劇場公開日 2023年4月14日

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全182件中、81~100件目を表示

5.0あらゆることを疑う展開

2023年4月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

知的

幼い頃に父をなくし、母と2人で過ごしてきた女の子。母がその彼氏と旅行に行って帰ってこないことをきっかけに、インターネットを駆使して情報収集を始めます。次々と明らかになるその内容が事実なのか嘘なのか。思考を巡らせながら観る映画です。前作と同様に、すべての場面がパソコンやスマホの画面上で展開していきます。前作を観ていればあらゆる疑念がわいてきて、さらに楽しめます。

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YAN

3.5おチビちゃんは名探偵

2023年4月23日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

興奮

知的

導入部や伏線の張り方などは見事。

ただ、主人公側の謎解きに重きを置いたためか、犯人サイドのロジックが中途半端になったような印象を受けた。
主人公ジューンがいなかった(謎を解かなかった)ものとしたら計画はどう進むはずだったのか?

「犯人さんそこまで趣向凝らして結局何をしたかったんや?」と。

時代の最先端だが、10年後に観ると印象変わりそう。
今ポケベルやフロッピーを見るような感覚になるのだろうか?(笑)

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YOU

4.0映画の特性上、誤訳はかなりの痛手になってしまう…。

2023年4月22日
PCから投稿

今年130本目(合計781本目/今月(2023年4月度)25本目)。

多くの方がすでに触れられている通り、物語の95%以上はパソコンで進みます(どうもMacである模様?)。一般的な知識ではやや不足してしまい、VPN接続といった高度な知識も出てくるので(もちろん、GoogleがどうだのFacebookがどうだのという簡単なお話のほうが多い)、「ある程度」この辺の知識がわからないと難しいかな…という気がします。

どうも前作もそうであったようで(映画のほぼほぼ大半がPC上だけで進む)、日本基準で見る場合、どの程度の「ITリテラシー」を想定するかは難しいところがあり、本映画は「やや超えている部分があるかな…」という部分もあります(特にVPN接続や暗号かぎ通信などは一定の知識がないと本当にわからない…)。またかつ、このことについての説明がないので、ここはある程度補っておく必要はあるように思います(特にVPN接続について。ただ、日本ではVPN接続を常時行っているという方は珍しいように思えるし、そんなに頻繁に使うようなサービスでもない)。

通常は多少の誤訳であれば減点対象にしないか、0.4を下回る(一般的な描写からある程度の推測ができるため)ものの、本映画は結局この部分がどうしても論点にならざるを得ず(パソコン以外のシーンが大半ないため、他からの推定が何もきかない)、この部分はそこそこ減点幅はあるかな…という気がします。

なお、誤訳うんぬんよりも、前に書いたように「一般的なITリテラシー知識を若干超える、情報セキュリティに関する知識(VPN接続など)がないとやや理解が難しくなる」点に関しては重ねて書いておきます。

採点に関しては、下記の通り、4.2を4.0まで切り下げています。

 (減点0.4/「却下」と「棄却」の違いについて)

 英単語では reject(または、名詞形rejection)ではどちらも指しますが、映画内で出るのは「却下」のほうです。ただ、刑事裁判においては「却下」ということが通常ないので(日本で見る場合のお話。民事訴訟だと本人訴訟で法的知識が不足しているとおこりうる)、ここは「日本で見る場合」を考慮すると、前後関係から見れば「棄却」になるはずです。

  ※ 裁判における「却下」と「棄却」
 却下 … 必要な書類を出さないなどの「門前払い」のパターン(裁判自体が開かない)
 棄却 … 裁判自体は開かれた上でで「あなたの言い分を認めない」というパターン

 (減点0.4/less thanについて)

 less than は「その値を含まず、その値よりも小さい」状況にしか用いません(more thanと同じ)。したがって、これを「以下」と訳すのは明確な誤訳というそしりは免れないと言わざるを得ないように思えます(ただ、これに気が付く方はかなり少ないし、字幕の文字数制限からそういう誤訳が(承知の上)起こりうるというのも理解はできる)。

