劇場公開日 2016年3月18日 PROMOTION

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リリーのすべて : 特集

2016年3月22日更新

愛する人が「女性として生きたい」と願ったとき、あなたならどうしますか?
アカデミー賞も魅了した「究極の無償の愛」を描く至高のラブ・ストーリー

「レ・ミゼラブル」「英国王のスピーチ」のトム・フーパー監督が、若手実力派エディ・レッドメイン(「博士と彼女のセオリー」)、アリシア・ビカンダー(「コードネーム U.N.C.L.E.」)をメインキャストに、実在した夫婦の深き愛の絆を描く「リリーのすべて」が3月18日に公開される。第88回アカデミー賞では4部門にノミネート、見事、助演女優賞に輝いた注目作だ。

実在した夫婦の姿を通して、「真実の愛」を問いかける珠玉の1本
実在した夫婦の姿を通して、「真実の愛」を問いかける珠玉の1本

■かつてこれほど究極に「人を愛するとは?」と問いかけた作品があったろうか?
 オスカー受賞監督トム・フーパーが、「脚本を読んで3度泣いた」愛の名作が誕生

自らの中の“女性”に気づくアイナー(左)とその妻ゲルダ(右)
自らの中の“女性”に気づくアイナー(左)とその妻ゲルダ(右)

もしあなたの愛するパートナーが、「本来の性に戻りたい」「女性として生きたい」と願ったとき、いったい何を選択するのか。かつてないほど鮮烈に、自分が自分らしく生きようとする尊さと、人が人を愛することの本質を強く訴えかける作品が登場した。「リリーのすべて」は、現在から80年以上も前に、ひとりの女性“リリー・エルベ”としての人生を獲得しようと世界初の性別適合手術に命懸けで臨んだ実在の人物、アイナー・ヴェイナー(エディ・レッドメイン)と、その妻ゲルダ(アリシア・ビカンダー)の姿を通して、どんなことが起きようとも決して壊れることはない永遠の関係、魂と魂が響き合う深く大きな愛を描くラブ・ストーリーだ。

ひとりの女性として生きようとするリリーをモデルに、ゲルダは肖像画を描き上げていく
ひとりの女性として生きようとするリリーをモデルに、ゲルダは肖像画を描き上げていく

風景画家のアイナーは、肖像画を描くゲルダと結婚し、デンマークで充実した生活を送っていた。ある日アイナーはゲルダの女性モデルの代役を務めることになるが、ストッキングとドレスを手にしたことをきっかけに、自らの内面に潜む“女性”の存在を自覚する。「自分は何者なのか?」と問いかけながら、“リリー”という名の女性として過ごす時間を多く持っていくアイナー。心と身体が一致せず、不安定な状況に陥っていくアイナーに、ゲルダは大きく戸惑うが、やがてリリーこそがアイナーの本質であると理解し、“彼女”の人生を受け入れようと無償の愛を育んでいく。

たとえどんなことがあっても決して離れられない、深い愛の関係が浮かび上がる
たとえどんなことがあっても決して離れられない、深い愛の関係が浮かび上がる

メガホンをとったトム・フーパーは、「今まで読んだ脚本のなかで最高だった。僕は感傷的な人間ではないけれど、読み終えるまでに3回も泣いてしまった」と告白。「英国王のスピーチ」のアカデミー賞監督によって、新しい愛の名作が生まれた。



■「レミゼ」「英国王のスピーチ」のオスカー監督トム・フーパー
 そして、第88回アカデミー賞ダブルノミネートのE・レッドメイン&A・ビカンダー
 《究極の愛》を描く、これ以上ない顔合わせ

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輝かしいアカデミー賞受賞歴を持つトム・フーパー監督と主演俳優エディ・レッドメイン(=「レ・ミゼラブル」の強力タッグ)に加え、「コードネーム U.N.C.L.E.」「Ex Machine」(未公開)で世界を魅了し、“ジェイソン・ボーン”シリーズ最新作のヒロインにも抜てきされたアリシア・ビカンダー。究極の愛の姿に迫る本作に、これほど相応しい実力派スタッフ&キャストの顔合わせはなかった。ビカンダーは今回のゲルダ役で、初のアカデミー賞助演女優賞を受賞。強い思いで結ばれたふたりに扮したレッドメインとビカンダーの渾身の演技に注目だ。

「英国王のスピーチ」でオスカーを手にしたイギリスの気鋭監督
「英国王のスピーチ」でオスカーを手にしたイギリスの気鋭監督

メガホンをとったのはトム・フーパー。10年の「英国王のスピーチ」で、監督第2作目にして作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞を受賞、一躍トップ監督のひとりとして名を上げたイギリスの気鋭監督だ。続く「レ・ミゼラブル」は、助演女優賞、メイクアップ&ヘアスタイリング賞、録音賞の3部門を獲得、今作は助演女優賞受賞を果たした。直近3作がオスカーに絡むという、傑作を生む手腕に長けた映画作家なのだ。

本作で見せる女性としての姿にも、エレガントさがあふれる
本作で見せる女性としての姿にも、エレガントさがあふれる

リリーとしての人生、本来の自分を取り戻そうとする主人公を、端正な容姿と繊細かつ情熱的な演技で見事に体現したのは、「博士と彼女のセオリー」のスティーブン・ホーキング博士役の熱演でアカデミー賞主演男優賞に輝いたエディ・レッドメイン。現在34歳ながら、その高い演技力は折り紙付き。今回のリリー役でもアカデミー賞主演男優賞にノミネートを受けた。

今後ハリウッドでの活躍が大いに期待される、スウェーデン出身の27歳 Photo by Kevin Winter/Getty Images
今後ハリウッドでの活躍が大いに期待される、スウェーデン出身の27歳 Photo by Kevin Winter/Getty Images

今作の熱演で注目を集め、初ノミネートにして、見事にアカデミー賞助演女優賞を受賞したのがアリシア・ビカンダー。「コードネーム U.N.C.L.E.」でふたりのスパイを翻弄した美女役、「Ex Machine」のアンドロイド役で世界を魅了したかと思えば、本作で高い演技力も認められた。マット・デイモンの傑作シリーズ最新作「ジェイソン・ボーン(原題)」のヒロイン役にも大抜てき。今最も輝きを放つ女優に注目したい。

人気の英国男子の1人、B・ウィショーは、リリーに思いを寄せる青年役を好演
人気の英国男子の1人、B・ウィショーは、リリーに思いを寄せる青年役を好演

脇を固める共演陣からも目が離せない。妻以外で最も早くリリーの存在に気づき、見初めるヘンリクには、「007」シリーズの新Q役で広く女性ファンの心を射止めたベン・ウィショー。夫妻の友人で華やかなバレエダンサーのウラには、ジョニー・デップの妻でもあるアンバー・ハード(「ラム・ダイアリー」)が扮した。さらには、「君と歩く世界」のマティアス・スーナールツが、夫妻に協力しようとする画商ハンス役として存在感を放っている。

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■《女性映画ファンおすすめ作品》ならこの人! よしひろまさみち認定
 「今年のオスカー・ノミネート作で、最も女性に見てもらいたい1本」

女性映画ファンへのレコメンドで定評ある映画ライター、よしひろまさみち氏が本作を鑑賞。第88回アカデミー賞ノミネート作品の中で、「最も女性に見てほしい1本」だと太鼓判を押した。

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