劇場公開日 2023年10月6日

イコライザー THE FINALのレビュー・感想・評価

全288件中、201~220件目を表示

4.0兎に角 イコライザーです

2023年10月9日
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今回がファイルという邦題だけど
まどまだ続くのでは? という雰囲気でした

内容的には物語がスタートしてからは
イコライザーなのですが、何故ここに?が
説明はあるものの唐突感はありますが
それはそれでイコライザーかなと思います

アクションというよりサスペンスみたいな構成で
より隠密感はあります 普通の映画だと
敵が隠密で襲ってくるのが、主人公側なので
ジョン・ウィックの様な派手さはないので
大きなスクリーンでは無くても良いかなとは思います
音も隠密感では音響もイヤフォンかヘッドフォンで
聞いた方が隠密感はあるかもしれません

内容は面白く見入ってしまいます
今後もいくらでも分岐も続きも出来る様な
ストーリーなので、何かはあるのかな?
と期待はしたくなります

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アジフライ

3.5イコライザー(等しくする者)?

2023年10月9日
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イコライザーとは「等しくするもの」という意味があり、音楽では特定の音を調整して全体を均すために使われます。

今までの作品では「悪を成敗」だけでなく、消防士希望の若者の訓練を手伝ったり、不良に仕事を与えて更生させたりと、市井の人たちの幸福の引き上げもしているというのも大きな魅力だった。

しかし、本作は、序盤に大怪我してしまった為か、悪者退治に終始してしまったのは残念。

アクション映画としては面白く、お約束の「何秒で皆⚪︎し」の秒殺シーンもあり、合格点ではあるが、

「イコライザー」シリーズでなくても良かったのではとも思う。

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レイン

4.0爽快なるバイオレンス・アクション

2023年10月9日
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興奮

デンゼル・ワシントンが、限りなく強く、パーフェクトなアサシン・マッコールを演ずる『イコライザー』シリーズの第3弾。今回は、イタリアのシチリア島やナポリを舞台として、薬物マフィアと、バイオレンスな死闘を繰り広げるハードボイルド・アクション。

本作の見所は、デンゼル演ずるマッコールが、常に冷静沈着な殺しのスキルで、悪い奴らをバッタバッタと薙ぎ倒していく爽快さ。ファース・シーンでは、数多い敵に囲まれた状況下でも、僅か9秒でノックアウト。また、クライマックス・シーンでも、マフィアのアジトに一人乗り込んで、一人また一人と敵を倒し、ボスへと辿り着くシーンも、見応えがあった。

物語は、シチリアの薬物絡みのマフィアのアジトを、マッコールが撲滅するところから始まるが、全てが片付いた矢先に、油断して銃弾を浴びてしまう。負傷したマッコールが辿り着いた先はアマルフィー海岸の港街。そこで、命を救われ、街の仲間として温かく迎えられる内に、そこを『自分の居る場所』と考え、暫くは穏やかな時間を過ごす。

しかし、その街にも、マフィアの暗い影と圧力が迫り始め、人々が傷つけら、家に放火までされる。この街の人々に恩義を感じていたマッコールは、彼らの窮地を救うために、マフィア組織の壊滅に向けて、立ち上がることを決意する。

本作は、同じアクション映画として、お金とVFXを駆使した派手さや、ちょっと笑いを差し込むようなコミカルなシーンは全く無ない。ただ一人の人間として、悪を許せない勧善懲悪な展開の中で、デンゼル・ワシントンの寡黙で、シリアスなアサシンのとしての演技が光る作品だ。

血生臭いシーンも、かなり盛り込まれてはいたが、鑑賞後は、悪を全て蹴散らしていく爽快感が残る作品となった。

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bunmei21

4.0触れ幅がすごい

2023年10月9日
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「悪いヤツにもそれなりの理由があって…」
「社会や環境が彼を追い詰めたから…」