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yukispica

5.0頭使いたい人に

2023年4月22日
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鑑賞方法:映画館

前作より面白い!集中しすぎて疲れた。いい意味で。

ダラダラと説明せずに、検索→実行とサクサク物語が進んで、理解力を観客に委ねるタイプ。100%わかってなくてもなんとかなった、と思う。

デジタル偏差値高くないので、ネットってすごいね(怖いね)、と言う単細胞なコメントしか浮かばないですか、満点でーす。

サスペンスお探しの方にはオススメ。

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Meg

3.5やはり、パスワードの管理は大切だ!

2023年4月22日
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PC画面上だけで物語が展開するという仕掛けだけでなく、ミステリーとしても十分に楽しめる展開になっているのは前作と同じ。
次から次へと新たな謎が生まれ、怪しい人物が入れ替わっていく様に、一瞬たりとも画面から目が離せない。
伏線の回収の仕方もうまく、特に、ラストのSiriの使い方にはニヤリとさせられる。
ただ、ITリテラシーが低いせいか、画面上で何が行われているのかが完全には分からず、それによる歯がゆさも感じてしまった。
いずれにしても、今の時代、ハッカーとしての特別な技能がなくても、ID(メールアドレス)とパスワードさえ分かれば、大抵の情報が入手できてしまうのは間違いなく、デジタル社会の利便性と脆弱性を肌で感じ取れるようにもなっている。
話としては確かに面白いし、謎解きだけでなく、親子の絆の物語にもなっているのだが、後から思うと素直に納得できないこともある。
特に、犯人は、あんなに回りくどくて手の込んだ偽装工作を、わざわざする必要があったのか?もっと簡単に目的を達成することがてきたのではないか?という素朴な疑問が残るのである。
まあ、それは、それで、話が盛り上がったのだから良しとするか・・・

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tomato

5.0文字通り画面の中の世界の深いところにどっぷり引きずり込まれた

2023年4月22日
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前作同様、PCの画面の中だけで全て展開される作品。
最初の20分くらいは画面の中での展開に違和感や窮屈さを感じるがそれの表現になれた途端に画面の中の世界にどっぷりと引きずり込まれた。

ここまで引きずり込まれる理由はなんなのかを考えてみた。
通常の映画のような意図のある第三者視点のカメラワークがあるが、この作品はそれが無い。
スマホやPCなど現代を生きていたらリアルの生活で触れてきている映像のみで構成されている。
それが引きずりこむ理由のひとつだと思った。

どっぷり引きずり込まれる体験を感じられて良かった。

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モトコ

3.0KNOCKの翌日観たから評価高め😀

2023年4月21日
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鑑賞方法:映画館

KNOCKの翌日観たから評価高め😀

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youngadam

4.5面白かった。

2023年4月21日
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鑑賞方法:映画館

前作が良かったので観に行きました。面白かった。散りばめられた伏線、巧みなミスリードによって二転三転するストーリーで飽きさせません。前作同様、ほぼ全編PC画面上で展開。主人公が常にパソコンのカメラを画面表示させてるのは設定のためとはいえ、少し不自然な気はしたけど、そんなことどうでもいいくらい面白い。
主人公のPCを遠隔監視してたのは真犯人?そこら辺がよくわからなくて、友人か誰かが主人公をストーカーしてて、そいつが通報するのかと思ってたけど違ったw。あと最後は再現ドラマってことでいいのかな?全部観てたドラマっていうオチじゃないよね。
シリーズ続編をぜひ作って欲しい。

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ふーみん

4.5圧倒的な情報量とスピード感、終始先の読めない展開で面白い

2023年4月20日
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鑑賞方法:映画館

圧倒的な情報量とスピード感、終始先の読めない展開で面白かったです。

あとから冷静に考えれば『ん?』と思う点も幾つかあるのですが、それを考える余裕もないほど目まぐるしく展開が移り変わります。特に序盤は画面の情報量が多すぎて情報をなかなか追いきれません。笑

