ゴールド・ボーイのレビュー・感想・評価
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なんて怖い映画なんだ!
子供が大人を脅す!それだけでもクレイジーなんだか…
小さな町だからこそ有りそうな人間関係からの出来事
それぞれの思いが残念な悪循環を引き起こしサイコパスにとっては最高な展開!
どうやって結末をつけるのか!
とても面白い映画だった!それにしても欲深い人間は怖い!
凄く面白い作品🎉必見だと思う
タイトルに惑わされるな!
中国のミステリー作家であるズー・ジンチェンの「悪童たち」を原作とし、舞台を沖縄に移した作品でした。妻の両親を崖から突き落として殺す東昇を演じた岡田将生が、サイコパスを完璧に演じており、改めて単なる色男ではなく、素晴らしい俳優だなあと感じました。そんなサイコパスと戦うことになるのが朝陽、夏月、浩の3人の中学2年生でしたが、年相応の”不良”である浩とは対称的に、物語が進むにつれて狡猾な”悪”が滲み出て来る朝陽の凄みは、東昇に引けを取らない大人のそれでした。そうした観点から、本作はまさにサイコパス対決であり、観る前の悪い殺人犯vs純粋な少年少女という図式とは全く異なる展開に仰天しました。
結果的に、本作の「ゴールド・ボーイ」というタイトルが、今ひとつピンと来ないものだと感じた次第。原作小説の「悪童たち」というタイトルの方が、ストレートに本作の内容を表していて分かりやすいように思いましたが、逆に彼らが”悪童”であることを端から明かしてしまうと、観る方もそういう目で観ることになるので、敢えてニュートラルな題名にしたのかなと感じたところです。
ただ東昇(岡田将生)と朝陽(羽村仁成)という両サイコパスの顔写真を半々にしたチラシの写真を観れば、これまた結果論ではありますが、最初からこの2人のサイコパス対決が暗示されおり、この点では配給側にしてやられたとも思いました。
話は飛びますが、中国を舞台にした小説の日本版を制作するにあたり、何故舞台を沖縄にしたんだろうということに注目したいと思います。シングルマザーに育てられた朝陽、そしてバツイチの親同士が再婚して法律上の兄弟になった夏月と浩の家族は、いずれも貧困層と言って良く、一方で東昇の一家は沖縄有数の企業グループの経営者一族であり、こうした貧富の格差を背景にした物語を描くには、沖縄が妥当だと判断されたのだろうと愚考します。
これはこれで良いと思うのですが、それならばこうして欲しかったなと思う点が2点ありました。1点目は俳優陣。本作の俳優陣は非常に良かったのですが、奄美出身という設定だった東昇以外は沖縄本島出身という設定だったのに、彼らが”うちなーんちゅ”にこだわって選ばれた訳ではなさそうなのがちょっと残念でした。2点目は映像。せっかく沖縄を舞台にしているのだから、もっとクリスタルクリアな質感の映像で沖縄の自然美を強調した方が、人間たちの悍ましさをより浮きだたせることが出来たんじゃないかなと、これまた愚考したところです。
最後に、エンドロールの後に続編があるようなことを仄めかしていましたが、実際本作の物語をそのまま続編にすることなんて出来るのかなと、ちょっと首を傾げました。まあ「ゴールド・ボーイ2」というキャプションが、「ゴールド・ボーイ?」に変わって終わったので、本作の評判を確認した上で続編の制作の実施を決断するのでしょう。仮に続編が創られるとした場合、本作を上回る意外性と物語性のある作品が出来ることを願って止みませんが、果たして・・・
そんな訳で本作の評価は★4とします。
星乃あんなちゃんの存在感が🤍
何も調べずに見て
目が離せない!
これは面白い!最初から最後までずっと面白い!
そして、何を書いてもネタバレになってしまう!
巨大企業の娘婿になった男が社長である義理の父母を崖から突き落として殺す。しかし、それを見ていた子供達がいた…。そこから始まる物語。
いく層にもなった物語が二転三転して、次はどっちに転がるか分からない!
金子監督ならでは、子供の使い方も流石に上手い!
これは優れたクライムサスペンスだ!
こういうのをサスペンスというんですよ、「マダム・ウェブ」さん😁
元は中国の大ヒット小説が原作らしい。あちらではドラマ化もされ大ヒットしたらしい。うん、どうりで日本っぽくない話だなと思った。
劇場で観たのですが、観客が二人!!
どうなってんだ!?日本の観客!!
#ゴールドボーイ
岡田将生全面主演ではない
大人のトラウマを衝いてくる稀有な作品
『神戸連続児童殺傷事件』を覚えていますか?
