劇場公開日 2021年5月14日

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ファーザーのレビュー・感想・評価

全328件中、141~160件目を表示

4.0認知症、外から見るか中から見るか

2021年7月24日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

知的

ホプキンスの一挙手一投足を見逃さないで一言一句を聞き逃さないでほしい!
知的で見事な密室劇!しかし心象的にはどんどん拡がり深くなり無重力に吊るされます。そして誰もが途方にくれる。

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ケセラッセーラ

3.0認知症を体験する

2021年7月24日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

難しい

●モザイク画の様に時間軸や登場人物がバラバラに出てくるので混乱する。
何が正しくて、何が間違いなのか分からなくなる。
この感覚で生きていたら、気が狂うなと、認知症の怖さを味わえる。

●アンソニー・ホプキンスの演技が凄すぎて号泣する。
猟奇サイコパス殺人鬼が印象深い俳優さんなのに、殺気がない。虚空の彼方を見つめている表情が、認知症の人の表情そのものでゾクっとする。
頬を平手打ちされるシーンでは、「やめて!その人が本気を出したら、あなたは豚の餌になるわよ!」と相手の心配をしてしまう。

●周りを固める俳優陣の演技力が凄まじい。
忘却される娘を演じたオリヴィア・コールマン。
はぁ。とため息を吐いたり、悲しさで震えて嗚咽して泣く姿に共感して号泣した。
気持ちだけで側にいることは難しい。

●とにかく終盤はずっと泣いていた。
未だかつてないほど不安顔をするアンソニー・ホプキンス。

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@花/王様のねこ

4.0しんどかった

2021年7月23日
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鑑賞方法:映画館

認知や記憶に障害がある人は、
人も、時間も、場所も、記憶も
こんがらがってしまって、
こんな風に感じながら
生きているんだな
ということがよく分かりました。
本作では
不安、怖さ、さみしさ、怒り、悲しみばかり感じられて
あまり救いがなく
観続けるのがしんどい時間もありました。

人間誰しも歳をとるけれど
歳をとることは
嫌なこと、だめなことだけでは
あってはいけない。
歳をとるのが楽しみな
先輩方の人生の閉じ方も
たくさんあるはずです。

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アツコ

4.0自分を見失っていく、という、ある意味ホラー。

2021年7月23日
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クリストファー

4.0認知症の擬似体験

2021年7月22日
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鑑賞方法:映画館

貴重な体験が出来て良かった

過去と現在と
幻想と現実とがぐるぐる
もう、何がどうなっているのか
わからない
頭が混乱して怖くなって疲れ果てて
最後は理解しようとすることも
諦めてしまいそう…
歳をとるのが怖くなった

早く安価な特効薬が
出回るようになって
高齢者が認知症から
解放される未来を熱望する

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xxminaxx

4.5認知症目線という斬新、かつ涙目。

2021年7月22日
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今年の アカデミー主演男優賞 受賞した
アンソニーホプキンス 主演
名演技というカテゴリーを完全に超えた。

単なる 認知症 の話ではない。
映画全体が “認知症目線” で進む。
だから記憶と展開が崩壊。
体験した事ありますか?
一歩間違えばタイムリープSFですよ。
誰にも話が伝わらなく
聞いた事と違うんです。
こんな辛さは無い。

私の父も6年前に亡くなり最後は認知症だった。
伝わらない地獄だったんだなと。
父を思い出して泣いたがそれは悲しさではなく辛さの涙。

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溶かしバター大盛りポップコーン

5.0「さ迷い、失い行く」を体験する

2021年7月14日
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鑑賞方法:映画館

正直、和解と許しの物語か、と勝手に想像していた。
だが期待を裏切るストーリーは、
ヘタなホラーよりも格段に恐ろしく、
ヘタなサスペンスよりも格段にハラハラさせられる。仕上がりだ
おかげで何が事実で何が虚構か。
誰が誰で、いつ、どこなのか。
ときおり見せつけられる現実に、観客は主人公と同じ体験を強いられ、
恐怖と混乱と絶望に陥れられる。

唐突に始まる物語は舞台劇のようで、さほどシーンに切り変わりもなく、
派手さなどもってのほかだ。
だが上記のようなミスリードでたたみかけられると、もう勘弁してください
というほかない。

主人公のような人物像はよく、第三者目線で描かれるが、
これは当事者目線の物語である。
物語として一貫性を欠くにもかかわらず、起承転結が整い
観客を置いてゆくことのないシナリオ構成は圧巻。
もちろん主演、アンソニー・ホプキンズの演技も抜群で、
まだ見たことのなかった世界観があったのか、と唸らされる仕上がりだった。