鑑賞前はハッキングなどの高度なITスキルを駆使して事件を解決するのかと想像していたのですが、実際は様々な手掛かりをもとにパスワードを推理したり、ストリートビューや監視カメラのライブ映像、翻訳ソフト、代行サービスといった、わりと誰もが使いこなせるITスキルを使い事件の真相に迫ります。

この手の映画はみな『誰が犯人か?』を想像しながら見ると思うのですが、ミスリードを誘う情報がたくさん散りばめられており、犯人像が二転三転して最後は予想もしない展開に。また、パソコンやスマホの画面を中心に繰り広げられる映画という点も斬新で興味深かったです。

展開の疾走感と伏線回収の爽快感はまるで『24』を見ているようで、最初から最後まで息をつく暇もなく、スリリングで楽しめました。

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臥龍

4.0前作に引けを取らない出来映え

2023年4月20日
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鑑賞方法:映画館

スピーディーな展開で、退屈する間もなく楽しめました。
しかしこれ、パソコンとスマホが有ればこんな風に出来るもんなのですか?ホントに?

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やまぼうし

4.0面白いけど「ズルい」

2023年4月20日
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前作は私にはあまり刺さらない作品だったけど、アイディアはすごいなぁと思った記憶はある。
「2」となって、前作との繋がりはほぼない一方で、警察が必要以上にポンコツなことが共通。

今回、何しろ画面上の情報量が山盛り。
スクリーン上を目で追いかけてその情報を整理している内にもう次の展開が。
そんな風に振り回されるのを楽しむミステリーサスペンス。

「まさかあの人が?」「違うんかーい」「やっぱお前かーい」「違うんかーい」「結局お前かーい」「違うんかーい」「お前もかーい」「いや、死んどるやないかーい」「お前おったんかーい」

宣伝コピーでも言ってる「伏線」ってホントはこういう事じゃない気もするけど、とにかく画面に次から次にいろんな事が現れては消えていくので、一つ一つを咀嚼できないまま通り過ぎた後で「実はあの時画面にはヒントが…」
…いや、それはズルいじゃん。

決して悪い意味じゃなく、そういうのを楽しむ映画なんだと思う。

残念ながら我々は翻訳版を観るので、後の物語に絡んでくる文字情報が出れば、訳者の方が字幕をちゃんと出さないといけない。
だから我々は、数ある記事やメールの中で、字幕が出たものは何か関係がありそう、と思ってしまう。
で、それを防ぐために字幕を作る方は物語に関係ない記事にも字幕も入れることになり、いたちごっこで結局字幕だらけ。
そりゃ追い付くのも大変になるよね。

ま、でもホントに最後までドキドキ楽しめる。
個人的には前作よりずっと良くできてた印象。

ただ、私は画面上でこの女の子が操作してる内容に追い付こうとするのが精一杯だった。正直「何とかギリギリ理解できたレベル」だけど、他の観客の皆さんはどうだったんだろう。

そして、これが今の一般的な若者のITスキルなの?
「このコ、凄いよ!」って言う認識で良い?

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キレンジャー

4.0シリーズ初見で問題なし

2023年4月20日
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「PCでネットワーク情報を使って、行方不明の家族を探す姿を、PC画面だけを写して映画に構成」って大枠のみを残して、前作とはまったく内容も登場人物も繋がりなし。
これが初見で全く問題なし。
むしろ、前作を観てない方がいいくらい。
前作では「二転三転どころか四転五転するめまぐるしい展開に、引き込まれる」と思いましたが、本作をそれを上回る「六転七転八倒」でしたね。
ほっと一息をつけるところがない。
本作の感想を書きにくいのは、わずかでもネタを書いたら、これから観る人の興を削ぐことになるのだが、ネタがそのまま面白さに直結してるという点かな。

ちょっとだけ、「デジタルネイティブの特異性に依存しすぎ」な展開に疑問はなくはないけど。
最後は大笑い。

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コージィ日本犬

5.0もはや芸術

2023年4月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

怖い

興奮

典型的なミスリードを用いたディテクティブサスペンスながら、ここまで作り込むとは!

