時40歳)にナポレオン・ソロ要素を盛り込んで、もっとカッコ良く、ただしスーパーマンらしくなく活躍させて「スーパーマンの呪い」伝説に終止符を!
歌舞伎の切り合いを思い起こさせる銃撃戦が見所かな!?
「アーガイル」というスパイ小説でベストセラー作家となったエリー・コンウェイが、現実の世界でも悪のスパイ組織に狙われるという、虚実入り交じったお話でした。小説の中の主人公であるアーガイルがエリーの前に登場するなど、最終的に夢オチになる以外にないんじゃないかと思って観ていましたが、当方の予想を裏切る方向で収束したので、その点は非常に良かったです。
スパイ物でありながら、ミュージカルっぽい演出が随所にあったり、コメディタッチで描かれたりと、肩が凝らずに観られたのも良かったかなと思います。特に終盤の銃撃戦は、歌舞伎の切り合いとか格闘シーンを想起させるもので、笑ってしまいました。まあちょっとやり過ぎという気もしないでもありませんでしたが。また、エリーを助けたエイデンが、「スパイはそれらしくないのがいい」と言い、現に彼はジェームズ・ボンドに比べると全然いかしておらず、それが本作の一つのテーマだったのかなとも思ったところでした。
そんな訳で本作の評価は、★3.5とします。
後半のノリの良さに感服です。面白い!
最初に出てきた女性の美しさに惹かれましたが、物語が進むにつれて、小説の中の女性であることがわかり、その後登場しないので残念でした(笑)。その女性と同じような衣装を着たブライス・ダラス・ハワードが後半で登場しますが、最初はイマイチかなと思っていましたが、激しいアクションをこなす演技に段々と惹かれて最後にははまっていました。ハワードの役柄は人気スパイ小説の作家なのですが、ストーリーが進むにつれて、その小説の展開と現実が段々とクロスしていく流れに、めちゃくちゃはまっていきました。そして超どんでん返し、この女性作家は実は元々は優秀なスパイであったことが判明します。それであるが故に、スパイ小説をかけたという設定にびっくりしました。彼女は昔のパートナーであった男性スパイと、悪に立ち向かっていきますが、そのアクションが秀逸なのです。でもちょっぴり笑いを堪えるのに苦労しました。最初から彼女のぽっちゃり体型に違和感があったのですが(セクハラではありません。個人の感想です)、その体型でも敵を薙ぎ倒していく姿を見ていると、なんか元気が出てきますから不思議です。パートナーの男性を助けたりするシーンには思わず号泣でした。そして彼女のことがとても大好きになりました(ラストは彼女の姿が眼福になりました)。あと、この作品の殊勲賞は可愛い猫でしょうか?彼女の家族として大切にされていますが、ところどころで登場し、最後には大活躍します。とても愛しい顔をしていました。
追記 この映画もさまざまなオマージュが出てきますが、ただただたくさんの名作に対してのリスペクトしかありません。
マシュー・ボーン節炸裂
マシュー・ボーン節
キック・アス、キングスマンで安定のマシュー・ボーン監督のスパイ映画。
細かい事は書かないが、いつもの大どんでん返しがドンドンドンと…。
それがマシュー演出の特徴だから申し分ないんだけど、さすがに返し過ぎて、途中よく分からなくなった。
最後まで観れば、あーなるほどとは思うけどさすがに、捏ねくり回し過ぎじゃないw
あと主役のブライス・ダラス・ハワードが、ジュラシックワールドの時よりだいぶぽっちゃりして体格が大きかったから、そっちの方がだいぶ気になって話に入れなかったw
個人的にぽっちゃり女性は好きなんだけど、もう少し絞ればさらに良かったように個人的には思います。
ドレスの時は見てるこっちがハラハラした。
総体的にはよく出来た映画だし、続編も気になる終わり方だった。
全360件中、201~220件目を表示











