宮崎あおい、映画主題歌に感涙「本当にいとおしい」
2012年7月16日 17:55

[映画.com ニュース] 女優の宮崎あおいが7月16日、都内で行われた主演アニメーション「おおかみこどもの雨と雪」の特別試写会に出席。上映終了後、歌手のアン・サリーが本作の主題歌「おかあさんの唄」を美しい歌声で生披露すると、思わず涙ぐみながら「試写を見た時からすてきな歌だなと思っていたので、生で聞けてうれしいですね。本当にいとおしいなって……」と感激しきり。舞台挨拶には宮崎をはじめ、細田守監督と音楽を手がける高木正勝が出席した。
細田監督の原案・脚本によるオリジナルストーリーで、“おおかみおとこ”と恋に落ちた大学生のヒロイン・花(宮崎)が、ふたりの間に生まれた“おおかみこども”の姉弟・雨と雪を女手ひとつで育て上げる13年間を描く。細田監督が主題歌の歌詞を手がけており、「歌詞を書いたのが監督だと知って、やっぱりすごいなって思いました」(宮崎)。細田監督は「歌詞ってほどのものじゃなく、“叩き台”を高木さんに送ったらすぐに曲を完成させてくれた」と主題歌の誕生秘話を明かした。
さらに細田監督は「お母さんを描いた映画なので、深く気持ちに届く曲が必要だと思った。世界中のお母さんを代表するような歌声って誰だろうと考えたら、すぐにアン・サリーさんが思い浮かんだ」と述懐。「試写を見ながら、自分で歌っているのを忘れて、たくさん涙が流れた」(アン・サリー)、「僕自身は男ですが、花さんのお母さんとしての立場になって作曲を進めた」(高木)と主題歌にこめた思いは格別だ。
そして宮崎は「お母さんって子どもの危険や悲しみを察知するアンテナがすごい。お母さんに産んでもらって、育ててもらって……。そんな当たり前の日常って、実際には奇跡のようなもの」と本作が描く“母性愛”に改めて感銘を受けていた。
「おおかみこどもの雨と雪」は7月21日から全国で公開。
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