コラム:今日もイケメン、明日もイケメン - 第3回
2020年2月6日更新
映画.com編集部で自他ともに認める“イケメン”大好き部員Mが、この週末に映画館で会えるイチオシの“イケメン”映画俳優を紹介♡ 第3回は山崎賢人をピックアップします!
【vol.3 山崎賢人】
制服を脱ぎ捨て新境地へ!成長から目が離せない“進化系イケメン”
これまで数多くの人気マンガの実写化で主演を務めてきた山崎賢人。20代半ばになってもどこか少年っぽさが残る端正な顔立ちは、まさにマンガの主人公を演じるにふさわしいマルチ次元のルックス……!
特に、先日、日本アカデミー賞の優秀賞にも選出された「キングダム」では、原作ファンも納得する“一世一代のハマりぶり”を見せ、大きな話題に。完璧なキャラ再現と圧巻のアクションで、これまでの“繊細な美少年”のイメージから一変、野性的で男らしい姿で女子の胸をときめかせてくれました。
そして、今週公開の最新作「ヲタクに恋は難しい」でも、新たな魅力がさく裂! 笑顔を完全封印して、クールな“デキる男”(ただし中身は重度のゲームヲタク)に扮し、スクリーンに登場します。黒縁メガネ&スーツという女子ウケ最強スタイルで歌い踊る(!)山崎賢人に、あなたもハートをわし掴みにされちゃうこと間違いなし!
★今週公開★
「ヲタクに恋は難しい」(2020)
ヲタクも非ヲタも共感MAX!思わず恋がしたくなるピュアラブコメディ
王道のラブストーリーに、ヲタク文化とギャグ要素が加わった異色のラブコメマンガがついに実写化! TVアニメ化もされた大ヒットWebマンガを、福田雄一監督がミュージカル仕立てに大胆アレンジ。“隠れ腐女子”と“重度のゲームヲタク”カップルの不器用すぎる恋を、福田ワールド全開で胸キュン&ユーモアたっぷりに描きます。
山崎が演じる“宏嵩”は、ルックス◎、仕事も◎のハイスペック男子。でもその実態は、廃人クラスのゲームヲタクという役どころ。かねて想いを寄せていた幼なじみで“隠れ腐女子”の成海(高畑充希)に職場で再会し、“ヲタク同士で付き合うメリット”で口説いて、彼氏に昇格! でも、友だち期間が長かったうえに、恋愛初心者の二人は距離の取り方がわからず、次第にすれ違ってしまいます。
基本無表情でテンション低めなのに、好きな女性=成海には超積極的にアプローチする宏嵩に、女子のハートは終始キュンキュンさせられっぱなし。特に、モテる宏嵩との交際を隠そうと職場で逃げ回る成海をエレベーターに追い詰め、壁ドンで行手を阻むシーンは、“元祖”壁ドン王子のまさに真骨頂! 身長差20センチのふたりが見つめ合うシーンは悶絶モノです。さらに、友だちモードが抜けない成海に、今までの関係をリセットして普通にデートしようと迫ったり、ゲーム中に不意打ちでキスしたり。宏嵩の怒涛の胸キュン攻撃に、成海ともども女子は白旗状態……。
そして、本作で初めて挑戦したというミュージカルシーンも必見。福田監督から「ダンサーの血が流れてない!」と言われながらも、猛練習の末に習得したキレのあるダンスは、病みつきになるかわいさです。さらに、成海への想いを綴ったソロナンバーも見逃せません! 思いのほか低音ボイスの甘い歌声に、キュンキュンすること請け合いです。
恋の“ときめき”と“とまどい”、そして山崎賢人の新しい魅力が詰まった「ヲタ恋」は、全女子が楽しめる最高のエンターテインメント! ぜひこの週末に、映画館でお楽しみください♪
新作だけじゃもったいない! これまで20本以上の映画に出演し、幅広い役柄にチャレンジしてきた山崎賢人。その中でも、特に女子にオススメの胸キュン映画を厳選して紹介します。
