エクソシスト 信じる者のレビュー・感想・評価
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時代は変わったのだなと実感しました
時代背景がかなり変わっているのもあって
現代的なものでいけばこの作品のような展開もありかなとは思います。
両親たちの葛藤、悪魔との対峙の部分は少し物足りなさも感じましたが
思ってたよりも緊迫していてよかったです。
ラスト結局神に祝福されていない子が持っていかれたのかなと思ったのですがどうなんでしょうね。
ヴァチカンが現代的な解釈に基づいた意見を言っていたのが印象的でした。
50周年限定記念セットが欲しい💦
予告編を観た時から特段期待はしていませんでしたがキングオブ・ホラー「エクソシスト」の正当続編と聞いちまったら観るしかないてしょ
でしたが、キャストが少し地味…
唯一お隣の看護師アンからは目が離せませんでしたが…
事が始まるまでの前置きも長く待たされた割に怖さは度は低めだし
前作は神父VS悪魔の闘いに魂が引き込まれ
溺れまくりましたが、今回はほぼ素人VS悪魔
悪魔が乗り移ったどっかで観た事がありそうな普通のホラーとして収めちゃってる感が否めずやや消化不良
宗教の知識がある方なら深掘りも出来たのでしょうけど
哀しき締めくくりの結末ではありましたが
最後、病室の数秒のシーンにわたくし、感激で目頭ジーンですよ!
エレン・バースティンに一瞬だけどリンダ・ブレアが登場した事は今作において貢献度が大!
なんだかんだイチャモン付けてしまいましたが結果、観て良かったのかも…
この冬はホラーの大放出!
個人的にトーク・トゥ・ミーが楽しみです!
悪魔のせい、神のおかげ
1973年の「エクソシスト」の続編で。13の2人の少女が悪魔に取り憑かれる話。
悲しい妊婦と夫の出来事から13年後、父親と2人で暮らす娘アンジェラが友人の家で勉強をすると嘘をつき、別の友人キャサリンと森に出かけて行方不明となって巻き起こるストーリー。
3日後50km離れた農家の納屋でみつかったけれど、本人達は3〜4時間ぐらいの感覚から始まって、言動の不自然さや不可解な出来事が起こり…。
なかなかショッキングな十字架アタックなんかはあったけれど、悪魔祓いに関してはまぁまぁまぁ、こんなものだよね…というかエクソシスト?
中盤ぐらいまではそこそこ良かったけれど、以降は少々ダレたかな。
ある意味ドラマ部分以外はパターン化しやすいし、下手にいじくりまくるとそれはそれでダルいし仕方ないのかも知れないけれど。
正統続編とのことで確かに繋がっている人はいるけれど、それについてはそんな程度?という印象かな。
遠くのヴァチカンより近くの他人
個人的なホラージャンルの永遠のベストワン『エクソシスト』の正当な続編で、古きホラーのリニューアルが得意なブラムハウスの製作だけど、お祓いが必要な出来でガッカリでした。最初の主人公の少女達の日常生活シーンからして長く、彼女達が森で行方不明になってからやっとホラーっぽくなります。とは言え、彼女達が凄い形相と不気味な声で叫ぶのは50年前の前作と変わらず、その後の展開もありきたりです。肝心の悪魔祓いに至っては、なんと本職の神父でなく少女達の親達とご近所さんとまじない師が強行すると言う無理ゲーで、もはやエクソシストではありません。悪魔が人間の弱い心理を突いてくるシーンはうまく出来ているし、始めから悪魔がこの展開を狙ってたのならグンと面白くなったかも。最後に元祖悪魔憑きの少女が復帰するけど、まさか第二作目は彼女がエクソシストになるのかな。役者さん達は、あまり馴染みのない人ばかりで、キャストが弱いのも盛り上がらない原因。
もっとビクビクさせて貰いたかった。
あれから50年余りの年月が過ぎたを思い出しての今か今かと悪魔祓いを期待をしてはいたものの他のホラー映画よりも優しかったと思う。
ただ悪魔との戦いの中で悪魔が究極の選択を迫るところは人間の本質を問い痛い所を突いて来たが面白く感じた。
ラストのワンシーンは時の流れを感じて懐かしく思いました。
続編ではなく、堂々と別作品の『エクソシスト』でいいのでは?
