劇場公開日 2021年5月14日

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ファーザーのレビュー・感想・評価

全328件中、81~100件目を表示

3.5ある意味ホラー

2022年3月27日
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鑑賞方法:VOD

怖い

知的

難しい

認知症視点で描かれてる作品。

なにが正解でなにが不正解なのか、見てる側も分からなくなる映画でした。

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とまと

3.5ここは私のフラット(家)だぞ

2022年3月9日
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鑑賞方法:DVD/BD
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shimo

4.0迷路に迷い込むということ

2022年3月8日
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悲しい

知的

難しい

良く出来ている映画だと思う。

観ていると、人間関係やら時間の流れについて、混乱してくる。新しく入ってくる情報を頼りに混乱を修正して正しく把握しようと試みるけれど、その修正したものは更にその次に入ってくる情報によって打ち消される。そうやって修正を繰り返す。

まるで頭の中が迷路に迷い込んだよう。

見進めると、わかってくる。リアルに起きていることはひとつだけなのだけれど(当たり前だけど!)勘違いをし、自分に都合の良い思い込みをし、忘れてしまっているだけなのだと。辻褄が合わないのはそのせいなのだ、と。
ボケるということは、こういうことらしい、これがリアルだったらキツイなぁと、貴重な疑似体験をさせてくれる映画。

映画では、わからないことだらけで途方に暮れていると、傍らで優しげな女性が「お天気いいからお散歩しましょうね」と穏やかに言葉をかけてくれる。
その場面に、妙に説得力を感じる。
何も不安がらなくてもいいですよ、わからなくてもいいですよ、
それより体を大切にしましょう、いま生きている、大切なのはそれだけです、
だからおひさまを浴びましょう、外に行きましょうね…。
考えてみれば、人生、生きているうちに色んなものが沢山くっついて凄く複雑で煩わしくなっているけれど、本来、本当に必要なものはそんなシンプルなことなのかもしれない、と思ったりした。

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あま・おと

5.0当人の苦しみ

2022年2月27日
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映画とほぼ同じ状況を、家族の側でまさに今体験しています。当人が一番パニックで、どんなに不安で苦しむのか、追体験できる作品です。本当に参考になりました。

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rbhy

5.0自分のためにもういちど観たい

2022年2月22日
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hum

4.5悲しい

2022年2月13日
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鑑賞方法:VOD
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ケロケロケロッピ

4.0名優による、ぼやけていく世界

2022年2月10日
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鑑賞方法:VOD

認知症になった老人の世界を、老人からの視点で描き出している映画。
認知症の人にインタビューしたわけでもないだろうに、その全てが曖昧になっていく感じが実にリアルに描かれている。
認知症とまでは行かなくても、老いていくと皆多少はボケる。
少し先の自分の親の話でもあるし、将来の自分の話でもある。

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キブン

4.0混乱

2022年2月5日
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アンソニーホプキンスすごすぎる

ものすごい引力で引き込まれて
目が回るように混乱し続けて
苦しかったし辛かった

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namakemono

4.5悲しい、、、アンソニーの演技すごい

2022年1月23日
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gx4flc

5.0介護職の教材にしてほしい

2022年1月20日
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介護職の教材にするべき。
介護の現場ではつまらんハートウォーミングに帰着する映画を見せられるが、これが現実というものだ。介護福祉士資格を持つ者より

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シネマんディアス泉本

4.0"老い"を受け入れるまでの物語

2022年1月12日
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クライマックスに大きなネタバレがあるので、これを伏せてのレビューというのは中々難しい。

正直なところ、終盤までは退屈に感じてしまった。
認知症のアンソニーと、彼の強情さに翻弄されるまわりの人々、そのどちらにも感情移入してしまった。
その為、認知症高齢者の疑似体験…と言うほど主観的に入り込む事なく映画を見続けた。