「キングダム」(2019)
戦国時代の中国を舞台に、戦災孤児の少年“信”が、後に秦の始皇帝となる“政”とともに天下統一を目指すさまを描いた大ヒットマンガの実写化。山崎賢人は主人公・信を演じるべく、半年に渡る食事制限とトレーニングで10キロ減量し、野性味あふれる信を闘志むき出しに熱演! 原作者も絶賛する迫真の演技と、アクロバティックなアクションで観客の目をクギ付けにします。荒々しい信の姿と、バラエティ番組などで見せるちょっと天然な素顔との差に、思わずギャップ萌えすること必至。吉沢亮、橋本環奈、本郷奏多、大沢たかお、長澤まさみら、豪華共演者の圧倒的な再現ぶりと、魂の込もった演技も必見です。
「オオカミ少女と黒王子」(2016)
人気少女マンガが原作のラブコメディ。山崎賢人演じる“恭也”は学校イチの超イケメン、だけど中身は超ドSな“黒王子”。二階堂ふみ演じるヒロインに彼氏のフリをしてほしいと頼まれると、不敵な笑みを浮かべて絶対服従を要求します。冒頭、「3回まわってお手からワン!だな」と言い放つ恭也に、ドン引きした人もおそらく少なくないはず。でも、その5分後には、「お前は俺の彼女なんだから黙って守られてりゃいいんだよ」と、意地悪な友だちからヒーローのごとく救い出してくれる恭也にズッキューン! 一転、心を持っていかれてしまいます。ドSに見せかけて、実は甘えベタで寂しがりやな黒王子に、あなたも夢中になっちゃう!?
「orange オレンジ」(2015)
山崎賢人の繊細な演技が光る、人気マンガが原作の青春ストーリー。山崎が演じたのは、どこか陰のある転校生の“翔(かける)”。母親を亡くして孤独を抱える翔は、とにかく女子の母性本能をくすぐります。大きな瞳に哀しみを讃え、儚げな笑顔を浮かべる姿に、「私が守ってあげたい」モードが緊急発動! 土屋太鳳演じる菜穂から手作りのお弁当をもらったときのうれしそうな笑顔に、「私が毎日作ってあげる!」と画面に向かって叫びたくなったのは、私だけじゃないはず。翔と菜穂の友だち以上恋人未満な甘酸っぱい関係にキュンキュンするとともに、翔の未来を救おうと必死になる仲間たちの姿に胸が熱くなる感動作です。
「一週間フレンズ。」(2017)
月曜日になると友だちの記憶を失くしてしまうヒロインと、偶然出会った彼女に心惹かれ、友だちになりたいと願う主人公を優しい眼差しで追った青春ムービー。原作は、アニメ化や舞台化もされた同名の人気マンガ。山崎は、心の傷から他人と関わることを拒む香織(川口春奈)に、何度もぶつかっていく、ちょっと天然でお人好しな性格の“祐樹”を好演しています。キラキラと輝く瞳でまっすぐ見つめ、「僕と友だちになってください!」と手を差し出す祐樹は、くるくるヘアの髪形も相まって、まるで子犬のようなかわいらしさ! これまで演じてきたキャラクターの中で、最もピュアで愛くるしい山崎賢人が堪能できる一作です。
爽やかな高校生役のイメージが強かった山崎賢人も、20代半ばに入り、今はすっかり大人な役が似合うように! 4月公開予定の「劇場」では、人生で初めて無精ヒゲを生やし、大人の本格ラブストーリーに挑戦します。先日公開された特報映像で映し出されたのは、現実と理想の狭間で苦悩する若き劇作家の姿。いままで見せたことのない、大人の色気と退廃的な表情に心をざわつかせた女子も多いのでは? 同世代のイケメン俳優陣の中でも、特に演技力に定評のある彼が、次にどんな姿を見せてくれるのか、期待が高まります。
※山崎賢人の「崎」は立つ崎が正式表記となります。