イコライザー THE FINALのレビュー・感想・評価
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かなり期待外れ
18年ぶりの共演が最大の見どころ
シリーズ第3作。最近知ったことなのですが、デンゼル・ワシントンの出演作でシリーズとなっているの本シリーズだけとか。魅力的な役者さんだけに意外。それならば単発作品シリーズのキングともいえそうです。実際、本作もシリーズを追っていなくても比較的理解のしやすい作り方になっていると思います。
そんな貴重なイコライザーシリーズ。本作の邦題では「Final」となっていますが、原題は単純に「3」ということで、本作を見た限りではまだ続作の可能性があるのではと疑ってしまいます。「Final」なんてタイトルでよかったのでしょうか?確かに、本作では主人公のマッコールが「安住の地を見つける」というところにストーリーの基盤にあるので、ラストっぽさがないわけではないのですが。
これまでのシリーズでは敵を一掃するのにD・ワシントン演じるマッコールが自身に課した時間は19秒。それが本作では大幅に短縮されており、シリーズを追う中で、彼も強くなっているようです。その戦闘シーンは爽快ではあるのですが、強すぎるゆえに、「そんなところでやられちゃうの」という、戦闘力パラドックスが起きているような違和感もあります。
当初はなかなかに残虐なアクションにびっくりもしましたが、最近はこうしたバトルシーンが描かれる作品も多く、慣れてきたのでしょう。本作のアクションが退屈というわけでは決してないですが、確実に新鮮さはなくなってきました。
本作で何より新鮮だったのは『マイ・ボディーガード』で共演したD・ワシントンとダコタ・ファニングの再共演。18年ぶりだそうです。子役で人気が出てしまうと、そのあと大成するのはなかなか難しい世界のようなイメージがありますが、コンスタントにさまざまな役をこなす彼女についてはその例外。今回、D・ワシントンとは文字通りその肩を並べて共演しており、頼もしく、嬉しさも感じられるものでした。大変烏滸がましいですがD・ファニングの父親のような心境。
デンゼルマッコール、まだまだ観たくなる
やっぱり強い!容赦の無い強さ。
そんな強さも冒頭でしくじるのも、良い人間故か?
シリーズ通して感じるのは、この勧善懲悪ぶりは自身の強さに甘えた我儘にも捉えられるんじゃないか?と思わせられる…。
そこまでの強さ在るから、自信在るから出来る事なのかなぁ?…と。まあ、小気味イイ気分になるけど。
憎い程、腹立たしい程、汚い煽りしてくる程、相手を駆逐した時は心地よいんだろうけどね…。
個人的には、ふと別な方法無かったのか?と少しだけモヤる。
不意打ちに衝撃なシーンが数回有って、これはもう一回足を運びたい気持ちにさせた。
ラストの不意打ちというか、答え合わせにも少なからず衝撃受けて、震えというか目を潤ませた。
平日だったからなのか、年配の観客が多かった。特に老夫婦が多く目についたのは、少し不思議に感じた。
前作観てたら、損しない作品だ。
デンゼルが良い味出しとる
マッコールさん、おつかれさまでした。
ロバート・マッコール、イタリアンな日々‼️
デンゼル・ワシントンの無双ぶりが際立つ元CIAロバート・マッコールの第3作目‼️今回イタリアでお仕事遂行中に負傷したマッコール‼️イタリアのアマルフィの小さな町の人々に助けてもらったマッコール‼️彼らの温かいもてなしに、この村で余生を全うしようと決意‼️イコライザーとしての仕事にも区切りをつけるはずが、やはりこんな小さな町にも悪党どもの魔の手が・・・今回もマフィアの一組織を一人で壊滅させるマッコールの姿にスカッとさせられる好編‼️特にマフィアのボスに合成麻薬を大量に飲ませ、夜の闇に追い詰めるクライマックスは、視覚的にも強烈な見せ場‼️そして今回の協力者、CIAのコリンズの意外な正体と、アマルフィの美しすぎる町並みにほっこりさせられるマッコールさん完結編なのでした‼️
マッコールさんイタリアで大暴れの巻
ロバート改めロベルト・マッコールさんがイタリアで大暴れする話。
本作は、少なくとも「イコライザー2」を鑑賞していないと全てを理解出来ない作りなのでご注意を。
なんで舞台がイタリアなんだろ? というのが正直な感想。
登場人物のほとんどがイタリア人でイタリア語を話す関係で
画面は字幕on字幕で見にくいことこの上ない。
アメリカの片田舎、もっというとボストン郊外が舞台でも通用したんじゃないの、この話?
