「白銀は招くよ!」「銀嶺の王者」のトニー・ザイラー氏逝く
2009年8月26日 12:00

[映画.com ニュース] 1950年代のアルペンスキーの名選手で、56年コルティナダンペッツォ(イタリア)冬季オリンピックで史上初めてアルペン三冠(回転・大回転・滑降)を達成。俳優へ転身後、日本映画の「銀嶺の王者」(60/鰐淵晴子、笠智衆共演)や「アルプスの若大将」(66/加山雄三共演)にも出演するなど、日本人にも親しまれたオーストリア人スキーヤー、トニー・ザイラーさんがインスブルック市内で亡くなった。73歳だった。
AP通信によると、地元キッツビュール・スキークラブが「長い闘病生活を送った末に、亡くなった」と発表。だが、死因は明らかにされていない。
ザイラーさんは五輪三冠を達成後の59年に、20代半ばでスキー選手を引退。すぐさま天性のルックスの良さを買われて俳優に転身。(上記以外で)「黒い稲妻」(58)、「白銀は招くよ!」(59)、「白銀に踊る」(61)など、スキー映画に主演して人気を博した。とくに、「白銀は招くよ!」の主題歌は日本語詞の歌がNHK「みんなのうた」で紹介されたりして大ヒットした。
57年、72年の札幌五輪、74年、79年、88年の長野五輪でも来日している。ザイラーさんが設計したスキーコースに、安比高原スキー場(岩手)などがある。
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