世の中の犯罪映画にはびこるそんな甘っちょろい理屈を一切受け付けないのがこのロバート・マッコールさん。

悪いヤツは悪いヤツ。
問答無用であの世へ送る。

日曜朝イチの観客はほとんどが男性。
まあ、そういう映画ではあるのかな。

暴力をメインとする作品ではあるんだけど、本作まずは舞台となる港町の景色の美しさよ。
いわゆる「絶景」ってことじゃなくて、多分他の地域と隔絶された感じの小さな集落で、自然の中で暮らす人々の姿が素敵に描かれている。
映画の随所で、この街と人と自然が調和したカットが拝めるってだけでも眼福。
そして人懐っこい人々と、その平穏な暮らし。

そんな、裕福ではないが幸せな暮らしに寄生するマフィア達の悪行。

この対比の触れ幅がすごいので、主人公の、現代の映画としてはさすがにかなり問題の多い行動も、「うん、これはしょうがない!」と飲み込んでしまう。

そう、やはり我々は、悪いヤツらには徹底的に罰を与えたいんだ。
「人権」という意味で問題があるのは百も承知で、それでも抑えきれないそういう気持ちの良さがここにはある。

ストーリーが凄く上手にまとまってて、前作との繋がりも綺麗。

いやもう、何しろこの街の人々が素敵に描かれているので「そりゃ、ここで暮らしたくなるよな」「そりゃ、シリーズもファイナルになるよな」という気持ちがよく分かる。

個人的に、こういう暴力を扱う作品で大事なことは、「暴力」を「強さ」「カッコ良さ」ではなく「怖さ」として描くことだと思っていて、そういう意味でマッコールさんは、悪党を相手に圧倒的な強さを見せるけど、観客には「これはこれでこの人も怖いな」と思わせるあたり、「正義のための暴力」を単純に正当化してるワケではない感じがして府に落ちる。

デンゼル・ワシントンってもう67歳なんでしょ?
アカデミー賞とか獲って、それでもこんな暴力映画に、それもシリーズで出続けてくれるってのもなんか嬉しいね。

ダコタ・ファニングって、あの「宇宙戦争」でピーピー泣いてたコでしょ?
あらもう、こんなに大きくなって…。

で、これ、ホントにファイナルなの?
「あの孤独だったマッコールさんが、『終の棲家』を見つけた」って、映画的には「続編フラグ」だと思っちゃうんだけど。
日本の映画会社が無許可で邦題付けることもないんだろうから、まあホントなんだろうな。

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キレンジャー

3.5人助け

2023年10月9日
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鑑賞方法:映画館

137本目。
ドラマ版は見たけど、正直イマイチ。
映画版は、多分これが初?
予告、序盤の9秒のシーンが、カッコいいから、そんな感じが続くかと思ってたけど、あれれ。
ドラマ版は、人助けメインな感じだけど、今作だけが、そっちメインなのかな?
ストーリーもパンチ力に欠ける感じだし、アクションは面白かったけど、少なめがストレス。
前作までの流れが分かれば、ちょっと違ったのか。

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ひで

4.0ワンパターン?それとも…

2023年10月9日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

回を重ねる度にマンネリ感が増すのは、シリーズ物の宿命なのだろう。

問題は、それを「ワンパターン」と感じるか「待ってました」と思えるか。

『ワイルドスピード』シリーズに感じたのは前者だった。なのでアイスなんとかの回から見るのをやめた。

今作に関しては紛れもなく後者だと思えた。

古き良き時代、ゴールデンタイムに放送されていたあの時代劇にも感じた感覚。

それでいて、当時我々が時代劇に感じていたモヤモヤポイントについても、スカッと爽快かつ痛快に処理してくれる。

…あまりにストレート過ぎて、逆に「ああ、モヤモヤや整合性のない溜めも、ドラマには必要なんだな」と気付かされてしまうのは、なんとも皮肉ではあるのだけど。

なお、(一部の)男性に対して、イタリア旅行の際に紅茶が注文できなくなる呪いが仕込まれているので、紅茶好きのメンズは御鑑賞の際にお気をつけください。(?)

