劇場公開日 2017年2月25日

彼らが本気で編むときは、のレビュー・感想・評価

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4.0泣けます。

2017年8月30日
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男とか女とか母親とか娘とか血じゃない。人と人との繋がりが重要。後半ずっと泣いてました。

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あみ

あまりにもLGBT世界について薄い内容

2017年7月24日
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鑑賞方法:映画館

かなり興味ある内容であったが、冒頭から…あまりにもコテコテの展開でびっくり。まず教室内の黒板に「オカマ」とか「ヘンタイ」とか、書いてある。
物語の核になる少女トモの同級生の男子が性同一障害者なのであるが、それを表しているが、まず今の小学生がオカマなんていう言葉を平気で使うであろうか、まだ「オネエ」とかならわかるが、この時点で荻上監督の感覚の古さ、LGBTへの浅い視点でしか描けない力量を思わせた。学校でも、そのことについては全く触れていないし…学校の描写があまりにもお粗末なのである。
そしてトモの母親は男狂いで堕落した女性…この典型的なバカ母親像も、どこかで見たもので新鮮さはない。トモが叔父のマキオの元へ見寄せるが、そこで出会ったのがマキオの同棲相手、リンコ。そう彼が生田斗真演じる性同一障害者であるのだが…彼がトモの母親変わりとなって、マキオと共に新たに家族を作っていこうとする感動物語?になるはずだが、そうには残念ながらならない。
だいたいリンコのキャラがつまらないのだ。介護士をしているが所内での立場とか、全く簡潔にしか描かれておらず、LGBTであることで仕事上で困ったこと、トイレ問題とか、所内の患者との対応とか、普通の介護士といったもので面白味がない。同僚の男言葉を使う「ト書きを読まない」女優、門脇麦とのやりとりもどうでもいい。門脇が結婚するということで、それに対するリンコの憧れを描く為のキャラだが、それにしてもアッサリしていてどうでもいいキャラだ。
とにかくリンコが優しい性格だけでしか描かれておらず、それも生田がメソメソしすぎで見ていられない。マキオとの関係も本当に愛情があるのか、どうか、例えば一緒にお風呂に入るなどのシーンを入れてもよかったのでは?
更に必要かと思うのが、トモの同級生のゲイ、カイだ。カイが上級生にラブレターを書いて母親に自分の性癖が分かり、自殺を図るなど起こすが、解決策が見つからないまま、ドラマの中で影に隠れていく。どうもしっくりこない。
またラストがおかしすぎる。カイの母親の心ない行為でリンコやマキオの元へ児童相談所の人間が来たりして、トモの生活環境が問題視されたりするのだが、最後突然、男と別れた母親が来て、引き取ることになるのだが、おかしくないか?だって母親こそ、育児放棄しているのだから、やすやすと引き渡すリンコ達の気持ちが不明。養女にまでしたいと言っているのだ。もちろんトモが実の母親がいい、と言うが、状況判断から、それを止めるのがリンコやマキオの立場ではないのか?爪の甘さが、本作品を薄っぺらいLGBT問題を主題にしただけの映画になり、とても文部科学省選定作品で、かつ東京都渋谷区および渋谷区教育委員会が初の推奨作品に選定するほどの価値は見いだせない映画であった。

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魔道元帥レヴィス

4.0文芸坐さんでやっと観れた!荻上監督の作品は本当にどれも大好きで…で...

2017年7月18日
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文芸坐さんでやっと観れた!荻上監督の作品は本当にどれも大好きで…でも今回、生田斗真と桐谷健太って、ちょっと今までの感じ(小林聡美さんとかもたいまさこさんとか片桐はいりさんとか…)と違って、どうなのかななんて思っていたけれど。今回も温かいな。やっぱり荻上監督の作品の空気感がとても好き。それに生田斗真さんの演技力がすごくて。結局あの少年はどうなったのかな、とか、気になるところもあるけれど、本当によかった。悲しみをぐっと堪えて、過ぎるのを待って編んだ凛子さんだからこそある、芯の強さと優しさ。とても素敵でした。
凛子さんのように愛情深い人になりたいな。

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のん

3.5これは秀作。 室内場面での照明が少し暗いが批判する程でも無い。 人...

