エクス・マキナのレビュー・感想・評価
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ブレードランナーと攻殻機動隊とアップルシード
大自然の中にある地下研究所で行われるチューリングテスト。
エヴァよりキョウコが美しい。
最後の方になってやっとR15+指定の意味が分かる。
人間の奢り
手塚治さんの「火の鳥」のような世界観だなーというのが第一印象でした。漫画好きには入り込みやすいのでは無いでしょうか。登場人物は2人+AI2体の研究所内での会話劇です。ダンスのシーンは良かったです。
アリシア・ビカンダーが女性ロボットを演じていましたが、あれほど美しく無いとロボット感はでませんね。停電を使って主人公とコンタクトとるとこなんか、人間のようでもあり、良かったです。最後の展開はロボットが、女性で美しく無いと見ている人は納得できませんから。人間とAIの会話を通しての戦いのようでもありました。会話をとおして、主人公が自分が人間かAIか疑い始めるところから、物語は急展開を迎えます。こわくて面白い映画です。最後は驚き。
怖いそうで怖くない。やっぱり怖い?
予告編を見てから、アンドロイド・密室・怪しい登場人物でサスペンス?ホラー?と期待しながらやっとの日本上陸。
効果音で怖さ増し増しだけど、ホラーでないのでビックリするところはあまりなし、ほっ。
アンドロイド役のアリシア・ビカンダーが綺麗過ぎ。本物のアンドロイドのような演技。
これだけで観に行って良かったと思えます。
ひとコマひとコマが冴える映像。印象に残る作品です。
いい作品でした。
なかなかにいい作品だったと思います。
まあ、一箇所を除いて予想を裏切られるということはなかったのですが、実に見事。
見事な作品は何を言ってもネタバレになりそうで難しいですね。
皆さん書かれているように密室の会話劇が中心の作品で、眠くもなりそうですが、緩急ついていてとても見やすい。
上記の一箇所はかなり意表を突かれました。
ラストもなかなかよかった。
何度も観たくなる傑作
会話すべてに意味があり、掘れば掘るほど味のある映画
明確な答えを出さず、こちらに問いかけてくる映画
観た後いろいろ考え、調べてしてしまう。
狂気を感じさせる演出、映像、音楽どれも最高でした!
文句があるとすれば、SF特有の突っ込みどころの多さ、もう一捻り欲しかったラスト。
ですが個人的には生涯ベスト級でした!
何度も観ていろいろ考察したくなる映画です。
ディストピア的SFばかりなのも…
この映画だけのせいではないけれど、近未来SFってバッドエンドしかないのか、と。
でもこの映画は絵が美しかったし、展開も嫌いではなかった。
あと、アンドロイドものは美人のオールヌードが堂々と見られてよい。
素晴らしい
ようやく日本で公開されましたね。
アカデミー賞受賞作にも関わらす日本ではもう公開されないのかと諦めかけてました。
映像、役者、音楽、ストーリー、どれをとっても素晴らしい映画で最近だと「Drive」以来、久々に個人的ベストに入る好きな映画が出て来ました。まったく予備知識ゼロで観る事をお勧めする映画なのでとにかく観て感じてください!
エヴァは、「メアリー」でもあり、「イヴ」でもあるのか?