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がばちょう

4.0マッコール、強すぎ

2023年10月9日
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楽しい

興奮

マッコールはシチリアでの事件で少年から背中に銃弾を受け、なんとかフェリーでイタリア本土へ渡った所で車の中で気を失ってしまった。たまたま通りがかった憲兵に助けられ、医者に銃槍を治療してもらった。そのアマルフィの田舎町の人たちはみんな親切で、温かく接してくれ、心と体を癒されたマッコールは、この町に住もうと思うようになり、イコライザーをやめることにした。しかしその田舎町にもマフィアが暴れ、親切な住民を脅し、傷つけていた。マッコールは大切な人々を守るため再びイコライザーの仕事を開始した、という話。

いやー、強い。マッコール凄すぎて笑いが出る。
このシリーズ初めて観たが、デンゼル・ワシントンがカッコよすぎ。これまでの作品も観たくなった。
刑事役のダコタ・ファニングはカッコよかったし、ストランの店員役のガイヤ・スコテッラーロは美しかった。
面白かった。

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りあの

4.5スカッとします

2023年10月9日
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時計を聞いて煽るシーンが最高!

こんなに理不尽な状況下は日本の一般ではあり得ないかもしれませんが、学校とかにはまだあるかもしれません。
昔、ヤンキーがたむろしていた学校にこんな人がいたらなあと思いつつ観てました笑

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シンゴジラ

4.5今回も良かったです わかりやすいストーリー 美しく暖かい街 そこに...

2023年10月9日
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楽しい

興奮

幸せ

今回も良かったです
わかりやすいストーリー
美しく暖かい街
そこに潜む悪意
デンゼル・ワシントンが魅せる深みとコクの演技が最高に合っていてあっという間の2時間でした

出来れば殺したくないという建前の下に「猶予」を与える圧倒的強者感
アメリカの退役軍人の強さは折り紙付きですからそりゃもう強いですw
でもその強さが嫌味にならない自然なストーリーと演技なんですね

難しいヒネリが無いのでそこに物足りなさを感じる方もいるかもしれませんがストレートに楽しめる良作だと思います。
R15だけどオススメです

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郷愁

5.0もはやホラー

2023年10月9日
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2023年劇場鑑賞235本目。
なめてた相手がめっちゃ強くて後悔している間にやられてるイコライザーシリーズの最終作っぽいタイトル。原題イコライザー3じゃねえか!なんだ、最後マッコール死ぬんか!ネタバレ邦題なのか!
と最後までハラハラする羽目になったのは完全にいらんことした邦題のせいだからな!

実際どうなのかは映画館で確認してくれよな!一作目からそうですが予告でやたら押す「〜秒以内で必ず倒す」みたいなこと全くなく、一回だけそういうことやったのをさぞ毎回やっているような予告は品位が下がるのでやめた方がいいです。

今回全体的に敵側の視点で戦闘シーンが描かれるので、ホラー映画で殺人鬼にどんどん殺されていくような印象を受けました。かなりの悪党なので同情の余地はないのですが、後悔する間なく殺されていく人がほとんどなのでカタルシスはあまり感じられませんでしたが「いやなんであそこでやらないんだよ!」というイライラなくすぐやっちゃってくれるので、そこは気持ちよかったです。総じて満点!

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ガゾーサ

2.5いずれ帰って来るはず

2023年10月9日
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1.2作品を鑑賞された方々には随分と物足りないアクションと思う(自分もそう思う)

3作目の戦地はシチリア島でマフィアとの戦いこら始まり
最後には回収したお金を同僚に依頼し、知人へ届けてもらう(このシーンはどういう意味か分かりづらいです)・・・
何はともあれハッピーエンドにて終幕。

この章は3部作で終わるが、後に新たな章の始まる予感がしました。

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ヨシキ

4.0とても良い映画

2023年10月8日
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鑑賞方法:映画館

最後まで見応えのあるアクション映画でした。

物語自体はどこかで観たことのあるような設定やストーリー展開なんですが、脚本が良かったり、イタリアの情景が美しかったり、主演のデンゼル・ワシントンの演技が良いせいか、全く飽きさせません笑

