永い言い訳のレビュー・感想・評価

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永い言い訳

劇場公開日 2016年10月14日
131件中、1~20件目を表示 映画レビューを書く

『そして父になる』へのアンサームービー?

妻を亡くしても悲しみを感じられない男が、自分がいかにマトモでないかを認識していく物語だ。アメリカ映画『雨の日は会えない、晴れた日は君を想う』と似通ったプロットだが、同時に是枝監督の『そして父になる』も思い出した。

『そして父になる』は、エリート意識にとらわれた男が父親としての愛情を見つけ出す話。その触媒になるのが貧しいが愛情豊かな別の家庭という点でも本作とよく似ている。

た、西川監督は「親は、夫は、家族はこうあるべき」という結論に向かおうとはしない。本作の主人公は物語の冒頭からして、性格のねじくれた、相当に面倒くさいダメ人間だ。それが倫理的な正しさに目覚めるのでなく、ろくでもない自分を認識した上で、ちょっとマシな人間になる。

しゃっきりしない話ではあるが、ある意味ストレートな成長物語だった『そして父になる』の反歌のようで、似た素材でここまで違うものを描く西川監督の手腕を楽しんだ。

バッハ。
バッハ。さん / 2017年1月31日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:映画館
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心を抉るような鋭さと、深く抱きしめる優しさと

突如の別れはどのように受け入れられるものなのか。遺された者はそこで何を感じるのか。

主人公が即座に感情表現できる人であれば本作は成立しえない。その分“サチオ”はうってつけだ。2時間かけてゆっくりと寄せる喪失の波。いやむしろ「一向に泣けなかった自分」についての探求の旅というべきか。その意味で彼は、最後まで己にしか関心のない人間だったのかもしれない。

しかしそれでも心に差し込む光の角度だけは、徐々に、確実に変わりゆく。妻への思いは曖昧だが、この先の生き方として、「他人との間」にこそ自分の現在地を見出していくような気配が見て取れる。そのことが何よりの尊さを持って胸に響く。

「オンブラマイフ(優しい木陰)」の調べに乗せ靄を進む列車は人生の縮図のようだ。共にいた人が下車し、新たな旅人と旅を続ける。そうやって木陰を求め人は彷徨う。西川監督はまたも、慈愛と切れ味が同居する演出で人生の本質をすくい取って見せてくれた。

ぐうたら
ぐうたらさん / 2016年10月31日 / PCから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  悲しい
  • 鑑賞方法:映画館
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「おくりびと」に並ぶモックンの代表作

テレビに出演するような有名作家だけれど、本業の執筆に生きがいを感じているようには見えない。無名時代に支えてもらった妻との愛は冷め切っている。妻の留守中、自宅で浮気相手と一夜を過ごした朝、妻の事故死の報を受けるが、悲しむ感情すら起こらない……。

外づらはいいが中身はダメダメな中年男を、本木雅弘が説得力十分に演じている。別の遺族一家に出会って、子育てを手伝っていくうちに変わっていく過程の表現もうまい。

妻役の深津絵里は、諦念を漂わせるクールな美しさが光る。出番が少ないのがちょっと残念。

西川美和監督が映画に先駆けて描いた原作小説にも同じ空気が流れていて、ちゃんと地続きの世界観なんだなと思わせる。映画を楽しめた方、小説もぜひ。

AuVis
AuVisさん / 2016年10月17日 / PCから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 知的
  • 鑑賞方法:試写会
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んー

淡々としすぎてたかなー。もっとぐっとくる瞬間を期待してたんだけどなー。てか、クズっぷり観られるかと思ったら、普通にいい人じゃん。。

Snufkin74
Snufkin74さん / 2017年4月22日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:DVD/BD
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キャストがぴったり過ぎ

原作面白くて一気読みしたあと鑑賞。
原作者が監督やからキャストはもちろん
マンションとか、家の中とかも想像通りで
あれ?ってとこがなく見入ってしまった。

もっくん、すごい。
まるきしサチオやった。

竹原ピストルも引けを取らず。

しんぺいくん泣かせてくる。

深いシーンにも軽快なジャズが流れて

人生ってこういうこと

こうやって続けていくしかないのよ

って教えてくれる映画。

生涯大事にしたい映画。

8716
8716さん / 2017年4月17日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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一寸先は分からない ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