そしてそこはかとなく切ない。
正しく認知できなくなった時の、人の「尊厳」についても痛いほど考えさせられる。
ラストもあそこで切れるなどと、魂レベルでえぐられた。

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N.river

4.5老いの不安、悲しみを描いた名作

2021年7月12日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

知的

認知症の父親と、彼の世話をする娘のやり取りを中心に、老いの不安と悲しみ、周囲の困惑と辛さを丁寧な展開で描く。脚本がとても良くできていて、それを演技力の非常に高い俳優さんが演じているので、リアリティーがあり過ぎて、観ている方も双方に感情移入してしまって辛くなってしまいました。
年齢をとって、身体だけでなく記憶力や判断力も衰えてしまい、自分が自分でないように感じられ、周囲からも邪魔にされ、重荷に感じられているのだろう、見捨てられてしまうのじゃないかと不安になって、疑心暗鬼になり、悪い妄想に苛まれる気持ち、とてもよくわかりました。自分の親や自分自身にも、いつかそういう時が訪れるのだろうと思うと、誰にとっても他人事とは思えない映画だと思います。

私の父も認知症だったので、最後の方は娘の私のことも誰なのかわからなくなってしまったけれど、性格的にすごく素直で穏やかで、人を疑うようなことは全くなかったので、幸い映画の娘のような苦労は私にはありませんでした。

4回目の緊急事態宣言が発表された週末の日曜午後に、池袋のシネマロサという昭和レトロ感漂う映画館で観ましたが、映画を観に来ていた観客の多くが、20-30代ぐらいの若者だったことに、少し驚きました。

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Rosa

4.0認知症側の世界

2021年7月10日
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泣ける

悲しい

難しい

何よりアンソニーホプキンスの演技が素晴らしかった。
認知症の世界がよく描かれており、観ながら自分もそれを体験しているかのようだった。

派手なアクションもなく、単調なシーンも多そうなのに、飽きることなくあっという間に終わった。
観て良かったと思う。

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すらにゃむ

4.0メンタルにきた

2021年7月9日
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鑑賞方法:映画館

予告編やパンフレットのイメージで、認知症を患う父と娘の感動大作かと思って観てしまい、衝撃を受けました。素晴らしい映画体験だったけれどメンタルがやられました。そして、高齢の両親に見せたくないと思ってしまった…。

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mtk

4.0頑固でお茶目

2021年7月8日
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なお

4.0悲しい

2021年7月7日
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 当に、舞台芝居を観た感覚に落ちたのは私だけでは無い筈。本当に稀有な本人目線からの感覚、感性を気を衒わず描く。悲しい。

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ロッキー

3.5かなり怖い。ラストおじいちゃん可哀想。

2021年7月6日
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怖い

認知症により、パーソナルリアルと現実世界が乖離して崩壊する話。アンソニー・ホプキンスの演技が光り、主人公に感情移入してしまう。二回観てもよいかもしれない。年をとるとああなるのかという、恐怖を味わえる。福祉は大事だな。

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鉄牛

3.5老いを疑似体験

2021年7月4日
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YK

5.0何故アンソニー・ホプキンスが名優かが分かる映画

2021年7月4日
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悲しい

怖い

難しい

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でゑ

5.0何故アンソニー・ホプキンスが名優なのかが分かる映画

2021年7月4日
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悲しい

怖い

難しい

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佳之

4.0名優ホプキンス

2021年7月3日
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ホプキンスの一人芝居を観ていたかのようでした。
重く、散漫とした印象になりそうな話を彼の演技が説得力のあるものにしています。

脚本が素晴らしい。
認知症の人の頭の中はこんなふうになっているのか、と体感させてくれます。

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marco

4.0斬新な演出?

2021年7月1日
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悲しい

知的

難しい

いわゆる痴呆症の人の演技は、たくさん観ている気がするけど、痴呆症の人の一人称の視点は、なかなかないのでは?
最後まで、どうなってるんだろう?と理解できませんでしたが、痴呆症の人は、常にこんな感じなんだろうね…。変な意味で、よく理解できました。そういう意味で、よく出来た映画だと思いました。もう一度観ると、さらに評価があがるかも?

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kawauso

4.0まったく笑えません・・・

2021年7月1日
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泣ける

悲しい

怖い

ツラすぎます。
辛すぎて、まったく笑えません。

役名アンソニーって…本名やん
アンソニー・ホプキンスも覚悟を決めたんでしょうね。
あ~つらい。

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赤囲碁

3.0恐ろしい映画だった。

2021年6月26日
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そんじょそこらのホラー映画なんか目じゃない。認知症を患う81歳の男の話しである。そして視点は患者。頭の中に過去と現実が蜘蛛の糸にからめとられてしまう。その混沌は足掻くほどに心身を疲弊させていく。おまけに死神からの招待状は届かない。既に老人ホームに入ってしまっている状況からの彼の独白のようだ。認知症は患者にとっては醜い現実から逃れることを可能にする病ではない。人間の意識は実に恐ろしいと痛感してしまった。しかし救われたのはラストシーンに映し出された木々の葉っぱやそこにそよぐ風だ。人も自然のなかのひとつなのだと…だから、どうと言うことはない。辛くなったら木々の騒めきを心耳で聞いてみることにしよう。

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はる