前作とテーマも構造も双子の様な作品ですが、デバイスも面白さもアプデされ更にオモシロイ

情報量と展開のスピードに翻弄されつつも、しっかりと伝わる愛と感動

ボーダレスな製作体制にも感心

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労働4号

3.5Google乗っ取られたら怖いなぁ😱

2023年4月19日
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鑑賞方法:映画館

怖い

SNSも怖いけど、Google乗っ取られたら最悪ですね😱
色んな意味で恐ろしい映画でした~🎬

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タモン

4.5個性的なルックは斬新なアイデアから生まれる

2023年4月19日
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前作に引き続いて劇場で鑑賞
物語全編がパソコンかスマホ上で展開するという斬新なアイデアがとにかくスゴイ
世界には他にもこのアイデアを思いついた映画監督はいたかもしれないが、実際に脚本を書ける人は今作の監督以外にはいなかっただろうなと思う
(前作の後に家政夫のミタゾノとか上田慎一郎が真似していたが話自体が破綻していた)
ただの面白いストーリーを書くだけじゃなく、それを全編に渡ってパソコンかスマホ上で画にするためには更なる創意工夫が必要で、ちょっと異常な脚本能力だとも思う

そしてこの設定があるからこそ映画として唯一無二の個性的なルックも生まれている
パソコンやスマホのアプリ画面やウインドウが切り替わるだけの連続性
それが物語をテンポを良くすることにも一役買っているので全くダレることがない
本当に素晴らしい映画

これがダメな邦画だと過度なグレーディングや非日常的なライティングで不自然にカラフルな色味にしただけな在り来たりの話を”画がキレイ”とか褒めそやしている
みんな古着とか一点物の服を着て不自然な服装した登場人物ばかりの話を”オシャレで憧れる”とか褒めそやしている
前者は藤井道人とかその真似した映画監督で、後者は今泉力哉とか以下同文

斬新アイデアから生まれた物語を元に個性的なルックや世界観を形作る洋画
在り来たりな話や漫画原作のガワだけカラフルにしているだけの邦画
根本的にレベルが違うなと感じさせられました

それで5点満点じゃないのはやはり前作の驚きを超えることは無かったこと
そして、監視カメラと盗撮機能付きの腕時計と再現ドラマという、パソコンやスマホ以外の手段も使っていたことが何か引っ掛かったので減点としました
後者の監視カメラと腕時計は物語の伏線でもあったし、再現ドラマはチャーミングなオチとも言えたので、全然許せる逸脱ですけども

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東鳩

5.0とにかくおもしろい!

Mさん
2023年4月19日
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全く何の予備知識もなく鑑賞。素晴らしい!

追記
他の人も誘って、再度鑑賞。(2回とも日本語吹替)
見終えた後、一緒に見た人が「Hey Siri」とスマホに話しかけていた。エブエブと同じテーマだったが、こちらの方がずっとわかりやすく、ずっと感情に訴える映画だった。

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M

4.5瞬きできないほど、スピーディー。

2023年4月19日
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一言「オーマイガー!!!」。

なんとなくスマホやネットを使っているけど。
位置情報で、その行動履歴がわかったり。
SNS等のアカウントも、「PW忘れました」で再設定できる。

行方不明の母を探すため、18歳の娘がネットを駆使して動く。
いろんなアイテムや人が伏線になっていて。
予想の遥か斜め上を行く展開に、もう「マジですか?!」状態。

映像の撮り方もリアル感満載。
自撮り・防犯カメラ他の、ぼやけてたり手ブレしてたり。
今時なサスペンスに、ハラハラの連続かつ、瞬きできなかった〜。

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ゆき@おうちの中の人

4.0前作同様・・・

2023年4月19日
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鑑賞方法:映画館

知的

個人情報は簡単に抜ける。
ちゅうことで。(爆)
ってか、Googleって映画関係者に相当嫌われているのか?
なぁんて思えてしまうが。
まぁ、いいや。

タイトルも、邦題でこのタイトルになっただけで、前作とは物語は関係無い。
アイディア勝負の低予算だから、前作は目新しく見えたんだと思える。
「同じ手法でもう1本制作しても・・・」なんて思えたが・・・

