52ヘルツのクジラたちのレビュー・感想・評価
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「52ヘルツの鯨たち」 映画化された本屋大賞受賞作 原作と映画との...
「52ヘルツの鯨たち」
映画化された本屋大賞受賞作
原作と映画とのギャップにアレレと思うことが少なくない日本の映画ですが・・。
これは、なんの違和感もなく、ひたすら、泣かされました。
人寄せパンダキャスティングで、場違いなアイドルや俳優に頼りがちな邦画界(私だけの認識かも)ですが・・。
TVをほとんど見ない私には、倍賞美津子と余貴美子以外は全員初見のキャスティングだったことが幸いしたかも♪
とにかく、俳優陣の演技力に引き込まれました。
52ヘルツの叫びを受け取ることはできませんが・・劇中の美晴さんの様に・・救いを求める人の声には真摯に耳を傾けられる様にしたいものです。
※あの男の子は、いつから髪を伸ばし始めたのだろう?
あの長さだと、この映画を想定していたとは思えないのだけど・・。ウイックだったのかなぁ・・そうは見えないが・・。
※公開から2週間、もう、ナイトショーなどでの一日一本程度の上映になってしまっているのが残念。
興行主は、数字、単なる来場者数での上映判断をしないで、映画を観て判断を下して欲しいものだ。
52ヘルツのクジラたちの鳴き声‼️
髭を生やしている意味に納得
少しでも多くの方に観てもらいたい。迷っている人は観に行きましょう!
原作未読での鑑賞です。
話題になった原作小説、舞台が大分、主演が杉咲花さん、気になってましたが自分には苦手なタイプの映画化も...と迷っているうちに上映回数なども減っていき、都合が合うのが今日しかないかもと思い観に行きました。
結果、観に来てよかった!
虐待、ヤングケアラー、DV等々、重めのテーマ満載で過去と現在を行き来する流れですが、散らからずに分かりやすく纏まっており、入り込みやすかったですし、心が揺さぶられました。
また、役者さんたちが皆さん素晴らしい。特に主演の杉咲さんは本当にすごい方ですね。見るたびに思うのですが、杉咲さんの演技は、それだけでお金払う価値があると思います。
ただ、平日の夕方という時間帯だったとはいえ、とても客入りが少なく残念です。
本作はワクワクするような楽しい映画でも、キュンキュンするような恋愛映画でもなく、重いテーマが何重にも詰まった映画です。
苦手な方もいるでしょう。わかりやすく目を引く映画でもないでしょう。それでももっと多くの方に観てもらいたい。そんな良作です。
声を聞きたい
「夜明けのすべて」に引き続き、泣けると評判の本作。人生に絶望した人たちが再起していく物語。「市子」同様、今回も杉咲花の怪演が見れるので、それだけで大いに価値のある作品だと思う。今年の日本アカデミー主演女優賞は絶対彼女にあげるべきだったよね。
成島出監督の映画は結構苦手なんだけど、ここ5本くらいの中では好きなテイストだった。でも、社会的な問題を扱い、多くの映画がこれらをテーマにしているにも関わらず、この作品ならではの要素が無かったし、作りが荒くて無駄にハッピーエンドに終わらせる感じは、「いのちの停車場」や「ファミリア」と全く同じで好きになれなかった。別に、全部が全部お涙頂戴とか心温まる映画にしなくてもいいんだよ?
役者パワーはすごい。余貴美子の崩れるような泣き方には、心えぐられる。。。実力派俳優を集めているため、頼りにし過ぎている感はすごいするけど、現在→3年前→現在→2年前…といった時間を行き来する構成は秀逸で、おかげで登場人物に感情移入しやすかった。馴染みのある大分弁・長崎弁が出てくるってのもあるだろうけど笑 淡い青色の映像もものすごく心地がいい。
ただ、要素が多いがために尺が足りず、結局解決してないよね?と思う所が多々あるから、映画向きの作品ではないかも。映画にするにあたって、多少は削って欲しい。色々詰め込もうとすると、どれもこれも中途半端に終わってしまうからさ。その反面、市子ってすごくよく出来てたなぁ。1人主軸を決めて、そこから物語を展開していけば、造り手としても見る側としても気持ちのいい作品になるもんね。
杉咲花は「孤狼の血」の柚月裕子の小説を原作とする「朽ちないサクラ」、坂元裕二脚本の「片思い世界」への出演が決まってるので、楽しみで仕方ない。今年こそアカデミー頼む!
想像よりも。。
原作と比べると厳しいか
間違いない。最高傑作!
原作は2020年に発表されいるが、この映画の現在はいつを想定しているのだろう。本作のテーマはたった数年でも、世界はもちろん自分自身でも問題の捉え方が大きく変わっている。
それによっても映画の印象も変わる。
素晴らしい俳優陣・製作陣のおかげで、むずかしいテーマにも関わらず、押し付けがましくなく、不快感もなく映画の世界に入り込むことができた。
過去に辛い運命にあった不幸な人が、自ら不幸を呼び込んでしまうのではない。辛い運命を知っているが故、他人の辛い運命に手を差し伸ばしたくなるだけ。しかし、その解決方法が分からないから更なる不幸も呼んでしまうことも。
安吾にあとほんの少しだけ自身の本質を貴瑚に告白する勇気を持てたら…。その時点でも貴瑚に受け入れる準備はできていたと思う。
今は貴湖には花梨という親友がいる。一度は全てから逃げ出し関係を絶ってしまった。しかし間違いなく見守ってくれる親友がここに居る。その強い結びつきこそが「魂のつがい」。
そして貴瑚は少年に対してもそれを求めている。困難も乗り越えられることを願う。
…………
安吾の最期の場面はつらい。せめて直接的な表現は避けてほしかった。
本屋大賞は鉄板なんだが、、、、
本屋大賞は流石に外さない。
ひとりぼっちのクジラに掛けたマイノリティの話です。登場人物全員ある種のマイノリティ。
まあ人間どうせ死ぬ時は1人なわけです、あんまり魂の繋がりとか求めるとかえって孤立しますよ。
私親友とか居ませんが楽しく生きてます。
役者陣も素晴らしい。
子供より顔の小さい杉咲や志尊、宮沢、七瀬、皆んな全力で気持ちよかった。
絵も素晴らしい!初めの山を背負って自転車で駆けてくる絵とかほんと素敵。
しかしなんだろ脚本だろうか?原作だろうか?
