ゴールド・ボーイのレビュー・感想・評価
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こんな映画館いまどきあるか
3/10(日)MOVIXさいたま シアター3で鑑賞。
初回(9:10)のせいか観客は20人ほど。
墓場での殺人シーンで突然画面が真っ暗になり音だけに。
てっきりハンマーで人を殴りつけるシーンがエグイから映さないのかと思った。
その後2,3分絵が映らず声だけのシーンが続き刑事がホワイトボードを前に対策をしてる場面が映りそのまま行くと思った時に
「ふざけるな!巻き戻して墓場のシーンからやれ‼」と大声を出した中年男性が現れた。
そしたら画面が止まり墓場の場面へ戻り再開した。
上映後「上映中の不都合でご迷惑をおかけしました」とソフトドリンク券をもらったが不愉快な気持ちは晴れなかった。
上映中に黒木華、江口洋介、北村一輝と脇役に芸達者がいるから楽しめると感じた(主役以外の出演者はノーチェックだったので)
ラスト近くで少年の母黒木華の演技が圧巻で素晴らしい。愛憎と苦悩、困惑を演じきった演技は見事だった。黒木華と安藤サクラが2大看板女優だと実感した。
尺の関係で省いているんだろうが、少年の父北村一輝は珍しくいい役なのになぜ命を狙われたのかがイマイチ分かりにくい。
エンディングでいかにもパート2がありそうな絵があった。興行収入次第で制作されるのでは。
上映中のトラブルが無ければ4点です。
予想以上のすさまじさ
まず、少年少女たちの家族関係が分かりづらい。そのため、墓地での殺人も、どうしてそこまでするのか、理解しがたかった。
少年たちが殺人鬼と駆け引きで渡り合うストーリーは、予測不可能な展開を見せ、面白いかといえば、まあ、面白い。岡田将生の演技も、素晴らしかった。
それにしても、少年の冷酷非情なすさまじさで、後味はかなり悪い。これから鑑賞する方は、覚悟を。
これは…
今日も朝7:30に出発し、電動ではない自転車で往復20キロ走ってきました。
8:30スタート、20人程の入り。
ちょっと少ないかな。
ドラえもんが上映されているので、
入り口は混んでいました。
こちらの作品は、先行上映で観た方のレビューを拝見し、面白そうと思い観たしだい。
デューンの先行上映とどちらを先に観るか悩みました。
内容は面白かったです。
でも、笑顔や笑い、感動や悲しみの涙などは
まったくなく、後味が悪かったです。
やっぱり、親目線で観てしまうから…
岡田将生さんの演技や、子役の方の演技が素晴らしかったです。
朝陽君役の方ですが、
ドラマ、仮面ライダー響に出演されていた
安達あすむ君役の方に似ており、先ほど調べてみたら、33才、何年か前に俳優は引退されていました。
おもしろいのだが
これは現代日本の社会、警察組織構造を考えるとストーリーが成り立たないんじゃ…。原作国のように財閥コネ態勢は日本じゃなぁ…。
とはいえ、ストーリー展開は目が離せず非常に面白いです。でも主演はあの子供ではないのか?
また3人がクルマの中で刺殺されるシーンは一体なんだったのか^ ^
ひたすら暗鬱な気持ちにさせてくれる
予告から、犯罪をネタにした脅し合いになるだろうことはわかっていましたが、そこからさらに裏の裏をかくような展開がおもしろかったです。
ストーリーは、大企業一族の婿養子・東昇が義父母を崖から突き落として殺害する現場をたまたま撮影してしまった中学生・朝陽、夏月、浩の3人が、それをネタに大金をせしめようと東を脅迫したことから始まる、東と中学生たちの攻防を描くというもの。
それぞれの家庭に問題や悩みを抱える少年たちが繰り広げるひと夏の危険な冒険、と思わせてからの二転三転の展開がおもしろいです。脅迫する側の少年たちが主導権を握っているように見せて、東も動じることなく隙あらば形成逆転の機会をうかがいます。丁々発止のやりとりが、緊張感を最後まで程よく保っています。
また、東VS中学生という構図をメインにしながらも、少年たちのそれぞれの家庭環境や状況を描き込み、作品に奥行きを与えています。これが、二転三転する展開の背景として説得力をもたせているように感じます。
終盤、明らかにツッコミたくなるポイントがあり、それまで緻密に事を運んできた東がまさかの大失態かと思われましたが、実はそれは朝陽の作戦のうちだったということがあとでわかります。そこから、ここまでの伏線を回収しながらのどんでん返しを経て迎えるラストの展開がおもしろく、最後まで目が離せません。そして、ひたすら暗鬱な気持ちにさせてくれます。
ただ、ずっと警戒していた東に対して、最後だけは出されたものを安易に口にしたのは疑問です。東にしても、作戦が成功した場合、朝陽たちが残していたであろうバックアップデータから全てが露見する恐れがあります。それをどうするつもりだったのでしょう。
それにしても、あんなよさげな両親から、どうしてこれほどおぞましい子が生まれてきたのでしょう。そこが最大の疑問です。最後にサイコパスのような描き方に見えたのは、ちょっと残念でした。心が捻じ曲げられるような過去があったのなら、そこはしっかり描いてほしかったです。
主演は岡田将生さんで、狡猾な冷酷非道ぶりが秀逸です。中学生役の羽村仁成くん、星乃あんなさん、前出燿志くんも、それぞれの個性が光る演技がよかったです。脇を固めるのは、黒木華さん、松井玲奈さん、北村一輝さん、江口洋介さんらで、隙のない布陣が完成度を高めています。
内に秘める狂気
映画館告知あまりやってなかったのですが、話したくなるから一人で見ないでくださいっで気になって見に行きました〜!
