劇場公開日 2022年8月26日

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異動辞令は音楽隊!のレビュー・感想・評価

全169件中、1~20件目を表示

4.0豊かなハーモニーと人間模様に満ちた骨太ドラマ

2022年8月30日
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このオリジナル脚本による骨太作を面白く観た。序盤はシリアスな刑事モノ然として始まり、かと思えば、主人公の転属が決まると同じ警察内でありながらその職務や感情のベクトルの違う日々が展開していく。企画としてみるとそこには全く異なる二つのジャンルの融合と化学反応があるわけだが、実際の手触り的には全ては一人の人間の感情として緩やかにつながっていて、決してコミカルに振り切れることなく、滲み出る戸惑い、苛立ち、葛藤を丁寧に紡ぎ上げていく演出に魅せられた。

楽隊役のキャスト陣がいかに難易度の高いことをやっているかは一目瞭然で、とりわけ自分の楽器を体の一部の如くリズミカルに操りながら、そこに繊細な心の動きをも的確に乗せていく様は実に見事。演奏シーンにおける複雑なカメラワークからも作り手の本気度が伝わってくる。集団として呼吸を合わせつつ、個もしっかり輝かせる。彼らの奏でるハーモニー同様、気概に満ちた作品だ。

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牛津厚信

4.0清野菜名の「嫌な奴!」は、“耳すま”つながりのネタ?

2022年8月27日
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鑑賞方法:試写会

笑える

楽しい

まずキャストが豪華。主人公・成瀬を演じる阿部寛を中心に、ベテランの倍賞美津子、六平直政と光石研、中堅の渋川清彦、といった個性的な名優が脇を固めるあたりはまあ順当だろう。だがさらに、清野菜名、高杉真宙、磯村勇斗、モトーラ世理奈、見上愛といった人気・実力ともに上昇中の若手たち(5人はみな映画やドラマで主演経験あり)を配した座組の贅沢なこと。モトーラ世理奈などは主要キャラとの絡みが少なく映っているシーンもわずかで気の毒なくらいだ。

内田英治監督が警察音楽隊のYouTube動画を見て着想を得たという本作は、犯罪者を追う刑事や警察組織内の人間関係を描く刑事ものと、演奏も心もばらばらなバンドが転機を経て絆をはぐくみ猛練習して名演を聴かせるまでになる音楽ものという、2つの定番サブジャンルを足し合わせた欲張りなドラマになっている。オリジナル脚本も手がけた内田監督の高い志は買うものの、いかんせん2時間弱の尺ではどちらの要素も十分に描き切れたとはいえず、物足りなさは否めない。

ただし、音楽隊メンバーの俳優らはほぼ全員が演奏未経験(例外は渋川清彦で、俳優業のほかにバンドでドラマーとして活動しているとか)だったにもかかわらず、阿部のドラムをはじめ各自が楽器を猛特訓し、演奏シーンの演技の吹き替え(手元の映像だけミュージシャンの実演に差し替えること)をしないレベルにまで上達したという。そんな俳優らの努力が、楽隊がまとまってきてからの演奏シーンの迫真性に貢献している。一方で、成瀬の娘を演じた見上愛は実際にバンドでギターを弾いた経験があるそうで、スタジオのシーンでは実際に彼女が演奏した音が使われたとか。

刑事ものの側面では、特殊詐欺を取り上げた現代性は評価するが、大詰めの捕り物ではコメディに寄せたことで、そこまでのリアルさ、シリアスさが損なわれてしまったのが惜しい。

主人公だけでなく脇の人物らもキャラが立っているので、将来は同じ世界観で(可能ならキャストも同じで)連続ドラマを作ったら良いのではと思う。近年増えている一話完結型のお仕事ドラマにして、毎回違う脇キャラにスポットを当てつつ、事件を解決したり、演奏がらみの波乱万丈があったり。映画と同じ筋をたどるのでもいいし、スピンオフ的な裏エピソードの積み重ねでも、後日談でもいい。俳優たちが苦労して習得した演奏スキルも活かせるし、映画で感じる物足りなさを解消してくれるのでは、と勝手に期待している。