2017年7月13日
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これは秀作。
室内場面での照明が少し暗いが批判する程でも無い。
人物相関図には一対になっているところも有り見所の一つ。
緊張感有る長廻しが続き、滑らかに動くカメラに的確な演出力。
子役の女の子が素晴らしい。

荻上監督 一歩高みに上りましたね。

(2017年3月3日 TOHOシネマズ渋谷/スクリーン1)

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松井の天井直撃ホームラン

4.5さすが

Mさん
2017年7月4日
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生田斗真がスゴくリアルでした。
思わず涙

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M

5.0苦しい、悔しい

2017年5月11日
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沢山いるトランスジェンダーの友達の事を思い出して苦しくなった。彼らにとってはそれが当たり前なのに、社会から普通を押し付けられて生きていくことがどれだけ苦しいか勝手に想像して悔しくなって涙が止まらなかった。偏見を偏見と思えない思考回路を持つことは危険で恐ろしい事を思い知らされた。たまたま別の体を持って生まれただけの人が、大好きな人との子供が産めない事も、それを仕方ないって諦めるしかない事もとても悔しい。なんでうまくいかないんだろう。
トランスジェンダーの友達の一人が言っていた、「これは病気でも何でもなくて、そうやって生まれてきたもの。誰がこんな生きにくいマイノリティーに望んで生まれてくる?もう一回生まれてくるとしたら絶対にマジョリティーの方で生まれてくる」って言っていたのが忘れられない。一意見だし、きっともう一度トランスジェンダーで生まれてきたい、っていう人も沢山いるだろうけど、やっぱりあの友達のおもいの詰まった言葉を思い出してしまった。

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なっちゃん

5.0私も

2017年5月10日
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私はアメリカに向かう飛行機の中で見ました。
飛行機の中にもかかわらず涙が止まらなくなって
実は私も、40代後半の性同一性障害者です。
ストーリーの中で幸せなこと、悲しいことすべてに自分が重なってきて泣きまくりました。
病院にも掛かって、ガイドラインにも沿って2か所の精神科、婦人科で治療を受けています。
治療の結果胸も膨らんでいますし、既に男性としての機能はしなくなっていますが、工事はしていません。
私も最初は小学生10歳を前にして違和感を覚え、母の服を着たりし始めたのがきっかけでそれから40年間
まだ社会が今ほど開かれていない時代。
ずっと内に秘めて過ごしてきました。
両親は中学のころからは知っていた様ですが、何も言わず育ててくれました。
内に秘め、こっそり外で着替えては車でどこかに出かける程度で20代が過ぎ
30過ぎで流されるように結婚し、子供も2人出来ました。
世界が変わったのが同じく30過ぎくらいの頃でしょうか?
ネットが普及し情報が集まり、仲間も出来て、自分の意識がそちらに向かうようになり
日本でも性転換が出来るようになり、性別も変えられるようになったのはこのころからです。
妻ともいろいろとありましたが、今は容認してくれています。
皮肉な話で、結婚したとたんに世の中が変わっていったという感じでしょうか。
子供たちにはちゃんと話していませんが、既に知っているようです。
会社に女性として行ける様な状況になるにはまだハードルはかなり高いと思っていますが
既に会社関係者も何人かにはカミングアウトもしてしまっています。
この年齢もあり、どこまで出来るのか?常に自問自答しながら、また子供たちが映画の中にあったように不当ないじめを受けたりしないか心配は尽きません。
でも正直私は女性であり、女性として生きたい気持ちは強く、実は家庭には内緒ながら、知り合った彼氏とも7年以上付き合ってきました。
世間的に見れば異常かもしれませんが、何とかこんな状況を維持しているのが今の現実です。
良いのか悪いのか境目を探しながら、でも子供たちは成人させなければならないという責任感と、妻への感謝しきり。
そんな私にとってこの映画は本当に自分の過去と未来を考えさせられる映画でした。
本当にひたすら泣き続けました。
世の中の差別が無くなることは難しいかもしれません。
でもそんな未来が来ることを当事者の一人としてお話しすると共にこの映画の素晴らしさに感動しました。
ありがとうございました。

今度ぜひ映画館で女性として見たいと思っています。

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Mika

0.5うーん。。

2017年4月20日
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これみよがしの演出に感じられ、
リアルな造形とは距離がある気がしました。
久しぶりに途中で出てしまいました。
かもめ食堂は好きだったのになぁ。

