浜辺美波×浅川梨奈“女の園”の実写「咲 Saki」で過ごした幸福な時間
2017年2月5日 09:00

[映画.com ニュース] 美少女と、麻雀。そのギャップが漫画ファンの心をガッチリつかみ、小林立氏による漫画「咲 Saki」はクロスメディアが多数展開される人気作品に成長した。2016年末にはテレビドラマ化されており、2月3日からはその後を描いた劇場版が公開されている。初対面からバチバチと火花を散らし、次第に親友として絆を強めていく役どころを演じた浜辺美波と浅川梨奈は、“女の園”だった撮影現場を振り返り、「本当に幸せでした」と笑みを絶やさない。(取材・文/編集部、写真/江藤海彦)
物語は麻雀の競技人口が1億人を超え、メジャースポーツとなった世界が舞台。トリッキーな設定に目を奪われがちだが、本作の真髄は“美少女のスポ根”要素にこそある。嶺上開花を得意とする主人公・宮永咲(浜辺)と、全国中学生麻雀大会覇者の原村和(浅川)ら、美少女たちが艱難辛苦を乗り越え成長していく過程が、ひたすらに“アツい”。
人気アニメを実写化した「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」のめんま役で話題を集めた浜辺は、2000年生まれの16歳。一方で“1000年に1度の童顔巨乳”の異名で人気急上昇中の浅川は、1999年生まれの17歳だ。写真撮影で浅川が浜辺を抱きしめていたことを見るに、主演として奮闘する浜辺に、1歳年上の浅川が妹同然に寄り添っていた関係性がうかがえる。
ドラマと映画含め約1カ月間というタイトな撮影は過酷を極めたが、ほぼ女性キャストのみで占められた現場は、居心地の良い空間だったようだ。浜辺は「本当に仲良くなれたよね。撮影現場でこんなに仲良くなることが初めてで、皆のことが大好きになりました」と目を細める。浅川は「お互いに人見知りだから、最初はまったくしゃべらなかったんです」と笑ったものの、「でも回を重ねるごとに仲良くなって。美波ちゃんの目が、とにかく好きなんです。見るたびに心が浄化されていきました」と、心を通い合わせた様子を明かした。
原作が人気であればあるほど、実写化に対するファンの姿勢は厳しいものになる。個性豊かな美少女がのべつ幕なしに登場するさまを魅力的に見せるためには、ビジュアル面の作り込みも手を抜けない。スタッフ・キャスト陣は「原作リスペクト」をスローガンに、原作ファンが納得する作品づくりに取り組んだ。
浜辺は「制服や髪型、見た目はキャラブックを読みながら、とてもこだわりました。制服も生地から何まで、ひとりひとりオーダーメイドなんです」と説明。浅川も「和役の私は、制服をピチッと着ることで、できるだけ胸を強調しています。ですが原作の和はKカップ。さすがにそこまで大きくないので、豊胸手術も考えましたが、後々に響くと思い出来ませんでした」とジョークを飛ばしつつ、「スカートの短さも、下に何も履いていないように見えること、それがポイントだったりします。小沼雄一監督と『もうちょっと短く! そこまでいっちゃったら、あ~!』と試行錯誤していました(笑)。髪もはっきりとピンクにするとコスプレ感が出てしまうので、それを避けるために自然なピンクベージュに染めています」と胸を張った。
“コスプレ大会”にならないラインを模索しながら、髪型や装飾具にいたるまで、全員が一途に追求した。浅川はドラマ放送に合わせてSNSでエゴサーチをかけ、反響を調べていたそうだ。「厳しい意見もたくさんありましたが、『1話見た結果、意外と良かった。来週も見たい』という声も多く、嬉しかったですね。なにより『咲ちゃんかわいい』という声がかなり多かったんです。自分のことのようにニヤニヤして、『でしょ? かわいいでしょ!』と思っていました」。
これには浜辺も、「私は浅川さんのことを調べていました(笑)。和ちゃんへの評価が高いことをよく見ていたので、『そうでしょ!』と納得していました」と相好を崩し、「原作を愛するファンの方たちが『良い』とおっしゃってくれたことが、とっても嬉しかったですね」と充実感たっぷり。原作ファンの好評の声は、未来ある若手女優にとって、きらめきを放つ“宝物”となっただろう。
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