再生の話でも、懺悔の話でもなかった。
ましてや、愛の再確認とかの話でもない。
生きていくって話だった。
自分の時間は進むのだ、と。
後悔も幸福も、全てひっくるめて流れて、過ぎていくものだと。

奥さんの親友の遺族に触れ合うようになって、楽しい時間を満喫する主人公。
そこには妻への執着のカケラもない。
自分の母性とか性同一性障害でもあったのかと思う程活き活きしてた。
物語は、妻に対する何かではなくて、ほぼ、この家族との新しい時間が描かれていく。
その中で、時折差し込まれる台詞が刺さりはするが…主人公は楽しそうだ。

なぜ、監督はこういうテイストにしたのだろうかと考えてしまう。
永い言い訳とは、どういった意味なのだろうか?
永いって単語だけで、物理的な長さではなく時間的な長さを想像してしまう。
これから死んでいった妻に言い訳をするのだろうか?人生を通して。
誰に対してのものなのだろう?

ラストは妻の遺品を片付けるカットで終わる。
携帯の衝撃的な一文が真実かどうかの答えもなく、彼が何に寄り添うのかの兆しもない。
このラストから思うのは、やはり愛などという感情は妻に対しては芽生えておらず、親友家族への未練を感じてしまう。
なんていうか、それだって日常なのだ。
人の死なんてイベントは珍しい事ではない。
必ず訪れる。
最後、妻が愛用していたハサミを手に取る。
ようやく、ここにきて、亡くなった奥さんへの興味が沸いたようにも見れる。
今、この時から、彼はナレーションと時に語った「妻の死と共に生きていく」って調べだけだった言葉を実践していくのかもしれない。
というか…きっとここからが永い言い訳の本編なんだろう。
彼が、これから他者と関わる人生を選んでいき、その都度、妻の面影を感じる「ほら、だから言ったじゃない」そんな事への言い訳をずっとしながら今は亡き妻とともに歩んでいくのであろう。もしくはもっと重たい十字架なのか。
だから、「永い」って言葉であったり「言い訳」っていう他者を必要とする言葉だったりするんだな。
うん、勝手に納得。

物語には長い時間が設けてあり、親友家族と過ごしていた時、主人公はふくよかで、母親と見紛うばかりであった。
小説を出版する頃には痩せていて、浮足立つ事もなくなったようにもみえた。
本木さんの演技は、やっぱ好きだなあ。
黒木華や池松壮介も出てたけど、なんつうかステージが違うというか…同じ次元ではなかったようにさえ思う。

U-3153
U-3153さん / 2017年4月16日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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美しい

明日はいつまで続くかわからないからこそ今の自分に素直になり、やりたい事やらないといけない事と向き合う必要があると教えられた。
無駄がない深津絵里と本木雅弘の演技もすばらしいのですが竹原ピストル。やられました、、、

y
yさん / 2017年4月10日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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キャッチコピーはウソかもしれないが

妻をバスの交通事故で亡くした落ち目の人気作家、衣川幸夫。その妻の友人の旦那で共に事故で妻を亡くした境遇のトラックドライバーの大宮陽一とその2人の子供、真平と灯。
2つの家族が寄り添い、傷を癒していく様子と妻の喪失という現実をどう受け止めて生きていくのかを描いた作品。

まず残念ながら今作品のキャッチコピーはウソだ。妻の夏子が死んでから愛し始めたといった内容だが幸夫が妻を愛していたことを再認識したような描写は最後の最後まで見受けられなかった。
夏子の遺品を整理する中で見つけた彼女のスマホ。そこに残されていたメールデータから彼女は自分のことを愛していなかったことを悟る。
例えばこの上記のシーンまではもしかしたら幸夫は夏子のことを愛していたかもしれない
大宮家と触れ合う仲でもしこの場所に夏子が居てくれたらと思うような切ない幻想シーンも確かにあったが幸夫が夏子を思うシーンはせいぜいそれぐらいだったように感じた。

