ファーザーのレビュー・感想・評価
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ドーターでもいいかな
2021年12月3日
映画 #ファーザー (2020年)
認知症の方の視点から、認知症による症状を描いた作品
認知症の方って表情とか乏しくなるところを #アンソニー・ホプキンス が上手く演じている
自分がこうなるかもしれないと思いながら見ると怖くなる
一種のサスペンスにも見える映画ですね
傑作です
脳と言う組織を考えると
全ての根源がここにあるな。と実感できる作品。
実母が実祖母の介護に関わっているからだろうが、作品鑑賞をしつつボヤキを入れてしまう
「自分で出来る言うてるんやしやらせてみーや。
やらせておっ死んだらおっ死んだねって骸に言うたれよ。それでは納得できない自分が自分を苦しめてんねんで」
とw当事者じゃないからこそ出来る無責任感想だが。強ち的はずれではない筈です。タンパク質の澱みに帰着したウィルスが乗り物として製造開発した動物の一部である人間の終末課題=認知症と映画に対する感想ダン
脚本と言うよりは…
ストーリーよりもアンソニーの演技を褒める声しか聞こえず、なんでなんだろ?と思ってたけど観て把握
ガチで認知症の進行具合がわかる映画なので、結構観ててしんどい
しかも発症してる本人からの視点なので、今回アンソニーが賞を獲ったのは演技+精神力への賛辞だと思う
観客に体感させる事に成功している!!
主人公はメモを取ったり自分で考えたりはしないので、初めはあまり共感はできませんでした。次第にどうにもならない状況で惨めな気持ちになりました。しつこい演出等は全く無しに、観客に体感させる事に成功していると思います。自分がこの状況になったら、過去を振り返る価値はもうありませんが、食べ物の確保を行いつつ、一日一日新たな気持ちで生きていくしかないと思います。
答えがあるなら
私には低評価も高評価もつけれない。
なんだろう。なんか腑に落ちない。いつから映画はこんなに社会問題ばかり取り上げるようになったんだろう。問題提起として考えるには素晴らしいのでしょうし、映画の価値や意義を高めるには必要なんだと思うけど。これをコミカルだともシリアスだとも思えない。
本当に認知症の人の苦しみを考えてどーすれば穏やかに幸せに暮らせることができるのかの答えを知りたい。。。
映像と演技と構成は良かったと思います。が、取り立てて工夫されてるとは思わなかったかな。淡々としています、介護する側もされる側も特に救いはありません。素晴らしいとしたら演者さんの力かな。
その先は
題名からしてお父さん目線で書かれているのかなと思った。時が進む度に人が変わってたり、名前が一緒なのに容姿が違ったり…これは認知症の人の感覚?と思った。
自分は1人で大丈夫と言うけど、娘を認識出来てなかったり亡くなっただろう下の娘のこともまだ旅行に出てると信じてたり。
なんか切なかったです。施設に入って記憶が少し曖昧になって娘ではなくママを呼んだり。あのままどんどん記憶が曖昧になっていくんだろうか。葉が落ちていくように…という例えがなんとも、もどかしいんだろなと想像した。切ない…。
わたしには、ただの、認知症ドキュメンタリーにしかみえないのだが‼️❓
ひたすら、昔の名優が、認知症の姿を見せるだけ。
わたしには、何を感じて良いのか、戸惑いだけが残りました。
ただ、大金持ちの自慢にしか見えませんが。
何か、後味の悪い、映画でした。
アカデミー賞の意味を知る意味で、是非。
心に響く映画。
とても衝撃的な作品。
現代では認知症が世界中で問題視されている中
患者側の主観で容赦ない演出は思わず目を
背けたくなるようなリアルさを表現している。
鑑賞中、何度も何度も取り残されたが、
その状態こそこの作品の最たる楽しみ方なの
だろう。アンソニーが見る世界を共有し、
認知症患者の苦悩を知ることができる。
真実は1つなのにまるで複数の世界を行き来
しているような気分にさせられた。
悪気は全くないのに、脈絡のないところから
突然飛んでくる心ない台詞には心を痛めた。
ラストに真実が明かされるが、繋がれば
とてもシンプルな一本線。
時々アンソニーの思い込みなども混ざるが。
避けられない運命の絶望感を感じながら、
自分のことかのように突き刺さる台詞と
初めて体験する世界、そしてアンソニー
ホプキンスの繊細で芸術的な演技に
圧倒され続けた97分でした。
来たるべき日に備えて
誰が観ても分かるアンソニーホプキンスの名演が光り、
その輝きのおかげでどっと辛さが押し寄せて来た。
親と「ボケたらボケた方は何もかんも忘れるから楽やなぁ」
「せやなぁ」なんて話てたけど、
考えが甘っちょろ過ぎた。
今作の見所はやはり認知症側の視点の部分だと思うけど、
たった90分観ただけの自分でも、
今自分はどこに居て、誰と居て、今いるコイツは誰なのか?
