コラム : 佐々木俊尚 ドキュメンタリーの時代

佐々木俊尚 ドキュメンタリーの時代

第119回:落語家の業

2025年12月12日更新
落語家の業

 現在73歳になる落語家、快楽亭ブラックの半生を描いた作品。昭和時代の残照とはこういう生き様のことを言うのだろうか。乱暴で無作法だったあの時代のにおいがぷんぷんしているドキュメンタリーであり、そのにおいに惹かれるかそれとも拒絶するかで、本作の評価はまっぷたつに分かれそうだ。快楽亭ブラックは195...「全文を読む」

筆者紹介

佐々木俊尚のコラム

佐々木俊尚(ささき・としなお)。1961年兵庫県生まれ。早稲田大学政経学部政治学科中退。毎日新聞社社会部、月刊アスキー編集部を経て、2003年に独立。以降フリージャーナリストとして活動。2011年、著書「電子書籍の衝撃」で大川出版賞を受賞。近著に「Web3とメタバースは人間を自由にするか」(KADOKAWA)など。

Twitter:@sasakitoshinao