もちろん、瞬時に相手をやっつけてしまう場面は、相変わらず胸のスカッとするシーンの連続です。

ダコタ・ファニング演じるCIA捜査官が過去作のキャラクターと関連があり、ラストにちょっとした"オチ"らしきものがありますが、シリーズ初見でもさして問題は無く、ストーリーを楽しむためのハードルというほどのものではありません。

このシリーズ、これで最後とのことですが、もっと観てみたかったですね。

オススメ!笑

*2023年10月現在、Amazonプライムで過去2作品を観ることが出来ますね。

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stoneage

4.0マッコールさん安住の地

2023年10月8日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

ジョン・ウィックとは対照的な、これまた近年のナーメテーター映画の傑作シリーズ、イコライザー。
本作もついに最終章。
今回はついにアメリカを離れて、イタリアでの大仕事。
たまたま偶然かも知れないが、ジョン・ウィックとは対照的とは言え、設定も人物像も非常によく似ている。
そもそも、ロバート・マッコール自身は一作目のある会話の中で、立派な葬儀だった、つまり死んだことになっていた。
どうやらDIAとしての仕事は現役を引退していたようだったが、果たして彼に何があったのか。現役時代はどんだけ凄腕だったのか。
このあたりを、ファンとしては是非掘り下げてもらいたいものである。
こんな時代だからこそ、本作のような勧善懲悪物は作品として非常に価値があるのではないだろうか。
すっかり大人になったダコタ・ファニングと、彼女の人物設定に張られた伏線にもなんだかほっこりである。

IMAX

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ヒックス伍長

5.0シリーズ最高傑作

2023年10月8日
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イタリアのゆっくりした田舎町での出来事

デンゼル・ワシントンの落ち着いた物腰

非道に対峙する姿勢

映像、音楽、日常どれをとっても申し分ない作品

是非とも観て欲しい

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chanta

4.0マッコールさんは仕事が早い!

2023年10月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

単純

興奮

1~2作目は視聴済みです。

相変わらず話の流れは・・・

①悪者がマッコールさんの大切な人を傷つける。
②悪者がマッコールさんの前でイキってしまう。
③マッコールさんが悪者の本拠地に殴り込みして皆殺し。(ホラー映画)

で、②と③の間が早い早い!

悪者が「明日お前をぶっ殺す!」と言った瞬間に
絶対に明日が来る前にすぐに殴り込みして皆殺しすると「確信」しました。

ファイナルということですが、まだまだ続編を作れそうです。

続編が観たいな・・・。

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名探偵m

5.0勧善懲悪、容赦なし。

2023年10月8日
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鑑賞方法:映画館

イタリア・アマルフィの美しい街、優しく親切な人々。楽園のような場所で夢のような時を過ごすロベルト・マッコールだったが、それは彼にとって居るべき場所で在るべき時間だった。
一帯をリゾート地化しようと街の人たちに嫌がらせをするマフィアとその手下に、マッコールが立ち上がる。

だいたいこういうのは我慢に我慢を重ねて、主人公にとって大事な人の大切な人くらいが殺されたりしてやっと堪忍袋の緒がきれて立ち上がるってのがよくあるパターンだけど、我らがデンゼル、ロバート・マッコールは最初から我慢なんてしない。
お店は火をつけられて、若い警官も耳は撃たれたけれど、誰も死なないところがよい。
(警官の奥さん美人だったな。絶対殺られると思った)
やられる前に自ら乗り込んで行くところが気持ちよい。
復讐じゃなくて制裁。

クライマックスのマッコールの制裁(虐殺)と、街の人たちが参加して行われている神事が並行して描かれているところは、まるで神の祝福を得ているようだった。花火も盛大に上がったし。

ヨーロッパの美しい街並み、工藤栄一っぽい光と影の映像。音楽もよかった。あの不安を掻き立てるような音は何の音なんだろう。

マッコールが彼女を選んだ理由。
PART2を見直しといてよかった。

ファイナルなんて言わずに、小林旭の渡り鳥シリーズみたいにマッコールが世界各地を旅して、訪れた先を舞台にして、一年に一本くらい作り続けていってほしい。

(渡り鳥シリーズは世代的に観たことないけど、渡り鳥シリーズを意識して作ったという、ジャン・マイケル・ビンセントの「摩天楼ブルース」は好きな映画です。ソフトも配信もされてないみたいですがどなたか観た方いらっしゃいませんか?)

