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解説

捏造記事を書いたとして激しいバッシングにさらされた元朝日新聞記者・植村隆氏が、汚名をそそぐべく闘う姿を記録したドキュメンタリー。1991年8月、朝日新聞大阪社会部記者の植村氏は、元慰安婦だった韓国人女性の証言を伝えるスクープ記事を書いた。その報道から23年後の2014年、記事の内容をめぐって植村氏を「捏造記者」とするバッシングが始まる。植村氏が教職に就くことが内定していた大学や植村氏の家族までもが脅迫される中、大勢の市民や弁護士、マスコミ関係者が支援に立ち上がる。元RKB毎日放送のディレクターとして戦争や人権をテーマにした番組を数多く制作してきた西嶋真司監督が、バッシングに真正面から立ち向かう植村氏の姿を追い、民主主義の根幹を揺るがすジャーナリズムの危機に迫る。

2021年製作/99分/G/日本
配給:グループ現代
劇場公開日:2022年2月12日

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
川井田博幸
撮影
油谷良清
西嶋真司
音楽
竹口美紀
演奏
Viento
川原一紗
監修
佐藤和雄
法律監修
神原元
小野寺信勝
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(C)ドキュメントアジア

映画レビュー

2.0捏造じゃなくても真実ではない場合もある

2022年7月3日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

単純

1991年8月、朝日新聞大阪社会部記者の植村隆氏は、元慰安婦だった韓国人女性の証言を伝えるスクープ記事を書き、日本が世界から慰安婦問題で責められるきっかけを作った。それを捏造とバッシングを受けたため、櫻井よしこ氏と西岡力氏を訴える裁判で闘う姿を追った植村氏サイドからのドキュメンタリー。

植村隆氏と朝日新聞へのバッシングを標的として描き、植村氏は捏造じゃないと言い張ってるが、捏造じゃなくても真実とは限らないと思う。
あの証言者が嘘をついていたら、証言者の親がお金を貰ってたら、記事は真実ではなくなる。
植村氏の妻が韓国人で、義母が慰安婦支援活動をしていたという事を知り、櫻井氏や西岡氏が記事捏造疑惑を持ったのも理解できる。
植村氏は韓国人女性の証言だけで何の裏付けや根拠もなく記事を書いたようだし、日本を貶めるような記事を書いた目的がわからなかった。日本軍が戦時中に全て良い事をしていたとは思わないが、では、韓国軍がベトナムでレイプしまくりベトナム女性が父親の居ない子供を育ててる事実などはなぜ何も報道しないのだろう。
日本の植民地時代、どれだけの国家予算を朝鮮に投入し社会インフラを整備したのか、韓国人は知らないのか?
竹島を独島と言って不法占拠したりする自分に都合の良い勝手な歴史観を持ってる韓国人を信用しろという方が難しい。
植村氏が闘うのは勝手だが、真実真実と繰り返すのは納得いかなかった。
何度も韓国に仕事で行き、知ってる限り、本当に韓国人は嘘つきだらけで日本人を騙したかる人達ばかりだった経験からの感想です。

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りあの

4.0元従軍慰安婦のが名乗りを上げたという報道は、20代の自分には衝撃で...

2022年5月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

元従軍慰安婦のが名乗りを上げたという報道は、20代の自分には衝撃で、遠いと思っていた大東亜戦争が生々しく立ち上がって来るか感覚を覚えた記憶がある。その後、自分は「これは本当なのか」(話は盛られていないか)、厳しく検証しなければならないと思った。政治的イシューとして利用されやすく、自分も足下を掬われなとも限らないと感じたからである。
彼女らはしばしば日本で開かれる集会に招かれ、私は集会に参加して目を凝らして実物の彼女らを見た。しかし、そこに居るのはそれぞれ一言で語れない人生を送った一人一人の存在に過ぎず、証言の細部が事実かどうかは素人の自分が知る由はなく、「ある事実」が彼女たちにとってどういう意味を持ったのか、自分に知る事ができるのはそれだけ(つまり現在の彼女たち)だと気づいた。

あの記事が出て随分年月が経って、新聞社と記者へのバッシングが起こり、それ自体はちょっとした小競り合い程度のものだろうと思っていたら、朝日が謝罪したとの報が出た。「?」何を謝罪?と考えた。史実に迫り、探る作業には困難が伴い、多分に誤謬が混じる可能性だってある。そして朝日が伝えた記事に含まれる大きな誤謬の可能性は、吉田清一氏という証言者の証言の信ぴょう性という一事のみ。であるのにまるで従軍慰安婦という存在そのものを伝えた事に謝罪したような印象を受けた。組織の内部では議論が歪な道を辿る事があるが、朝日という新聞社は何か追い詰められでもしているのだろうか?・・記者だった映画の主人公が教員を務めるはずの大学を追われたとの報道も耳にしたが、釈然としないながら深掘りもせずにいた。

映画は自分の怠惰を埋めるように、批判された当人がその後どういう人生を送ったか、バッシングの不当さ等について説明してくれていたが、ドキュメンタリー映画の出来としては、感情に訴える音楽使用などで補強され、自分的には理想的な形ではなかった。
とは言え知るべき事実を伝える映画ではある。
映画の終盤、櫻井よしこ・西岡力各氏が雑誌に書いたバッシング記事への名誉棄損訴訟で、原告・植村元記者が敗訴判決を受けたと伝える。だが、その後櫻井氏からは記事に関する謝罪があった旨もさらりと伝えていた。

最後に「慰安婦」問題についての自分の考えを。もっと「普通に」、歴史事実に分け入る学術の領域を尊重し、一方政治的決着の有無については、「かつての加害国」の節度(謙虚さ)をもって主張すべきはする、という姿勢を取り戻してほしい。他国を批判して人気を取る手法(およびそれで人気がとれてしまう国)は二流国家の姿。その事が何より情けない。映画を観てその事をまた思い出させられた。

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もいち

3.5そのために記者になったんだから。

2022年3月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

「筆を折らせようって・・・
だったらやってみればいいんじゃないの?
こっちはそのために記者になったんだから」
って、かっこよ過ぎでしょ〜!
記者も弁護士もやっぱすごいねぇ〜。
もしこの映画のテーマが
「ジャーナリズムの危機」にがっつり焦点が定まってたら4点つけてた。
慰安婦問題と軸ブレするところが観ていてモヤモヤしたのでこの点数です。
「闘いの記録です」って言われちゃうとそこまでだけど、個人的にはジャーナリズムを危険にさらす行為は民主主義へのテロ行為とイコール、というテーマ一本で観たかったな。

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胃袋

5.0なぜ植村氏だけが、個人としてあそこまでたたかれる必要があったのか?...

2022年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

なぜ植村氏だけが、個人としてあそこまでたたかれる必要があったのか?
理由はたまたま署名で記事を書いたから、なのですが、その理不尽さがよくわかる映画です
微力ながらクラファンに協力しましたので、私の名がクレジットされます

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共感した! 9件)
ヤウシケプ@yaushikep