とまあここまで、レビューの見出しと無関係な内容になってしまったが、テレビで見た本作を紹介する番組によると、ある場面で清野菜名が発する「嫌な奴!」は、もともと脚本になく、現場で急きょ追加されたという。清野は10月公開の実写版「耳をすませば」で月島雫役、そしてアニメ映画のほうで月島雫は天沢聖司に馬鹿にされて「ヤな奴、ヤな奴!」と怒る台詞がよく知られる。“耳すま”つながりを意識して入れたネタだとしたら、ちょっと楽しい。

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高森 郁哉

3.5警察音楽隊を侮るなかれ

2022年8月26日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

犯罪撲滅のために人生を捧げてきた鬼刑事が、その熱意ゆえに周囲と折り合いを付けられず、挙句、辞令をもらった先が警察音楽隊だった!?そこまでの展開も、それからのアレコレも、ある程度想定内に進む物語を、細部に気持ちがこもった内田英治(監督&脚本)の構成力で見せていく。後押しするのは、もはや、武骨者が持ち役となった阿部寛の熱演だ。

急いで人生を生きようとすると決して見えてこない、組織の隅っこや社会の盲点が、主人公の目を通して浮かび上がってくるスローライフのすすめ。内田監督をはじめとする『ミッドナイトスワン』チームが、またしてもオリジナルの強みを示してくれた。今の日本に必要なのは、こんな優しい視点なのかもしれない。

そして、警察音楽隊を侮るなかれ。筆者は偶然、昨年9月に88歳で亡くなったフランスの国民的名優、ジャン=ポール・ベルモンドの国葬で、棺が担がれて行く際に、フランス軍楽隊がベルモンドの代表作『プロフェッショナル』のテーマを演奏し始めた途端、葬儀に列席していたVIPや一般ファンが号泣する様子を見ていたので、この設定がリアルに響いたのだった。

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清藤秀人

2.5ハートフルなドラマ

2024年4月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

笑える

楽しい

幸せ

リアリティに欠けるけど、休日の余暇に楽しむには十分な内容でした。

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おのもん

3.0予想通りの内容。清野菜名の演技が映える。

2024年3月16日
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コンプラ無視の刑事が、左遷された部署は音楽隊だった。
音楽隊は左遷先の如く、あまりパッとしない設定だったけど、なんか極端な描き方だし、潰されそうになるなど、ちょっと脚色しすぎでは?というほどの内容。刑事課の仲間も悪く描きすぎでしょ。いくらなんでも。
わかりやすくしてるつもりなんでしょうが、あまり意外性もなく脚本としては凡庸。つまらないとさえ言える。
主人公が改心するのもなんかあっさりしてるし、音楽隊としてのカタルシスがあまりなく、犯人を捕まえてカタルシスってのも、結局音楽隊はおまけ的な印象にしかならない。また、刑事課に仮に戻れるとしたら主人公は戻るのか、音楽隊に意味を見出したので戻らないのか、それも回答はなく漠然としている。音楽隊の魅力があまり描かれてなくてかなり浅い。

ただ、清野菜名の演技はすごくよくて、清野菜名が好きになった。これからの活躍に期待してます。この映画は清野菜名のためにあるような映画だと思えるし、そのためだけでも価値がある映画とも言える。

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夢見る電気羊

3.5☆☆☆★★★ 意外と悪くない 監督自らの原作は読了済み。 原作自体...

2024年3月15日
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☆☆☆★★★

意外と悪くない
監督自らの原作は読了済み。

原作自体は、読んでいて面白いとは感じなかった。
最早、手垢の付き捲ってしまった内容で。途中のストーリーから、最後の展開にいたるまで。その予定調和っぷり、登場人物等のステレオタイプには、「これ絶対に面白くなる気がしないな!」…と。読了はしたものの、どうにも観に行く気持ちが、、、

結果、、、「あれ?悪くない…」
これは多分ですが、俳優陣の演技力にそれぞれ説得力が有ったから…と言えないだろうか。
楽団員のみんなが。警察とゆう組織の中で、【単なる意味のない駒】として存在している事に納得していない。
そんな煮え切らない心の苛立ち等が、絶妙な塩梅で伝わって来る。
よって、この高得点は全て出演者の方々に捧げています。

