ムーンライトのレビュー・感想・評価

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ムーンライト

劇場公開日 2017年3月31日
252件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

人種、ジェンダー、マッチョ幻想

黒人差別を扱った作品は数多くあれど、黒人コミュニティのなかの男らしさを強要するようなジェンダー差別に切り込んだ作品は、滅多にない。弱い者たちが夕暮れ、さらに弱いものを叩く。差別の被害者たちもどこかで別の対象を差別している。

本作は、人種的マイノリティの中のさらにジェンダー的にマイノリティの主人公が受ける何重もの苦難を描きながら、美しい恋愛映画でもある。
黒人男性社会のなかのマッチョ幻想はかくも息苦しい。ゲイでひ弱な主人公は、大人になるとマッチョの鎧を着込み、「いかにも」な外見になっている。そうして鎧をまとっていなければ生きられないコミュニティなのだ。
そんな彼が鎧を脱げるのは愛する相手の前でのみ。金歯のグリルを外すシーンが象徴的だ。

人種差別だけではなく、同性愛差別、そして男性社会のマッチョ幻想の抑圧をも描き、愛することの素晴らしさを説く。人が寛容になるために必要なものはなんだろうか。

ローチ
ローチさん / 2017年12月26日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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誰のもとにも優しく降り注ぐ、普遍性に満ちたラブストーリー

息が止まりそうなほど静かで美しい。オスカーを受賞したことを一旦忘れて、ニュートラルな心持ちでじっくりと味わいたくなる作品だ。

ドラッグ、過酷ないじめ、母親による育児放棄、同性愛といった、どれひとつ取っても重くのしかかってくるような題材を描きながらも、独自の色彩美と、月明かりに照らされ胸の中まで透き通っていくかような神秘的な趣が全ての存在を包み込んでいく。決して社会派ドラマなどではなく、これは自分の人生に影響を与えた様々な人たちに向けた純粋なるラブストーリーなのだ。そこにはもはやLGBTという言葉すら必要とすることはない。月明かりが誰のもとにも優しく降り注ぐように、観る人を分かつことのない普遍性がどこまでも広がっている。

登場人物は少ないが、誰もが印象的だった。彼らもまた、それぞれが月のように独自の輝きを放ち、様々な意味で主人公を照らす。人が歳を重ねて、成長していくことの意味を改めて教えられたような気がした。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2017年3月30日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:試写会
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抑制がもたらす興奮はかくも強烈なのか!? ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

マイアミの貧困地帯。何かにつけて仲間たちに虐められている少年、シャロンを匿ったドラッグディーラーのフアンは、決して、暴力には暴力で対抗しろとは言わない。思春期を迎えたシャロンは友達と連んでいきがったりせず、月夜の浜辺で"永遠の一瞬"に体を震わせる。今や逞しく成長した青年のシャロンは歯を金で固め、筋骨隆々のボディで自らをガードしているが、何が彼をそうさせたかは観客に想像させるのみ。等々、かつて見てきた黒人映画のルーティンをことごとくスルーし、ひたすら優しく、知的で、且つ、エモーショナルでエロティックな愛のストーリーとして全編を全うしている。抑制がもたらす興奮はかつも強烈なのか!?その余韻は未だ熱を帯びている。

MP
MPさん / 2017年3月27日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 知的 幸せ
  • 鑑賞方法:試写会
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75点 ネタバレ

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リアルー
けど雰囲気が好きな映画!
けどおかまっぽさは見受けられなかった!
最後あっけなく終わった気がした

コウセイ
コウセイさん / 2018年2月1日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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繊細で、おとぎ話のよう

なかなかどう評価して良いのか、難しいです。
LGBT的なことは置いておいて、ドラッグやイジメなど、わかりやすい題材を使っているのに、全然実感がないというか。
ある種、おとぎ話のようでした。

一部、二部でのことが、三部ではレイヤーのようになって、深みのある繊細さを感じさせました。

オリジナルスコアはイマイチでしたが、使用楽曲はとても良く、中でもカエターノ・ヴェローソの歌声にはハッとさせられました。

凪
さん / 2018年1月23日 / PCから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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想いが成就した筈なのに幸せそうには見えない ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

美しい映像で描かれる、矛盾をはらんだ世界。
見かけは長年想っfていた相手と結ばれたハッピーエンドなのに、なぜだろう。厳しい現実に押し潰されてしまう哀しい未来しか想像できない。

なお
なおさん / 2018年1月20日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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不幸、幸せ

生まれてきた場所によって幸せや
辛さが変わるのだろうか
子供の頃の環境は人を左右すると思う
必ずしも辛いからと言って悪いわけでもないし
満たされてるからって良い訳でもない

