ダンケルクのレビュー・感想・評価
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評判は、自分の評価で
ノーランの映画だと楽しみにしていたが、残念な映画だった。物語の視点がいくつも切り替わるため、歴史的な事実を知らなければ、なかなか理解できない映画です。また映像のリアルを追求していても演出やカメラワークが中途半端なため俳優の演技にひしひしと伝わってくるものがない。戦争の慌ただしさと淡々とした人間の心理状態も、ちぐはぐな表現のため、むしろ非現実なファンタジー映画のような印象でラストの感動すべきシーンもシラけてしまうほどの残念さ。何かが足りない気がするが、上手く言えない歯がゆさが残るモヤモヤする映画だった。映像も音楽も秀逸なのに、もったいない!
音楽と構成が秀逸
英仏軍の脱出劇を
陸海空の視点から描いた話。
最初から最後までずっとハラハラ。
ハンスジマーのこと嫌いになるレベルで
音楽での盛り上げ方が秀逸すぎて
あっという間の100分だった。
IMAXで観ると緊迫感が倍!
ホラーかなって思うぐらい心臓ばくばく!
観終わって2時間はずっと心臓痛かった。
実話ベースということもあり、
普通に作ると淡々になる物語を、
3つの視点を違う時間軸で描くことで
伏線を作りラストの感動を増幅させている。
やっぱりすげえよノーランさん。
構成考えるのうますぎる。
今作の構成はメメントを思い出した。
推しメンキリアンマーフィーも出てたし
トムハーディ渋すぎかっこよす。
てか英国男子かっこよすぎる!!
1Dハリーも頑張ってました。
最高の映像体験をありがとうグラッチェ。
観るなら絶対IMAXで!
戦争映画は常に緊張感が漂うものだが、この作品に緊張がなくなる瞬間は...
戦争映画は常に緊張感が漂うものだが、この作品に緊張がなくなる瞬間はない。常に死と隣り合わせの中必死にダンケルクから脱出使用とする兵士。救出される側・救出しに行く側・救出のため空からの攻撃を守る側と様々な視点で描かれるこの映画の凄いと感じたことは、どの側にも緊張が無くなることがない。ラスト20分、ノーランMAGICによって観客の心を掴むいい演出もありthe・ノーランMOVIEだった。ノーラン映画にハズレなしだ。IMAXで観たかった。
息のつまる106分
鑑賞前、戦争ものは苦手なのですが、クリストファー・ノーランが手がけたのでとても興味ありました。
大阪で見たかったのですが、さすがに映画一本のために大阪まで行くことができず、通常上映を観ました。
最初の最初から、最後の最後まで安心することができず、途中で何度も自分の息が荒くなるのを感じました。
各シーンの繋がりや状況の描き方はさすがでした。見ているときは、とても緊張していてたのですが、何がそうさせたのかうまく説明できません。思うところで、今回は、敵側のシーンが一切出ませんでしたが、それがまた見えない敵という感じでドキドキを加速ささせたように感じます。実際、その現場にいる人たちは敵側を見ることがないので、よりスクリーンの中に吸い込まれていったのだと思います。
独特の時系列の描き方ですが、過去の作品よりは、実話に基づくもので、かつ最初に文字による解説が少しあったので、いつもよりわかりやすかったです。
魅せられる
ノーラン監督のすごいところは、初めの10分ほどで映画の内容と主人公の状況を的確に示すところ。
冒頭でぐっと内容に引き込まれて、圧倒的な映像力と音響とともに言いたいことにしっかりスポットライトを当て、あとは瞬きを忘れるくらいにのめりこんでしまう。
今回の作品は会話が少なく、それがまた、命からがら脱出を試みるっていういい意味での緊張感を与えてくれる。
戦争映画とは言っても敵国のドイツ兵の顔は一人として出てこないし、憎しみや怒りというよりも如何にこの場を切り抜けるか。ということに主眼を置いてあるので、万人ウケする作品です。
ずーっと戦場
IMAXで観ました。のっけから戦場に引きずり込まれてひたすら絶望を味わいます。
見えないところから弾が飛んでくるし、飛行機は頭の上に爆弾落とすし。戦争映画は数あれどここまで悪夢的なのはありません。
ただし、ノーラン監督の大ファンとしては最後に急にヒューマニズム方面に寄っていったのはちょっとイマイチかと。
でも面白かったので星4つ。
淡々してるのがgood!
冒頭から一気にラストまで、緊張感がみなぎる。お涙頂戴映画でなく、淡々と描いているのが、秀逸。戦地に救助に向かう民間人の勇気は凄くかっこいい。ジェントルマンかくありき。映画にしたくなるのもわかる。
海編と空編の主人公がそれぞれいる。空編がトム・ハーディ。最期でわかったけど。
群像としての人間模様が感動を誘う
等身大の、生身の人間がそれぞれ自分のできることを精一杯やっている。戦争の渦中の、そんな人たちが諦めずに前に進み続けることを描いた作品。
大きな出来事や奇跡もなく、一つひとつの物語を丁寧に描いている。
その群像としての人間模様が感動を誘う。
リアルな戦争映画にある生々しい殺戮がないことも、僕的には集中して見ることができたのかも。
良い映画でした。
この救出作戦を 美化するかのような映画でもなく、 大声で戦争反対を...
