劇場公開日 2016年4月8日

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「興味本位の監禁ものじゃない」ルーム SHさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0興味本位の監禁ものじゃない

2016年4月16日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

リアルにしようと一生懸命に作られていたが、どう見ても作られた話にしか思えない内容。だから最初は、これは期待しすぎと思ったし、絶対面白くないとも思った。しかし、その思いは完全に外され、涙し、素直に面白い映画だと言える。
監禁というものが軸であることは間違いないけれど、伝えたい意志というのは、人と人との繋がりというところにあったと理解できたし、特異な者だけの話に終始しなかったところに共感できた。
ブリー・ラーソンが最優秀を受賞したのも、制作陣全ての繋がりだというところも垣間見られ、想像以上に素晴らしい作品だと思うところが大。
正直、話の偽り具合は半端ない。それでもグッと来てしまうわけで、制作スタッフ全てに敬意を表したくなる映画だった。

SH