中でも特に良かったのが、磯村勇斗と光石研。

磯村勇斗は、ここ最近実力度が上がって来ているので、ちょっと目が離せなくなって来た。
光石研に関しては、もう何も言うことなし。
どんな役を演じていても、安心して観ていられる。
この作品でも、一見すると人当たりの良さそうな上司に見えつつ。終盤と最後の最後に見せる手のひら返しを、更にもう一度、速攻で手のひら返しさせてしまう辺り。こちらは知っていたのに、その演技による絶妙な間合いで唸ってしまう。

あれ?それって監督の演出力の賜物?
でも、、、この監督だと、前作の『ミッドナイト・スワン』等を観ても、そこまでは…とは思うのだけどなぁ〜💧

あまりの予定調和っぷりに、賛否は別れそうな気はします。特に(ハリウッドの、お金に糸目をつけない大作系が好きな)若い人には受けが悪そうな感じでしょうか?

最後に、阿部寛に関して一言だけ。

ここ最近、阿部寛が、何を演じても阿部寛になり始めていて、少しだけ心配になっている。

2022年 9月3日 TOHOシネマズ日本橋/スクリーン2

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松井の天井直撃ホームラン

4.0音楽隊、やるなあ~

2024年2月7日
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鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

演技とは言え六平直政には腹が立つ。
どこにでもおるんやろけど。こんな奴。
其れより腹立ったのは左遷させた偉いさん、おまけに音楽隊を廃止に追い込もうとしてたのにさらに上の偉いさんが絶賛したら、すぐに考え変えて絶賛する。まるでカメレオンのように。
そんな奴がいるからこの映画が成り立っているような気がする。

認知症の親、親子断絶、パワハラ、シングルマザー、悪徳詐欺など身近に感じる社会問題も盛り込んで逢ってうまく構成されていた。

楽器演奏は人数が増えていくほど難しくなるのによほど練習されたのだなと言うのが伝わってきて感動した。
警察の音楽隊は何度か聞く機会があったがいつも、「音楽する時間があるなら犯罪者捕まえに行けよ」と思っていたが兼任の人も多く音楽の功罪を改めて知ることになった。
自分もおっさんおばさんバンドしてるくせに今更音楽の良さに気づかされるとは。
この映画観て良かった。いや、ホンマ

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Elton Shin

4.0コメディっぽいけどそんなにコメディではない

2024年1月12日
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鑑賞方法:VOD

笑えるところはもちろんあるけれど、思ったほどコメディ作品ではなく意外と真面目でシリアスな作品だった。

印象的で、かつ笑えたのは、若者からドラムセットを譲られるシーンだ。
バンドマン風の若者は「就職するんで。大人にならなきゃ」と言う。譲られる阿部寛演じる成瀬は大人になるために音楽を始めるわけだ。

このシーンからも分かるように「大人になる」ってことについての物語だったかなと思う。
大人になるとは色々あるだろうが、本作では、自分のことばかりではなく、あとに繋げる、伝える、誰かのために頑張る、という継承についてだったかと思う。
自分のことだけでなく、誰かのためにというのは「大人になる」の内に含まれていると思うんだよね。特に相手が我が子だったりすればなおさらだし、そこから派生して、親の気持ちを知るというのも「大人になる」一歩だといえる。