うん?という方も酒鬼◯◯◯◯と聞けば、お分かりだと思います。
酒鬼◯◯◯◯は事件当時14歳、この事件をきっかけに少年法の刑事罰が厳格化、対象年齢が16歳以上から14歳以上に引き下げられたように記憶しています。
この事件は、我々大人にある種のトラウマをもたらしました。中学生の発想や行動力について大人たちは上手く理解できないし、彼ら中学生についての想像力が及ばないことを痛感させられたのです。
高校生になると、当の本人たちも大人っぽく振る舞うことへの憧れを持ち始めたり、大人っぽいねと褒められたりするのが意外と嬉しかったりする〝半分大人〟が増えてきます。
大人からすれば面倒くさい半面、顔の見える相手としてそれなりにコントロールできるような気がして、得体の知れない恐怖を感じることはあまりないのです。
〝所詮はこども〟と思っていたはずなのに、大人以上の知力や体力を発揮する中学生に脅威や恐怖とまではいかなくても、末恐ろしいなという感覚を味わったことは誰にでも経験があるはずです。
村上龍さんの小説『希望の国エクソダス』でも中学生が〝堕ちていく日本〟を傍観するしかない大人に代わって、希望となっていきました。
大人の既成概念に当てはまることのない人格や言動、つまり〝大人の想像力を超える〟存在のインパクトはテロやホラーに匹敵する恐怖を与えることがあり、それがこの映画の最終的な衝撃となっているのです。
冷静に振り返ると、局所的にはかなり無理のある場面も多々あるのに(墓前でのアレなどは、普通はあんなに上手く計算通りいかず、二人揃って食べてくれなかったりして失敗(「後でいただくわね」)するとか))、気にならずにグイグイ引っ張られていくのは、この先何が待っているんだろう、と気になって仕方がないほど中学生のやることなすことが、大人の深層に眠るトラウマを衝いているからだと思います。
中盤以降の展開は読めるが、羽村仁成との出会いに感謝
公開週なのでネタバレなしの感想。
中国で人気を博したサスペンスだけあって、行き着く先の分からない序盤は素晴らしい。ただ、どうせどんでんを返すんでしょと思って観ると展開が読める。最大のクライマックスがあまりに予想通りに進行し拍子抜け。
とは言え、羽村仁成という才能との遭遇は衝撃的。今後、彼がどんな役者に成長するのか愉しみで仕方ない。
先読みできる展開にちょっと肩透かし
なんというか、もっと頭脳戦が繰り広げられると思ったら予想した通りに事が進んでしまって、そんなに意外性を含んだ驚きはありませんでした。数学関係あるのかな?相手を欺く演技の騙し合いを見ている感じでした。
冒頭の突き落としシーンは分かっていても怖かった。岡田くん演じる東の悲壮感漂う顔と狂気じみた顔の二面性が素晴らしくて、とても好きです。
最後もやっぱりこうなるよね……と。お母さんの行動にグッときた。後味はよかったと思う。
口に入れるものにはご注意を
小説のタイトルが「悪童」とあるので子供たちが主役の物語だと決心し鑑賞、当初の心配は余所に演技派キャストに負けない彼らの洗練された演技が光ってました。
展開は正直先の読めるもので決して難しくありません、3人の子供が交渉を始め出会いがしら◯されたらもうこの物語はエンドですが、そうならなかったのは彼と彼が似た者同士で密かな好奇心対抗心からか?いずれそれが同属嫌悪に変わるのだが...。
いやはや岡田将生さんの表の顔から裏の顔にスイッチの入れ替シーン(例えばエレベーター内でネクタイを緩めるところセクシー)、それだけでも観る価値あります。心の奥底に悪魔を宿らせている心理的な表現が素晴らしかったです。
そして個人的にはクライマックスの黒木華さんから江口洋介さんへの大人組がとても良かったです。
ただ、劇伴が不協和音に感じたのは私だけ?
胸アツ
なかなか強烈な…
沖縄を舞台にした意味
血が出ます!苦手な人は気をつけて!!!
人間関係が複雑
(AとBが離婚してAとCが再婚etc)なので
前半の台詞は聴き逃がせない。
後半は寝てる場合じゃないので
なんとかなる。
あらすじ
遺産を目当てに義父母を殺した昇(岡田将生)
この殺人シーンは3人組の中学生に撮影されていた。
中学生らはこの映像をもとに
昇と金銭を介した駆け引きをしようとする。
大人vs中学生…?これは心理戦?頭脳戦?
「まだ終わらないの…?もうこれで終わりでいいんじゃない?」と思うくらい
どんどん展開が進んでいく。
悪く言えば長いんだけど、
飽きない、というか
「これだけじゃ終われねえよな〜!!」みたいな。スッキリする終わり方で好き。
岡田将生の顔が好きなので
サイコパスな岡田将生もいいな〜☺
みたいに観れたので怖さは感じなかったけど、
岡田将生の顔が好きじゃなかったら
怖がってたと思う。
メイン中学生の仁成くんはすごかった!
最近の子役(?)みんな演技上手すぎる。
たぶんこういう展開なんだろうな〜とは
予測できたものの 仁成くんの表情を見て
「本当に…???」みたいな感情に何度もなった。
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