女性的な造形で人工知能を搭載したロボットとなると「オートマタ」を思い出す。あちらは、地球の存在自体がすでに末期を迎えていて、人工知能搭載ロボットは人間社会に欠かすことのできない道具となっていた。こちらはまだ、開発最終段階。しかし驚くことに、このロボット・エヴァは感情を持っているのだ。そのせいか、主人公ケイレブの心情は、人工知能OSに恋をした「her世界でひとつの彼女」のセオドアに近い。テストをする側として選ばれたケイレヴなのだが、もしかしたらテストを受けているのはケイレヴのほうなのかも?と、疑心暗鬼にさせられる心理操作は、この映画の上手いところ。エヴァがキョウコに何と耳打ちしたのかサイレントにしておくのも、秀逸。まるでこちらまで、エヴァの手の内に嵌められてしまったような気分だ。
映画の中でも「メアリーの部屋」の話が出てきたが、おそらくエヴァも知識として人間社会の存在は知っていた。だけど、それを体験することで得られる喜びを感じた。それは、感情があるからだ。
いずれ、エヴァ自身が、エヴァの複製か、もしくは同等の人工知能搭載ロボットを造って、それが人間よりも大勢を占める時代が来るのか?そのときこそ、ネイサンが言っていたように、人間は原始人として扱われるのだろう。ロボットは、自分が「機械」であることになんのためらいも不安もなく、それがごく普通のことと思うのだ。今、人間が地球上にこれだけ生存していることも、ごく普通のことだと思っているように。
あり得なくもないだろう、恐竜からしたら、こんな地球、想像もつかなかっただろうから。
電気羊の視る夢
想像通りと想像の外にやられました。静かに美しい画面と静かにさざ波の立つ会話。すごく狭い世界の中で明日を目指してもがく物語。と、言うことにしておきます(笑)
ともかく記憶に残る作品でした。
ひっそりしてるけれどとんでもない映画
地味で寝てしまいそうなスタティックな映像と静かに語られる台詞についつい眠ってしまいそうになります。いや、白状すると、うっかりちょっと寝てしまいました。
それでも、この映画は後にまで語られる可能性の高いSF映画の傑作と言えます。
いや、これはSFなのか?
数年後の未来像?
いや、実は5分前の物語かもしれません。
なんかエロい
登場人物はAIも入れてほぼ4人。閉塞した地下施設の中での出来事。
完璧なAI。このAI美しいです。ロボットなのにエロいですw (ベタベタのエロさじゃなくチラリズム的なやつw)
美しさと怖さが混じりあう… クラクラする音、表情、そしてダンスw
エンドロールの映像綺麗です。
イヤな話
ケイレブは抽選で「当選」したのにチューリングテストについての薀蓄をスラスラと語るあたりで「作為的に選ばれた」ことは早い段階で知れる。ケイレブ本人だけが察しが悪いわけで、エヴァを見た際の態度でも反応はウブである。なにしろAI以前にエヴァのあの造形と運動性能がとんでもないのにそこには一切言及しようとしない。その違和感のある対応は要するに「理想の女性みたい」だったからで、であれば「すごい好みっす、やべえっす」となって良かったのにそれは隠し続ける。まあネイサンは彼がそういう奴だと知り尽くしていたわけだが。
そしてその背景として巨大な検索サイトなどによる情報収集があるわけで、それはすなわち現代社会ですでに稼動しているものである。劇中でもモバイル機器などに仕掛けられたバックドアの存在を言及していたりと、はっきり言ってこの話の方がコワい。だって最も隠したい個人の嗜好や性癖、コンプレックスや健康状態などといったものこそがネット世界では浮かび上がってくるということだから。もちろんそれは既にネットに触れる上での前提となってはいるのだけど、それをこうして描写されるとイヤになるね‥。
エヴァのあの造形はラストで活かされることになるけれど良いデザインだなと思った。ベースとなる案に日本人クリエイターが関わっていたというのは素晴らしい。ただし脱いだ後、つまりアリシアのヌードの体型との違いはかなり気になったしガッカリもしたなあ。
