新ポリス・ストーリー

劇場公開日:

解説

香港の不動産王誘拐事件を解決するため活躍する刑事の姿を描くシリアス・アクション。監督は「ガンメン-狼たちのバラッド-」の黄志強。製作は蔡瀾、エグゼクティブ・プロデューサーは何冠昌、脚本は秦天南と陳文強。撮影は、黄岳泰、潘恒生、林國華、劉偉強、陳廣鴻の共同。音楽は黄霑が担当。主演は「シティハンター」のジャッキー・チェン。他に「男たちの挽歌」の鄭則士、シンガポールでテレビドラマを中心に活躍していた新人・潘玲玲などが共演。

1993年製作/107分/香港
原題:重案組
配給:東宝東和
劇場公開日:1993年10月9日

ストーリー

エディ・チャン(ジャッキー・チェン)は、〈重案組〉と呼ばれる特捜班を率いるエリート刑事である。ストレスを心配する精神科医クラリッサ(プア・レンレン)は彼に休養を勧めるが、エディはうなずくことができない。エディの新たな任務は誘拐予告が届けられた不動産王、ウォン・ヤッフェイ(ロー・ガーイン)を護衛すること。ところが犯人は易々とヤッフェイを拉致して逃走する。ただちに特別捜査本部が設置され、ハン警部(ケント・チェン)をはじめとする精鋭が召集された。犯人の要求は史上最高の六千万ドル。警察の裏をかいて、犯人は富豪夫人(オウヤン・プイシャン)を誘導、エディが駆けつけた時には台湾の口座に送金させた後だった。台湾警察の協力で口座名義人の身元をつかんだ香港警察は、エディとハン警部を台北に派遣する。標的は、犯罪王サンモン(ワン・ファット)。アジトに突入しての銃撃戦の中、サイモンは逃走してしまう。追跡するエディが目にしたのは、ハンと争って転落死するサイモンの姿だった。香港に戻ったエディは不法停留している輸送船を強制捜査する。人質が捕らわれていた形跡を発見したエディの背後に、ハン警部の影が迫る……。ハン警部は犯人の一味だったのだ。罠にはまったエディは重傷を負う。一方、ハンは夫人に犯人からの指示と偽り三千万ドルを振り込ませ、行方をくらます。エディに残されたのは、輸送船でみつけたセブンイレブンのレシートだけだった。九龍のその店の前で張り込みを続けるエディはついに犯人一味を発見。銃撃戦が始まり、銃弾がガスボンベに当たり爆発する。爆発は連鎖し、アパート街は火の海に……。怪我をしたハンをエディは助け出そうとするが途中逃げ遅れた子供を発見する。ハンはエディに自分を置いて子供を助けろと言い、人質の居場所を教えた……。そして海上の船でヤッフェイが発見され、事件は解決するのだった。

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映画レビュー

4.0忖度なんて言っている人はジャッキー・チェンの映画は見ない方が良い

2023年10月3日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

興奮

1993年製作の香港刑事映画。
それまでのポリス・ストーリーとは違って1990年に実際にあった事件をベースにしてシリアスに描いている。
アクションはあるが、過去のポリス・ストーリーと比べると抑えめ。
だいたい邦題で「ポリス・ストーリー」と入れたけど原題(「重案組」)はまったく関係なし。

香港、中国、台湾をまたいでの捜査が、当時の中国人関連犯罪捜査の複雑さを表していて、今見ると興味深い。
当時は「大変だなあ」くらいにしか思っていなかったが、旅行でそれぞれの場所に行ったりして理解を深めた今では、そのねじれや分断がもう少し理解できるようになった。
ところで、深センから誘拐の電話が掛けられていたが、あの頃は深センなんてそんな重要な場所じゃなかった。単に香港に隣接している中国側の場所だったし、日本で知っている人なんてほとんどいなかったんじゃ?
それが今では香港よりもすごいところにしようということで躍進目覚ましい。そんなギャップも面白い。

ジャッキー・チェンの政治スタンスについて。
香港返還は1997年。しかしそれは1984年の英中共同声明で決定したこと。
ジャッキー・チェンは早くから返還後の体制を見越して映画を作っていて、1992年製作の「ポリス・ストーリー3」でも「どうせ一緒になるんだし」というセリフを発している。
そのあたりを見ると肯定派だったことに疑問は無い。
香港がどうあるべきだったかは既に語るべきものではなく(語るのなら「これからどうすべきか」が重要)、ましてや25年も前の出来事、その時の政治スタンスを以てジャッキー・チェンを語るのはもういい加減にしないかと言いたい。
(邦画吹き替えで中国が「本土」になってたとか、それは日本側の配給会社の問題であってジャッキー・チェンとは関係なかろうに)

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mamemame

0.5『本土♥?へ逃げる』

2023年6月5日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD
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マサシ

4.0クンフーは控えめ

2022年2月5日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

資産家誘拐を捜査する刑事と、誘拐グループの攻防を描く物語。

実話を元にした映画のようですね。
ジャッキーチェン主演のポリス・ストーリーですが、所謂「ポリス・ストーリー」シリーズではなく、完全に別の映画です。

ジャッキー映画としては珍しくシリアス。殉職した警官とその家族の悲哀、誘拐された主人を思う妻。それらを背負い、同僚を疑い捜査する刑事をジャッキーが演じます。
その為、クンフーアクションは控えめですが、ストーリー自体はしっかりとしていて、マイナスには感じませんでした。
ラストのビル火災のシーンは、迫力十分。GCには、まだこの臨場感は出せませんね。

ただ、犯罪グループは、もう少し頭が良くても良かったかもしれません。大掛かりな誘拐事件を起こし、刑事も加わっているにしては、少々間が抜け過ぎているように感じられました。

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よし

2.5実話をもとにしてるんだって

2021年3月4日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

30年も前の映画ってこんなにリアリティないんだっけ?
誘拐を張り込んでいる警察官の目立つこと!😅

ジャッキーの映画ってアクションすごいけど
やっぱり今となっては古いかな。
この間見たフォリナーの方がアクションはよかった。

しかしストーリーが実話をもとにしているとはいえ
ほんとに実話?って思うほどにしょぼかった。
演出のリアリティがまるでないし。

非常に残念。
そう言えば昔見たポリスストーリーってめちゃくちゃ
面白かった記憶があるんだけど、もしかして今見たら
しょぼく感じちゃうのかな?

時代だなあ。

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ジュリエッタ
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