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大吉

4.0主人公の街の人々を愛し、街を脅かす存在に対しての怒りの大きさを感じさせる決着でした

2023年10月8日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

幸せ

■イントロダクション
 本作は、元CIAトップエージェントのロバート・マッコールが、19秒で世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人(通称:イコライザー)として暗躍する姿を描いた『イコライザー』シリーズの3作目。
 2014年に公開された1作目では、昼はホームセンターの従業員として働くマッコールが、少女テリーを救うためにロシアン・マフィアを壊滅。2018年の2作目ではタクシードライバーに転職し、CIA時代の同僚が惨殺された事件の真相を辿る中で、自分と同じく特殊訓練を受け、悪に転じたもう一人のイコライザーと対決しました。
 マッコールはいつの日も、法や警察が介入できない暴力に苦しむ弱き人々を救うため、とてつもない強さで冷静沈着に悪を抹消してきました。そのマッコールの完璧な仕事遂行ぶりは、まるでアメリカ版「必殺仕事人」と例えられ、今もなお多くのアクションファンを熱狂させ続けています。
 そして遂にシリーズ最終章となる本作!アメリカ・ボストンから遠く離れたイタリアに舞台を移し、ローマ、ナポリ、アマルフィなどで初の長期海外ロケを敢行。シリーズ最大のスケールで物語が展開してゆきます。そして血を血で洗うバイオレンス満載の衝撃のクライマックス。最終章にして、マッコールの怒れる正義がドドンと一線を超えるのです。 第一作から引き続きアントワーン・フークアが監督し、デンゼル・ワシントンが主演。

■ストーリー
 元アメリカ国防情報局(DIA)の特殊工作員であったロバート・マッコール(デンゼル・ワシントン)はイタリア、シチリア島のあるマフィアが管理するワイナリーを襲撃。目的の品を取り返したマッコールは撤収しようとしますが付近にいたマフィア構成員の孫に油断し、銃弾を受けてしまうのです。重傷を負ったマッコールはイタリア本島までたどり着きますが、アマルフィ海岸で力尽き、意識を失います。

 海岸沿いの田舎町アルトモンテでカラビニエリ・国家憲兵をしているジオ・ボヌッチ( エウジェニオ・マストランドレア)は、車の中で意識を失っていたマッコールを発見して地元で長年医者を務めてきたエンツォ・アリシオ(レモ・ジローネ)のもとへ連れて行きます。
 意識が戻ったマッコールは、銃創であることを追求せず、警察などにも通報しなかったエンゾやジオに感謝しつつ、アリシオの計らいで町で療養を行うこととします。
 やがて杖をついて街を歩けるようになるまでに回復。ジオと娘のガビ、地元のカフェの店員アミーナ(ガイヤ・スコデッラーロ)など、親切な町の人々と交流していくマッコールは、アルトモンテの街と人が好きになっていきます。そしてマッコールはこの街を安住の地と心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意。そこで穏やかに新たな人生を送るはずでした。
 けれども彼にはまだやるべきことが残されていたのです。
 マッコールはCIAに匿名で連絡し、電話を受けた捜査官のエマ・コリンズ(ダコタ・ファニング)にシチリアのブドウ園の調査を依頼します。
 エマは上司のフランク・コンロイ(デヴィッド・デンマン)に相談し、CIAチームを率いてブドウ園を調べることになるのです。すると、ブドウ園から大量の麻薬と多額の金を発見されるのでした。
 彼女はアルトモンテにいるマッコールの居場所を突き止め、マッコールの目的とブドウ園の実態について連絡を取り始めるのです。
 そして、アルトモンテを買収してリゾート地とする計画を行っていたヴィンセント・クアランタ(アンドレア・スカルドゥッツィオ)とその弟のマルコ(アンドレア・ドレロ)一味の地元民を蹂躙する弱いものいじめに怒ったマッコールは、彼らと一戦を交えることを決断するのでした。けれどもヴィンセントはナポリを拠点とするイタリア5大マフィアのカモッラの頭目の一人であり、強大な軍勢を従えていました。
 この決断がやがてマッコールをイタリア全土を恐怖に陥れる危険と対峙することになっていくことになるのです。