私はどうだったんだろう
両親もいる、住む場所も自分の部屋もあった
貧困と言うほどでも無く裕福と言うほどでもなかったように思う
兄にかなりイジメに近い事をされたがそれ以外は
至って楽しくやっていた
家族愛を肌で感じるほどでもなかったし異性からも特別何かがあるようなこともなかった
長い間片思いをしていた、これはかなり辛かった
結果は勇気がないまま県外に
シャロンからブラックへリセットしたかったのかも
今も多少のプレッシャーを感じつつそこそこ楽しく生きてます。

カルヴェロ1952ll
カルヴェロ1952llさん / 2018年1月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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月明かりの下 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

なぜだか分からないが、冒頭から引き込まれるように画面に釘付けになった。フアンがかっこよすぎて、もっと観たかったなーなんて思いながら観ていた。

「自分で決めろ。他の人に決めさせるな」リトルもシャロンもブラックもその時々の選択は、自分で決めることができていたのだろうか。何よりフアン自身も。

自分の居場所がないと思ったとき、途端にその場や状況は、自分にとって都合の悪いものになっていく。自分のいるべき場所、誰といるのか、どこにいるのか、何を思い、考え、感じて生きていくのか。

分かりやすい答えは出てこない。メッセージ性はたくさんあるのに、分かりにくい。分かりにくすぎて、気づかない。それをどこまで観ている側が受け取れるか。もちろん、受け取れるのが良いということではないが。

三章に分かれているこの映画だが、その間に起きたことをどれだけ読み取れるか。これももちろん、描かれていないので読み取れるのが立派ということでもない。

登場しないことと存在しないことは全く違う。起きてないのことと描かれていないことも全く違う。フアンの死は描かれていないが、三章のシャロンを観れば、それまでどんなことを感じて生きているかが想像できる。

月明かりとは、月自らが放つ光ではない。そういう解釈をすると、陳腐な言葉になってしまうが、輝きだけが人生ではないし、素晴らしい生き方だというわけでもない。少なくとも、誰かを照らすことができるだの、人は1人では生きていけないだの、と言いたかったわけでもないだろう。

ちゃーはん
ちゃーはんさん / 2018年1月9日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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すらすら観れる

テーマが色々あっていっけん重たいが、なぜだかすらすら観れた。
黒人社会が具体的に描かれていてリアルな感じがした。
自分が決めろっていうことが全てだと思う。

ひかる
ひかるさん / 2018年1月7日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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童貞物語 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

なんなんだ?
親友(初恋相手)に数十年振りに再会してカミングアウト・・・
つまらない作品でした。

ひぃちゃん
ひぃちゃんさん / 2018年1月5日 / PCから投稿
  • 評価: 2.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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とても静かな映画です。 過酷な人生だけど、正しく生きることは難しい...

とても静かな映画です。

過酷な人生だけど、正しく生きることは難しいけど、自分を思ってくれる人がいれば、生きていける。そんなシンプルなメッセージを受け取りました。

そして、見ている観客も、今までシャロンは、辛い人生だったけど、これからは心穏やかな人生を送れるようにと、願わずにいられないでしょう。

ゆう
ゆうさん / 2017年12月31日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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もう一度、映画館で。

映画館で観たかった...。前評判よすぎて、少し見劣りしたかも? 全体的に美しかった。長くて切ないPVといった感じ。

ESSAI
ESSAIさん / 2017年12月31日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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とにかく凄い

自分の母親がこの映画が公開されている最中に気になっていた事を思い出し、借りてみた。

まず、映画が始まって早々にスルッとストーリーに入り込めたのは久々だ。映画は最初がとても肝心だとおもうから、そこは満点に近い。

そして何より役者達の迫真の演技。主人公のそれぞれの歳を勤めた役者達は幼い頃から変わらないものをしっかり演技として現せていたことに感動した。また、フアンやケヴィン、母親もかなりの凄腕演技だった。総指揮製作がブラッド・ピットであることが役者達の演技から伝わってくる。

全体的に無駄なシーンがなく、視覚的に訴えてくるから映画としては凄く好きだが、いじめ、人種差別、性差別、社会の理不尽さなど、色々多く盛り込み過ぎて肝心な愛の部分が伝わりにくかった。

おがちゃん
おがちゃんさん / 2017年12月27日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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誇り高く、全てを受け入れるような包容力のある父性

全編ブルーに彩られて、その青が作品を最後まで連れて行きます。

マハ―シャラ・アリの演技が心に残りました。

誇り高く包容力のある父性を自然に演じていて、あ〜このような人が身近にいたらな〜!と思いました。

麻薬ディ―ラーなのに(笑)