主人公が若い娘になった為か、前作に比べてスピード感が増したように思える。
物語の展開も、前作より上手いんじゃないかな。
ラストの、ず~っと右かと思っていたら、実は左だったなる引っくり返しもお見事。
ただ、多国籍過ぎる登場人物には違和感を感じたが…

2番煎じになるかと思ったけど、内容的には合格点じゃないかな。

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案山子男

3.5演出方法もいいが何より脚本がいい

2023年4月19日
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鑑賞方法:映画館

ディスプレイ上だけでストーリーが展開していく前作は、映画の新しい演出方法を編み出した良作。今作はさすがにディスプレイだけになっていないが、SNSやネットで閲覧・利用できるサービスを駆使し失踪した母親を探すという設定は前作同様の面白さ。
ただ、序盤は意外と退屈だったのか若干眠気が襲ってきた(単純に体調の問題もあるかもしれない)。画面に表示されるテキストが多すぎて目で追うのがなかなか大変だったこともある。
でも、中盤からの展開はさすがの緊迫感。なるほど!こうきたか!となる展開が続き最後までそのテンションを落とすことなく突っ走った感じだ。クライマックスでの娘の行動はなるほど!と心の中で唸ってしまった。いくつかの伏線も見事に回収されたしそれなりの満足感を得られた。こうなると序盤で少し寝てしまったことは後悔が残る。もう一回観てみようかと思うくらい。

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kenshuchu

3.0二匹目のどじょう

2023年4月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本作のレビューを書くにあたり自分のレビューを確認すると、前作『search サーチ』については我ながら「高い評価(採点のみ)」を付けているようです。ただ公開当時に劇場で観ただけでその後の観直しはなく、正直言えば詳細についてはあまり覚えていません。言えることは、本作は第2弾とは言え「続編」ではないので前作を知る必要はなく、もし本作に興味があれば「2(と付くのは邦題だけです)」から観ても大丈夫です。一応、ポイントとして分かり易く比較すると、「1」と「2」では「探し探される関係性」が親子で逆になります。或いは、それもこの「2」を作るうえでの必要性なのかもしれないと思えるのは、この作品の特徴であるITガジェットを使った「謎解きギミック」が、私のようなオジサンにはついていけないほどのつるべ打ちです。そこはやはり「1」におけるジョン・チョウの方が年齢的に親近感があるわけですが、それにしても「2」はちょっと、はっきり見せず、スピードやガチャガチャやっている雰囲気で誤魔化されている感が否めません。例えば、少し前の映画にありがちな「ハッカー最強説」は、今どきだと「んなわけ」と鼻で笑われかねませんが、本作のように一般人がSNSやメッセンジャー等、誰も使うガジェットでそれをやることで「リアリティがある」と感じさせる作り手の意図は、「2」において裏目に出ている感があります。例えば解りやすいところで言うと(話の「筋」としてはネタバレではないはずですが、、、)根本的にセキュリティが緩すぎです。これ、破らせること前提の設定としか思えません。特に安易に過ぎるのが「Reset Password」という方法を使いすぎ。今どき、SNSやメッセンジャーで「2段階認証」なしにリセットできるサービスなんてあったのか?と、その都合のよい設定に素直に楽しめない私。さらにITと関係ないアナログなところにむしろ、「ジェーンよ、(娘の)君ならすぐに違和感感じるでしょう」というギミックに無理を感じたりと、かなり評価が高い本作に対して「無粋な意見」と思われる方もいるかもしれません。でも、もしそう思った方は取り敢えず「Reset Password」、試してみてください。まぁ、むしろ作り手が「1」を意識しすぎた結果なのかもしれませんね。残念。

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TWDera