この救出作戦を
美化するかのような映画でもなく、
大声で戦争反対を叫ぶ映画でもなく、
主人公たちの心の葛藤とか思いを
強調するでもなく、
ただ事実を淡々と描いている、
そんな雰囲気の映画でした。
しかし、逆にそれが観る側の心をつかみ、
お腹の底から魂を鷲掴みにされた感じです。
歴史は偉い人が作ってるんじゃなく、
普通の人たちのそれぞれの積み重ねっていうか、
私たちひとりひとりの行動が
大きなうねりとなって、
できていくのかな、
そんなことを感じました。
教科書だと、
数行で書かれるだけの出来事も、
その数行には何千何万、
何十万人の人々がいて、
そういうひとりひとりに思いを
はせるっていうか、
ひとりひとりに対して
想像力をもつ必要がある。
そう感じました。
それは歴史だけじゃなく。
あと、
戦地で生き残ったおじいちゃんが、
その体験を語らないという話を
聞いたりしますが、
なんとなくその理由が
わかった気がしました。
うまくこの感情、感想を
伝える文章力がないのが悔しい。
普段お祭りハリウッドムービーばっかり
観てますが、
深くていい映画でした。
やっぱり、どんなことがあっても
戦争はダメ。
今の世界情勢を思うと、
武力以外で解決して欲しいです。
imaxで観よう❗️
imaxで観る用の映画です。
あのアスペクト比と大きな画面で見ると下手な3D映画よりも没入感が高いです。
ただ、ハンスジマーの不安を煽るようなBGMが終始鳴っていて、少し五月蝿く感じました。
内容云々よりも体感する作品だと思いました。
ところで、スピットファイアってプロペラ止まってもあんなに飛べるものなんでしょうか^^;❓
戦争という魔物
ただただ、逃げては追われ、戻される。究極の閉塞感から、希望や力強さは一滴も見出せない。
多くの民衆の船が現れた時の、あの、祖国というものを感じる瞬間。その後にも訪れる閉塞感。
効果的な音楽と、洗練された映像でひたすらに描きつづけたこの作戦に、エンタメではない何かを感じられた。
凄惨さのリアルを追求せずとも怖くて美しい戦争映画
クリストファー・ノーラン監督作、しかも初の実話ベースという事で、かなり期待していた作品。IMAXで2回鑑賞しました。
「ハクソー・リッジ」と同様に、”殺す”よりも”救う”ことにフォーカスした戦争映画です。が、ハクソー・リッジと大きく異なる点は、残酷な描写をせずにリアルを追求したところ。ノーランが求めたリアルとは、CGを極力使わず本物の当時の戦闘機を飛ばすなどして撮影することでした。実際には大量の戦闘機が闘っていただろう空には、現代に遺された実物の戦闘機が2、3台しか飛んでいないのです。ハクソー・リッジのように血塗れどころかグチャグチャの負傷兵や死骸も映りません。むしろ、本物の戦闘機はもちろん、砂浜と波の花が白く輝くダンケルクの海岸や、登場人物の美男子達と、美しいものばかりが目に入ってきます。
ところが、凄惨さのリアルを求めずとも、この映画ちゃんと怖いんです。主人公と完全に同化して、砂浜で、桟橋で、駆逐艦で、海で、難破船で…度重なる敵の攻撃から逃れなければならず、ハラハラが止まらず息苦しい!戦争を擬似体験させられるような感覚すらあります。
登場人物のセリフもかなり少なく絞られています。そこがまた戦争の息苦しさを感じさせるのですが、それと同時に最小限の会話に胸が熱くさせられる、とてもスマートな映画でもあると思います。特に、ダンケルク海岸での救出へと徴用された小型旅客船でのやりとりにはグッときました。言葉の無い表情だけで語り合うシーンでも泣かせるのだから本当に凄い。無論、海だけでなく空でも陸でもとても紳士的な表現が印象に残ります。
そして、別々の時間軸で進んでいる陸海空の出来事が交わり合った時、後半へ行くほど分かっていくのですが、その度にジワジワ〜と胸の奥が熱くなっていくし、映画としてとても良く出来ていて面白い!
なんとか祖国に帰還した若き兵士逹を、勇気ある撤退として讃える一世代前の老人逹の言葉に、最後の最後でまた胸熱になる、若き巨匠クリストファー・ノーランのインテリジェンスとこだわりが爆発した素晴らしい映画だと思います。
あと暖かい紅茶が飲みたくなりました。
IMAXで観るのがお勧めです!
エンタメ要素を排除した戦争映画
時系列を上手く処理した三つの視点による構成が素晴らしい。
大救出作戦や空中戦はエンタメ要素満載のスペクタクル映画になりがちだが、監督は一切それを排除、重いトーンでスクリーンを埋め、戦争のリアルが伝わってくる。
多くの死が情け容赦無く降りかかり、お約束的なストーリー展開では無い中、
ラストのエンジン停止後のトムハーディの静かな飛行が余韻を残す。
戦場と人
アクション映画のヒーロー、ヒロインは戦場にはいないという現実をしっかり感じた。どんな功績をもつ人もあくまで『ひと』であるということ、生きることや思いやりを改めて感じた。戦争の残酷さももちろん伝わるが、皮肉にも戦争が人を育てた現実もあるのだと、あるワンシーンで気づかされた。様々な視点からダンケルクの戦いを描かれていたことで、ポイントがわかりやすかった。
個人的にはキャスティングも楽しむことができた。今後もクリストファーノーラン監督の作品が楽しみである。
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