この人のなんともいえない演技は観て感じて頂けたらと思います。

自分の財産になりました。

繊細な主人公の心の動きを大事にした作品で好感を持ちます。

まゆみ3
まゆみ3さん / 2017年12月26日 / フィーチャーフォンから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 知的 幸せ
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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月明かりを浴びて走り回ってると、黒人の子供が青く見える ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

映画「ムーンライト」(バリー・ジェンキンス監督)から。
う〜ん、評価が分かれるだろうなぁ、という感想で観終わった。
アメリカが抱える、人種差別や貧困、児童虐待、麻薬売買、
更には、LGBTなどの性的マイノリティなど、詰め込み過ぎという評価と、
何度か登場する「ムーンライト」(月明り)の場面に、黒人の主人公が、
暗闇、静けさの中で、きれいに浮かび上がってくる映像評価。
実は、作品の中で、こんな台詞がある。
「老女は俺をつかまえてこう言った。
「月明かりを浴びて走り回ってると、黒人の子供が青く見える、
ブルーだよ。お前をこう呼ぶ、ブルー。」
何気ないたとえ話かもしれないが、タイトルの「ムーンライト」を連想させる
言葉は、この「月明かり」しか出てこない。
またこの台詞の後「自分の道は自分で決めろ。周りに決めさせるな」と続く。
そのことを作品の軸に据えて、自分の行動を決めていったようにも見える。
構成を、1.リトル(少年期)、2.シャロン(思春期)、3.ブラック(青年期)と、
わざわざ3章に分けた理由を知りたい、とも思った。
アカデミー賞(2017年)、ゴールデングローブ賞(2017年)など、
輝やかしい賞を受賞した作品なのだけれど、平々凡々と暮らす、
日本人の私にとっては、なかなか難しい作品だったなぁ。

shimo
shimoさん / 2017年12月18日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  悲しい 知的 難しい
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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ララランドに続きアカデミー賞を受賞した作品‼️主人公がかわいそうだ... ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

ララランドに続きアカデミー賞を受賞した作品‼️主人公がかわいそうだと感じた😅ゲイであんなにイジメを受けるとは、母親もダメな人で麻薬中毒者‼️息子のお金を取らないで‼️とそう感じた‼️
そこらへんは、共感するけど🤔最後をもうちょっとわかりやすくして欲しかった‼️

たか
たかさん / 2017年12月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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オスカー受賞は政治的結果

「ドリーム(原題・Hidden Figures)」「ゲット・アウト」と黒人が主役の映画を見た流れで、オスカー受賞の本作を大幅に遅れて名画座で鑑賞。
辛い採点になったのは、併映の「マンチェスター・バイ・ザ・シー」のほうがずっといい作品だったため。
この映画を単独で見ていれば、★は4つに近い3つ半くらいはつけたいところ。
黒人世界を描いて、彼らの置かれる状況を知ることができたのは、見た意味があった。
しかし、それに絡む同性愛の部分が過大評価されている印象。
反トランプのハリウッドの連中が一斉にこの作品を支持した結果なんじゃないの?

トコマトマト
トコマトマトさん / 2017年11月29日 / PCから投稿
  • 評価: 2.0
  • 印象:  泣ける 悲しい 萌える
  • 鑑賞方法:映画館
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綺麗

とにかく海辺のシーンが静かで綺麗だった。
フアンと泳ぐシーンもそうだが、やはり2人で時間を共有してるシーンが衝撃だった。見た目は変わっても思いは変わらず何年も何年も抱えたまま生きてきたのだろう。この映画は理解するのに時間がかかりそうだ。

ゆめたす
ゆめたすさん / 2017年11月25日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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わからなくはないが…

話の筋は理解できるし、母親の後悔、謝罪には涙した。が、最後は何を言いたかったのやら…はて??

あみ
あみさん / 2017年11月19日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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妄想で補完

結構話が飛び飛びで、色々あって大人になったんだろうなぁの色々の葛藤の部分や各シーンの心理描写の背景などにあまり説明がないので、各自妄想して補うしかないという点が好き嫌いの分かれ目だと感じました。
あとはもちろん設定。

あまり考えずに各シーンをぶつ切りで楽しめる自分のような人間は、何も考えずに美しい映像美(特に色)と宮廷音楽的な音楽のミスマッチ感を楽しく鑑賞しました。

しかし、ゲイ設定必要だったのかなぁ?
作品にインパクトをもたらしたのは間違いないですし全然違う作品になるのは間違いないんですが、ちょっとテンコ盛り過ぎて疲れてしまいました。
片親で、母親がジャンキーで、足が不自由で、アフリカ系で、しかも同性愛者ってちょっとやり過ぎ。

映画と全然関係ありませんが、ラッパーがよくしてる金歯みたいなやつってご飯食べる時は外すんですね。。その印象が一番強いかも。

do_nothing
do_nothingさん / 2017年11月12日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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