後進を育てる。先達の真似をする。先達に報いる。全ては繋がっているように思える。

磯村勇斗は好きな役者だけど、今回も良かった。最後に全部持ってかれた気がする泣きは本当に良かった。

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つとみ

3.0組織の中での人間的な成長の物語

2023年11月14日
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鑑賞方法:DVD/BD

<映画のことば>
セッションって、知っているか。
俺は音楽隊で、お前は刑事だ。
おんなじ警察官だ。
違うパート同士でセッションする、それでいいじゃないか。

最初は不本意ながらも、異動することで新境地が拓けたのなら、成瀬刑事にとっても得たものは、大きかったと言えるのではないでしょうか。
大きな組織で働く限り、本人にとっては本意でないポストに例え就くことがあってすも、そこに根を下ろして、そこで本領を発揮する。自分なりに。
組織人としては、それ以下も、それ以上もないのが宿命とも思います。
また、映画作品としても、主演が阿部寛というのも「映えていた」と思います。
ことに楽団はパートごとの「チームプレイ」が不可避的に要求される世界。
「のめり込み」というほど、同僚や部下どころか、上司まで「そこ退け」と言わんばかりの「個人プレイ」で仕事(特詐欺事案)に執心していた成瀬刑事が、音楽隊に異動したことで、周囲や家族との絆を深めたり、職場でも自分自身の立ち位置を見直したり―。
組織の中で働く者の一員としては、「人事の妙」っていうのは、こういうことを指すのかとも思います。
(ちなみに、成瀬刑事の「警部補」という階級は、一般の官公庁に引き直せば係長級=仕事の上では、いわば最前線の「斬込み隊長」という位置づけで、彼の強引な捜査手法も、けっして肯定できるものではありませんが、反面、立場としては、そういう設定も宜(むべ)なるかと思わないわけでもありません。)

冒頭の「映画のことば」は、そういう成瀬刑事の人間的・人格的なな成長を象徴するものとして、外せないと思います。

総じて、充分に佳作の評価が可能と思います。評論子は。

(追記)
子どもの頃に和太鼓をやっていたという設定ですから、もともと素養はあったという設定なのかも知れませんが…。
確かに成瀬刑事が音楽にハマるきっかけは手薄いかなぁとは思います。評論も。
ただ、結局は身を引いてしまうのですが、シングルマザーの春子が、本務・家庭との両立に苦労しながらも、音楽隊の仕事にも頑張っている姿が、少なからぬ影響を成瀬刑事に与えたと、評論子は考えます。
また、市民にも、音楽隊の演奏を楽しみにしているコアなファン(実は評論子もその例に洩れない)がいることを知ったことも、見逃せないと思います。

(追々記)
本作で、少しだけ気になることがあるとすれば、それは時々「音楽隊は左遷ポスト」という趣旨のセリフが出てくることです。
「これで失敗したら、音楽隊じゃあ済まないぞ。」
もちろん、評論子自身も警察組織で働いたことはないのですが、本当にそういう意識なのでしょうか。現実に。
映画製作上の脚色と信じたいところではありますけれども。
メンタル的にも厳しいと言われる司法警察・行政警察の中にあって、「市民と警察との音の架け橋」(評論子か住む都道府県の警察音楽隊のキャッチフレーズ)として、音楽隊のパートで日々努力を惜しまない方々に、失礼に当たらなければ良いと、評論子は思います。

(追々々記)
いくら検視官が目こぼししてくれたとは言っても…。
霊安室から音楽♪アメイジング・グレイス♪なんか流れて来たりしたら、誰かが気づいて、大騒ぎになるんじゃあないですかねぇ、ふつうは。
笑いましたが…。ま、映画ですから。その点は、片眼(両眼?)をつぶることにしましょう。

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talkie

3.5磯村勇斗が素晴らしい

2023年10月17日
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楽しい

単純

幸せ

良くも悪くも映画製作の教科書という印象。
ミッドナイトスワンの内田監督ということで
ハードルが上がりすぎていた...
本作はストーリーだけ言えば「いい話だな~」で片付いてしまうような内容。
勿論音楽の力や親子愛、仕事への情熱の描き方は良いが、心を突き動かす決定的なものがなかった。
あと、序盤のパワハラ昭和描写シーンが長い。主人公の人間スキル、演奏スキルの成長と並行して事件を追う構成は良かったが、序盤を削って事件パートの犯人をもう少し深掘りしてほしかった。

しかしそれでも★3.5なのは俳優陣の良さ。
特によかったのは元バディ坂本
楽器隊ではないのに、3番手って…何か裏があるな?と思っていたが、そういうことか笑
あの告白シーンはヤクザと家族のラストシーンを彷彿とさせた。本当に良い演技をするなあ
こりゃ映画界で引っ張りだこになるわ
ただ、同時期にビリーバーズ、さかなのこも公開されており、忙し過ぎてこちらが心配になる

一番のお気に入りのシーンはノリノリでチケットの押印をするところ!

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葉

1.5リアリティが

2023年10月4日
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あまりにも警察音楽隊の実態とかけ離れてて、物語に入り込めなかった。音楽物だし、好きな役者さんたちだし、期待してみちゃっただけに。。。いろいろツッコミどころはあるけども、警察音楽隊不要論者が、自衛隊も消防もあるから警察にはいらない、みたいなことを言うのが、決定的でした。いやいや、組織も目的も違うし、自衛隊や消防が県警のために演奏するとでも?