と思ってしまった。
マッコールさんも性格が変わったかのように好戦的になってガッカリ。
今までは、襲われるから仕方なく、でも徹底的に。という感じだったのに。
ダコタ・ファニングの役も、最後まで「必要か?」の疑念が晴れなかった。 最後まで引っ張った「彼女を選んだ理由」も「そうですか。。」以上ではないし。
イタリアまで出向いた理由も、最初〜中盤に明かしていればグッと印象は変わったと思う。
最後に、
作品の出来とはあまり関係ないが、
字幕翻訳の人もセンスがない。
特にヒドいと思ったのは、エンゾのセリフの訳。
悪党を評して「あれは癌だ。 治せない。」と言ったのを
字幕では「あれは寄生虫だ、駆除できない。」となっていた。
エンゾは医者だから「癌」に例えて言ったのに
ヒドい意訳で台無しにした。
最後の最後
邦題の「THE FINAL」ってなんやねん!
もう一本できたら「RETURNS」か?
適当邦題はやめてくれ。
怒らせてはいけない男
恐ろしいほどのアクションシーン
悪役をただひたすら成敗する、ひたすらエンタメに特化した映画
中村主水が秀と勇次役の腕前を併せ持ち、イタリアの漁村に滞在したらどうなるか…?あるいは服部半蔵なら…?
正体を隠し市井に紛れ、民草を脅かさんとする悪を討伐する…この心躍る設定は、水戸黄門から暴れん坊将軍、必殺仕事人、影の軍団と、これまで散々に踏襲されてきた鉄板ストーリーであり、観客のカタルシスを満足させるに魅力的なコンセプトでしょう。今風に言えば、例えば「学生でありながら凄腕の元暗殺者の俺、学校に来たテロリストたちを一網打尽にする!」であり、こちらの方が刺さる方は多いかもしれません。
そんな王道とも言えるストーリーが、つまらないはずがありません(私見)!
日本では、もはや伝統芸とも言えるこの作風は、意外にも世界中で人気があります(こちらも私見)。アメリカでは例えばスティーブン・セガールが演じれば沈黙シリーズ、キアヌ・リーブスならジョン・ウィック、そしてデンゼル・ワシントンならこのイコライザーになります。
従って構成もよく似ています。前半は善良なる町人との交流を、できるだけ丁寧に身近に生活感が感じられるぐらいまでに描き、中盤にはその人々を蹂躙するヴィランたちを、特に残虐性だけを強調して描き、そして終盤は主人公による怒涛の反撃を、できるだけ主人公が一方的に攻撃を加えるシーンを多めに描く。
この場合、前半の町人との交流がどれだけ印象的に描けるかが鍵になるかと思います。これについてはイタリアのアマルフィが持つ海と岸壁が織りなす風景が際立たせることに成功していると思います。なんたって見た後、フツーに「アマルフィ行ってみたい…」になりましたから。
更にヴィランは残虐性だけを強調し、例えば実は病弱な父がとか愛妻家でとかそういった情報を入れないことで、ただ討伐されればよいだけの存在になります。つまり、細けえこたぁ良いんだよ!です。
ゴア表現はまぁまぁ多めです。といってもそれほど残虐なシーンはなく、黒澤映画を含む日本の時代劇を見てる人なら、見慣れた表現が多いと思うのではないでしょうか。
不満点は特にないのですが、全編にキリスト教的な教えが散りばめられているのですが、散りばめられすぎてやや異臭すらも感じた、ぐらいでしょうか…こちらは気にならない方は気にならないかと思います。
主人公の影の軍団的活躍が好きなら間違いなくオススメの映画です。
悲しすぎる
見応えのある作品でした。
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