だから本筋に子どもとの触れ合いの日々を持ってくる演出がズルかった。
観る前はキャッチコピーの通り普段冷たくあしらっていた妻は自分のために実はこんなものを用意してたり、実は他人にはこんな風に夫のことを話してたりといった妻の心遣い的なものが彼女の死後次々と発覚し、悲しみにくれて懺悔して生きていく男を描く的な内容かと思っていた。
実際は普段は偉そうに踏ん反り返っては酒に溺れ、家事もロクにしたことがないわ、自宅に不倫相手を連れ込むだのとクズっぷりを晒していた幸夫が大宮家の子どもたち2人と一緒に料理を作ったり食べたり、勉強したりととても人間的な面を覗かせ、終いにはすっかり懐かれた真平と灯から幸夫くんと呼ばれる仲にまでなり、母親代わりのような存在として大宮家と関わっていく幸夫の再生劇が本筋である。
この手の作品はズルい。だいたい良い笑。
歳とるごとに子どもの話に弱くなる。だからきっとこの作品もそれなりに歳をとった方が好きだと思う(失礼)

物語の中で誰よりも共感できなかった幸夫が1番共感できる人物に徐々にかわっていく描写は見事。
本木雅弘の、突然現れた化学の鏑木先生と大宮家の距離が縮まっていき、疎外感による嫉妬と酒に任せた勢いで大宮家との間に溝が出来てしまう情けないながらも死ぬほど気持ちが分かる演技が素晴らしかった。
ラストシーンの切なさも良かった。

オレ
オレさん / 2017年3月30日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  泣ける 悲しい 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
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どんどん味が出る映画 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

主人公の幸夫の感情、最初よくわからなかった。

が、物語の進行につれてどんどんはっきりしてゆくっていう感じはすごかったー

初めて身近の人を失い、初めて自分はダメ人間fsと自覚するとき、死んだ人はずるい、残された人だけ苦しいと知ってるはず。
初めから感情のない妻が、一番最悪な時期で「私」を離れて死んでいった。

それで、妻へ感情を持たない幸夫は、逃避を選ぶことで自分の無用さからも逃げようとしている。

同じく逃避を選んだのは大宮真平もそうだ。母の死を意識しながら、それに立ち向かうより、前に向かって進もうとしている彼。

その対照になるのは、真平のお父さん。彼は妻の死の悲しみから抜けられない。

小さな娘のあかりも含め、四人は家族の離れに全く違う姿勢を取っている。
一体どっちの方が強いのだろう。答えるのは難しいかもしれない。

ただ一つは、自分を受け入れて前に進むこと。
映画の最後にはそういうことを伝えたいのだろう。
人はみんな他者だー。
だからこそ自分のそばにいてくれる人には、感謝しかない。
この点がわかった幸夫は、改めて妻を愛するようになる。
「人はみんな色々考えている」というようなセリフがあった。幸夫の心境の変化もそうだった。
だから観客もこの映画を見て色々感じることができるんじゃないかなーと。

死ぬことだけではなく、ものを失くすことも、この世にたくさん。
ただそんなこんなことにどう向き合うのは自分次第。

かなー

あと個人的な意見なんだが、唯一残念に思うのは、本木雅弘の演技、全体的にはいいが、若干硬く感じる。たまには訳わかんない表情もあったりしてーあるいは自分の読み取り方が違うかも!

そして大好きなのは、海辺のシーンの色彩が好き。目に焼き付けるような雰囲気になった。
また大宮家にいるとき、幸夫はあかりちゃんといるシーンが、カメラの揺れで生み出したリアルな感じが良くて感動的だった。

長い文、ゆっくりと考えさせられた。

ハル
ハルさん / 2017年3月25日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:-
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愛し始めたのは、、、

映画館で本木雅弘のダメダメっぶりのみ強調された予告編だったが、本編はそうでもなかった。

そりゃ奥さんがバス事故死していた際不倫していたのは悪いけど、それは今まで「自分の居場所」を見いだせていなかっただけで、事故後の彼の行動=不器用ながら居場所や何かを見出そうと努力する彼の行動には釘付けになりました。