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満月

4.5意外になんか泣けてきた

2023年9月30日
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Amazonプライムで鑑賞。

夜一人で鑑賞。

泣きそうになりながら鑑賞。

もっとライトに観れる映画かと思いきや。。。

(^^)

やっぱり、仕事してたらさ、
組織の中にいたらさ、
こういうのってあるよね。
っていうのが共感できました。

誰しも理不尽なこともあるよね。
認めてもらえないことあるよね。
自分が心血注いできたことを全否定されることあるよね。お互い仕事だからね。
否定するのも、否定されるのも仕事のうちだかね。と頭で割り切れるよ。
でも、ハートでは納得できないことあるよ。

そんな時でも、この映画が教えてくれたのは、
今の場所で最高度に発揮すること。
今置かれた環境、仲間に感謝して、精一杯のことをすること。
それしかいよね。それしか道が拓けないよ。

過去の栄光、過去の失敗あるけど、
今を生きる。未来に進むしかない。
もちろん、過去は反省して教訓に変える。

この映画は仲間との”セッション”を教えてくれた。

役者たちもGOOD!

阿部先輩は何役でも男くさくて熱いよ!

清野奈々、たまらん!!!
いつも、その与えられた役を最高に演じきるところがブロ!

映画最高!

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もふもふ

3.5刑事姿の阿部寛がツボw

2023年9月8日
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鑑賞方法:VOD

ストーリーとしては、予想通りのお話。特にひねりもない。かと言って、つまらないかと言えばそう言う事もなく、それは予定調和のなせる業ですかね。

世の中の“音楽隊”と言われるものには、自衛隊の音楽隊、消防の音楽隊、海上保安庁の音楽隊、そして、警察の音楽隊とあります。これらの中で、音楽を本来の職務として行う専務隊なのは、自衛隊の音楽隊と、一部の警察と一部の消防の音楽隊だけなんですよねぇ。っていうか、むしろ、警察と消防の音楽隊は、他の職務と兼務している兼務隊の方が多い。警察だと、専務隊は警視庁とかの大規模警察くらいなんだよね。消防も同じ感じ。ちなみに、海上保安庁音楽隊も兼務隊。兼務隊だと、本来業務があったうえでの演奏活動になるんで、この作品で描かれている様な感じになってしまうんだろうなぁ。大変だな。ちなみに、これらの中で演奏が上手なのは、自衛隊。自衛隊の音楽隊って、各自衛隊の中央音楽隊とかになれば音大出た人ばっかりだし、毎日練習しているので、やっぱり上手です。

意外だったのが、光石研。光石研の役が、警察本部長だったのは意外。っていうか、捜査会議の場に本部長がくることは無いと思うんだけどねぇ。捜査会議の描写の場で「本部長」とか言っていて、且つ、制服を着ていたので、捜査本部長の所轄の署長かと思ったよ。

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勝手な評論家

0.5税金払いたくなくなるね

2023年9月5日
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鑑賞方法:TV地上波

日本映画特有のうざいキャラ。態度悪いくせに文化祭は来いと言うクソガキと無駄に煽ってくるハゲ、刑事課より音楽隊を優遇しろとかゴネるクソアマ。
この音楽隊の描写でよくもまあ映画化したもんですわ。
認知症、今世間を揺るがす電話からの押し込み強盗、反抗期のガキ、バカにされてて可哀想なんです音楽隊と詰め込みすぎ
総じて税金払いたくなくなる映画でした。

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コロ丸

3.0悪くもないが飛び抜けて良くもない

2023年8月30日
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鑑賞方法:映画館、TV地上波

逸脱した捜査とパワハラで捜査から飛ばされ音楽隊に異動させられる主人公は現代では仕方のない所。
いくら過去に手柄があろうが無理からぬ事
鬼軍曹と言われて30年、後輩にも同様の手法を求め、上司にはコンプライアンス違反で睨まれる。