しかし、ある出来事を経てここまでの印象がひっくり返る。アンソニーが見てきた世界や、彼自身への印象も大きく変わる事となった。

映画を見終えた今振り返ると、強情でいたアンソニーこそ、実はギリギリの一線に踏みとどまっていたのだと感じた。それを超えてしまってからの彼はもう。。

大衆向けエンタメと対を成す地味な映画ではある。
しかし、今後我々が必ず触れることになる"老い"。そしてそれを受け入れる過程を予習する意味でも、見る価値のある作品である事は確かだ。

アンソニーを演じきったアンソニー・ホプキンスの名演、その素晴らしさは見た者誰もが疑わざるを得ないだろう。
彼がアンソニーを演じたからこそ、この映画の余韻がより印象的に残るのだ。

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ジョイ☮ JOY86式。

4.0視点によれば

2022年1月12日
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ヒューマンドラマ?いや
サスペンスにもなりうる。

特徴をよく捉えており、さすが名優。

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たかひろ

5.0この映画で 痴呆 を学ぼう

2022年1月5日
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鑑賞方法:映画館

父親目線での進行は素晴らしいが、時おり 神さま目線にもなる。
最初はこういった混成は「観ていいる人間を混同させる」ので、ダメだと思ったが、
物語が進行するにしたがって、痴呆(ちほう)というものを理解するのには最適な手法だと気づいた。
実に素晴らしいシナリオ構成だ。

撮影も演出も完璧で、観ていて安心できる。
アンソニー・ホプキンスさんの演技も完ぺき。

日本版で対抗するなら、人生の終焉を描いた「生きる(監督:黒澤明)」でしょう。
そして、本作は”舞台映画”と言う事で、この実舞台を観てみたいと思った。

(レビューを消してしまったようなので、もう1度書き直しました)

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YAS!

4.0実際経験上

2022年1月4日
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鑑賞方法:VOD

悲しい

うちの祖母も同じ感じ。
まだ認知症にはなってないが、思い込んだらそれが現実なる。

看れる人がいないと施設に入れて面倒みてもらうしか方法がない。

本人は帰りたがるが1人での生活はムリな為帰せない。

重なる部分多すぎて涙出た。

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yuu

4.5私は正常なのに、世界は狂っている

2022年1月1日
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鑑賞方法:DVD/BD
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マツドン

4.5認知症を題材としたサスペンスフルな体感映像

2021年12月30日
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鑑賞方法:VOD

アンソニーホプキンス演じる高齢の父が認知症を患い、その進行を追っていくヒューマンドラマの一種だろうと軽く見ていた これほどの傑作を見逃していたことを悔いた

認知症のアンソニーと娘アンの生活を俯瞰で追っていくうちに、見事にアンソニーの主観と入れ替わり、当人の混乱する様を見るだけではなく、体験することができる
これほどの洗練された映像演出は見たことがない
CGなど一切使わず編集と演出で見るものを引き込むだけでなく疑似体験させる その卓越した技法だけでなく、名優の演技が掛け合わさることで、変わり映えのしない映像かつ最小限のキャストにもかかわらず最大限の魅力を引き出せていると感じた

アンソニーの混乱と不安を体験することで、サスペンスフルな展開になり見ていて緊張してくる
こんなコンパクトな映画で新しい感覚に陥れたことがうれしい 映画の素晴らしさに改めて気づけた

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bp

4.5すべての枝から葉を失うように・・・

2021年12月30日
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鑑賞方法:DVD/BD

俳優の演技力、映画の構成、舞台、どれをとっても極めて秀逸な作品がだった。
アカデミーをとったアンソニー・ホプキンスの演技力は人の感情を昂らせるほどのものであったし、娘のアン役のオリビア・コールマンをはじめとして他の役者も「自分の傍にいる他者」を演じ切っていた。

しかし、さまざまなコメントを見ていると、この環境に接したものではなければ理解できない世界かもしれないということも否定できない。

まず、言うべきことはこの世界には客観的な視点などないということだ。
おそらくはこの環境に一度として身を置いた経験のある者は言うだろう。
自分の「この」世界を確かなものだと信じたいがために、世界を自分とは異なる見え方を持つ者に対しては躊躇いもなく「たわごとで自分が正気を失いそうになる」と毒づく。おそらくは誰もがそうなのだろう。