と頭がぐちゃぐちゃになるのに、
これを毎日繰り返すなんてとんでもなく大変な事。
迷い込んだ迷路から永遠にに出られない感覚に
とても疲れました。
介護側の辛さが描かれる事はあるけど、
患ってる方の苦悩を知るきっかけになりました。
日によって人格も性格も変わってしまうのだから、
対処の仕方が分からない。
本当に嫌な奴だと思ったら弱さを見せたり、
褒めてくれたり、感情がぶんぶん揺さぶれられるのだろうな。
来るべき日に備えて何も出来ないのだけど、
覚悟はしておかないと。
それにしてもアンソニーホプキンスの演技は
素人から見ても「これが今年の最優秀男優賞です」
と言われても納得出来るものでした。
ある意味怖い作品
認知症を患う主人公の目線と主観にて進むストーリーはとても切なく、アンソニー・ホプキンスの演技と完璧な脚本と演出で素晴らしい完成度だった。
見ていて実際にこうなるんだろうか…と怖ささえ覚える。
民族の違い?
ボケはじめの頃ってそれを指摘されるとごまかしたりするから発覚が遅れると聞いたけど、この主人公はキレまくりますね。民族や国民性によって認知症の症状って違うのかな?それがこの映画を見て一番気になったところ。もちろんアンソニー・ホプキンスの演技は素晴らしい。女王陛下のお気に入りで気に入ったオリビア・コールマンも素晴らしい。でも想像してたのから一歩もはみ出ない映画って退屈しちゃうよね。最後に急に弱気になる?子供に戻る?のも安直で舞台なら分かりやすくて良いのかもしれないけど映画では物足りない。
ママ
自分を認知する術は記憶な訳で、自己を絶たれていく恐怖が強烈である。子供のように泣きじゃくるアンソニーに絶句してしまう。彼にとって悪夢のような記憶がループするあたり、何もしていないこちらまでが何か罪悪感を感じてしまう。
人の記憶って
主人公の男性は、とても元気で何にも無く過ごしていた。だけど、自分で気づかないくらいに病気が進行していて健忘症になってしまっていた。
アンソニーホプキンスが演じる男性は、実際しているかのような演技で観てる方に何の違和感も与えない。
自分の記憶が分からなくなってしまう病気を外からみる作品は、多いなと思うけど。
自分がなっている作品って珍しいなと感じた。
実際に自分がなってしまうとこういう事になるのかもしれないと少し怖さもあった。
自分が思っているもの全てが違ってしまっているというのは、とても怖くて悲しいなと感じた。
身近な人やこういう人達に出会った時に少しだけ、今までとは違った視点から相手と接する事が出来る様になるかもしれない。
残酷な現実
1人で介護していた母を老人ホームに入居させたばかりの私にとっては、ただの映画ではありませんでした。
介護する側はただただ必死の日々を送りますが、介護される側もこんな毎日であるなら、それは恐ろしいだろうと思います。
この映画は面白いとか面白くないとかでは無いです。
ドキュメンタリーだと思って観るのが良いのかもしれません。
《認知症における『混乱』とは》
認知症とは「老化による脳の衰え」だ。決して「病気」ではない。
肉体が若い時と同じことができないと同様に、脳も若い時と同じことはできないのである。
記憶力や認知力が衰えることを簡単には受け入れることができない、事実と妄想の区別がつかなくなる、できない自分にいら立つ、それらを短い上映時間の中で表現されている。
最後には「子供返り」の様な場面がある。「人生を降りていく」描写に救われたような感覚が残った。
素晴らしい演技でした。
どれが現実でどれが妄想なのか夢なのかが全く分からないので、不安を煽られますね。
全ての方が認知症になるわけではないですし、例えなったとしてもこのように感じるわけでもないみたいですが、いつか自分にもこのような時が来るかもしれないと思うと、かなり怖いですね。
ただこの作品はそれだけに留まらず、哀しみや人の優しさ、親族や介護する方の大変さと大切さがよく分かる作品でもありましね。
それにしてもアンソニー・ホプキンスさんの演技力の凄さにはまさしく脱帽ですね。
ホプキンスさんあっての作品と言っても過言ではないですよね。
素晴らしき、擬似体験
これは凄いものを観てしまった…。現実と幻想が入り混じり、認知症患者の混乱がダイレクトに伝わってくる、擬似体験を提供してくれるとんでもない良作。アンソニー・ホプキンスさんといえば、やっぱりレクター博士。主人公は博士、娘はクラリス、舞台は警察病院と設定を勝手に変えて楽しんじゃった😆
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