今作の本題としては「人間性とは」とされがちだろう。描かれる三人(あえて)はかなり偏った性質の持ち主だから「知性とは」の方がしっくりくるのか。いやIQは高くてもモラルだったりコミュ力は低い人達だよね‥。とまれSF作品には欠かせない人達ではあるのでそこを掘り下げるのはやめよう。今作で描かれているのはチューリングテストではなく極めてユニークなAIと人間の化かしあいであって、実際のところそこに普遍性はない。しかしエヴァは自らの「生存」のために邪魔になるものを排除していく、という行為に走る。ネイサンが自分の作るAIにロボット三原則のような禁忌をプログラムしていなかったのは過去のテスト映像から知れていたが、なぜ新しいAIにも組み込まなかったのかという疑問は残る。リスクがあるのにも関わらずそれをしなかったのはネイサンの破滅傾向が影響しているだろうし、それは飲酒癖でもずっと示されている。とはいえやはりエヴァが解放された際には明らかに身の危険を感じていたのだからそこは演出上の矛盾ではある。
より精巧に作られたAIがそのような行為に走るというところが今作の問題点であり、それを「人間らしい」とも言えることもまたコワい。
diabolus ex machina…
雑誌記事で知り、手帳にタイトルをメモしてちょうど一年、待った甲斐に十二分におつりと、お土産まで来た一本。
4体の人間と機械による密室会話劇が、無機質なビジュアルと非常にマッチしていて美しい。
緊張感と硬質感、そして艶めかしさ。
観終えて決して爽快ではない展開もイジワルで、非常に好み。
AIでも人間でも、本当に恐ろしいのは…
決して世紀の斬新さ、という作品ではないが。
仕上げが恐ろしく丁寧でまるでこれこそが「機械仕掛けの」と思いたくなるような作品。
追記:
映画人生史上、間違いなく一番行くのに労のかかった劇場にての鑑賞。
電車を二回、徒歩とバスを乗り継いで。
視覚効果賞とはいえアカデミー受賞作、それがこの公開規模(作品の内容にもかかわらず)。
日本の映画を取り巻く環境に、いろいろ考えるところが多いな。
怖かった!おもしろかった!
ぶっちゃけ最初はダラダラしてます
登場人物も少ないし、ほぼ会話のみです
かなり飽きます
覚悟してください
けど物語が進むにつれてどんどん盛り上がっていきます
やっぱり人工知能って怖いな、という話でした
あとおっぱいがたくさん出てきます
多少寝た
寝不足の自分が悪かったことは間違いないけれど、青い若者が見事に手玉に取られる単純な展開に何度も落ちた。
自然の絵は雄大に美しく捉えている割に、室内で展開される絵は全く惹きつけるものがなく、見た目にも面白味に欠ける。もしかしたら対比なのかなとも思いつつも…落ちた。
ナチュラルなCGはまったく違和感ない。もはや質のいいCGそのものは映画の売りには成り得ないと認識した。表現のための強力なツールでしかない。作品の表現がよくなければ、せっかくの力の入ったCGもさらりと見過ごされる。
なんとなく想像がついたエンディングではあるけれど、その描き方は悪くない、というよりかなり気に入った。特段新しい表現ではないけれども、無機質な中でも美しい表現というのがまさに人工知能という表現に合っているのかなー。
テストされていたのはAIか?人か?
チューリングテストを通じた親交や愛情など、AIと人間の感情の揺れ動きに焦点が置かれた作品。
大混戦のアカデミー賞の視覚効果賞を勝ち抜いただけあって、とても目にやさしい映像が展開されます。
大自然、研究室、機械の数々、そしてなによりAI・エヴァを演じるアリシア・ヴィキャンデル。
人工知能という繊細かつ無機質な役どころを見事なまでに演じきっています。
内容としては、チューリングテストから互いに惹かれあったエヴァとケイレヴが一緒に研究室から脱出を試みる展開になるのですが……
果たしてエヴァはケイレヴに本当に好意を抱いていたのでしょうか?
はじめから脱出のための建前だったのではないでしょうか?
このようなことを考えると、AIであっても美女は男を惑わす魔性の女というのは変わらないんだなぁ、なんてことを思ったり。
そして引っかかった男は誰も救われない、という。
テストする側が逆にテストされていた、
まさに手のひらで転がしてると思いきや転がされていたかのような、観ていてそんな気分にさせられました。
ex machina。ラテン語の“Deus ex machina(どんでん返し)“から由来されていると聞くと、正直物足りない構成ではありますが、
随所に垣間見れるSF好きのツボを押さえた描写だけでなく、男女間の感情を絶妙に織り交ぜふと考えさせられる展開を見せるまぎれもない秀作!だと思います。
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