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ライド

4.0心が温かくなる。切なくなる。

2017年4月9日
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ゆるゆる

5.0面白かったです

2017年4月5日
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面白かったです

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早紀

4.5少し元気が出る

2017年4月5日
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非常に丁寧に作られていて、クスクス笑ったり、うるっときたりで、いい映画を観たなぁと思える作品でした。
人それぞれ生まれ持った事情があり、親というのも皆未熟であり、人は困難を乗り越えながら少しずつ成長していくものなのですね。
少し前に、土竜の唄で生田斗真を観たばかりなので、そのギャップも面白かったです。

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ポンデ

3.0期待しすぎた

2017年4月1日
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・・
あれを108こ編むところに思わず笑ってしまった。
現実的に描かれていて、決してハッピーエンドとはいえないけどほんわかする映画だった。

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ちょん

5.0子供のことを考えた。

2017年3月27日
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泣ける

笑える

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だいず

4.0鑑賞記録

2017年3月26日
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年末に観た『土竜の唄』から間を空けずにやってきた生田斗真主演作品。当たりハズレが多いよなぁなんて、土竜の唄を観ているときは思っていたのですが、今回は良かったんじゃないかな!

セクシャルマイノリティーの人たちが出てくる作品ってたくさんあるとは思うのですが、自分がそのような人たちがいるのだと認識したのは上戸彩が出ていたシーズンの金八先生。あれから十数年くらい時が流れ、社会、いや世界的に考え方も制度も変わってきたように思います。本作で出てきた小池栄子のキャラクターのように、そのような人たちを奇異な目で見る人というのは今でこそいれども、もう数年経てば当たり前だと受容されているのではないかと思います。

ただ、今回のテーマは社会とか世界とかじゃなくて、目の前の「お母さん」に受け容れられるということのデカさだと思うのです。仕事柄、親との愛着関係について考えさせられることが多々あるのですが、子にとって親の存在がいかに大きく、代わりのないものかということを本作は描いています。自分は自分だと、強く立ち向かっていくことが後ろ盾なしに一人でできる人もいるかもしれないけど、「あなたはあなたで良いのよ」と言ってくれる肉親がいるという事実は、その人が前向きに生きていけるかどうかを大きく左右するんじゃないかなと感じさせられたのでした。

メジャーな俳優を揃えながらも芝居自体は抑制されたトーンで心地良い。桐谷健太があんなぬぼーっとした感じを出せるなんて…。トモちゃんこと柿原りんか(本作で初めて知りましたね)もいい!この子に関しては是非「涙のタイミング」に着目してほしい。絶妙!出演シーン自体は絶対的に少ないはずなのに存在感抜群の小池栄子も、すごい女優になってきたのかもなと思ったり。

今の時代に作られる意義のある作品なのではないでしょうか。もうすっかり上映は終わってしまっているかもですが、多くの人に観てもらえたらと思います。

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ヤッター

4.0家族とは

2017年3月25日
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編み物好き、荻上監督好きなので見逃せない作品。心待ちにして見に行きました。

想像していたより編み物三昧なわけではなかったけど、、編み物をしていると心がすーっと落ち着くというのは本当にそのとおりで。とっても共感。

主人公は小学生のごく普通の価値観を持つ女の子。
トランスジェンダーの凛子さん&叔父のマキオカップルと過ごし、そういうの気持ち悪い、と思っていた彼女の価値観が変わってゆく。

凛子の苦悩と、家族のありかた、をすごく考えさせられた。
母親って子どもにとっては本当に特別な存在なのだ。
女性と母性を渇望している凛子さんがとても切ない。

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sannemusa

3.0邦画で性的マイノリティを描いた良作

2017年3月24日
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知的

荻上作品らしい食事の風景や画から出てくる温かみはそのままに、今回はしっかりとテーマを持たせている点に新たな境地をみました。役割を明確にするために多少キャラ設定に偏りを見せているものの、全体の構成はよかったかと思う。
予備知識も特になく、生田斗真がキャリア最高の演技をしていると吹聴されて観てきたので役柄を知ったときは度肝を抜かれましたが、変に尖った役よりも柔らかさを演じさせた方がハマっていた印象を受けたことから、こちらの方が彼の本質に近いんだろうと感じました。
LGBTを描いた作品は国内では多くはなく、もっとも偏見や理解も少ないので、作品としては難しいテーマにチャレンジしたなと思いましたが、時の流れに身を任せ“受け入れる”監督の作風はラストにも反映されていて哀愁を感じさせてくれる。