■解説
 先ずは1作目と2作目はその平穏生活から制裁モードへと切り替わっていく姿が順を追って描かれていたのですが、3作目の『イコライザー THE FINAL』は意表を突くオープニングで始まります。とにかくワイナリーにおびただしい死体がる凄惨なシーン。いきなりエンディングから始まるような冒頭で、映画の世界に引き込まれました。
 しかし、状況が全く説明されません。一人の男が恐る恐るワイナリーの部屋の奥へ突き進んでいくと、見慣れない黒人が手下二人に銃を突きつけられてるではありませんか。マッコールです!
 ここから冒頭の見せ場に。彼は腕時計を見て、「9秒だ」とつぶやき、カウントダウンをはじめます。そしていとも鮮やかに、そばに生き残っていた3人を、予告通り9秒で殺してしまうのでした。現場に佇むマッコールは余裕でワインを飲んでいるわけですが、それがまるで生き血を飲んでいるように見えて、とても不気味でした。
 ここでポイントなのが殺しの秒数。このシリーズの名物は、マッコールの殺しの超スピード感にあります。1作目の冒頭シーンではそれが30秒でした。2作目では19秒に、スピードアップし、3作目にはさらに短縮し9秒にまで縮めています。ただ2作目と較べてスピーディーな接近戦は大幅に減少して、映像でカバーしています。主演が御年68歳であることを考えれば、見応えはそれで充分でしょう。
 そして3作目では、最後の殺しはガンもナイフも使わず、わざとたっぷり時間をかけて生殺しするところが、本作らしくないところ。
 それだけマッコロールは街の人々を愛し、街を脅かす存在に対しての怒りの大きさを感じさせるシーンでした。

■シリーズ初見の方へ
『イコライザー』シリーズの初見の方へ、過去2作との連結がハッキリしておらず、ひとつの作品で完結していくスタイルとなっています。なので本作を初めて鑑賞する人でもそれほど問題ないと思います。 本作をご覧になって『イコライザー』ならではのスピードアクションがお気に召せば、前2作もご覧になってはいかがでしょうか。
 過去2作はAmazonprimeでご覧になれます。

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流山の小地蔵

3.0動機が…

2023年10月8日
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マッコールさんは過去を封印するも、身近な市民の力になれる、理不尽な悪を圧倒的な能力で瞬殺してくれる中年の星だった。
今作はファイナルとして絶対悪をスカット粉砕し、隠居して欲しかったが、そこまでの憎しみをマフィアに感じなかったのが痛恨の極み。
弱い市民が理不尽に葬られ、強い怒りに我々も共感して一緒に絶対悪をぶち壊す…そんなシリーズの根幹が弱かった。
マフィアは法を犯しているが、マッコールさんに大量惨殺される動機としては薄いと言わざるを得ない。

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ちゃちゃまる

5.0リーアムが凄いと思ってたけどデンゼルも負けて無かった!

2023年10月8日
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鑑賞方法:映画館

興奮

デンゼル・ワシントンのシリーズ化唯一のイコライザーの最終章はR15指定と鑑賞するにあたっても腰を据えて挑みました。
期待以上の優れものそれにイタリアの主なる地域をロケ地に使い以前旅行で行った所が映しだされるなどマッコールの超人的な殺人テクニックと目が離せませんでした。
そして、大人になったダコタ嬢とデンゼルとの共演も良かったです。

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倭

5.0本道勧善懲悪

2023年10月8日
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なんか、ひとり「水戸黄門」と
「必殺仕掛人」を感じました。
いや、良かった!ほんまに良かった!
やはり、映画は、分かりやすいのが一番!

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ホモサピエンス
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