2時間どんよりした全体ですがドキドキハラハラして飽きることなく楽しめました!
ストーリーは二転三転して最後まであれ?どうなるんやぁ?って思いながら見てました
最後のシーンはおいおいおいやめてくれよという思いと、そうはならなくないか?と思ったりもしました
羽村くんは頭の良い子どもで普通にいそうな感じなのによく演技されてたと思います!
星乃さんはどこか影のあるけど魅力ある感じして良かったです
どこにもいないスタイルと顔してるけどどこにでもいそうな人の演技が特徴と言われてる岡田将生くん 良かったわ〜ギャップありすぎ!(笑)
余裕ある感じだけど焦ってるんだろうなって分かって良かった
もしネットで実況してたら おじさん焦ってて草って書き込まれると思う(笑)
個人的には感情出して大人舐めんなよクソガキがってとこ正直スッキリしました(笑)
この作品のサイコ野郎はどこにでもいそうな人が一線を超えることを躊躇わない感じだったのでこえーと思いました😨
今までの邦画はみんなが想像できるようなサイコ感が多かったので…
もちろん脇を固める役者さんたちもみんな良かったです〜
東家のシーンは画面が明るかったし子ども達の家は暗かったので格差についても取り上げたいんだろうなーと 大人同士の問題が子ども達まで影響してきた結果…こんなことに…
沖縄の基地やオスプレイみたいのも映してたしリアルな現状も入れ込みたかったんですが本編にはあまり絡まずって感じでしたかね?
東昇の人間がいまいち掴みきれなかった
過去があんまり語られなかったのでなんでこんなサイコ野郎になったのか知りたかった
支持。エンドロールで深く座り直す映画的歓び。
支持。
まんまとやられた。
火サス未満の導入から延々見せられる
脚本配役演技演出台詞劇伴のベタ凡庸稚拙が、
テーマの毒の高濃度化に最効率に貢献。
気持ち悪さ最大での幕切れに愕然とし、
エンドロールで深く座り直す映画的歓び。
早くも私的年テン上位当確。
拾い物。
岡田将生と子供たちに拍手!
東京国際映画際、舞台挨拶付きにて鑑賞
岡田将生主演以外は予備知識0で行ったので、冒頭からワクワク。めちゃくちゃ面白かったけど、来春公開までネタバレ禁止令がでたので、何も書けないのがもどかしい。
岡田将生の美しき殺人者と少年少女
4人の演技に拍手を送ります。
羽村仁成くんは衝撃でした。
映画祭から4か月 プレミアム上映会にて久しぶりに鑑賞
結末わかっていても面白かった
絶対ネタバレ見ずない事をお勧めします
負の連鎖
39本目。
後半に進むにつれ、面白くはなる。
後から後から、都合のいい展開になっていく感じが気になってしまうけど、でも他の作品もこんな感じだもんなあ。
最初のは自殺に見せたけど、足にガムテープ巻いてる時点で、おかしいと気付くと思う。
なんか如何にもって感じが、自分にはちょっとなと。
犯行動機が二人を翻弄する
全国47都道府県の中で
沖縄県の離婚率は断トツで一位との統計。
であれば、本作での主要な三組の登場人物すべての背景に
離婚(と、再婚)が横たわっていても納得がいこうというもの。
原作は『紫金陳(ズー・ジェンチン』による小説〔坏小孩(悪童たち)〕。
本国ではドラマ化され大人気をはくしたと聞く。
それを監督の『金子修介』、脚本の『港岳彦』が
沖縄を舞台に移植したのだが、これが大成功。
先に挙げた納得感のある理由と共に、
米軍基地が密集する中で血縁と利権に絡め取られる人々の閉塞感も
併せて描かれる。
『金子修介』について言えば、
デビュー作の〔宇能鴻一郎の濡れて打つ(1984年)〕は傑作。
が、それ以降は本数を撮るも目立った作品は
〔1999年の夏休み(1988年)〕
〔ばかもの(2010年)〕
くらいか。
アイドルや少女漫画との相性はすこぶる良いものの、
弾けきれずにいた感。
それが本作では理詰めの{クライムサスペンス}を
130分の尺を使い濃密に語っている。
とは言え、十四歳の『星乃あんな』の使い方は相変わらず上手く、
これだけは多くの作品に一貫して評価できる点。
加えて、本作での『松井玲奈』の目の演技も特筆できる点。
義理の両親を崖の上から突き落とし
財産を手に入れようと画策した『東昇(岡田将生)』を
たまたま犯行現場を目撃した三人の少年少女が脅迫。
そこから二転三転の心理合戦の始まりで、
緻密に寝られた構成は最後まで破綻することなく疾走。