私としては、本木雅弘役の幸夫よりは、彼の廻りに関係する人達(一方的突っかかってくる奥さんの同僚や、奥さんが死んだ途端不倫を辞める相手役の黒木華、幸夫が情緒不安定の時に花見に連れて行き喧嘩する編集者の方々)の方がダメダメだと思いましたけど。

事故後、竹原ピストル演じる大宮陽一の家族や山田真歩演じる優子と触れ合い、言い合える場所を見つける幸夫。
ややいい訳が多い妄想家の幸夫ですが、廻りにその心を否定せず受け止めてやれる人間がいる事は羨ましい。
逆もしかり、幸夫も受け止めてあげている。
人間としての「器」の種類や大きさを考えさせてくれる作品でもある。

幸夫ばかりクローズアップしてきたが、廻りの人間が良くないとこれ程までに引き立たない。
一番の引き立て役は大宮灯(あかり)役の白鳥玉季ちゃんだろう。
ただのおませな子供あれば憎たらしいのだが、考えもあるしっかりした子供を演じている。

落ち着いた気分で映画を観れました。

最後に
「そして父になる」に似ていない。
奥さんが死んで、それを引きづる話ではない。
幸夫はそれ程ダメ人間ではない。
家族をテーマとしていない。
人は何かをきっかけとして変われる。
愛し始めたのは事故後の自分(幸夫)だ。

巫女雷男
巫女雷男さん / 2017年3月12日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 3.5
  • 印象:  知的
  • 鑑賞方法:VOD
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家族と在った日々 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

複雑な味わいのある作品で、主人公のダメ男・幸夫がダメなりに人生を掴んで行くプロセスや、陽一一家の好演など見所の多い映画だなぁという印象です。

家族について思いを馳せました。作品のテーマとまでは言えないところですが、家族と在った日々のことを考えさせられましたね。

現在はすぐに過去に飛び去ってしまう。家族とのぬくもりある日々もすぐに昔のこととなる。
でもそれは虚しいものではない。ぬくもりの瞬間は紛れもなく幸福であり、それは宝物として心の中に蓄積されていく。

幸夫は自分しか愛していなかった。妻を失った時、宝物は残っていなかった。不倫相手との甘い時間はただ過ぎ去るだけのものだった。
逃避かもしれないし、本物の家族ではなかったけれど、陽一一家との日々は彼にとって宝物になったのだろう。それは幸夫だけではなく、慎平や灯にとっても同じ。塾帰りの真平を待つ日々は、3人にとってかけがえのない大切なものになって残っていると思う。

そんな宝物を得た結果、幸夫は愛が壊れていた妻との間にも、実は宝物があったことに気づく。そして、最後は静かに向かい合おうとしていたように思う。
永い言い訳というタイトル通り、幸夫は本当に言い訳がましい。
だが、妻が経営していたヘアサロンに向かった時から、幸夫は言い訳をしなくなったように感じた。

素敵な映画でした。

kkmx
kkmxさん / 2017年3月4日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  泣ける 悲しい 幸せ
  • 鑑賞方法:映画館
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人生は永い永い言い訳である

音楽がとてもよかった、印象的

なんとも不器用で情けない主人公だった
でも何故か歯がゆさはあるが憎めなかった

もうこれっぽっちも愛していない人生のパートナーが自分よりも先に亡くなった時、私は泣くだろうか

死んだ後に愛そうとするだろうか

かす
かすさん / 2017年2月12日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  -
  • 鑑賞方法:映画館
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そんなに泣けない

よくある夫婦の日常だなと思いました。
ただ、もっくんや、子供達の髪の毛が伸びて行き、ラストでみんなすっきりしているのが印象深い。

ふわり
ふわりさん / 2017年1月15日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  泣ける
  • 鑑賞方法:映画館
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元木

ちょっと乗れない部分もあったけど、結末にかけて尻上がりに面白くなっていった。
“人生は他者だ。”というそれそのものの映画。
モックンはピストルであり、そのピストルはミスターサタンと触れあうときの魔人ブウだと思う。
子役二人がすごくよかった。

4

ヨッシー
ヨッシーさん / 2017年1月14日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  -
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愛について考える映画 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

濡れ場のシーンがあり、母親と観に行ったので、やるせなかったです!全体的には、『愛のある映画』だったと思います。最後まで観ないと、この映画の良さには気付けません!恋愛のような、小さな?愛よりも、もっと大きい愛、人間愛、家族の愛を大切にして生きていこうと思いました!