あのエクソシストの正当な続編と銘打ってしまうと嫌でも比べてしまうし意識してしまう。
恐怖も設定もオリジナルを超えられ無い。それはしょうがない。
とは言ったもののこの作品がつまらない訳では無かったです。
自分は割と面白かったです。
悪魔に取り憑かれた子供達の親のそれぞれの選択…
悪魔の言葉を信じるのか…我が子への愛を信じるのか…
終盤に選択した答えが出たときの後味の悪さがなかなか自分好みでした!
三部作構成って知ってた?
これは確かに賛否分かれる💦
悪魔祓いシーンに文句言いたい人は
多い気がします(笑)←そのひとりです🤣
色んな信仰心で悪魔祓い👿
神父不在でエクソシストは成り立つの?
修道女になれなかった人がエクソシスト?!
みんな各々好き勝手喚いて祓えるんかーい🤣
などなど
いままで観てきた悪魔祓い(エクソシスト)作品で
イメージが頭の中で凝り固まっているから
「え?結局は「愛」で解決?!」みたいな(笑)
日本人って宗教にこだわりがない人が多いでしょ?
(一概には言えないけど)
だから欧米人が抱く神への信仰心というものには
正直ピンと来ないし
そんなごちゃまぜ感に笑ってしまった🤣
1973年の「エクソシスト」正統続編との事なので
リーガンママも出てきますが
このママが・・・・・・・
ぶっちゃけ詐欺師みたいに描かれてる🤣
(個人の意見です🤣)
なんなら出番必要でしたか?みたいな?
ダメだしばかりしていますが、取り憑かれた少女
ふたりの末路がもう胸糞で大好物です💕😋😍💕
あの終わり方最高🤩
どうやら三部作構成だそうで、まだまだ序章
今回は宿敵バズズも祓えなかったし(たぶん)
ヴァチカンやカラス神父の息子とか絡んで来るのかなぁ🤔
あ、カラス神父に息子がいるかどうかは知りません🤣
ぜひ次回はもっとバズズ出てきて欲しい😈
真面目なアップデート作品
あの画期的なエクソシストから、あまたのエクソシスト映画が作られ、なにやらフォーマットまであるような人気ジャンルになっているが、この作品は原点のまっとうな続編であり、きちんと現代にアップデートされた作品。
一つは、スーパーマン的信念のある宗教者は出てこない。というか、教会関係者はリスクを取らず逃げるのだ。
二つめ、とりつかれるアンジェラの父はものすごく冷静。これが主人公なのである。宗教に救われなくて信仰を捨てた合理主義者。でも、娘や亡き妻への愛は深い。これが事件を解決する推進力になる。
三つめ、フォーマットの悪魔の名前をいうのは、無い。もともとリーガンに取り憑いた悪魔と同じだから、その辺はもういいみたい。
いろいろ細々と、エクソシスト映画好きにとって嬉しいエピソードの積み重ねや、各キャラが少しずつダメなのも、今風にリアル。
単純にホラーやエンタメ見に行くつもりだとちょっと物足りないかもしれないけど、宗教観が変わってきている現代と照らし合わせて見所があるエクソシスト映画だと思う
あの撮影に耐える子役をよく見つけたもんだ
ウィリアム・フリードキンの『エクソシスト』(1973)は事前に観てなくても大丈夫だが、観てるとよりいっそう楽しめる。(オマージュ・シーンがいくつか出てくる)
作品全体の雰囲気はフリードキン版とはかなり違うし現代的である。50年経ってるので当たり前だが今作は展開や主人公のパパが良かったと思う。
あの音楽がアレンジされて流れればいいなと思ってたら、少しだが流れて1人で盛り上がった。
最後のは予想してて見事に当たった。
ホラ-金字塔のスジ展開のハズなんだがな。素人霊媒師集団が挑む悪霊退治、霊媒プロ神父のやられっぷりに疑問!
