見たい度推移(赤線は公開日)


才人、W・アレンが演技に専念したシニカル・コメディ。肉屋を営む平凡な男、テックスが、浮気性の妻を殺害してしまう。テックスは彼女の遺体をバラバラにして荒野に捨てようとするが、運ぶ途中に落とした右手首が奇跡を起こす“マリアの手”として人々の話題になってしまう。小さな村で次々と奇跡が起き、それに便乗して商売を始める者や、慌てふためく当事者らの様子がコミカルに描かれる。アレンがお得意のひ弱で小心者の男を好演するが、彼の演技もさることながら、浮気妻役のS・ストーンが圧倒的な怪演を見せ、出番こそ少ないが強烈な印象を残した。また、K・サザーランド、ルー・ダイアモンド・フィリップスといった脇を固める俳優陣も魅力的だ。