自分の時計を「盗み」に来る者は、自分の生活を「奪い」に来る者だ。それはマーク・ゲイティス演じる男であり、ルーファス・シーウェル演じる男であり、また娘のアンもそうだった。

画面を通して私たちが受け止めるフラットの風景から私たちは彼の心象風景を映しとる。自分が誰であっても、周りのものが誰であってっも、私の世界は「私のフラット」そのものであり、それ以外の何ものでもない。

時間と空間、自分を「客観世界」に繋ぎ止めるものに揺らぎを感じた時、人は不安を覚えるものだ。この世界を、当然であるかのように思い生活している日常性こそが、フィクションであることに気づかなければならないにもかかわらず、それに目を向けない。

ここに書かれているレビューのほとんどが見当違いのこのをしているのだが、それもまた客観世界のフィクションを証明していることだと思ってしまう。
だから、その「ずれ」を直すため、側から見れば見当違いなあり方で、それはレコードの飛びを直すのと同様にCDを丁寧に拭くことと同じ作業を繰り替すことでしかできないのかもしれない。

俳優の演技力、映画の構成、舞台。
私たちの日常は、父親アンソニーの言葉にもあり、それは俳優アンソニーの言葉でもある。
他の者たちの言葉もまた役の上の言葉でもあれば、一人ひとりの役を超えて私たちがけとめる「実在」の言葉でもある。

最後の最後に誰もが「世界」を共有し合う言葉を持ってきたのは、この作品が名作であることの証左でもあった。

The Fatherが繰り返すMom(Mother)。
これは、私たちがMatrixに哀哭する瞬間が共通にあることを痛切に思い知らされた瞬間でもあった。

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critique_0102

5.0人間の温かみを感じる確かな映画

2021年12月29日
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鑑賞方法:映画館

 この映画を観た誰もが、アンソニーホプキンスの芝居に圧倒されると思うが、他の出演者の演技もいい。 映画の構成が巧みで、ホプキンス演じる認知症の老人の心を追体験しているような気持ちになる。 自分を失ってしまう不安や恐怖、そして悲しみの感情で、終始心が揺さぶられ続けた。

 母を自宅で見送った記憶が新しい私には、 介護していた時に感じていた不安や絶望感などの感情が次々と蘇ってきて、正直、胸が苦しかった。 母が存命中にこの映画を観ていたら、もっと優しく接することができたのにーという思いにもかられた。

 監督は想像していたよりも若い42歳。 才能のある芸術家の想像力の豊かさとは、本当に凄いものだと思う。

我 々人間は、現実の前には全くの無力だ。 それでも、人間には確かに温かみがあるのだ。 それを思い起こさせてくれた、確かな一本だった。

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Garu

5.0圧倒的全人類鑑賞推進映画

2021年12月11日
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今まで邦画洋画様々な認知症を題材とした作品を
観てきましたが、ここまで胸に鉛のような
苦さと重さを感じた作品はありません。

自分だったら、または自分の周りの大切な人が
こうなってしまったら、そう考えずにはいられない…。
ただ作品を楽しむことは難しい。
それくらい他人事ではなさすぎます。

そしてなんと言っても素晴らしいのが
アンソニー・ホプキンスの演技力。
ほんとに瞳の揺らぎから佇まい、指先に至るまで
非の打ち所なし!!!!なんて魅惑的なのでしょう。

これからも人間として生きていくなら
絶対絶対絶対見るべき。

もしも自分がその立場になった時、
この作品を知っているか知らないかで
優しさや思いやりに必ず違いが出ます。

自分や周りに愛を持って生きるために、
欠かせない映画のひとつです。

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ユリ

4.0不安と恐怖

2021年12月5日
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鑑賞方法:DVD/BD

アンソニー・ホプキンスの演技が光っています。認知症患者の視点から描かれた本作は我々の心に深く刺さる名作です。静かに流れゆく時間の中で時に知らない人物が登場し、知ってた人物が居なくなり、場所が変わる。どんなに不安で、心細いか。怖くて切ない。

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Misty