ドキンちゃん? いえ ウィリアム・フリードキン監督なんだが
今年の8月に87歳で亡くなっていたのね。ご冥福を祈ります。
そんな中、「エクソシスト 信じる者」観に行った。
リンダ・ブレアさんが出てたのね。
そこは昔の記憶を辿ったわ。姿が違うのも無理はないが。
シリ-ズの1作目は流石にかなり前でテレビかビデオで観たな。
階段をスパイダ-ウォ-クするノーカット版は劇場で観たけど やっぱり構成的に撮りや展開流れは昔の作品の方が遥かに面白いと思うね。
ソレだけ世間がネタに慣れてしまったのかも知れないけど。
神父があっけなく憑りつかれたツインに遣られちゃって、ガッカリしたわ。
デミアン・カラス神父みたいの登場に期待してたんだがな、残念。
悪魔が去って逝く場面がちょいと弱いと感じたわ。
でも 白人の子は助からなくって、黒人の子だけ助かる展開で、
そこは思いが複雑ですね。
全体的には ”エクソシスト”の同窓会ってところでしょうか。
こんなん 最近多いなぁ・・・そう思う。
尚、本作は新たな映画『エクソシスト』三部作の1作目だそうだ。
ゾクゾクしたい人は劇場へ。
話はシンプルで見やすい
宗教色強めの洋画ホラーを見慣れない人に、インパクトはあったのでしょうか…それほどでもないという印象です。
悪魔系統を見慣れてる人には今ひとつ物足りない、味気ないといったところ。深みと歪みが欲しかったです。冒頭の女性が嫌悪感を抱くような描写は、現実味があって好きでした。
裏を返せば、分かりやすい。初めて悪魔祓いを知った、という意味では母が強烈だった、というかつて「エクソシスト」と同じかもしれません。
ただ、悪魔祓いという儀式の神秘性、特別さは欠落してしまったと思います。
時代が変われば恐怖も変わります。大衆にインパクトを残した「エクソシスト」の続編と納得させるには、難しいという感触の作品でした。
チューブラー・ベルズ
途中からチューブラー・ベルズのメロディーが流れ
ウィリアム・フリードキン監督作品の続編であることがアピールされます
正式の続編は存在しましたがイナゴがどうとかの
わかったような分からないような作品だったので
本作が正統派続編という事でよいと思います
作品には関係ないですがチューブラー・ベルズというのは
のど自慢でお馴染みのキンコンカンと鳴らすあれです
さて本編ですがフリードキン作品を引き継ぎ
悪魔の欺瞞VS人々の信仰の戦いが描かれています
カラス神父の依頼によりメリン神父がタクシーから戦いの場に降り立つ
あのポスターにもなったカッコいいワンカットとは違い
運命に導かれた私設悪魔祓い師たちが悪魔に立ち向かうことになるという構図ですが
物語や映像もしっかりしており続編に恥じない仕上がりになっています
よくある勧善懲悪のバカみたいな作品になっていないのもポイントが高いです
「ハロウイン」新三部作の監督が、宗教に関係なくみんなで悪魔祓い???それでもラストのサプライズに感激した!
最初から、物語に引き込まれて、また旧作のエレン・バーンステインが登場して、ワクワクぞくぞくしながら観て、ラストでリーガン親子の物語が見事完結。
そこは全く予期してなかったサプライズで、泣けました!
しかし、終わってから考えると、やっぱり何か違う・・・。
あの「エクソシスト」の最新作と言えば、何を求めるか!
と言えば、キリスト教の神父による壮絶な悪魔祓いだと思う。
カトリックの本当のエクソシストをリアルに取り込むべき。
本作では、「悪魔祓いは、いろんな宗教に存在する」と言い始める。
バチカンは死者が出るのを恐れて手を引いてしまい、素人集団による悪魔祓いは、厳格なものではなくなってしまう。
悪魔祓いも多様性を認める時代???
