21グラムのレビュー・感想・評価
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やや複雑
もっと21gの行方について追求していく映画かと思っていたら違っていた。時間を遡っていく手法がメメントみたいな感じだったけど、いろいろな視点から遡っていくので、時間軸が掴みづらいところが難でした。
時系列がばらばら
おこっだ出来事をばらばらに見せる映画でした。
なので、何がどうなるの?どういうことなの?と途中まで混乱していましたが、分かってきたら面白かったです。
あるひとつの交通事故で、それまで小さな闇を抱えていた人たちが、一気にその闇に襲われるという感じでした。
どうしようもなく切ない、やりきれないような映画。
出演している俳優さんたちが凄くそれぞれよかったです。
どんなことがあろうとも、生きていれば人生は続く、確かにそのとおりだなぁ~と思った作品でしたね。
2013.4.8
観ていて疲れる気分。
ナオミ・ワッツは難しい役を演じている。愛する夫と子供二人を事故で亡くす。そして夫の心臓は移植されてショーン・ペンに。子供の頃からの札付きの悪が改心し神に祈りを捧げる毎日。その彼が事故を起こす。断片的にこれらの出来事が画面に映し出されていく。徐々にひとつのストーリーとして観えてくる時、垣間見えていたそれぞれの人生と生き方の問題。
ひとつの答えを出すためにショーン・ペンが起こす行動。
登場人物すべての名演技に観ているものは身も心も疲れることとなる。
人は死ぬと体重が21グラム軽くなるそうだ。どんな人も分け隔てなく等しく21グラム軽くなるのだそうだ。
その21グラムとはいったい何だろう。
魂の重さなのか?
ともあれ見応えのある作品であることは間違いない。
各人の名演技を堪能して欲しい。
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