妻夫木聡「他に言い方あったはず」“爆笑会見”に反省しきり
2012年4月18日 20:40

[映画.com ニュース] 三池崇史監督が主催するイベント「三池崇史 presents 大人だけの空間」が4月18日、東京・六本木のビルボードライブ東京で行われ、三池監督をはじめ、監督最新作「愛と誠(2012)」に主演する妻夫木聡、共演の斎藤工が出席した。
妻夫木は先日行われた完成披露会見で本作について、「ふざけた映画」「よくわからない」と発言し、記者たちを爆笑させたばかり。その後の報道で、これらの発言に注目が集まってしまい「さすがに反省しましたね。『まれに見る映画』とか他に言い方があったはず」と猛省。それでも「やっぱりよくわからない映画。でもそこに留めたくないんですよね。アクション、純愛、コメディ、ミュージカルといったジャンルに収まらない素晴しさがあるし、『愛と誠』という新しいジャンルだと思う」と胸を張った。
1970年代に旋風を巻き起こした梶原一騎の人気純愛漫画が4度目の映画化。妻夫木演じる超不良・太賀誠と、復しゅうに燃える誠に一途な純愛を貫くヒロイン・早乙女愛(武井咲)の狂おしい“運命の恋”をエネルギッシュに描く。音楽プロデューサーの小林武史が映画音楽を担当し、ミュージカル仕立てのシーンも多数。妻夫木は学ラン姿で、西城秀樹の大ヒット曲「激しい恋」を熱唱している。
三池監督は、飲酒・喫煙OKのリラックスした雰囲気に乗じて「一見、バカな映画に見せかけて、最後まで見せかけの映画」「マスコミからの評価は両極端で、絶賛と大ひんしゅくの嵐」「撮った自分も率直に『やっちまったな……』という気持ち」「去年『一命』でカンヌに行ったけど、これじゃ国際映画祭は無理だな」と舌も滑らかに、自虐的なコメントを連発。妻夫木と斎藤を慌てさせていた。
斎藤は、「君のためなら死ねる!」と愛への一方的な思いを絶叫するメガネ優等生・岩清水を熱演。妻夫木同様、30歳を過ぎての学ラン姿を披露し「コスプレになったら負けだと思った」。共演した武井とは、ひと回り年齢が違うといい「新人類という感じだった」と古風な言い回しで笑いを誘っていた。
「愛と誠(2012)」は、6月16日から全国で公開。
(C)2012「愛と誠」製作委員会
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