宗教による分断を乗り越えるのか?
宗教に関係なく、みんな誰でも「エクソシスト」(悪魔祓い師)は、ちょっと違うと思う。
監督は、あの「ハロウィン」新三部作の監督らしい!
「ハロウィン」の新しい三部作は1作目は良かった!
特に、オリジナルのジェイミー・リー・カーティスが堂々復活し大バトル!
しかし、はっきり言って2,3は酷かった!
オリジナルシリーズと関係ない話で広げていった。
「エクソシスト」もそうなってしまうのか?
「エクソシスト」と「ハロウィン」は違う!
「エクソシスト」の本領は単なるB級ホラーではなく、リアルでシリアスなものである。
監督には、もうこれ以上有名作品を担ぎ出して、違うことをするのはやめてほしいと切に願う。
それでも、やっぱりラストのサプライズは本当に感激した!!
かき集め部隊で戦う。
1.2と見てます。2は予算なかったのかアフリカのカットがスタジオでショボくてがっかりだった記憶あり。
パズズはアッカド文明の嵐や蝗害の精霊で、キリスト教により悪魔の仲間入りさせられた土俗の精霊だ。
虫絡みは嫌いじゃなかったし音楽も良かったが残念な出来であった。
さて本作の出来はかなり良いと思った。
過去作との連動も付かず離れず気が利いていた。
一作目の良さはドキュメント感だった様な気がするんだが本作は技術的な向上、撮影部のこだわりもありドキュメント感多少ありのリアルな緊張感が持続したと思う。
今回は悪魔とエクソシストの戦いでは無く、悪魔と宗教を超えた善、愛を信じる在野の人達というフレームであります。プロのエクソシストでも苦戦したわけでパンピーの努力では残念ながら結果も予想できます。
三部作の予定らしく来年公開の次作『The Exorcist: Deceiver』でどういう進みかたするのか楽しみであります。
新たな悪魔祓いネタの作品として鑑賞すれば・・・
メリン&カラス神父が、悪魔との死闘を繰り広げた後の物語がこれです。
その後2作品くらいありましたが、忘れて下さい。
って事でしょう?
この作品の位置づけって。
高いお金支払ってまで権利を買い取り、40年か?
今更、続編的な位置づけの作品を制作する理由が理解出来ん・・・
マクニール家で起きた出来事なんか、別の家庭で起きたエピソードにしちゃえばいいだけなんだから。
何でこだわったんだろうね?
まぁ、3部作で展開させるらしいけど、これ1作で奇麗に終わっちゃってるような気がするんだけど。
でも、大コケしたらしいから、残り2作制作されるのかは知らんし、話の展開も難しいのでは?
なんて思えた。
とは言え、リーガンは家出扱いの設定だったので、実は悪魔に憑りつかれた経験を持つ、最強のシスターとして、最後の作品辺りで登場させるとなる、「おバカな使い方するんじゃないよな。」なんて考えながら鑑賞していたが、どうやらこの線は無さそうかなぁ・・・(笑)
ってか、物語の組み立て方は悪いとは思えないし、新たな悪魔祓いネタの作品として鑑賞すれば、良く出来ているのでは。
①『死霊館』や、『ヴァチカンのエクソシスト』と違い、降霊会をやったら、悪魔が降霊して憑りつかれたとなる展開。
②教会ではなく、過去に同じ経験をした人間を頼りにする。
③神父抜きで悪魔祓いを開始する。
これだけでも新要素満載だと思うが・・・
そう言えば。
ネットでチケット購入する時に、吹き替え版の存在知ったけど、これってR指定作品じゃないの?
何の為の吹き替え版???