さらに家に帰れば認知症の母親に振り回され、娘には「約束を破った」と詰られ嫌われ…。

刑事課から音楽隊へ異動した主人公の変わり様はあの年代なら腐るもんだが、意外に粘る(笑)
警察音楽隊をリアルに表現しているとは思わないが、人情ドラマ過ぎず、コメディ過ぎずの程好い具合に見えた。

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うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)

4.0前置きが長い気もするが見たいものを見せてくれる…がエンドロール…

2023年8月21日
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鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

単純

県庁の星とオケ老人を混ぜたような映画で期待しているものをそのまま見せてくれる良い映画だったと思う。
根本的にエンタメ作品なので細かいことをツッコむよりも、頭空っぽにしてみたほうが良いです。
暴れている阿部寛って新鮮だったのでそこも良い。
後半の憑き物が落ちたときの演技の方が自然な感じはしましたがw

不満点は2点。特に2点目がでかい。
1点目は、前半部分の「熱血すぎて暴力的な刑事が現代のコンプラに馴染めずに左遷されてやさぐれている描写」が割と長く冗長に感じる。
その分後半以降のカタルシスにつながるのかもしれないが、刑事が改心していく描写が納得しきれない、わりと軽いので、それなら前半部分も削って良かったのでは?と思う。
2点目はエンドロールが髭ダンだったこと。
普通にいい曲だと思います。ヒゲダンも別に嫌いじゃないです。
ただわざわざ音楽隊!の映画で直前まで音楽隊の演奏してて気持ちよく終わったところに、何の関係もないヒゲダンが流れてきたのは意味が分からなかった。
普段邦画見ないんですが、邦画のこういうところ嫌い。
スポンサーの都合とか色々あるのかもしないけどさぁ…

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tokoro

1.0内容が昭和チックでやり過ぎでしょう

2023年8月16日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

単純

今時あり得ないほどの古臭い熱血刑事、仕事仕事で娘からも見放されるダメ父親
今時そんな人いるかぁ?最初から内容盛り過ぎなんだよーーー
そこからの音楽隊に左遷。当然グダグダから始まり…そこからの逆転。
って初っ端で設定が大げさ過ぎて見てられない。
その後はもう結果が見えてきたので早送りで見ました。
最後はやっぱりそうなるよねぇ

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節子

3.0素晴らしいセッション

2023年7月31日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

音楽だけじゃない、
互いに協力し合い、ひとつを成し遂げる素晴らしいセッション。

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上みちる

3.0ストーリー自体はありがちだけど、阿部ちゃんの表情がどんどん変わって...

2023年7月29日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ストーリー自体はありがちだけど、阿部ちゃんの表情がどんどん変わっていく姿は良かったかな。
みんなでセッションする楽しさは伝わってきました。
何も考えずに観るにはちょうどいい映画です。

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よっしー

愛知県警察音楽隊

2023年7月28日
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鑑賞方法:VOD

税金泥棒と言われても仕方ない最悪の警察官。バッジを没収されて民間のバンドに出向中ならともかく少なくとも警察手帳を装備する警察官には違いなく部署が警視庁音楽隊なだけ。あとは人種差別してる連中かキャリアか花形部署の連中かの違いだけ。専門外の部署に飛ばされて悔しいのは理解出来るが周囲に八つ当たりなんて論外だし最悪だし。文句があるなら警察庁警務部(人事部に相当)に文句を言えばいい(所轄の分際で本庁殿に異議申し立てなんて言える訳がないから現場に八つ当たりするしかない最低な警察官)。それから全員が文句を言い合い喧嘩が絶えずにチームワークとは無縁の警視庁音楽隊。嫌なら辞めろ。そんな連中に税金から給料が支払われると思うと吐き気がする。まだ賄賂漬けな悪徳政治家の方がマシ。仕事あるあるだが好きな仕事して給料貰えるなんて超ラッキーでしかない。99.9%の社会人が嫌な仕事を割り切って給料貰って生活してる。我慢出来なければ転職。強制労働じゃないんだから無理して仕事するより代わりはいくらでもいる。最後に捜査したいなら休日に捜査すればいい。休日は自由なんだから自由時間を捜査するのは自由。捜査結果を捜査本部に報告すればいい。但し、警察官として報告するのではなく民間人の通報として報告すればいい。要は刑事としてのメンツが大事なのか刑事の真似事をしてでも捜査の役に立ちたいのか。

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HILO