はがねちゃん。
はがねちゃん。さん / 2016年12月14日 / PCから投稿
  • 評価: 5.0
  • 印象:  泣ける 怖い 難しい
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愛し始めたのは妻ではない。

"妻が死んだ。
これっぽっちも泣けなかった。
そこから愛しはじめた。"

『永い言い訳』

(あらすじ)
交通事故で妻:夏子(深津絵里)を亡くした、小説家の幸夫(本木雅弘)。
しかし、夫婦間は冷めており、妻の死を悲しむことができない。
同じ事故で夏子の友人:ゆきも亡くなっており、その夫:陽一(竹原ピストル)の自暴自棄を目の辺りにし、自分とは全く違う妻への愛情に唖然とする。
そして、その利発な息子とその妹の世話をする過程で、幸夫にも新たな気付きが……。

冒頭、幸夫が夏子を罵るシーンで始まる。
小説家のPNは津村啓ですが、本名は衣笠幸夫。そう、鉄人:衣笠と読み方が同じなんです。

幸夫は夏子に、電話に出る時「衣笠」と名乗るな。
自分を「幸夫くん」と呼ぶな。あの鉄人と比べられる人生がどれだけ嫌だったか、分かるか?とくどくどと言い続けます。
夏子は「だって、昔から幸夫くんって呼んでるし、衣笠って名字、私は好き」と、涙目になって反論します。
このシーンで、健気な妻、捻れたコンプレックスを抱えている嫌な夫→その後、愛人(黒木華)登場で、可愛い奥さんいるのに、ひでぇ夫の図式となる。
で、奥さんが事故にあった時、幸夫は愛人とHしており。
あとは本作のキャッチ通り「妻が死んだ。これっぽっちも泣けなかった。そこから愛しはじめた。」となる。

トラック運転手であまり子供の世話ができない陽一の代わりに、幸夫はその役目を引き受ける。
それって観客には、幸夫のマネージャー曰く「子供を育てると、自分の今までの罪が帳消しになるような気がする」的な、つまり妻が死んだ瞬間に愛人とやってた自分の罪を浄化したい行いに思えるかも。贖罪ですね。
ただしですね、このキャッチをよくよく読むと、「そこから愛しはじめた」のが、妻だとは言ってないんですよ(笑)

やべ、ひっかかったー!

実は本作、妻の死は背景でしかありません。

だって中盤、夏子のスマホが復旧して、そこに「もう(幸夫を)愛してない」ってあるんですもん。妻も幸夫を愛してないし、幸夫も妻を愛してないんですよ。
相手は自分に醒めたまま逝ってしまったので、こっちだけ良かった思い出に浸って「愛し始める」ことできませんよね?
だから、今までの夏子との生活、殆ど思い出してませんし(笑)
じゃぁ、何を愛し始めたんでしょうね?
それは、冒頭のシーンが鍵ですよ!

『西川美和監督自ら書いたベストセラー小説を映画化した「永い言い訳」をみると、本当にこの監督は男を描かせたら一流だとわかる。一方、女性キャラは冒頭、あっという間に退場する。いかに女に興味がないかも良くわかる。』
某有名?映画批評家の方が、こう仰っていたけど。

女に興味がないというか、極めて女性目線で撮られた映画だと思いました。
西川監督が本作で描いている男達は、あくまで女性から見た理想の夫像じゃないでしょうか?
妻が急に死んで、夫の部屋は雑然とする。
夫は、愛人との関係に後ろめたさを感じる。
また、その愛人からは愛想尽かされ、孤独となる。
またはカップラーメンをすすり、子供達そっちのけで妻の不在を嘆き続ける。
新たな女性と出会うも、それは妻が安心するような家庭的なタイプ。
妻としては、自分がいなくなったら、夫にこうなって欲しい的な。
私の知人は、奥さんが死んだその夜に女の子をナンパしていましたよ。
いや、だからって、彼が奥さんの死を悲しんでいないわけではない。
悲しみの表現は、ひとそれぞれですからね。

登場人物に、いまいち魅力を感じませんでした。
もうちょっと、生々しい感情が渦巻いてるお話かと思ってたので。
唯一、生々しかったのは、もっくんの白いおけつと、マグロ状態の黒木華のシーンですかね(笑)
あと、なんだかんだで、もっくんかっけー!