堅実につくられた「名作ホラーの続編」だが、個人的にこのエンディングは感じ悪すぎる。
通例、名作ホラーの最新VFXによるリメイク系作品には足を運ばないのだが、『ゲット・アウト』(17)のブラムハウスがやるのならちょっと興味があるというのと、この夏亡くなった旧版の監督ウィリアム・フリードキンの追悼を兼ねて、レイトショーで行ってきた。
先に言っておくと、出来はそれなりによかったと思う。
さすがはブラムハウスで、一定のクオリティはちゃんとクリアしてきたような。
テンポの上げ下げ(緊迫してくるとカットが目まぐるしく切り替わる)とか、ちょっとした不穏な風景や事物のショットの挿入の仕方とか、技術的には結構手の込んだことをしていたし。
旧作の持つ驚くべき画格の高さ(ジャンル映画感がまったくない)や、寒々としたひりひりするような緊迫感は望むべくもないが、少なくとも、一定のリスペクトと内容研究を経て作られた続編であることは、ちゃんと伝わってきた。
ただ、観終わって思ったことがいくつかあって、
●看板やポスターに使ってた、教会中の信徒がリーガン化してる絵柄見て、「ポゼッション(悪魔憑き)」×「ゾンビ化」という新機軸の展開を大いに期待して観に行ったのに、まるでそんな要素は皆無の映画だった! まあまあ詐欺じゃないのか、これは??
(なんか今回も『ハロウィン』と同様、実は三部作になる予定らしいから、この「あと」そういうアポカリプス的な展開が待っているのかもしれないが)
●「今度はダブル悪魔憑きだ!」って、黒人&白人の少女のセットなのかよ。
こんなジャンルにまで、「ファッションフォトの呪い」と同様の「ポリティカルコレクトネス」が広がってきてるのかと思うとげんなりしてくる……。
続編があったら、今度はトリプル悪魔憑きで、黒人&白人&東洋人の三色団子になるぞ、絶対……。
●細かいところにはネタバレになるから深入りしないけど、作中でくだらない下衆いこと言ったり、協調性に欠く行動とったり、相手に対して不寛容な態度をとったり、大事なところで心の弱さを見せてしくじったりするのが、全部「白人」サイドってつくりは、さすがにどうなんだろうね?? で結局あのラストでしょう?? なんだろ、このあまりの「落差」は? ここまでくると(監督が白人で主演が黒人っていう配置も含めて)なんだかいろいろ考えさせられるよなあ。
ま、このところ映画が始まる前の宣伝で、毎回毎回『ウィッシュ』の黒人少女が歌い踊ってるのを繰り返し観させられて、いいかげんうんざりしてきてるせいで、八つ当たりで癇に障ってるだけかもしれませんが(笑)。
●その割に番宣では基本お友達の「キャサリン」のほうのヴィジュアルばっかり使われてるのって、リンダ・ブレアのイメージを引っ張ってるんだろうけど、本来のヒロインは黒人の少女のほうなのに、本国としてはそれでOKなんだろうか??
「隠しネタ」ってより、日本の宣伝会社が「いやあ黒人の少女がリーガン化してもお客さんぜったい観に来ないっしょ」みたいなムーヴ見せてる感じがするんだけど。
本国がその「擬態」に無条件でOK出してるとするなら、それはそれでどうかと思うわけで。
●旧作は「母と娘の物語」でもあったが、今回は「父と娘」の物語。やっぱりそれも時代というものか。
ちなみに、この設定にすると、娘を風呂に入れたり、着替えさせたり、身体の傷を確認したり、性的暴行の有無を確認したりと、さまざまなシチュエイションにおいて「親が横についていてやると逆にセクハラ」みたいなことになってて、大変に気を遣う作劇上の難しさをかかえていた。
●楽曲として「チューブラーベルズ」を使うのは大いに結構なんだけど、あの曲のキモはメインの旋律にあるんじゃなくて、多重録音で上へ上へとダサいギターソロやらコケ威しの効果音やら人間の声やらが乗っかっていくのがミソなのに、ぜんぜんその要素はオミットされてるんだよなあ。
●前作の『エクソシスト』は、ホラーである以上にきわめてシリアスな「宗教映画」だったといってもいい。
転じて今回の作品は、旧態然とした信仰が力を喪うなかで、神の実在に確信がもてなくなった人々(民衆も教会も)が、「カトリックの儀礼」ではなく、さまざまな宗教勢力(カトリック、バプテスト派、ウィッカ、ブードゥー、無宗教などなど)の「紐帯」と「連帯」という形で、「なんとなく一神教のヤハヴェを信じてる連」でゆるやかにつながって悪魔に立ち向かおうとする。
そんなことできんのかよ、と思って観ていたら、案の定うまくいかない部分もどんどん出てくるわけだが、じゃあ本家本元のカトリック勢力の活躍ぶりはというと、儀式は公的に●●になるわ、飛び入りの神父は●●●●わと、ホントろくな扱いじゃない(笑)。
というか、カトリックの人これ見たらけっこう激怒するんじゃないの? アメリカでも福音派と同じくらいはいたと思うんだが……大丈夫なのかな?