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キース@Keith

5.0人のあり方、家族のあり方。

2017年3月24日
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人はひとりひとり自分の中にモノサシを持っていて、そのモノサシで計れないと“自分とは違う”と判断して“嫌いだな” “変だな”とか“気持ち悪いな”とか感じるんだと思う。

それは別に悪いことでも、間違ってるわけでもないから「そういう風に思うのはよくないよ」って正すのも変だと思う。

ただ、自分のモノサシだけでは計れない人は数え切れないほどいるわけで、自分の枠だけで捉えてしまうとちょっともったいないんじゃないかなって思う。

モノサシだって、長さも色々あれば巻尺みたいなのもあるし、形を変えればコンパスだってあるわけで、色々なものを色々な角度から計ることができる。

片方を見てこうだってなる前に、違う方から見てあぁ、本当はこうなんだって分かった方がもっといいんじゃないかなって思う。

この映画は改めて人のあり方を考えさせられるなと思う。また、家族のあり方も。

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lily.a

4.0明日に希望が持てる

2017年3月22日
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幸せ

 トランスジェンダーがテーマの分かりやすい作品である。
 かつては肩身の狭い思いをしていた性同一性障害の人たちも、時代を経てその存在を正当に認められるようになってきた。それは彼らの努力というよりも、医学研究の功績によるところが大きい。所謂オカマだのオナベだのと呼ばれて差別を受けてきた人々について、それは性同一性障害という症候群であることを世間に知らしめ、本人の責任ではない生まれつきの特徴なのであるという「常識」を定着させた。人間の中には人種や民族の差に無関係に、性同一性障害の人たちが存在する。
 お陰でカミングアウトのハードルも少し下がってはきた。しかしハードルがまったくなくなった訳ではない。依然として差別意識は存在するし、結婚や就職など、人としての評価が量られる場面では、不利を被ることもある。
 映画ではその辺りの差別する人たちの代表として小池栄子が同級生の母親役を好演していた。典型的な偽善者の役だ。この人は美人で頭もよく、演技もとても上手だ。脇役として非常に重宝する女優さんだと思う。しかし逆にそれが災いして、なかなか主役に登用されない気がする。そろそろ代表作を得てもいい頃である。
 生田斗真の怪演には驚いた。ありがちなトランスジェンダーの類型かと思っていたが、いくつかの心に残る台詞を言う。ひとつは少女に向って語る「怒りを感じたときはじっと踏ん張って通り過ぎるのを待つ」という言葉。そして怒りをこらえた少女に「偉かったね、よく我慢したね」とねぎらう言葉。これらの言葉が価値を持つのは、その前に相手役の桐谷健太が言う「リンコさんみたいな心の人と付き合うと、男だとか女だとかどうでもよくなるんだよな」という台詞による。
 素直で裏表がなく、嘘をつかず、誰にでも親切で、怒りを覚えたときは編み物をしてじっと我慢し、通り過ぎるのを待つ。そんな人がいたら、桐谷健太の言う通り男でも女でもどうでもよくなる。そしてつい思ってしまうのだ。もしかしたら自分も、そういう人間になれるのではないか?
 映画としての評価はともかく、観終わった後で明日に希望が持てるようになる、清々しい作品である。

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耶馬英彦

5.0彼らが本気で焼くときは、

2017年3月21日
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悲しい

楽しい

幸せ

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ハチコ

4.5人は鏡

2017年3月21日
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「これまで生きてきた中で、そういう人たちと出会ったことがない。」
こういうことをよく聞くのですが、それはあなたがこれまで、人とそういう付き合いしかしてこなかったからなんだよ。
人は鏡。
話したいと思える人には話しています。

リンコさんの周りにも様々な人たちがいました。
数でいうと、味方になる人たちの方が圧倒的に少ないです。
ですが、その味方の人たちのパワーといったら。
この人たちとだったら、生きていける。
なんて素敵な人たちなんだろうと、あたたかい気持ちになりました。

あるがままで生きることの難しさを映し出しながらも、だけど希望を持たせてくれたり、人に優しく接したくなったり、そう思わせてくれる、心にあたたかさを届けてくれる映画でした。

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ハクタカ