サトチャ♡XX
サトチャ♡XXさん / 2016年12月12日 / PCから投稿
  • 評価: 3.0
  • 印象:  -
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丁寧なつくり

人の気持ちって複雑やね

yo
yoさん / 2016年12月9日 / Androidアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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パンツ履いてる俳優

監督はモッくんをかなり追い詰めたというけれど…モッくんはきっと根っからの良い人なんだね、笑でもそこが後味の良さに繋がってる。ピストルさんの演技があってグッと締まった。
そしてほんのわずかな出演のみなのに、
深津ちゃんの存在感が凄すぎた。
郊外の街の撮り方が印象的。

yao77
yao77さん / 2016年12月8日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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とても良かった。

小説を読んだわけでもないし、特に西川監督のファンだというわけでもなかったのですが…予告を観た時にとても気になっていた作品です。
本当に良かった。
とても繊細な流れ、でもとても鋭くて、心の奥底に響くものがありました。

幸夫と亡くなった夏子の間にはもう愛情はなかったし、子供もいなかった……自由でわがままな幸夫は嫌な夫だし、嫌な人間だったと思います。

だから幸夫は夏子の死を悲しむことが出来なかった………でも、共に亡くなった夏子の親友ゆきの夫と子供達との交流で、彼は妻夏子の存在の大きさに気付くし、人を思いやる気持ちや人間らしい心を取り戻します。

この過程が淡々としてるのですが、とてもナチュラルで本木雅弘さんの演技の上手さを感じました。
そして子役の2人の演技も本当に素晴らしかった。

これといった大きな展開があるわけでもなく、静かに感情の動きを読み取るような作品でしたが、とても心に残りました。

Mi-chan
Mi-chanさん / 2016年12月5日 / iPhoneアプリから投稿
  • 評価: 4.0
  • 印象:  -
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予期せぬ別れってある。 ネタバレ

※本文にネタバレがあります。 [ ▼クリックして本文を読む ]

@シネマロサ、オダギリジョーさん、西川美和監督のトークイベント込の鑑賞。
+パンフレットの監督のコメント読了。

とてもよかった〜
とても大人向け。

大事な人(って後から気付くこともある)との別れって、予期せぬタイミングでも突然起こりうる。
病気の人が亡くなる、とかそういうことではなくて突然。

例えば、監督のコメントにもあったように、朝些細なケンカをしてしまった夫婦が、3.11の震災で生き別れてしまったり。
この映画のように、冷め切った関係の夫婦の妻が、不慮の事故で突然死んでしまったり。

いつでも関係性を修復できると思っていても、もし、突然の別れが来てしまったら
二度と修復出来ない。
誰が悪いでもない、このモヤモヤを一体どうしたらいいのか…

主人公の面倒くさい性格や、
同じタイミングの事故によって妻を亡くした夫の、妻を忘れられないまっすぐな態度や、
突然お母さんがいなくなって、でも懸命に生きようとする子供たちの

それぞれの視点が、お互いの関わりによって徐々にスタンスが変わってきて

人間の成長や、家族ってどういうもの?っていう問いなど
頭を悩ます題材のとてもとても多い作品でした。

今年豊作と言われてる邦画だけど、年内に見れてよかったなぁ。
西川監督は、変わらず追いかけようと思う。

オダギリジョーさん、西川監督、とても素敵な方々でした。

にゃんちゅう
にゃんちゅうさん / 2016年12月4日 / スマートフォンから投稿
  • 評価: 4.5
  • 印象:  悲しい 難しい
  • 鑑賞方法:映画館
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