●てか、見よう見真似で、元見習い修道女とか、ペンテコステ派とか、ブードゥーの呪い師あたりの素人集団が勝手に「エクソシズム(悪魔祓い)」の儀式をやるのって、普通に考えて「悪魔のつけ入る隙しかない」くらいに危険でヤバそうな行為だと思うんだけど、どうなんだろう? でも結局、「呪詛返し」のような形で「本当にひどい目に遇う」のは、適当やってる寄せ集めの民間人じゃなくて、●●のほうなので、さらにモヤっとする。
●なんか今回の悪魔って、強いんだか弱いんだかよくわからないんだよね。
しきりに「口」で煽って相手に付け込もうとするので、力の発現になんらかのセーブがかかってて出来ることに限界があるのかな、とか思ってたら、やにわに身体的暴力やポルターガイスト、テレキネシスを発揮して、相手にえげつない直接的攻撃を加えたりもしてくる。そのバランスが微妙にとれていないので、「おいおい、そんだけやれるんなら最初からやれよ」と思ったりもする。
あと「口」で煽るやり方も、「相手しか知らない秘密の暴露」一辺倒で、あまり芸がない。
で、言われた人間のほうも、それで思い悩んで葛藤したり信仰を揺るがせたりするのかというと、ほとんどそういう内面に踏み込んだシーンはない。ただ単に「ひるんで」「攻撃力が落ち」「敵の攻撃の当たり判定が高まる」という「ステータスの弱体化」がみられるだけである。このあたりがやっぱり、旧作にははるかに及ばない部分なんだろうなと。
●エンディング、すでに●●の存在すら忘れていたので、意外なオチだったといえば意外なオチだったが、なんか猛烈にデジャヴがあるなと思ったら、『インディ・ジョーンズと運命のダイアル』のラストでした(笑)。
― ― ―
……と、あんまり下げることばっかり言ってるとなんだか感じが悪いので、観ていて面白かった部分についても一応列挙しておく。
●冒頭のハイチ地震。「震災」の悲惨な体験によって主人公のなかで従来のキリスト教信仰に疑念が生じて、無神論者になっている感覚は、日本人である我々にとっては「とても得心がいく」理由だと思う。
●『エクソシスト』の出だしが、『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』(99)の「魔の森の探検」だったり、シスターフッド×失踪という『ピクニック at ハンギング・ロック』(75)みたいなネタだったりするのは、結構新鮮だった。
悪魔憑きのきっかけがコックリさん(みたいなの)というのも、今風のアレンジとしては王道で良かった。(ただこの二人がなんで憑かれたか、なんでWで憑かれたか、二人がお祈りしてた地下壕はもともとなんのための場所なのか、などの基本的な理由やロジックがあかされないので、ちょっともやもやする。)
●シンパパとひとり娘の距離感というのは、そこそこ上手く表現できていたと思う。悪魔憑きが始まってからも、旧作以上に「娘の考えていることがよくわからない恐怖」「昨日までなついてくれていた娘に急に反抗される恐怖」「娘のやってくる悪戯が得体が知れない執着を感じさせてなんか恐い」「娘の女の子特有の部分にずけずけ立ち入れない不便さ」といった、「娘親の抱きがちな日常的でリアルな悩み」に寄り添って、全般の描写がなされている感じがする。