騙し騙されの先読みがくるくると展開され緊張感も持続する。
中途、知恵をめぐらせ合う主要な二人の人物の性格的な異様さも露わになり、
観ている側は怖気をふるう。
とりわけ連続殺人の動機が
金なのか人間関係なのかがその二人の対比の妙。
が、金だけでは人は着いて来ず、最後まで孤独。
片や熱愛的に味方をする人物が現れ成否を分ける。
もっとも、最後の最期で痛いしっぺ返しを喰らうのも、
その愛情故というのはなんとも皮肉が利いている。
『星乃あんな』の出来の良さに比して
『羽村仁成』は〔リボルバー・リリー〕の頃から
さほどの成長は見えず。
邦画界における少年を演じる俳優の払底を思い知らされる。
大人を見限った子供たち
だから、自分の力で生きていくしかない。判断基準は、自分にとって得か、損か。東もきっとそんな子供だったんだろうと思いました。
子供たちの演技が素晴らしかったし、岡田さんも、ヤな奴の演技は観たことがありますが、今回は本物の悪人でした。
「星乃あんなさん初めてお目にかかる」
今年31本目。
原作は中国の小説で2020年に配信ドラマ化された。記事より。2020年10月「朝が来る」の蒔田彩珠さん以来の衝撃星乃あんなさん。これから活躍されそう。特上のサスペンスがここに。
プロットが素晴らしいだけに、惜しい
プロットはメチャクチャ素晴らしい!
でも、これだけの役者を集めて、なんか軽い感じがしてしまうのはなんでやろ?
各家庭事情のヤバさが、あまり心に迫って来なかったのが原因かもな。
そこまでするほどひどく無いじゃんって。
そこをもう少し描いて欲しかったけど、展開の情報量が多いから致し方無しか。
いや、まず元になっている「バッド・キッズ 隠秘之罪」を観てみないとな。
悪の渦
メインの2人がとにかく悪かった!とことん悪知恵合戦!所詮、銀メダルは優勝に勝てなかったということで。黄金少年の環境次第では、もっと健全なつまらない平凡な話にもならなかったのだろう。環境なのか天性なのか。初恋デートの純粋さがより少年の残酷さを際立たせる。
終始、不穏な雰囲気が支配
現代の沖縄が舞台。美しく清い海に囲まれた土地柄であるのとは対照的に、ドロドロと黒く畝る複雑な人間関係が、徐々に明らかになっていくクライムサスペンスです。
沖縄の政財界を事実上牛耳る実業家の入婿が、義父母を事故に見せかけて殺害・・・ひょんなことからその証拠を掴んでしまった不良?少年少女が、金目当の脅し目的でその入婿に接触することになります。
冷酷そして狡猾で計算高く、かつ人心掌握術にも長けた入婿の東昇役を岡田将生さんが演じますが、表の顔と裏の顔のギャップが激しすぎてまるで別人格の様に怪演!仮にこんな奴に理不尽に目をつけられ狙われたらと思うと、怖さで縮み上がりますよね。
また、少年少女らの中心人物・・・というより主導者の様になって上記の怪物に正面から対峙し、心理戦で互角以上に渡り合う安室朝陽を羽村仁成さんが好演!中学生の設定なのに頭脳明晰、大胆不敵さは群を抜いてました。
このいわば新世代の怪物同士?のせめぎ合いに、江口洋介さんが演じる刑事が単身で事件に介入します。彼も実業家の一族の一人という訳ありではありますが、事件の現場で積み上げた経験や知識を軸に刑事の直感を前面に押し出した行動が目だちます。
どちらが勝るというのではありませんが、机上の論理が優先する新世代と、現場叩き上げ経験重視の旧世代との対立構造が鮮明となっていて大変興味深かったです。
そして何よりこの作品の特徴的なのは、映画冒頭からラストシーンまで続く「不穏な雰囲気」と「なんともいえない違和感みたいなもの」でしょうね。言葉選びが適当ではないかもしれませんが。
事件は無論簡単には収束していかず、思いもよらない方向に加速していきます。ちょっと想像の斜め上を行くイメージで個人的には唖然としてしまいました。まあ、良い意味ということにしときましょう。でもラストシーンは切なさで胸がいっぱいになりましたよ。
なかなか重い話ですが、見応え十分な良作です。ぜひ映画館で!
24-035
悪はいかにして生まれるのか、
悪の心を持って生まれるのか、
環境と境遇が悪を育てるのか❓
単純な人間ほど真理を見抜き、
邪な者ほど抜けられぬ沼にハマる。
二転三転、見応えのある作品でした。
大人も子供も怖い😱😱😱
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