マーベル新作「ブラックパンサー」は“全員勝者”!キャスト&監督が熱弁
2018年1月31日 18:00

[映画.com ニュース] マーベル・スタジオの新作「ブラックパンサー」の記者会見が1月30日(現地時間)、米ビバリーヒルズで開催され、主演のチャドウィック・ボーズマン、共演のマイケル・B・ジョーダン、ルピタ・ニョンゴ、マーティン・フリーマン、アンディ・サーキス、メガホンをとったライアン・クーグラー監督らが出席した。
マーベル・シネマティック・ユニバース18作目にあたる本作は、アフリカの秘境にある超文明国家ワカンダの若き国王にして、国の秘密を守る漆黒のヒーロー、ブラックパンサーことティ・チャラの活躍と成長を描いたアクション大作。亡き父のような良き国王になりたいと葛藤する主人公が、世界を滅ぼしかねない希少鉱石ヴィブラニウムをめぐる陰謀に挑む。
同スタジオのケビン・ファイギ社長は、表の顔は国王、裏の顔はヒーローというユニークなブラックパンサー役には「チャドウィックしか考えられなかった」と断言。「『シビル・ウォー キャプテン・アメリカ』の時に、キャプテン・アメリカ側でもアイアンマン側でもない第3者を探していた時に製作総指揮のネイト・ムーアがブラックパンサーを提案したんだ」と述懐。当のボーズマンは、主人公が他国から侵略されたことのない国で教育を受けたことからアフリカなまりの英語にこだわったことや、ティ・チャラの妹で頭脳明晰な科学者のシュリに関して「次の世代には自分たちよりも聡明で善良になってほしいという考えが発展したものだと思う。とてもアフリカらしい考え」と真摯に語った。
メガホンをとったクーグラー監督は、長編デビュー作「フルートベール駅で」に続き、「ロッキー」シリーズの新章「クリード チャンプを継ぐ男」で脚光を浴びた気鋭のフィルムメーカー。「この映画をつくれる機会に恵まれるなんて、思ってもいなかった」と、出演者のフォレスト・ウィテカーやアンジェラ・バセットといった大御所や、仕事仲間に感謝を述べた。同2作に続いてのコラボレーションとなったジョーダンは前夜のプレミア上映を見るまで不安だったようだが、「社会的なテーマを含んでいても、じっくり楽しめる映画があって、マーベル映画がそう。いいバランスで、全員が勝者だった。みんな素晴らしいパフォーマンスをしていた」と自信をのぞかせた。
本作ではハリウッド大作には珍しく主要キャストの大半が黒人俳優たち。“少数派”となった白人俳優のサーキスは、「ライアンが撮影前に僕たち(サーキスとフリーマン)のところにやってきて、いままで2人の白人俳優を同時に演出したことがないと言ったんだ。笑える話だけど、なんたる悲劇だとも思ったね」と明かすとともに、「聡明で優しくて謙虚で雄弁な監督の1人だ」と絶賛。一方、「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」に続きCIA職員のエージェント・ロスを演じたマーティン・フリーマンは、「最後の方で英雄的な瞬間があってうれしかったね。飛行機に乗ってみんなを助けるんだ。ハン・ソロみたいな瞬間があるんだ」と声を弾ませた。
ティ・チャラの元婚約者ナキアを演じたオスカー女優のニョンゴは、「この映画では、どの女性も個性的に描かれているところが大好き。それぞれの持ち場でそれぞれの役割があり、競わされたりしない。これは、男の子にも女の子にもパワフルなメッセージになっているんじゃないかしら」と女性キャラクターの活躍を言及し、「みんな違う意見を持っていて、時に言い合いになることもあるけれど、お互いの仕事を支え合えっている。これってとても大切なことだと思う」とコメント。国王の親衛隊ドーラ・ミラージュの隊長オコエ役を演じたダナイ・グリラは役づくりで丸刈り頭にタトゥを施したが「いい意味で価値観がひっくり返った。髪がなくても美しいって」と力説。さらに、「様々なアフリカの文化の可能性やパワーを見ることができるし、アフリカにルーツを持つ私たちの考え方が称賛されていて、いままで受けた心の傷がいやされた」と弁を振るった。
「ブラックパンサー」は3月1日全国公開。
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