●娘のふたりとも、「失踪から見つかった直後の不安定な状態」と「完全に悪魔憑きになって汚言と自傷で別人のようになった状態」の「あいだ」の時期がけっこうしっかり描かれていて、『エクソシスト』が「アンファン・テリブルもの」の一典型であることを強調してきている印象。あるいは、リアルに心に問題を抱えた児童や自閉スペクトラム症の児童をベースに敢えて意識した形で、それらに「寄せた」描写になっている点も見逃せない。
●特撮は総じてよく頑張っていたと思う。というか、敢えてVFXの最新技術を強調するよりも、特殊メイクアップで頑張ってる部分を強調していて、そうすることで旧作へのリスペクトを押し出そうとしているのはちゃんと伝わった。
●キャサリンの妹がめたくそ可愛い……でも弟もろとも途中でフェイドアウトして忘れ去られたように出てこなくなってしまった。ラストくらいはどうしてるかもうちょっとちゃんと描けばいいのに。
●脇役だと、やはりアン・ダウドの隣人が良い。
口うるさいけど、実はとても心根が優しく気にかけてくれている存在。
医者を生業としていて科学的な知識もあるのに、宗教的な秘儀にも知識が深いという清濁併せ呑むありようを、製作者が「現代に生きる人間の理想像」と見ているのがよくわかる。
あと、クリスを前作に引き続いて演じているエレン・バースティンは、佇まいにさすがの風格がある。てか、この人90過ぎてるんだよな。実はこの人がいちばんバケモンなのでは?(笑)
ちなみに、クリスが娘にやったことに対して抱えてる苦悩って、『積み木くずし』の穂積隆信が言ってたことと一緒だよね。実際、彼の場合は娘を35歳で亡くしてるわけで。
●キャサリンが教会で荒れ狂うシーン、何かに似ているなと思ったら、ジャック・ケッチャム原作の『ザ・ウーマン』シリーズの『ダーリン』(21)でした。
― ― ―
というわけで、楽しめた・楽しめない、だけでいうと、スピーディーな展開とはったりのきいたスリラー演出がきちんと成されていて、ふつうに「楽しめた」。
点数自体、4くらい付けてもいいかな、と当初思っていたくらいなのだが、ではなぜ1点減点したかというと、どうしてもラストの処理に納得がいかなかったからだ。
まあ、話の流れ上、こうせざるを得なかったってことなんだろうけど……。
なんか結局、「党派的」な政治的スタンスのせいでこんな結末になっちゃった感じがして、違和感があったんだよね。
どうせ●●層の●●はバカで、蒙昧で、短絡的で、一生懸命教会通ってても宗教の本質すらわかってなくて、いざというときにもろくに役に立たないばかりか、要らないことして自滅してやがんの、だから言ってただろ、こういう連中がアメリカの癌なんだって――みたいな、これみよがしな「ざまーみろ」感をなんとなく感じちゃったんだよね。
だからって、そんなひどい「罰」与えちゃうんだ、みたいな違和感。
「連帯」とか「寛容」とか言う連中にかぎって、敵対的な相手勢力に対して攻撃的なのは今に始まったことじゃないが、ここまで露骨な形で、対比的に「天国と地獄」を設定されると、さすがにいい気分では劇場を後にできなかったということだ。
エクスシスト?
悪魔憑きが判明するまでが長すぎる
途中に出てくる有名人のお婆さん大したこともせず直ぐに退場するのに重要人物扱いだし何の意味が?
ヴァチカンの神父さまヘボすぎだし(ラッセル・クロウと相棒を呼んでこいよw)
一番効果があったお祓いがキリスト関係なくネイチャー系だったり
最後もあれで良いのか?
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