林家正蔵「グスコーブドリの伝記」で赤ひげの声優に決定
2012年4月14日 12:00

[映画.com ニュース] 落語家の林家正蔵が、宮沢賢治の童話をアニメ映画化した「グスコーブドリの伝記(2012)」で、声優を務めることがわかった。天涯孤独の身となった主人公ブドリを助け、人生の師となる重要なキャラクター“赤ひげ”の声に挑戦する。
今作は、宮沢の原作をアニメ映画化した「銀河鉄道の夜」(85)の杉井ギサブロー監督、ますむらひろしが再びタッグを組んだ。20年代の東北の森を舞台に、厳しい自然と向き合う青年の姿を、美しい映像で描く。小栗旬、忽那汐里、草刈民代、柄本明、佐々木蔵之介らが声優として参加している。
イーハトーブの森で家族と暮らしていたブドリは、森を襲った冷害により家族を失ってしまう。ブドリは火山局に勤めるようになるが、再び大きな冷害が発生。自らの身を投げうって、人工的に火山を噴火させる役目を担う決意をする。
林家は、杉井監督作「あらしのよるに」(05)に声優として参加した経験を持つ。今回、困難に負けずブドリを思いやるキャラクターに、共通点を感じたそうで「赤ひげは僕に似ていると思います。(脚本を)何度か読みこむうちに、キャラクターが話しかけてくれたような気がしました」と述懐。そして、宮沢賢治作品は「素朴であり、優しく語りかけてくれる」と分析し、「これまで賢治作品に触れなかった人に、この作品を見ていただきたい。世界観が素晴らしく、愛する子どもたちと一緒に見て」と胸を張った。
「グスコーブドリの伝記(2012)」は、7月7日から全国で公開。
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