クジラの話の入れ込みがこれみよがしで強調し過ぎだったり、こんな会話するかなと思うところがところどころあった。
まあ役者の頑張りと撮影部がそこらへんカバーしてたが、終わり方にしても全体に分かりやすくし過ぎかも、、と思った。
多様な社会感、現在の悩みかなぁ
原作をさらに超える見事な映画化!
凄い映画でした!
町田そのこの傑作小説をさらに超える見事な映画化!
終わった後、ボーゼンとしてしばらく席を立てませんでした。これでもかと追い討ちをかけられるストーリーですが最後に希望があって良かった🐋
記者会見で志尊淳が杉咲花を日本の宝と言ってましたがまさにそれ。彼女の出演作にハズレなしですね。
余談ですが52ヘルツのクジラは実際に存在すると言われているクジラです。
アメリカ西海岸で1990年頃から10年以上にわたって観察されていた52ヘルツで鳴くクジラの声。
クジラの音域は1番広いシロナガスクジラで10〜39ヘルツ。なのでこのクジラの声は誰にも届かず「世界一孤独なクジラ」と呼ばれています。
(声は録音されているものの見た人は誰もいません)
キナコと安吾の魂のつがいを丁寧に描いた分、ラストの駆け足感が残念
センシティブな社会問題たちを一気に取り扱った作品。
これだけの問題を2時間に練り込んでも混乱せずに鑑賞できた。
キコ(きなこ)が安吾との思い出を回想しながら物語が進む。
きなこと安吾との心のすれ違いやこれから起こる二人の結末を見るのはなかなか辛かった。
回想とは別に、きなこが今直面している52(ムシくん)の児童虐待問題も進んでいく。
この現代のキナコと52(ムシくん)の問題が終盤とても駆け足になって残念だった。
その後起こるであろう役所の手続きや諸々の問題を「何だかんだありましたが無事解決しました!」的にざっくりナレーションで説明して終わらせたのには驚いた。
そのせいもあってか、積み上げられていた余韻も吹っ飛んで、エンドロールは気が抜けてしまった。
過不足無し!原作通り!
ジーンとくるいい映画
すれ違いながらも
虐待、ヤングケアラー、ジェンダー等、最近よく眼にする題材が柱ではありましたが、原作の力と杉咲花さんの力で引き込まれるように鑑賞しました。
ただ、最後の海辺のシーンは少しやり過ぎかなと感じましたが笑。
救いのない展開にも感じましたが、終盤の「あなたにとっての必要な人間にならせてほしい」って叫びにも似た言葉に全て救われた気がします。それに、キナコさんはいろんなすれ違いを経験しながらも、結果、たくさんの大事な人たちと出会えていました。
たとえ52ヘルツだって叫べるならまだまし、そんな生き方を選ばざるを得ない人たちがきっとたくさんいるなかで、いろんな人と出会い、辛い経験をした人、辛い経験をさせた人が人に優しくなれる。
ある意味、タイトルは「今を生きる私たち」と訳せるのかなと振り返りました。
思いがけず手をつないだとき、アンさんに対して「柔らかい手」って漏れ出たキナコさんの言葉が後からジワジワきました。
とにかく演技がすごいです!
原作で予習してから映画館で見ました。原作を読んで頭の中で想像していた映像を鮮明に見せていただいた感じでした。
原作を読んだ時も何度も泣いたし、映画館でも何度も泣きました。泣く部分は見る人それぞれ違うんだと思います。たびたび心に刺さって辛くて悲しくて、でも最後はふんわり暖かくて清々しい感じ。いい映画を見たなぁと思いました。
でも、この映画の1番の見所はキャストみなさんの演技。ほんとに全員すごい!
説明じみたセリフは無いのに伝わってくる。
演技賞をみなさんにあげたいと思いました。
「孤独な響き、結ぶ心―『52ヘルツのクジラたち』
『52ヘルツのクジラたち』の映画化作品を見て、心が震える体験をした、三度の飯より映画好きシェフ聡です。この作品は、世界でただ一頭、他のクジラとは違う周波数で鳴く孤独なクジラをモチーフにした、この感動的なベストセラー小説が原作。映画は、杉咲花の力強い演技が光っています。
虐待やトランスジェンダー、格差社会、DV、ヤングケアラーといった厳しい現実に立ち向かいながら、過去の痛みに立ち向かい、自らの声なきSOSに気づく女性・三島貴瑚の成長を描いています。
初めは違和感を覚えるかもしれませんが、物語が展開するにつれ、今と過去を行き来することで物語の深みに引き込まれます。素晴らしい伏線の回収と問題提起には、感動し、涙が止まりませんでした。この映画は、ただのヒューマンドラマではなく、社会に対する強烈なメッセージを持っています。
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