劇場公開日 2016年3月18日

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「もし男女で観るなら、少し御用心かも??」リリーのすべて saburoさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5もし男女で観るなら、少し御用心かも??

2016年3月20日
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鑑賞方法:映画館

渋谷humaxにて鑑賞しました。
公開2日目ということもあり、満員御礼で割引が使えなかった。
それ自体は残念なのだが(humaxは何も悪くない)、映画はとても面白かった。
トランスジェンダーの男性が主人公なのだが、1920年代時点ではまだまだ理解されようもない病気に立ち向かい、史上初めて性転換手術に挑む話である。
ぼく自身は正直、性同一性障害とか同性愛などにはあまり興味がないため、ある意味、変に感情移入することなく楽に観れた。
ぼくが面白いと感じたのは、監督の細やかな目線だった。
主人公が、触れた瞬間、感じた瞬間を絶対に見逃さない演出に感嘆した。
物語の構成としては、前半は、内なる自分に気づき困惑する夫目線、後半は、女性としての自分を受け入れた夫に翻弄される妻目線といった感じで、ぼくは前半がとても興味深かった。
一緒に観た女性は後半が面白かったようで、当然ながら男性と女性では観る目線が違ったようだ。
ぼくはアイナーで観る映画だと思ったが、同席した女性は妻目線で観る映画だと言っていた。
もし男女で観た場合、真面目に議論したら最終的にケンカになるかもしれない映画だなあと思った。
とはいえ、とても良い映画だったのでオススメです。

saburo