劇場公開日 2019年4月5日 PROMOTION

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2019年3月25日更新

【続スクープ! 予告編だけじゃ伝わらない──この映画ヤバかった】
“追加取材”で判明した副大統領の《正体》&ベール最後の《やりすぎ演技》
映画ファンよ、この“悪事”を知らないで死ねるか?【編集長徹底レビューも】

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日本公開が間近に迫った社会派エンターテインメント「バイス」(4月5日公開)。2ページ特集の後半では、その恐るべき“中身”をたっぷりとお届け! 今なお存命の元米副大統領ディック・チェイニーの“すべての悪事”を徹底的に暴露し、本年度のアカデミー賞受賞作の中でもとびきりの異彩を放っていた本作……実際に見てみたら、予想をぶっちぎる“危険度”だった! 映画.com編集長も、前代未聞の“衝撃”ととびきりの“面白さ”に太鼓判。きっとあなたも、劇場の座席から飛び上がる!


【スクープ連発(一部紹介)】 ヤバすぎて、これ以上ここでは言えない──
白に近いグレー? いやいや、“この副大統領”──真っ黒、漆黒だ!

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映画を見るまでは、せいぜいグレーゾーンだと思っていた……だが本編を見た今は、チェイニーが「完全なる悪党」にしか思えない! 国民はおろか、大統領さえも「ただの駒」としか見ておらず、国家への忠誠心は皆無、権力掌握のどす黒い野望に猛然と突き進む。ワナ、裏切り、ちょう報、どう喝……心底恐ろしいのは、劇中で言及される数々の事件がすべて「本当に起こった」ということ! 謀略と腐敗にまみれたホワイトハウスの“裏側”、陰で糸を引いていた“黒幕”チェイニーに迫る!

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[スクープ①]
法をねじ曲げて大統領をお飾りに……実質的な“裏大統領”!
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ヤツの前では、法律さえも無意味……。弁護士を抱き込んだチェイニー(クリスチャン・ベール)は、法の隙間を見つけ出して実質的な政権を握ると、国盗りを開始! 一切迷わない姿が、心底恐ろしい。


[スクープ②]
9・11を利用して国を扇動……イラク戦争で“自分だけ大もうけ”!?
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9・11は、チェイニーが潤うためのでっち上げだった!? 石油企業の大株主だった彼は、ブッシュ大統領(サム・ロックウェル)を焚き付け、イラク戦争を強行。その真の狙いは、石油利権にあった!?


[スクープ③]
ホワイトハウスの全メールを掌握、都合の悪いものは勝手に削除!
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ホワイトハウスの全情報を入手し、隠ぺい・改ざん工作を行っていた!? 各所にスパイを放ち、自らも暗躍して不利益なメールはすぐさま消去……この行動力と確信犯的な計画性、どう考えてもクロ!


【予告編】
そう、この男こそが──世界をメチャクチャにした男!

[スクープ④]
友人に間違って発砲、だがなぜか被害者が謝罪……“権力”が恐ろしい!
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副大統領在任中、狩猟中に友人に発砲してしまったチェイニー。大スキャンダルだが、なぜか被害者が謝罪する事態に……ちなみにチェイニーは一切弁明ナシ。悪事すら「白紙」にしてしまえるのだ……。


[スクープ⑤]
恐るべきは妻だった……!? 本当の“裏大統領”は彼女!?
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真にさかしいのはチェイニーではなく、妻リン(エイミー・アダムス)!? 夫を“操作”し、二人三脚で悪の道を開いていくさまには、畏怖の念すら感じられる。彼らのさらなる悪事は、劇場であなた自身が暴いてほしい!


やりすぎクリスチャン・ベール、“最後”の役作りを見ずしてどうする──
大事なことなのでもう一度、ベールの七変化は“本作で最後”!

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「マシニスト」「ザ・ファイター」「ダークナイト」……役ごとに驚異の肉体改造を行ってきたベールが、「最もお気に入り」と発言したのが本作。卵かけご飯を食べまくって20キログラムも体重を増量したほか、息継ぎや発声、細かな仕草に至るまでチェイニー本人を「完コピ」。本人は、「過度な肉体改造からは卒業する」とも宣言しており、世界を驚かせてきた“やりすぎ演技”は、本作で見納めとなる。演技を超えた“ひょう依”のパフォーマンスは、映画ファンなら絶対に見届けなければならない!

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[やりすぎベール:体重]今度は体重20Kg増加! 家族から「命の危険」と止められる![やりすぎベール:食事]秘密兵器はTKG! 「チャーチル」G・オールドマンも引く![やりすぎベール:酷似]呼吸、声、方言に仕草まで、これもう“本人”だよね……?[やりすぎベール:研究]役を“ひょう依”させるため、徹底的に人物リサーチ!
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【クリスチャン・ベール インタビュー映像】
これで見納め! やりすぎ演技の裏側を語る――


映画ファンにとって、いかに本作が“重要作”であるのか──?
編集長自ら解説、「バイス」が“面白くてしょうがない”理由

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“映画”の中の衝撃性が、いま私たちが生きている“日常”とリンクし、意味合いを根底から覆す――。他に類を見ない本作の独自性に、映画.comの駒井編集長がいち早く反応。映画自体の“事件性”と中身の“面白さ”について、米現代史をなぞりながら詳細に解説する! 現代アメリカを牛耳っていた“影の大統領”、その裏の裏まで描いた本作を見たら最後、あなたの歴史観は永遠に変わってしまうだろう……。

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今まで学んできた米国の歴史は、ほとんどが真実と違っていた――
とんでもなく面白い!
駒井尚文(映画.com編集長)

「バイス」はとんでもなく面白い映画でした。70年代から00年代までのアメリカの歴史について、私たちが学んできたことは、ほとんどが真実とは違っていたということが、この映画を見て分かったからです。
ウォーターゲート事件で散ったニクソン政権、湾岸戦争で圧勝を収めたジョージ・H・W・ブッシュ(パパブッシュ)政権、そして、イラク戦争でサダム・フセインを抹殺したジョージ・W・ブッシュ政権、そのいずれの統治においても、権謀術数を弄していたのがディック・チェイニーだった。さながら、アメリカ現代史における「黒幕」あるいは「影の大統領」ですね。本人が存命だというのに、こんな映画を作ってしまうところがアメリカの凄いところ。
 しかもこの映画には、女性も退屈しないで鑑賞できるように、チェイニー夫人のストーリーもふんだんに盛り込まれています。「黒幕」たるチェイニーを叱咤する、さらなる「黒幕」の活躍も見所のひとつ。
 この監督チームには、できるだけ早急に、トランプ政権の本質を暴く映画も作って欲しいですね。


(C)REX by shutterstock 10112916nj Andrew H. Walker/BEI/REX/Shutterstock 91st Annual Academy Awards, Arrivals, Los Angeles, USA - 24 Feb 2019 Christian Bale

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